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2024年5月 9日 (木)

見たっていいんです。

他犬に対して過剰に反応する犬は少なくありません。

過剰反応の理由は、相手に近づきたいというポジティブな興奮と、相手に近寄って欲しくないというネガティブな感情、そして、とりあえず自分で確認しないと気が済まないきもちなどがあげられます。

いずれにしても、心穏やかにすれ違い出来るレベルではなく、突進しようとしたり、吠えかかったり、激しく威嚇したりと、個体や状況によって様々です。

理由がみんな違うので、対処法も異なるため、犬の様子を見ながらサポートしていかなければいけません。

我が家の見習いは、ポジティブに突進していくタイプですが、トレーニングの成果か、とりあえず距離を取ってやって欲しい行動(フセやオスワリ)をお願いすれば、聞こえるレベルにはなりました。

しかし、練習中に視界に犬が入ると、一声吠えたり行こうとしたりするので、今日は公園で、パピーの頃のように、落ち着く練習をやりました。

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方法としては、他犬と距離が取れる場所で、他犬が視界に入っても落ち着いていられたら褒めるというもの。

この場合、他犬を見せないようにする必要はありません。
近づいてから急に視界に入った方がびっくりしてしまうので、犬が行きかう状況を冷静に観察していられればOKです。

以前は過剰反応する犬には他犬を見せないようにするという方法もよく取られていたようですが、私は、練習においては、距離をきちんと取った状態で、「見ること」を容認しています。

あまりに相手と距離が取れないような場所でのすれ違いに関しては話は別ですが、過剰反応しないための練習では、きちんと環境設定をしているので、他犬が視界に入っても冷静でいられることを強化していきます。

練習中、たまたまクライアントさんが通りかかり、私が挨拶をしようとすると、案の定見習いは大興奮して体をくねらせながらクライアントさんに向かって行こうとするので、
リードを止めて、「その勢いだと無理ね。」と立ち止まりました。

見習いは一生懸命オスワリをしたり、フセをしながら、許可を求めてくるので、少しずつ距離を縮めて、冷静に挨拶が出来るレベルになってからご挨拶。
でも、3秒ルールがあるので、ご挨拶が済んだら呼び戻して、戻ったことをきちんと褒めました。

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実はクライアントさんのワンコさんH君も興奮すると吠えてしまうので、見習いだけでなく、H君も一緒に興奮しないで挨拶ができるように、時間をかけていただきました。

都会の住宅街はなかなか相手との距離が取りづらく、ついつい興奮した状態で他犬をやり過ごさなければいけないシチュエーションになることもありますが、距離の取れる公園などを利用しながら、きもちづくりの練習をすることも大事ですね。

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