(子)犬への接し方は、その先のことも考えて。
愛犬は可愛い。
自明の理です。
可愛いのでついつい甘やかしたくなる。と言うのもよくわかります。
この場合の「甘やかす」とはどんなことでしょう。
愛犬の要求を全部のむ?
愛犬が何をしても笑って済ます?
恐らく、一生一貫性を持ってすべてを受け入れられるのであればどんどん甘やかしてもいいのかもしれませんが、十数年に渡る犬の一生の中で、受け入れられない可能性もあるのであれば、犬が混乱しないために、きちんとルールを作っておくことは大事なことです。
つまり、やって欲しくないことと、許容できることをきちんと伝えておくことです。
ルールは家庭によって異なるので、みんな同じでなくても構いませんが、白か黒かはきちんとわかりやすく教えてあげることが愛犬のためになります。
例えば「跳びつき」。
「この人はいいけど、あの人はダメ。」とか「普段着はいいけど、余所行きはダメ。」など、犬がわかりづらいことはどちらかに決めてあげた方が親切です。
よくあるのが、「古くなった靴下はおもちゃにしていいけど新しい靴下はダメ。」や、「古いタオルはいいけれど、現役のタオルはダメ。」のように、犬にとって区別がつけづらいのも同様です。
ダメなことは、最初からやらせないような環境設定をしてあげれば、大人になって急に始めることはほとんどありません。
臨機応変にやってくれればいいのですが、中にはちょっと頑固なタイプもいて、一度決めたことをなかなか変えてくれなかったりします。
これはトイレトレーニングでよくあることです。
一度散歩中外でトイレをするようになったら、家の中ではさせたくないという方が少なくありませんが、嵐の日でも外に連れて行かないと排泄をしてくれなかったり、体調が悪くて寝込んでいるときでも、外に連れ出さなければいけないというのは結構しんどいものです。
外でも中でも、トイレのキューでトイレが出来るようにしてあげられるとお互いいざというときに辛い思いをしなくて済みます。
我が家も25年ほど前に住んでいた家が庭付き一戸建てだったので、朝夕散歩と関係なく庭に出してやれば、いつでもトイレが出来たのですが、一時的に庭の無い賃貸住まいになったとき、家の中にトイレスペースを変更したら、3頭のうち1頭がなかなか折れてくれなくて時間がかかった経緯があります。
※引っ越し当時の我が家の犬たち
あとで困らないためにも、先を見越したルールを子犬の頃から教えておくと、犬も人もストレスレスな共同生活が送れるはずです。
もちろん子犬の頃はいろいろな事件が起きるので、その都度対応を迫られることもありますが、そんな中でも、上手にサポートしてあげられるといいですね。
さて、今日アシスタントの練習で、以前何度も繰り返して教えたことに対して大分理解が深まったと思ったら、今度はその行動に固執しすぎて、次に出されたキューが頭に入らなくなってしまうという変な行動が出始めました。
年齢を重ね日々変化するアシスタント。
どうやって冷静さを取り戻してもらいましょうか。
こちらも日々宿題を出されていているようで、安心してはいられませんね。
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