いろいろ言う前に、考えることを教える
ドッグトレーニングでは様々な行動を犬たちに教えていきますが、ただ行動を教えるだけでなく、犬たちに考えることも教えていきます。
特に子犬の場合はどうしても人が口を出しがちですが、ちょっと待ってあげると、犬たちはちゃんと考えて答えを出すことが出来ます。
要は焦らないことと、いろいろ言い過ぎないこと。
さて、今日は子犬のO君のプライベートレッスンがありました。
生後3か月足らずのO君は当然まだ赤ちゃんですが、賢いことには変わり有りません。
今日はケージから出る方法を教えてあげることにしました。
一般的に、クレートやケージから犬を出そうとすると、犬が中で大興奮していることがよくあります。
しかし、興奮状態で開いた扉から飛び出すことを覚えてしまうと、様々なドアから出る際も飛び出すようになります。
玄関ドア、車のドア、施設のドアなどなど。
場合によってはその先に危険が待ち受けていることもあるので、ドアの通り抜け方を教えてあげることはとても大事です。
要は「いいよ」という合図をもらってから出ることを教えるわけです。
O君の場合も、ケージの扉に手をかけようとすると、中で跳んだり走り回ったりしています。
そこで、扉に手をかけたまま少し待ってみます。
すると、O君自分から座ってくれたので、すかさず褒めてあげてから扉を開けました。
この場合のご褒美は出ることなので、敢えてトリーツはあげません。
最初はこんな風だったO君ですが、
数回繰り返して練習しているうちに、座るまでの時間がどんどん早くなりました。
「オスワリ、オスワリ、オスワリ!」と連呼したり、「マテマテマテ!」と言うより、考えてもらった方がお互い無駄なストレスが軽減されますね。
子犬が自発的に座る様子をキャッチして、「オスワリ上手だねぇ」と褒めていくと、どんどん座る確率が高くなります。
飛びつきを「イケナイ!」と叱責するより、お互い気持ちよく暮らせますよ。
----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村
| 固定リンク
「ドッグトレーニング」カテゴリの記事
- 考える犬を育てる。(2024.12.01)
- トリガーをなくすのは時間がかかる(2024.11.30)
- 犬の吠えを考える(2024.11.28)
- 景色が変わると犬は混乱する(2024.11.26)
- JKCの競技会に参加してきました。(2024.11.24)
「犬との生活」カテゴリの記事
- お腹のはなし(2024.12.02)
- 考える犬を育てる。(2024.12.01)
- トリガーをなくすのは時間がかかる(2024.11.30)
- 犬の吠えを考える(2024.11.28)
- ドッグランが合う犬合わない犬(2024.11.27)
「ドッグライフアドバイス」カテゴリの記事
- 考える犬を育てる。(2024.12.01)
- トリガーをなくすのは時間がかかる(2024.11.30)
- 犬の吠えを考える(2024.11.28)
- ドッグランが合う犬合わない犬(2024.11.27)
- 景色が変わると犬は混乱する(2024.11.26)
「パピーレッスン」カテゴリの記事
- 考える犬を育てる。(2024.12.01)
- 子犬はチャレンジャー(2024.11.25)
- 苦手を減らすには。(2024.11.19)
- ぴょんぴょん跳ばないでもらうには。(2024.11.18)
- ハウスは安全(2024.11.17)
「犬のデイリートレーニング」カテゴリの記事
- 考える犬を育てる。(2024.12.01)
- トリガーをなくすのは時間がかかる(2024.11.30)
- 犬の吠えを考える(2024.11.28)
- 景色が変わると犬は混乱する(2024.11.26)
- 子犬はチャレンジャー(2024.11.25)
「パピートレーニング」カテゴリの記事
- 考える犬を育てる。(2024.12.01)
- 子犬はチャレンジャー(2024.11.25)
- クレート(ハウス)トレーニング(2024.11.23)
- ハウスは安全(2024.11.17)
- 子犬散歩(2024.11.16)
コメント