後肢の使い方観たことありますか?
四本足の犬たちの通常の動きは、前肢が前に繰り出していき、後肢がそれについて動くというのが一般的です。
つまり、特に何かない限り、犬は通常前進の動きをするということです。
中には勝手に後ろに下がる犬もいますが、きちんと教えない限り、上手に後肢を動かすことはなかなかできません。
ドッグダンスには様々なヒールポジションがあるため、ポジションのチェンジなどではどうしても後肢の緻密な動きが不可欠です。
いわゆる「ピボット(旋回)」と言われる、その場での回転系の動きにおいて後肢の独立した動きは欠かせません。
同様に、ラリーオビディエンス競技においても、後肢を上手に使わなければ課題をこなせないことがとても多いです。
例えば、その場の左90度回転や180度回転などは、犬がハンドラ―との位置関係を変えずにハンドラ―の動きに同調して動かなければいけないので後肢の動きは必須です。
画像は、見習いが左ヒールポジションからフロントポジションに移動するときの様子です。
胴が長い分、フロントポジションに綺麗に入ろうとすると、私より大分前に行ってからぐるっと回って来なければいけませんが、彼女は私の左側から顔(前肢)を私のフロント位置に移動してから後肢を旋回させて正面停座しています。
大したことではないように見えますが、無意識に後肢が上手に動かせるようになると、ドッグスポーツの動きがよくなるだけでなく、後肢自体の可動域も増えるので、身体の使い方のバランスもよくなり一石二鳥です。
愛犬がどんなふうに後肢を使っているか、たまに観てみるといいですよ。
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