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2024年6月23日 (日)

いろいろ言う前に、考えることを教える

ドッグトレーニングでは様々な行動を犬たちに教えていきますが、ただ行動を教えるだけでなく、犬たちに考えることも教えていきます。

特に子犬の場合はどうしても人が口を出しがちですが、ちょっと待ってあげると、犬たちはちゃんと考えて答えを出すことが出来ます。
要は焦らないことと、いろいろ言い過ぎないこと。

さて、今日は子犬のO君のプライベートレッスンがありました。
生後3か月足らずのO君は当然まだ赤ちゃんですが、賢いことには変わり有りません。

今日はケージから出る方法を教えてあげることにしました。

一般的に、クレートやケージから犬を出そうとすると、犬が中で大興奮していることがよくあります。
しかし、興奮状態で開いた扉から飛び出すことを覚えてしまうと、様々なドアから出る際も飛び出すようになります。

玄関ドア、車のドア、施設のドアなどなど。
場合によってはその先に危険が待ち受けていることもあるので、ドアの通り抜け方を教えてあげることはとても大事です。

要は「いいよ」という合図をもらってから出ることを教えるわけです。

O君の場合も、ケージの扉に手をかけようとすると、中で跳んだり走り回ったりしています。
そこで、扉に手をかけたまま少し待ってみます。
すると、O君自分から座ってくれたので、すかさず褒めてあげてから扉を開けました。

202406232

この場合のご褒美は出ることなので、敢えてトリーツはあげません。

最初はこんな風だったO君ですが、

202406231

数回繰り返して練習しているうちに、座るまでの時間がどんどん早くなりました。

「オスワリ、オスワリ、オスワリ!」と連呼したり、「マテマテマテ!」と言うより、考えてもらった方がお互い無駄なストレスが軽減されますね。

子犬が自発的に座る様子をキャッチして、「オスワリ上手だねぇ」と褒めていくと、どんどん座る確率が高くなります。
飛びつきを「イケナイ!」と叱責するより、お互い気持ちよく暮らせますよ。

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