« 重要なのは声掛けのタイミング | トップページ | 都合のいい犬はなかなかいない »

2024年6月28日 (金)

「出せ(離せ)」を教える

リソースガーディングが無い犬でも、咥えているおもちゃを離すのが苦手な犬は少なくありません。

引っ張りっこのおもちゃに限らず、投げたボールやディスクを取ってきてくれた時、離してくれないと遊びが終わってしまうのに、なかなか離してくれない愛犬からおもちゃをもらうにはどうすればいいのか。
咥えたまま唸っている犬を叱るのか。

恐らく古典的なしつけの方法であれば、咥えた犬の顎を抑えて、無理矢理取り出すことなどもあったでしょう。
しかし、それでは遊びは楽しくなくなってしまいます。

では、どうすればいいのでしょうか。

要は犬が離したい気持ちを作ってあげることです。
つまり、犬が口を開けたくなる状況を作ってあげることです。

今日はLさんのプライベートレッスンで、お好みのおもちゃを口から離してもらう方法を練習していただきました。

202406281

キューは「Drop」

「Drop」イコール咥えている物を離すという関連付けが出来れば、咥えて欲しくないものを咥えたときも「Drop」のキューで回収することが出来ます。

犬の気持ちづくり、大切ですね。

因みに、オビディエンス(服従訓練含む)競技の課題には「持来(持ってこい)」があります。
持ってきたものをキューで出してもらうこの課題は、単に競技だからやるものというのではなく、犬に「出せ」を教える日常的なマナートレーニングにも繋がっています。

WanByWanでは、Force Free / Fear Free (強制や恐怖を与えない)トレーニング法で愛犬とのコミュニケーション力をアップするお手伝いをしています。
お気軽にお問合せ下さい。
----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

|

« 重要なのは声掛けのタイミング | トップページ | 都合のいい犬はなかなかいない »

ドッグトレーニング」カテゴリの記事

犬との生活」カテゴリの記事

ドッグライフアドバイス」カテゴリの記事

犬のデイリートレーニング」カテゴリの記事

犬の学習理論」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 重要なのは声掛けのタイミング | トップページ | 都合のいい犬はなかなかいない »