重要なのは声掛けのタイミング
ポジティブであってもネガティブであっても他犬反応がある犬とのお散歩は結構大変です。
小型犬であれば、リードで止めることは難しくありませんし、最悪抱き上げるという選択肢もあります。
これは抱き上げること推奨しているわけではありませんが、万が一相手の犬に突進してしまう場合、Uターン出来ない状況であれば抱き上げる方法もあるということです。
しかし、中・大型犬の場合は、力に負けて引きずられたり、場合によってはハンドラ―が怪我をすることもあるので、軽く考えるわけにはいきません。
よく、他犬反応する犬を見て、「かわいそうね。」とか「社会化不足よね」といった上から目線の言葉を投げかける人がいます。
犬の性格や気質は持って生まれた部分も大きいので、同じような社会化のプロセスを行ったとしても、うまく行くとは限りませんし、その過程で何がしかのトラウマを持ってしまうと、ネガティブな過剰反応がなかなか消えなかったりします。
自分の犬が吠えてしまうことを知っている飼主さんの中には、とても気を遣っている人がいます。
ある意味肩身の狭い思いとも言えます。
先日の散歩中、道路の向かいから歩いて来た女性。
カートには2頭の小型犬が乗っているのがこちらからも見えました。
アシスタントは無関心ですが、見習いはポジティブに行きたがるので、距離をとって落ち着いた状態を維持することが欠かせません。
2頭を左側に付けて歩いていると、女性は電柱の陰に隠れるように止まりました。
こちらは知らん顔で通り過ぎることにします。
そこで、見習いが気づく前から声をかけて、こちらを見たら褒めてトリーツをあげていたら、気づいても大興奮に至らず、こちらの声が耳に届いていました。
しかし相手の小型犬が吠え始めると、やはり足がバタつきました。
吠えなかったのは褒めたいところ。
毎日、少しずつ「平常心」を教えて来た成果が少しは出ているのでしょう。
今日の練習中も視界に犬が入った時、一瞬緊張が走った見習いでしたが、早めの声掛けで吠えは回避できました。
吠えてしまってから「イケナイ!」とか「違うよ(我が家の場合)」と言う声掛けはやはりあまり響きません。
もちろん、体罰方式を使っているのであれば、犬はびっくりして一瞬その行動をやめる可能性がありますが、そこで学べたわけではありません
もし、そこで犬が二度と吠えなくなったとしたら、場合によっては犬が大きなトラウマを持ってしまったかもしれないと思った方がいいでしょう。
叱らなくても犬が学べる環境設定が大事ですね。
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