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2024年5月

2024年5月31日 (金)

犬に余計な仕事をさせない

愛犬が外部からの不審者に対して家族を守ってくれるのはとても頼もしいものです。
体の大きさに関係なく、「自分の家族を守る!」という信念のもとに立ち向かっていってくれると、それはそれで嬉しいものですが、なかなか本当の不審者がやってくることはあまりなく、特に警備犬としてのトレーニングを受けていない犬たちは勝手に外部からやってくる人間を不審者と決めつけて吠えたり唸ったりすることが多いものです。

大概その手の犠牲になるのが郵便屋さんで、うるさいバイクで乗り付けてくる不審者の代名詞のように犬たちは目の敵にしていたものでした。

都会では、庭に放されている犬がさほど多くないせいか、敷地内に入ってくる郵便屋さんが被害を受けることは最近は大分少なくなったような気がしますが、それでもバイクの音に反応して吠える犬は少なくありません。

集合住宅も含め、「インターホンに吠える」タイプの犬たちは、インターホンが鳴ると、次に知らない人が家にやってくると予測して興奮するので、吠える行動に出やすくなります。

基本的には、吠える犬に対して大声をあげて叱ったところで、この行動は無くならないので、吠えなくてもいい方法で対処するというのが一般的です。
例えば、インターホンが鳴るとオヤツがハウスで沢山もらえる。といった感じです。

最初の一声は上がるかもしれませんが、ハウスでオヤツを食べている間に用が済めば、飼い主と一緒に玄関まで走って行って、来訪者が帰るまで吠え続けるという行動は出なくなります。

かつて庭の犬小屋で飼われていた犬たちには「番犬」としてのお仕事がありましたが、屋内飼育が多くなっている現状では、訪問者が訪れるたびに吠えるというのはある意味、人にとっても犬にとってもストレスなので、その仕事は減らしてあげるといいでしょう。

さて、今日はDさんの初レッスンがありました。
Dさんも、お家全体をガードしなければいけないという使命感に燃えていて、外部から人が来ると尋常ではありません。
帰るまでずっと興奮しています。
その状態ではトレーニングが出来ないので、初めは外でお会いすることにしました。

外で会うと、「あっ、オヤツをくれるオバサンだ。」といたって普通のDさん。
呼べば走って来るし、私の手からオヤツも食べてくれます。

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家の中とは全く態度が違います。

そこで、外で遊びを混ぜたトレーニングをしてから、一緒におうちに入らせていただくことにしました。

今回はお家に入っても急変することなく、とりあえず遊びに付き合って、一生懸命頭を使ってくれたDさん。
少しずつ余計なお仕事を減らしてあげられるといいですね。

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2024年5月30日 (木)

シニア犬にハウスを教える

皆さんご存知のように、犬はいくつになっても学習することが出来ます。
若犬の頃と違って、多少時間はかかりますが、経験値がプラスに作用すると、理解が速いというメリットもあります。

6年前、リングドッグ(ウェディングリングを運ぶ犬)のトレーニングを受けてくれたEさんのオーナー様からハウストレーニングを依頼されてお伺いしました。

※6年前の様子はこちら👇
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2018/11/e-d130.html


日常的な生活に大きな問題は無くても、ハウストレーニングが出来ている方が犬にとってのストレスも軽減されますし、安全の確保にも有効です。

お伺いする前にアドバイスさせていただいたようにハウスを用意してリビングに設置していただいたことで、Eさんは日常的に出たり入ったりしていたので、今回のハウストレーニングはとてもスムースに進みました。

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特に効果的だったのはお気に入りのトリーツトイ。
集中して遊んでくれるので、敢えてトリーツトイをハウスの中に入れたところ、無心にトリーツゲットにいそしんでくれました。

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中にドッグベッドを入れたことで、簡単にはトリーツがゲット出来ないようになったのも功を奏し、ハウスの滞在時間が増えました。

ハウスの中に入るか入らないかはEさんの選択です。
無理に入れなくても、自分で楽しいことが起きる場所と認識すると、入る頻度も上がってきました。

時折ハウスを閉めてみましたが、大騒ぎすることも無く、中で遊ぶ時間が増えました。

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少しずつ馴らしていきましょう。
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2024年5月29日 (水)

クライテリアは明確に

先日、見習いに前々ポジションを教えていることを書きました。
前を向いていることに大分慣れてきたところで、今度は前に送り出して前を向いて立つことを教えています。

しかし、ここで問題なのは、見習いはすでにオビディエンス競技で、前方に走って行って行った後、私のキューで止まって振り返ることを知っているということです。

つまり、前方に送り出した後は振り返ることまでが一つのシークエンスになっているので、前を向いたまま止まって立っていられるようになるには、見習いを混乱させないように行動を教えていかなければいけません。

ただ前を向いて立つだけでなく、自分で前進したあと、キューで前を向いたままの立止。

そこで、前に送り出すキューを、オビディエンスの「前進」のキューとは異なるものに変えて教えています。

果たして、弁別できるようになるでしょうか。

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ポイントは、エラーが出ないように強化頻度をあげることだけでなく、犬が自分で正解を導き出す考える力を育てることも大事。

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2024年5月28日 (火)

愛犬が唸ったら

犬の感情表現にはいくつかの方法があります。

吠える
啼く
しゃべる(吠えるまでいかない声)
唸る
ボディランゲージ

ボディランゲージには、犬の表情や体の動き、尻尾の動きなど様々な表現がありますが、細かく確認されたければ、LILI CHINさんの書かれた「DOGGIE Language」という本をご覧になると、イラスト付きで分かりやすいでしょう。

「吠える」理由は様々あるということはいつも書いています。
「啼く」ときには、いろいろなストレスがかかっていて、不安を感じているときなど。
「しゃべる」ときは、大きなストレスにはなっていなくても、感情が口をついて出てしまったときと、見習いを観察しながら個人的に考察しています。

では、「唸る」ときはどんなときでしょう。

犬は人との遊びの中で唸ることがあります。
おもちゃを介して遊んでいるとき、興奮して声が出てしまうというときです。
しかし、一番注意しなければいけないのは、「恐怖」と「警告」です。

「恐怖」を感じたときに唸った犬を放っておくと、次に同じことが起きたときは「噛む」可能性があります。
唸ることで感情を表してくれればまだ対処の方法がありますが、無視していると、突然「噛む」行動をとることがあるので注意が必要です。

「警告」も同様ですが、「警告」は時に続けて「噛む」行動に移ることがあるので、そもそも近寄らなければいいだけです。
他人の犬であれば、唸られたら距離を取るのが一番ですが、自分の犬の場合どうすればいいのでしょうか。

まずやらなければいけないのは、理由を考えること。
犬が怖がっているのか、犬は攻撃しようとしているのか。

なんらかの精神疾患を患っていない限り、可愛い愛犬が突然攻撃を仕掛けてくることはありません。
通常は何かしら犬に取って嫌なことをハンドラ―がしようとして唸るケースが多いものです。
その場合、犬が嫌がっていることを理解して、犬が嫌がらなくても直面できるような環境設定などを工夫して接することが重要です。
当然「大丈夫」になるまでは時間がかかりるので忍耐が必要です。
「犬なんだから自分の言うことを聞いて当たり前」と力でねじ伏せて問題ない犬もいれば、状況が悪化することもあるので要注意です。

一方「警告」に関しては、ちょっとした犬の勘違いから発生することが少なくありません。
よくあるのが「リソースガーディング」です。

「リソースガーディング」についても何度か書いていますが、犬の勘違いから犬の行動に変化が生じて起こるものです。
つまり、家全体を守らなければいけないと余計な使命感にかられて、家族も含めて、家の中全体をガードしようとするものです。
ガードするものは、食べ物やおもちゃなどに限りません。
犬が普段生活している「エリア」、犬に取って重要な「人」など、犬が「自分の物」と思っている物がすべて対象になります。
飼い主さんやお気に入りのソファなども同様です。

そんな勘違いをさせないためには、日常的に犬が生活するスペースを制限して、いい方は悪いかも知れませんが、いろいろな行動を許可制にすることです。

例えば、「ソファに乗ってもいい?」とお伺いを立ててくれるくらい。
そうでないと、「今ボクがソファでくつろいでいるから、他の人は勝手に使うなよ。」という思考が当たり前になってしまうからです。

犬にとって安心できる安全なスペースを提供することは問題ありませんが、犬に家をすべて明け渡してしまうことはお勧めできません。

明け渡されても、どの犬もリソースガーディングが出るわけではありませんが、リスク管理は重要です。

あとから、こんなはずじゃなかったとならないように、愛犬と話し合って折り合いをつけていかれるといいですね。


さて、我が家のアシスタントは私のベッドで寝ています。
と言っても足元の方ですが、寝返りを打っても特にどかないし、寝ぼけて蹴ってしまっても怒りません。
暑くなれば勝手に下りて自分のハウスに行って寝ています。

一方ベッドが狭いこともあり、見習いはベッドに乗せていません。
アシスタントが乗っているのを見て、小さいころは自分も乗ろうとしていましたが、ドッグベッドとハウスが用意してあるので、そっちで寝るように言い続けていたら、そういうものだと理解し、一度もベッドに乗ってきたことはありません。

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習慣を変えることは時間がかかりますが、初めからそういうものだと教えておくと、お互いストレスが軽減されますね。

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2024年5月27日 (月)

行動を教えるときは細かいステップで。

ドッグダンスのトリックでは、ハンドラ―と犬とが視線を合わせない位置関係にいることがよくあります。
オビディエンス競技においても、基本的にはヒールワークでは視線を合わせません。
ヒールワーク中犬を見てしまうとペナルティになります。
どんなサイズの犬であっても、ハンドラ―が犬を見ようとするとどうしても首を動かすことになり、体符と取られてしまうからです。

ドッグダンスでは視線をあわせても問題になりませんが、視線を合わせないで動くムーヴやトリックは評価が高くなります。
難易度が高いからです。


今見習いに前々ポジション(ハンドラーの前で犬がハンドラ―と同じように前を向いているポジション)を教えています。
実は前回のドッグダンスイベントで見習いとグループダンスを踊りましたが、その最初のポージングが前々ポジションでした。
しかし、次のキューが出る前に動き出してしまい、振り付けがグダグダになってしまいました。
ということで、見習いのポジション強化練習。

初めは見習いに伏せてもらい、私がその後ろに立っている状態に馴らしました。

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その時、見習いの顔が前方を向いているように教えていきます。
顔が前を向いているときにクリッカーを鳴らしながら、褒めてトリーツを渡していきます。

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今ここで教えたいことは、前々ポジションで前を向いていること。

この意味がわかったら、「フセ」以外の姿勢でも出来るようにすること。
前々ポジションに自分から入れるようにすること。
前々ポジションのまま前進すること。などなど、いろいろ広げていきますが、最初から全部は出来ないので、ひとつずつ教えることが大事ですね。

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2024年5月26日 (日)

犬と遊ぶ

仕事でクライアントさんのお宅を訪問するとき、必ずお聞きするのが、「いつも〇〇ちゃんとどうやって遊んでいますか?」というもの。

以前は、「遊ぶ」という概念すらなかった方が多かったのですが、最近はいろいろ工夫して遊んでいらっしゃいます。

実はかくいう私も、40年近く前に一緒に暮らした大型犬と特に「遊ぶ」ということをしたことがありませんでしたが、ボーダー・コリーを初めて迎えてからは、犬と遊ぶことはなんと楽しいことなのかと知った次第です。

犬たちは本来勝手に遊びます。
犬たちにとっておもしろいものはみんな遊びになりますが、人にとって許容できるものと出来ないものがあるのと、出来れば一人遊びだけではなく、人と一緒に遊ぶことで人とのコミュニケーションが深まればお互いをよく知るきっかけにもなるので、「一緒に遊ぶ遊び」がおすすめです。

そのためには、押しつけにならず、犬が自ら興味を持って参加できるようにサポートしていくことが大事ですね。


さて、今日午前中のレッスンでは、Yさんが初めてのおもちゃで私と遊んでくれました。

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おもちゃを出してくれたらまたすぐ渡すことで、Yさんのリソースガーディングが出づらい状況にしていきます。
遊びを終わらせるときも工夫が必要です。

午後のレッスンではお子様たちが初めて参加してくださったので、遊んでいるとよく噛まれるとおっしゃっていた息子さんとの遊びを観察。

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どうやれば楽しい遊びが持続できるのか。そんなところをアドバイスさせていただきました。

犬が「もっと遊んで♪」と来てくれる関係になれるといいですね。

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2024年5月25日 (土)

2024年9月WanByWan主催3Daysイベントのご案内

2024920日(金)から22日(土)まで恒例のWanByWan 3Daysイベント開催します。
詳細は以下の通りです。

①9
20日(金)ワークショップ
②9
21日(土)第14回ドッグダンスリハーサルショウ
③9
22日(日)WCRL規定ラリーオビディエンストライアル

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🍀9
月20日(金)ワークショップ

概要:ドッグスポーツを成功に導くドッグトレーニングメソッド
愛犬とドッグスポーツを楽しむためには、愛犬にハンドラー(飼い主)との作業を楽しんでもらうための関係性づくりから、愛犬に行動を伝える技術、メンタルも含め愛犬をサポートしていくためのハンドラ―のスキルが不可欠です。
以下のような課題をベースにグループワークショップ中で、今後のレベルアップのためのヒントをお持ち帰りください。

・犬の作業意欲(集中力)をあげる
・犬のスキルをあげる
・ハンドラ―のスキルをあげる
etc

参加犬の年齢:生後6か月以上
募集組数:15ペア 
参加費:11,000
見学(若干):5,500

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🍀 9月21日(土)ドッグダンスリハーサルショウ

2
タイプ(6分間・10分間)の持ち時間を自由に使って練習及び演技ができます。
時間内であればルーティンを踊られてもパーツの練習をされても構いません。
音楽をかけながら馴致したり遊んでいただいても構いません。
持ち時間をご自由にお使いください。(持ち時間全てを利用される必要はありません。愛犬の状態を確認しながらご利用下さい)
お一人で多数枠にエントリーされても構いません。
ドッグダンスのカテゴリーは、FS(フリースタイル)・HTM(ヒールワークトゥミュージック)・その他です。
FS
およびHTMFCIルールでコメントさせていただきます。

定員:50ペア
コメントあり、表彰あり。
リンクスペース:約20m(横)x18m(奥行)
ルーティンタイム:4分以内
ビデオコンペなどに利用されることも可能
モチベーターの利用可。

参加費:6,000円(持ち時間6分)、10,000円(持ち時間10分)

コメンテイター:
WanByWan
代表:三井惇
CPDT-KA
ドッグトレーナー、JKC公認訓練士
2016
年ドッグダンスの解説本「ニコルとドッグダンス」を出版


🍀 9
月22日(日)WCRL規定ラリーオビディエンストライアル

WCRL
規定の正式競技です。
クラス:Level 1A1B2A2B3A3B、ベテランA、ベテランB

参加費:6,000
WCRL
登録費:6,500円(登録はご自身でWCRLのホームページから行うことも可能です。犬の登録が出来ていないと、競技結果が反映されません。)

ジャッジ:
川端千賀子氏(WCRL公認ジャッジ)
三井 惇 (WCRL 公認ジャッジ)

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ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンストライアルの参加費のほかに、woofの施設利用料金と弁当代が別途かかります。(ドッグラン内に個人的に飲食物を持ち込むことはできませんので、ご参加の方はお弁当をご注文下さい)
参加人数が最低人数を超えた場合はwoofの施設利用料金が団体割引の対象となる場合もあります。
※woof
にご宿泊の場合はご自身でご予約ください。
--------------------------------

🍀
お申し込み方法
下記の内容をそれぞれご入力のうえ、メールでお申し込みください。

【件名】WBWイベント申し込み

お申込み開始:2024615日(土)20:00
お申込み締切:2024831日(土) 
定員になった場合、締切日より早く締め切る可能性があります。 

ワークショップ 参加・見学(どちらか残してください)
1.
参加者のお名前(フリガナ)
2.
参加の場合のパートナーの名前(フリガナ)
3.
参加犬の犬種・性別・年齢
4.
メールアドレス(PCからのメールが受信できるアドレス)
5.
お弁当の数
6.woof
ご入場者数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬
7.woof
ご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬
8.
参加者のご住所とお電話番号
9.現在愛犬とドッグスポーツを楽しむために、抱えている問題があればご記入下さい。

リハーサルショウ
1.
エントリーのご希望
6分タイプ(FSHTM/その他)
10分タイプ(FSHTM/その他)
FS
あるいはHTMのカテゴリー分けをされている場合はFCI規定に沿ってコメントさせていただきます。
2.
ハンドラーのお名前(フリガナ)
3.
パートナーのお名前(フリガナ) 犬種 性別 年齢(開催時)
4.
メールアドレス(PCからのメールが受信できるアドレス) 
5.
曲名(フリガナ)および 曲の長さ (決まっている場合)
6.
お弁当の数
7.woof
ご入場者数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬
8.woof
ご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬
9.
参加者のご住所とご連絡先

◆WCRL規定ラリーオビディエンストライアル
WCRL
あるいはUSDAA登録:
済んでいる(犬の登録番号:      )
済んでいない:同時登録を希望する(6,500円) / 自分でする
2.
ハンドラー名(漢字/アルファベット):
3.
パートナーの名前(アルファベット)
4.
犬種および性別:
5.
犬の生年月日:
6.
犬の体高(肩の位置で):
7.
参加クラス:
LEVEL1A
LEVEL1BLEVEL2ALEVEL2BLEVEL3ALEVEL3B、ベテランA、ベテランB
参加クラスについては詳細をご確認の上、対象クラスのみ残してください。
8.
参加者のご住所ご連絡先:
9.
課目修正申請がある場合は以下にお書きください。
例:ハードルの高さを〇〇センチにしてほしい。
10.
お弁当の数
11.woof
ご入場者数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬
12.woof
ご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬

<リハーサルショウのルール>
・リンクに入りましたら音響チェックをお願いします。
・小道具の設置・撤去は持ち時間に含まれます(場合によって残り時間をご案内します)
・音楽のスタートは、手をあげて合図してください。
・パートナーは首輪(1つ)以外は禁止(皮膚トラブルや寒さ対策等の目的での衣類着用は可、受付時にお伝えください)
・リンク内での排泄を防止するため、出来る限り演技前に排泄を済ませるようにお願いします。万が一排泄してしまった場合は速やかに清掃いたしますが、清掃時間は持ち時間に含まれる場合があります。
・リハーサルショウの見学は自由ですので、ご同伴者もインドアドッグランに入場可能です。ただし、お弁当や団体割引のためにはお名前等のお申し出が必要です。

<イベント中禁止事項>
・チョークチェーン、スパイクチェーンの使用
・ドッグダンス演技中パートナーに振付以外で触ること。(演技以外で褒めたりするのは構いません)
・パートナーの動きを強制したり、パートナーを罵倒するなどの行為。

<一般注意事項>
ドッグダンスの曲は編集の上当日CDでご持参ください。必ず複数の音源で再生できるかどうかの確認をお願いします。
ヒート中の犬・または終了して2週間以内の犬はwoofの規定上ご参加ができません。
お申込み受付後にヒートや体調不良で該当犬が参加出来ない場合、犬を替えての参加は可能です。
お申込みメール受信後はキャンセルフィが発生しますが、ご都合が悪くなった場合はお早めにご連絡下さい。
キャンセル時のwoofの施設利用料金はかかりませんが、宿泊に関しましてはwoofの規定でキャンセルフィがかかる場合がありますのでご確認ください。
荒天等で開催が不可能となった場合は必要経費を除いて一部返金できる場合があります。
演技中の写真および動画の撮影は演技者の許可を得てから行ってください。
イベント中の写真はブログやSNSなどに掲載させて頂く場合があることをご了承ください。
他の参加者の演技中に過度の吠えなどがある場合はご退場頂く場合があります。
会場内での犬の待機はクレート内でお願いします。
会場内での、犬同士、参加者同士のトラブルは、当事者で話し合いのうえ、双方の責任のもと解決してください。主催者は責任を負いません。
当日の欠席連絡はmitsuiアットマークwanbywan.comまでお願いします。
ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンスは参加者が催行最低人数に達しない場合は、開催を中止する場合があります。その場合は事前にお知らせします。

ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンスのお申し込み先:
info
アットマークwanbywan.com(アットマークを@に変えてください)

皆様のご参加心よりお待ちしております。

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2024年5月24日 (金)

練習は端折らない

以前、日常の散歩は練習ではなく本番だと書きました。
つまり、散歩中に遭遇する様々な物やことに過剰に反応してしまう犬の場合、散歩に出るたびに何が出てくるかわからないので、ハンドラ―も犬も緊張してしまい、練習ではなく本番が続いている状態になるということです。

では、練習はどうやればいいのかと言うと、ある程度コントロールできる環境下で、遭遇の刺激を低く設定して少しずつ馴らしていくという方法が必要になります。

もちろん、場合によっては洪水法(Flooding)と言うのもありますが、基本的にはリスクが高いのでほとんどやりません。

特に犬に対して過剰反応する犬の場合は、わざわざダミー犬(犬に過剰反応しないデモ犬)を使って、他犬がいることに過剰に反応しなくてもいられるような気持ちづくりをするという方法(BAT:Behavior Adjustment Treatment)も推奨されていますが、なかなか都会の街中では設定するのが難しいのが現状です。
そこで、私は広い公園内に設置されたドッグランの周りなどを使って練習したりしています。

さて、今日はシッティング中のHさんと、朝の駅前で社会化練習を行いました。

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道端で他犬と遭遇すると、なかなか平常心でスルー出来ないHさん。
今回の場所は、通路から少し離れた商業施設前のオープンスペース。
犬もたまにしか通らないのですが、今日は30分間に9頭通過。

Hさんは食べることが好きなので、犬が視界に入るとトリーツが出ると刷り込むことから始めています。
吠えるよりトリーツをもらった方がいいと学習するまで続けていかなければいけません。
一度ついてしまった習慣を治すのは、その習慣を続けてきた期間よりも何倍もかかることもあります。
根気は不可欠ですね。

同様に今朝の見習いは、いつも練習するエリアに行っても、興奮しないで休んでいる練習。

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因みに私は見習いに何のキューも出していません。
ただ、ボーッと座っているだけですが、見習いは練習したくて仕方が無いので、私への集中がなかなか外れません。

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しばらくして、ようやく自分のペースで周囲を確認するようになりました。

オンとオフを理解してもらうためにはこういう時間も大事ですね。

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2024年5月23日 (木)

客観的に観ることの重要性

仕事柄、クライアントさんとその愛犬たちの様子を拝見して、いろいろアドバイスさせていただいていますが、実際自分の動きはどうなんだろうと、自分の練習風景を自撮りして確認するようにしています。

犬を見ないで作業することが多いので、もともとは犬の動きがちゃんと出来ているのかの確認でしたが、あるとき自分の姿勢も気になりはじめ、出来るだけニュートラルな姿勢でいる練習のためにも録画しているわけです。
しかし、時には自分の動画を観ながら、「今褒めるときでしょ!」と口走ってしまったり、「いつまでそれやってるの?」と呟いてみたりと、いろいろ思うところがあります。

アシスタントや見習いとワークショップやセミナーに参加するのも同様です。
客観的に観てもらうことがとても重要だからです。
出来ていると思っていたら、そうでなかったというのはよくあることです。

プロだから出来て当たり前。と言われてしまえばそれまでですが、なかなか自分の動きを客観的に観るのは難しいもの。
さらに犬が変われば教え方も変えていかなければいけないので、第三者のご意見は大変有難くいただいています。

犬の成長を妨げているのは、犬の学びの問題ではなく、ハンドラ―が自分の犬のレベルをきちんと把握できていないことから始まります。
そういう意味でも、他人に指摘してもらえるのは大変有難いこと。

昨日も書きましたが、「家では出来るのに、外では出来ない。」と言うのは、ある意味犬の問題と言うよりも、ハンドラ―側の認識不足によるサポート不足とも言えます。

何が出来て何が出来ないのか。
何を理解していて、何がまだわかっていないのか。
きちんと犬を観ることが重要ですね。

さて、今日は練習前にウォーミングアップで犬たちと遊びました。

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※この遊びではオモチャは使っていません。私が走って犬が追いかけたり、逆転したりしながら遊んでいます。

いつもの練習場所であれば、ウォーミングアップが無くても、すぐトレーニングモードに入ってくれる犬たちですが、そもそもトレーニングも犬にとっては遊びの一環。
楽しい気持ちからスタートしてみました。

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2024年5月22日 (水)

なんで出来ないの?

ちゃんと教えたはずなのに、キューを出してもやってくれない。
じゃぁ、オヤツを見せたら?
やっぱり、やってくれない。
なんで?

そんな時は、周りの環境をよく観てみましょう。

気になるものがあると、犬も「心ここにあらず」となるわけで、お願いしてもやってくれないことはよくある話です。
特にオヤツがあっても出来ないときは、オヤツが刺激に負けてしまっているからです。
強い刺激はオヤツも叶わないときがあります。

よくある話は、「家では出来るのに、外では出来ない。」というもの。

家の中は気になるものが無い馴れた場所なので、ちゃんと飼い主の声が耳に入るものの、散歩の途中など外だと全然やってくれないというもの。

いつでも、どこでも、飼い主の声が耳に届く練習をしておくといいでしょう。

さて、今日の朝練は子供たちがサッカーをやっている運動場の横。
子供の声やボールの音は全く気にしない見習いですが、子供たちが学校に行った後に入ってきた犬には反応マックス。

気になるものには、好きなものと嫌いなもの両方あります。
今日の見習の場合は、好きなもの。

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特にディスクを追いかけて走っている犬は見習いにとっては大好物。

そんな環境でも、落ち着いて作業ができるようになるまでには、まだまだ時間がかかりそうですね。

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2024年5月21日 (火)

「こらっ!」と叱る前に

我が家の犬たち、あまり叱るというシチュエーションがありません。
ただ、「叱る」というのがどういうレベルなのかは、家庭ごとに違うので何とも言えませんが、一般的に言われているような叱り方はしていないということです。

つまり、悪戯をしたから、トイレを失敗したから、甘噛みをしたから、おもちゃを取ろうとしたらちょっと「ウゥッ」と言ってみたという犬たちを相手に、身体を持ち上げてひっくり返して、グーの根も出ないほど、抑えつけたり、マズルを掴んで「キャン」と言うまで強く握るといったことです。

ではどうするのか。
「ふ~ん、そんなことするんだ」と行動を観察しながら、そのような状況が起こらないような環境設定を考えたり、それでも変なことをしてしまうときは、「それは違うよね。」と伝えるとともに、どうしたらいいのか考えてもらうようにしています。

もちろん命に関わるような場合は「危ない!」と多少きつめに言葉を発することはありますが、体罰は一切ありません。

いずれにしても、犬の行動自体が、人間とは違う思考回路で動いているので、それを理解して予防策を取ることで、叱るシチュエーションは大分減らすことが出来るというわけです。

例えば「吠える」。
一般的に「無駄吠え」と言われてしまいますが、犬の吠えは意味があって無駄に吠えているわけではありません。
もちろん、反射的に声がでることもあります。
人間で言うところの、「あ!びっくりした!」などです。

理由はどんなときでしょうか。
・たいくつしているとき。
・興奮しているとき。
・恐怖を感じたとき。
・警戒しているとき。
・環境が変化したとき。
・他犬が視界に入ったとき。
などなど様々です。

理由がある場合には、その理由を無くすか、吠えない方がいいということを教えていくのがいわゆる報酬ベースのトレーニングです。
吠えたからといって体罰を与えるものではありません。

何かを追いかける行動は、そもそも犬が生まれ持った狩猟本能です。
追いかけて欲しくないものは、追いかけ行動が出る前から馴らしていくことで出さなくすることもできますし、追いかけてもいいもの(おもちゃなど)で代用することで、人との遊びを優先的にやってくれるようになります。

人生のパートナーであり、可愛い子供であり、可愛い犬である犬たちは、やっぱり犬であるということを忘れてはいけません。
人の気持ちを一方的に押し付けてはいけませんね。

さて、アシスタントと見習いは前肢を触られるのはあまりお好きでは無いので、お手お代わりを教えるときは前肢を握らないで、私の手の平に乗せるように教えました。
掴まれるのは誰でもあまり好きではありませんね。
そもそも、お手やお代わりを教える意義がどこにあるのかと言われれば、ウチの場合は足を拭くときや、ダンスのトリックとして使うときです。
そうでなければ、別に必須のトレーニングではありませんので、その辺りも無理強いしないように。

今日は見習いに立止の状態で前肢をあげる練習。

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手のひらが無いとまだまだ上げてくれませんが、無くてもあげられるように少しずつ教えていきます。

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2024年5月20日 (月)

筋力アップは犬も大事

今日は見習いのバランスエクセサイズの日でした。

もともと跳躍力がある体形を兼ね備えた見習いは、何も言わなくても跳べる筋力を持ち合わせていますが、逆に内転筋が無いので、安定感がありません。
ただでさえ後肢が長いワーキングタイプの体形は、走ったり跳んだりする能力には長けていますが、制動性が弱点とも言えます。

内転筋は黙っていても増えるわけでは無いので、どうしてもサポートしていく必要があります。
人間のように、意識して腹筋を鍛えたりすることが出来ないので当然ですね。

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というわけで、今日も先生に教わりながら頑張る見習いですが、いつもは先生とお話をしていると、急に席を立っておもちゃ箱に走って行くのを見越されたのか、今日はおもちゃが片づけてありました。
それでも、何度かいつもある場所に見に行っては残念そうに戻ってくる見習い。

真面目にやりましょうね。

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2024年5月19日 (日)

犬に必要な心地いい疲労感とは。

「疲れた犬はいい犬」という海外のことわざがあります。
つまり、十分な疲労感を感じて、心も体も満たされた犬は落ち着いてぐっすり寝てくれるから、飼い主にとっても嬉しいということです。

家の中で大暴れしたり、悪戯をさせないためには疲れさせればいいと言うことになるわけですが、実は単に体を使わせるだけでは足りません。
頭を使ってもらうことも重要です。

プライベートレッスンにお伺いして、ご愛犬のトレーニングを行う場合、間に飼い主様とお話する時間も取っていても、レッスンが終わるころには、自分からハウスでぐっすりということがよくあります。

外から他人(私)が来ていろいろお願いされたり、頭を使ったりすることが、犬を適度に疲れさせる結果になるわけですね。

子犬はそもそも元気ですが、犬種によって、あるいは個体によって、その元気度は違います。
子犬が大人しかったら病気を疑った方がいいくらいですから、元気があるのはいい証拠。

しかし、むやみに家の中を荒らされないためには、きちんと子犬と向き合って、人と一緒に遊ぶ楽しさ、学ぶ楽しさを教えていくことが長い目で見たときに重要になってきます。

よく、元気が良すぎるからと、ボールを投げて犬に取って来させるマシンのようになっている人がいます。
犬は喜んで取りに行きますが、投げられたものを全速力で追いかけていくのはある意味「強制」されている状態とも言えます。
犬は「追いかけて行かないではいられない気持ち」になるからです。
子犬はまだ体が出来ていないので、やりすぎは禁物ですね。

また、犬とのお出かけは楽しいものですが、いろいろなところに連れて行けば多くの刺激を受けて犬も疲れてしまうことがあります。
疲れて寝てしまっていると、ついつい「いい犬」と勘違いしてしまいますが、心地よい疲労感と、ぐったりした疲労は違うので、あまり負荷をかけ過ぎないことも大事です。
犬も毎日連れ出されれば、疲れから免疫が下がってお腹の調子が悪くなることもあるでしょう。
注意が必要ですね。

要は飼主との関係性を深めながら楽しい時間を過ごすことがポイントです。
そのためには、ボールなどのオモチャを好きになるだけでなく、オモチャを介して飼い主と遊ぶことが楽しいと思ってもらえることが不可欠です。

以前我が家でお預かりした子犬のNちゃん。
海外のオーナー様の元に旅立つ前に、遊びと基本のキューを覚えてもらったのですが、オモチャの引っ張りっこを楽しんでくれると共に、自分からオモチャを私のところに持ってきてくれるほど遊び好きになってくれました。

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犬種やサイズは関係なく、人との遊びを楽しめる犬に育ってくれると嬉しいですね。

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2024年5月18日 (土)

犬暮らしのリスクとその対処法

「犬を飼いたい」「犬と暮したい」という思いで犬を迎えた人たちは、どちらかと言えば、とてもポジティブな暮らしを夢見ているはずです。

もちろん、子犬から迎える場合は、ある程度大変さは予測しているものですが、実際にお迎えしてみると、「こんなはずじゃなかった。」と言うことは少なくありません。

我が家が初めて自分で管理する犬を迎えた時がまさにそうでした。
子犬の頃から迎えようと思っていたのですが、たまたまブリーダーさんのところにいた子が7か月になっていて、ブリーダーさんの「これくらい大きい方が飼いやすい」という言葉にだまされ(?)て連れて帰ってきたのですが、幸い庭があったことでトイレトレーニングの大変さはなかったものの、逆に家の中に入れると、あらゆるものを噛むという状況に日々悩まされることになりました。

今思えば、その大型犬は、我が家に来るまでずっと犬舎で飼われていたので、家の中で暮らすことに慣れていなかったからでしょう。
玄関の上がり框、柱、家具など、口が届くありとあらゆるものを噛みました。

さらに大型犬ということで力もあり、引っ張られて転倒という災難にあった家族もいました。

小型犬であれば、多少引っ張られてもたいしたことはありませんが、中・大型犬になると、指の骨折や転倒はある程度予想されるリスクと言えるでしょう。

アクシデントで歯があたるリスクも尋常ではありません。
以前クライアントさんのお宅の30キロ越えの大型犬が、私の持っている物に飛び掛かって手に歯が当たったことがありました。
当たっただけなので流血にはなりませんでしたが、打ち身になって酷く腫れたことがありました。

知人宅では、散歩中常に引っ張られていて、腱鞘炎になったという話もあります。

ある程度はトレーニングによって、危険な行動に対処することは可能です。
咄嗟の動きに対して、「フセ」と声をかけたり、引っ張られそうになったら「コイ」と言うことで、危険回避することが出来ます。

これは、中・大型犬に限ったことではありません。
小型犬であっても、急に飛び出すようなことがあれば安全の確保は難しいので、すぐに抱き上げるだけでなく、「オスワリ」や「オイデ」と言ったキューに対して、きちんと理解して反応出来るようにしておくと安心ですね。

さて、今日はオプデスさん主催のラリオビトライアルに見習いと参加してきました。
リンク脇に並んだタープは見習いにとって物珍しいので、前回参加時も気を取られてしまいましたが、今回も、キューを聞き漏らすほどに。

レベル1Bと3Bでなんとか1席はいただきましたが、得点はちょっと残念なレベル。

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まだまだですね。
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2024年5月17日 (金)

後肢の使い方観たことありますか?

四本足の犬たちの通常の動きは、前肢が前に繰り出していき、後肢がそれについて動くというのが一般的です。
つまり、特に何かない限り、犬は通常前進の動きをするということです。

中には勝手に後ろに下がる犬もいますが、きちんと教えない限り、上手に後肢を動かすことはなかなかできません。

ドッグダンスには様々なヒールポジションがあるため、ポジションのチェンジなどではどうしても後肢の緻密な動きが不可欠です。
いわゆる「ピボット(旋回)」と言われる、その場での回転系の動きにおいて後肢の独立した動きは欠かせません。

同様に、ラリーオビディエンス競技においても、後肢を上手に使わなければ課題をこなせないことがとても多いです。
例えば、その場の左90度回転や180度回転などは、犬がハンドラ―との位置関係を変えずにハンドラ―の動きに同調して動かなければいけないので後肢の動きは必須です。

画像は、見習いが左ヒールポジションからフロントポジションに移動するときの様子です。
胴が長い分、フロントポジションに綺麗に入ろうとすると、私より大分前に行ってからぐるっと回って来なければいけませんが、彼女は私の左側から顔(前肢)を私のフロント位置に移動してから後肢を旋回させて正面停座しています。

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大したことではないように見えますが、無意識に後肢が上手に動かせるようになると、ドッグスポーツの動きがよくなるだけでなく、後肢自体の可動域も増えるので、身体の使い方のバランスもよくなり一石二鳥です。

愛犬がどんなふうに後肢を使っているか、たまに観てみるといいですよ。
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2024年5月16日 (木)

きちんと教えてあげないと、自然にいい子にはなりません。

子犬育てがいかに大変かということは、経験者であればよくわかっていらっしゃるでしょう。
「大変だ、大変だ。」と言っていると、大概の犬飼いの先輩は、「そのうち落ち着くから大丈夫。」と言います。

確かに、3歳、4歳になれば、子犬の頃に比べれば落ち着いて来るものですが、どの子も問題ない子になるかと言えばそうではありません。
つまり、何も教えてなければ、年齢を重ねたからと言って、突然いい子になるわけではないと言うことです。

確かに子犬の頃は元気が良くなければ健康を疑ってしまいますが、元気がいいのと、何をしてもいいのとは違います。
その先共に暮らす十数年を楽しむためには、お家のルールを初め、愛犬の安全を確保するためのサポートは欠かせませんね。

さて、今日は若いA君のプライベートレッスンでした。

レッスンを始めた当初は、ハウスに入ると「出して~!」と騒いでいたAさんでしたが、飼い主さんの努力のおかげで、自分からハウスに入ってくつろいだり、飼い主さんの食事中もハウスで静かに待機出来る時間が増えて来たそうです。

飼主さんも、いろいろな場所にAさんを同伴して、経験値をあげるサポートを欠かしません。

お散歩も落ち着いて出来るようになりましたね。

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2024年5月15日 (水)

習慣になるには時間がかかります。

お散歩楽しんでいますか?

お散歩は誰のために行くのでしょうか。
当然、犬たちのためですね。
ならば、犬を好きなように歩かせてあげればいいのでしょうか。

恐らく、車通りが少なかったり、自転車が急に飛び出して来たりするような場所でなければ、のんびり犬任せのお散歩もまったりして楽しいはずです。
ちょっと長めのリードを使いながら、犬が行きたいところに行かせてあげればいいでしょう。

しかし、都市部でのお散歩は危険と背中合わせ。
そうそう犬の自由にさせてあげることは出来ません。

そうなると、犬のストレスを軽減させながら、ハンドラ―のコントロール下においた散歩が必要になってきます。

コントロール下とは、ネコと遭遇しても、興奮して追いかけて行こうとすることなく、バイクや車の爆音が横をすり抜けても気にせず、知らない人と至近距離ですれ違っても平常心でいられるようにサポートすることです。
そして何かあって呼び戻す必要が出てきても、すぐ戻って来られるように「招呼(呼び戻し)」をきちんと教えておいてあげることが、愛犬の危険を回避することにも繋がってきます。

さて、昨日のプライベートレッスンでは、若いYさんのお散歩の様子を見せていただきました。

当初は、地面に落ちている物や、タイルの目地などが気になって、ハンドラ―のことはまったく眼中にない状態でしたが、Yさんにとって気になるものよりも魅力的なご褒美を使うことで、ハンドラ―に意識を向ける頻度が上がってきました。

しかし、習慣になるまでにはまだまだ時間がかかるので、出来るだけ落ちている物を咥えるよりも、ハンドラ―の持っている物をもらった方がいいということを伝え続けて行かなければいけません。

昨日もお散歩中、ハンドラ―を意識したらトリーツを出してあげていたら、少しずつハンドラーを見る回数も増えてきました。

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ハンドラ―をいちいち見なくても、いることをきちんと意識していればいいのですが、葉っぱや草、花びら、ゴミを探して、見つければ口に入れてしまったり、地面の目地ばかりを見ながら歩いているレベルであれば、顔があがっただけでも褒めて強化していくことが重要です。

常同行動を治すには時間がかかります。
あきらめないことと、タイミングよく褒めることが大事ですね。

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2024年5月14日 (火)

トレーニングは丁寧に

様々なドッグスポーツを犬と楽しむためには、犬にスキルを教えていかなければ出来ません。

見せるだけで飛びついてくるフライングディスクでも、きちんとキャッチすることや、キャッチしたあと咥えて戻ってくることなどを教えてあげなければドッグスポーツとして成立しません。

ましてや、様々な障害物のあるアジリティ、オビディエンス、モチベーターの無いドッグダンスなどにおいては、スキルが無ければ何もできません。

では、そのスキルをどうやって教えていくのでしょうか。

犬にトレーニングを教えるには様々な方法があります。
もちろん、正の強化による方法で、強制は一切使いませんが、正の強化法を使ったとしても、簡単に教えられることではありません。
それは、脚側(ヒールワーク)ひとつとっても同じです。
犬がきちんと理解出来るまで伝えなければいけません。

「もうわかっただろう」と先に進んでしまうと、後から修正しなければならなくなることも出てきます。

行動の修正に時間がかかるということは、日常マナートレーニングに関してもよく書いていますが、修正の場合はマイナスからプラスにしなければいけないので時間がかかるわけです。

修正しなくてもいいように、最初からきちんと伝えることが重要なポイントですね。

先日のワークショップで、見習いの歩き出しが若干ズレるので正しい位置を伝える過程で、見習いが勝手に修正していると指摘されました。
そこで、最初から見直し中。

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ハンドターゲットを外して歩けるようになるまではまだまだ先が長いようです。

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2024年5月13日 (月)

やって欲しくない行動への対処

犬と一緒に暮らしていると様々なトラブルに見舞われます。
この場合、トラブルは犬にとってではなく、人にとってということはいつもと同じです。
つまり、人にとって犬にやって欲しくない行動を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。

「NO!」と言って一度で伝わればそれで問題にはなりませんが、そうならないので人はイライラしたり、犬は何度も叱られなければいけなくなります。
なぜ一度でわからないのでしょうか。

犬は人をよく観察しているので、「NO!」と言われたときのハンドラ―の口調や態度で、何か悪いことをしたのかもと感じますが、「何が」悪いのか犬はわからないのです。

例えば、よくある話ですが、トイレの失敗。
失敗を叱っているつもりが、犬は排泄すると叱られると思って、人が見ていないところで隠れて排泄するようになったりします。

つまり、「NO!」を教えるのはとても大変と言うことです。

では、どうすればいいのか。

叱るのではなく、やって欲しい行動を教えた方が早いということです。

ちょっと考え方を変えてみると、愛犬との意思の疎通が簡単になるかもしれませんよ。

さて、今日は若いLさんのプライベートレッスンがありました。

Lさんはお散歩中にいろいろ落ちている物が気になるそうです。
そこで、レッスン初日の今日は、家の中でリードを使ってお散歩シュミレーション。

ディストラクションを入れながら、やって欲しい行動を強化していきました。

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手順に慣れてきたら、外でもうまく出来るように練習していきましょう。

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2024年5月12日 (日)

最終日はドッグダンスのファンクラス

金曜日から参加しているWSS(ワンダフルステップ)さんのイベント最終日は、ドッグダンスのファンクラスでした。
我が家は見習いが、カドリール(グループダンス)、アシスタントがファンクラスで参加しました。

カドリールは4ペアのグループダンス。
一緒に練習できたのは3回程度でしたが、なんとかまとまりました。

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もちろん、見習いが伏せていて欲しい時に動いてしまったり、立ってほしい時に伏せていたりと、若干ミスがありましたが、全体的にはなんとか形になっていました。
これから少しずつ精度を上げて完成度をあげられればと思います。
しかし、何と言っても、みんなで作るルーティンはとても楽しいものです。

一方アシスタントはファンクラスに参加しましたが、リンクイン前の状態は悪くなかったのですが、途中からまた不安が出たのか、吠えました。
衣装が動きづらかったのも恐らくアシスタントの不安のひとつだったかもしれません。

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まだまだ話し合いが必要なようですね。

いずれにしても、3日間のイベントはとても楽しく、勉強になりました。

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2024年5月11日 (土)

ドッグダンスコンペに参加してきました。

昨日に引き続き、WSS(ワンダフルステップスタジオ)さん主催のドッグダンスイベントで、ドッグダンスコンペに参加してきました。

参加犬は見習い、カテゴリーはフリースタイルのノービスクラスです。
昨年秋から構成を考えたルーティン、4月に続いて2度目のコンペ参加でしたが、今回は前回よりも集中して動いてくれたのと、とりあえずハンドラーが怖い顔をしないで最後まで踊れたこともあり、クラスの2席に入りました。

いつもビリから数えたほうが早い見習いのコンペ結果でしたが、今回はようやく「楽しく踊る」成果が出たようです。

また、日常的にオビディエンスの練習をしていることが功を奏したのか、ジャッジの一人向坂安希氏のジャッジ賞を頂くことができました。

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これを励みに、今後も「楽しく」かつ「精度が高い」ルーティンづくりに精進していきましょう。

明日はアシスタントとファンクラス、見習いとカドリール(グループダンス)に初チャレンジです。

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2024年5月10日 (金)

ワークショップに参加してきました。

今日はWSS(ワンダフルステップスタジオ)さん主催のイベントで、ワークショップに参加してきました。
講師は九州のアンディ島田訓練所の代表、島田有紀子訓練士 。

我が家のお題は、「犬との関係性構築」の「若犬」クラス。
参加犬はもちろん2歳半の見習いです。

見習いとは様々なドッグスポーツを楽しみ始めていますが、「果たして犬は楽しんでいるか」という疑問が最近出てきたので、今回はデモ犬として参加させていただきました。

私と遊ぶことも好きですし、トレーニングに誘っても楽しそうに付き合ってくれる見習いですが、もっと楽しいものを見つけてしまうと、集中が途切れてしまいます。
元々犬に興味津々なので、他犬が視界に入ると気がそれます。

今までのボーダー・コリーたちは、多頭飼いであっても、私と一対一の関係がきちんと出来ていたので、作業中は私を注視することが当たり前になっていましたが、他犬にフレンドリーな見習いは周りが気になって仕方がないようです。

それでもハンドラーに集中してもらうには、ハンドラーとの作業が何よりも楽しいと認識してもらわなければいけません。

犬にとって魅力的なハンドラーとなるためには、単なる遊び相手でもダメですし、遊ぶことすらできなければそれ以前の問題。

遊びが作業のご褒美となるように、ハンドラーの一挙手一投足に注意を払う必要がありますし、各作業に対して犬が自信を持っているかどうかも重要なポイントになります。

今回は一般家庭犬向けではなく、ドッグスポーツなどの競技を目指す人が対象ですので、講師の先生のお言葉も厳しめ。

しかし、自分の動きは客観的に観てもらわないと、ちょっとしたズレに気づかないことも多々あるので、今回のワークショップはとても有意義なものでした。

犬にわかりやすく伝えるために、ハンドラーは手を抜いてはいけません。
犬が上手に動けないとすれば、犬がバカだからではなく、教え手がちゃんと教え切れていないから。

これからも見習いと精進していきましょう。

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2024年5月 9日 (木)

見たっていいんです。

他犬に対して過剰に反応する犬は少なくありません。

過剰反応の理由は、相手に近づきたいというポジティブな興奮と、相手に近寄って欲しくないというネガティブな感情、そして、とりあえず自分で確認しないと気が済まないきもちなどがあげられます。

いずれにしても、心穏やかにすれ違い出来るレベルではなく、突進しようとしたり、吠えかかったり、激しく威嚇したりと、個体や状況によって様々です。

理由がみんな違うので、対処法も異なるため、犬の様子を見ながらサポートしていかなければいけません。

我が家の見習いは、ポジティブに突進していくタイプですが、トレーニングの成果か、とりあえず距離を取ってやって欲しい行動(フセやオスワリ)をお願いすれば、聞こえるレベルにはなりました。

しかし、練習中に視界に犬が入ると、一声吠えたり行こうとしたりするので、今日は公園で、パピーの頃のように、落ち着く練習をやりました。

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方法としては、他犬と距離が取れる場所で、他犬が視界に入っても落ち着いていられたら褒めるというもの。

この場合、他犬を見せないようにする必要はありません。
近づいてから急に視界に入った方がびっくりしてしまうので、犬が行きかう状況を冷静に観察していられればOKです。

以前は過剰反応する犬には他犬を見せないようにするという方法もよく取られていたようですが、私は、練習においては、距離をきちんと取った状態で、「見ること」を容認しています。

あまりに相手と距離が取れないような場所でのすれ違いに関しては話は別ですが、過剰反応しないための練習では、きちんと環境設定をしているので、他犬が視界に入っても冷静でいられることを強化していきます。

練習中、たまたまクライアントさんが通りかかり、私が挨拶をしようとすると、案の定見習いは大興奮して体をくねらせながらクライアントさんに向かって行こうとするので、
リードを止めて、「その勢いだと無理ね。」と立ち止まりました。

見習いは一生懸命オスワリをしたり、フセをしながら、許可を求めてくるので、少しずつ距離を縮めて、冷静に挨拶が出来るレベルになってからご挨拶。
でも、3秒ルールがあるので、ご挨拶が済んだら呼び戻して、戻ったことをきちんと褒めました。

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実はクライアントさんのワンコさんH君も興奮すると吠えてしまうので、見習いだけでなく、H君も一緒に興奮しないで挨拶ができるように、時間をかけていただきました。

都会の住宅街はなかなか相手との距離が取りづらく、ついつい興奮した状態で他犬をやり過ごさなければいけないシチュエーションになることもありますが、距離の取れる公園などを利用しながら、きもちづくりの練習をすることも大事ですね。

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2024年5月 8日 (水)

グループ練習のメリット

愛犬とドッグスポーツを楽しむ人は沢山いますが、日々の練習はどうしてもお一人様になりがちです。
しかし、個々の練習だけでなく、他人は他犬がいる場所での練習を客観的に観てもらうことはとても大事です。

たとえ鏡のある場所で練習していたとしても、練習の成果が本番の競技会場で発揮できるとは限りません。
理由は、様々なディストラクションによる犬のメンタルの変化です。
人間でも本番に強い人と弱い人がいるのと似ていますね。

いずれにしても、他人がいる場所での練習や、その様子を客観的に観てもらうことは、お一人様の練習では気づかない多くのメリットがあります。
同様に、他人様の練習風景を観ることで、勉強なることも沢山あります。


また、実際に動いているのを観てもらうだけでなく、他犬の練習風景を静かに見学しながら待機することは犬にとっては重要です。
なぜなら、周りの状況を犬に把握させることなく、待機場所から直接競技リンクに入ることはなかなかできませんし、前の人が終わるのを待つシチュエーションが必ずあるからです。

2歳半の見習いも、初めは他犬が動けばすぐに反応して、じっとしていられませんでしたが、最近は少し「待つ」ことが出来るようになってきました。

クレートの中で落ち着いてオフでいることも重要ですが、他犬を見ながら、静かに自分の番を待てるようになることも重要なポイントです。

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他犬の時はちょっと我慢が出来ましたが、アシスタントの番になったら、思わず足が動いてしまった見習いでした。
まだまだ修行が足りません。

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2024年5月 7日 (火)

保護犬のはなし

保護犬が新しい家庭に引き取られていくまでの過程にはいろいろなケースがあります。

・一般家庭で飼われていたが、事情があって放棄された。
・繁殖犬としてブリーダーのところにいたが、リタイヤと同時に外に出された。
・ブリーダーが崩壊した。
・野良犬として保護された。
・野良犬として保護された犬が、施設内で出産した。
などなど、様々なケースがあります。

当然、新しい家族の元に引き取られるまでには、さらなる環境変化があるわけですが、上記にあげたケースを見ただけでも、その犬の性格形成に大きな影響を与えていることは言うまでもありません。

ブリーダーと言ってもピンからキリまであるので、家庭的な環境で生活していた犬もいれば、狭いケージが高く積まれた中で、散歩の経験すらなく過ごしてきた犬もいるわけです。

ましてや、野良犬として生活していた犬たちにとって、急に自由を奪われて捕獲された犬にとって、人間が救いの神だったのか、憎むべき相手なのかは、個体の気質にもよるでしょう。

いずれにしても、様々な経験をしたあとで、保護してくれた人の手を経、ボランティアさんの一時預かりや、希望者さん宅でのトライアル期間などを経て、終の棲家を見つけることが出来た犬たちはある意味幸せと言えますが、先ほど書いたように、捕獲されたことで、人に対する不信感を持っていたり、そもそも親犬たちと野犬生活をしていた犬にとって、人間は怖いものと刷り込まれていれば、なかなかすぐに心を開いてくれないことは想定内とも言えるでしょう。

私も、一時期単犬種レスキューに関わっていたこともあり、トライアルのサポートに伺いましたし、その後も、仕事柄、子犬の社会化やトラブル対応で元保護犬と沢山関わりました。

お宅に伺って、すぐに挨拶に来てくれる犬は少なく、吠えながら遠巻きにしている犬や、ハウスからまったく出てこない犬、散歩にも行かれない犬など様々でした。

新しい家族が増えると喜んでいた子供さんたちにとって、すぐに懐いてくれない犬は予想外かもしれません。
しかし、犬にもきもちがあることを忘れてはいけません。
犬にも感情があり、トラウマもあります。

さまざまな背景を納得してお迎えすることで、犬に無理強いすることなく、犬の方から心を開いてくれるのを待つことがとても重要です。

「こんなことなら、ブリーダーやペットショップから迎えればよかった。」と短絡的にならないでくださいね。
初めに書いたように、ブリーダーさんから来た犬であっても、放棄される犬もいます。

かつて私が関わった中型犬も、子犬の頃から飼われていた純血種でした。
小さいころは可愛がられて、家の中で暮らしていましたが、大きくなってきて、上手にトレーニングができなかったのか、次第に意思の疎通ができなくなり、玄関から、外、最後は庭の一角の犬小屋へと移され、ごはんを持って行くと噛もうとするからと、食器を棒で押して犬小屋に入れなければいけなくなったと言っていました。

明らかにその犬にはリソースガーディングが出ていたので、早めに適切な対処をしていれば、大きな被害にならなかったかもしれません。
しかし、結果的にそのお宅では飼えないと放棄されました。

犬と上手に暮らしていくには、うまく折り合いを付けて行かなければいけません。
一方的に押し付けるのでもなく、かといってご機嫌を取るのではなく、相手の気持ちになってみると話が通じる可能性が高くなるのではないでしょうか。

元気であれば平均15年。
今は寿命も延びて17歳、18歳と長寿犬も少なくありません。
仲良く暮らしていかれるといいですね。

さて、今日は雨だったので朝はおうち練習。

久しぶりに見習いに「バウ(おじぎ)」をお願いしたら、フセからのやり方を忘れてしまったようなのでリマインド。

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焦らずゆっくりいきましょう。
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2024年5月 6日 (月)

「うちの子は大丈夫」は大丈夫じゃないかもしれない話。

ブログでよく書いているのが、散歩中の犬同士の遭遇の際、「うちの子は大丈夫」と言いながら、ご自分の犬を自由にこちらに向かわせてくるというシチュエーションにどう対処するかということ。

恐らくその飼主さんは、自分の犬が誰とでも仲良く接することが出来るという自負があるのだと思います。
そんな愛犬と暮していると、お散歩の緊張感も軽減されて羨ましい限りです。

しかし、相手の犬がフレンドリーとは限らないので、この「うちの子は大丈夫」は全然大丈夫じゃない場合があることを予測しておく必要があります。

グイグイ向かって来られても大人の対応が出来る犬ばかりではありません。
興奮して吠えてしまったり、あるいはその犬に向かって行こうとして飼主さんを転ばせたりすることもあるでしょう。

お互い小型犬であれば、意気投合したとしても大きなトラブルにはなりませんが、相手がアクティブな中型犬やパワーのある大型犬の場合、一緒にいる飼い主さんが怪我をする可能性もありますし、場合によっては、「うちの子は大丈夫」の当の本犬が、相手との体重差で怪我をしないとも限りません。

大人しい大型犬を連れているいる人はあまり気にしないかもしれませんが、まだまだ若い犬の場合、身体は大きくておっとりしていそうに見えても、中身は子供なので、はしゃいでコントロール不能になることもあるため、オーナーさんとしては、相手に怪我をさせてはいけないと緊張してしまうことも少なくないでしょう。

「うちの子は大丈夫!」と近寄せる前に、相手の意向を確かめることも必要ですね。

今日散歩の途中、階段で遭遇した中型犬の飼い主さん。
あまり広い場所ではなかったので、「お先にどうぞ」と避けて下さいました。
いわゆる出会いがしらでの遭遇だったので、多少我が家の犬たちもバタついていましたが、相手の飼い主さんがリードを短めに持って避けて下さっているので、こちらもその方と反対側に犬を寄せてすれ違うことが出来ました。

大したことではありませんが、お互いちょっとした気遣いでトラブルを避けることが出来ます。
たとえ「うちの犬は大丈夫」だと思っていても、相手への配慮は大事ですね。

因みに我が家の見習いも基本的にはフレンドリーですが、相手が攻撃的な場合は、防御に出ることもあります。
そのために、どんなに挨拶に行こうと尻尾を振り回していても、公道での遭遇はスルーするように伝えています。

公園など、広い場所でお互いのスペースや逃げ場が取れるときは、きちんと確認してから挨拶させてもらうこともありますが、家庭犬であっても競技犬なので、犬が視界に入っても気にしないでいられるようになってもらいたいのが本音です。

今朝は練習中に2度もサッカーボールが飛び込んできて、必死にこらえた見習いでした。

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2024年5月 5日 (日)

感じの悪い人と思われたくないけれど。

リアクティブな犬と散歩していると、いろいろ気を遣うものです。

興奮して吠える犬。
喜んで跳びつく犬。
こっちに来るなと吠える犬。
近づきすぎると吠えたり飛び掛かったりする犬。

こんな犬を連れていると、「今日も何事もなく散歩が出来るといいなぁ。」と思う人は少なくないのではないでしょうか。

「リードアグレッション」という言葉あります。
一般的には、「リードの反対側にハンドラーがいることで、犬の気が強くなって相手に対して攻撃的にふるまう。」と言われていますが、実は別の解釈もあります。
それは、リードが付いていることで、犬は自由に動けないストレスや不安を感じて、吠えたり、飛び掛かろうとしたりと、リアクティブな行動に出てしまうというものです。

犬によっては、挨拶がしたくて他の犬に自分から近寄りたいのに、リードがあって出来ない。というストレスを感じますし、犬によっては、他の犬と接触したくないが、リードの長さが決まっているので、相手が近寄ってくると逃げられないという不安を感じるというものです。

ドッグランなどのフリーな場所では、自分から相手に近寄ることも、怖ければ逃げることもできるので、あまりリアクティブな行動を取らない犬が、リードが付いていることで不自由さを感じてリアクティブになるというわけです。

そうは言っても、公道においてリードの装着は義務なので、放してしまうわけにはいきません。
基本的には相手の犬と距離を取って、自分の犬を落ち着かせることが解決策になります。

しかし、それは対処法であって、根本的な解決にはならないために、練習(トレーニング)が必要になってくるわけです。

日常的になかなか時間が取れないことを理由に、練習無くして毎日本番(散歩)に晒されていると、犬も散歩が楽しめなくなる可能性が高くなります。

練習が出来る環境を設定して、愛犬をサポートしてあげることも大事ですね。
環境設定とは、特に難しいことではなく、相手の犬が飛んで来ない場所で、犬のリードを少し緩めて他犬の存在を認識している中で平常心でいられる練習をすることです。
相手の犬が飛んで来ない場所とは、ドッグランのフェンスの外などです。

本来ならば、大人しいダミー犬などを用意して、リアクティブな犬の視界に入っても、何も嫌なことが起こらない状況を作るなどの環境設定が必要ですが、なかなかそこまで準備するのは難しい場合は、すでにある環境を利用するのもひとつです。

いずれにしても、リアクティブな犬を連れていると、避けなければいけない状況は沢山ありますね。

さて、今日は見習いたちと公園に散歩に行きました。
イベントがあったせいか、犬たちが少々前のめり気味に歩いていましたが、特定の相手に突進することなく歩けていました。
ところが、見習いの顔を見たカップルが、見習いの前でしゃがみ込んで触ろうとしています。

ん?
見習いが跳びつくとまずいな。

そこでちょっとリードを短く持ってステップバックすると、

「あっ、触っちゃダメですか?」

見習いはもう自分のこと見ていると認識しているので跳びつく気満々でした。

見習いがもっとチビの頃であれば、私の声などまったく耳に入らないので、跳びつきを強化させないためにご遠慮申し上げたのですが、最近はある程度わかってきているので、「触っても構いませんが、跳びつきますよ。」とお伝えしました。

トレーニングをしているときは、なるべく犬に嫌な経験をさせたくないので、相手が犬連れの場合は接触をお断りすることが多いにですが、今回は犬無しだったので、見習いに任せることにしました。

感じの悪い人と思われたくないのは誰でも同じですが、愛犬を守るのは飼主のつとめ。

見習いを可愛いと思ってくれるひとがいるのは有難いのですけどね。

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2024年5月 4日 (土)

ネガティブワードを使わなくても子犬は育てられる。

子犬を迎えると、ついつい、「あっ!それダメ!」とか「イケナイ!」とか言ってしまいたくなる状況が沢山出てきます。
逆に、ネガティブワード以外使うものが無いと思っていらっしゃる方も少なくないでしょう。

しかし、環境設定を上手に行えば、ネガティブなことは一切言わず、さらに、子犬をよく観察していると、褒めるチャンスが沢山あることに気づくことが出来ます。

例えば、悪戯をしてしまうのであれば、悪戯の対象物を子犬の目の前から撤去して、子犬が遊んでもいいものだけを子犬の周りにおいておけば、一切ネガティブワードを使う必要はなくなります。
※ゴミ箱漁りなどは、子犬の問題ではなく、飼い主側のミスによるものです。

また、トイレの失敗に関して言えば、トイレのタイミングを見計らって、子犬をトイレスペースにいざなうことで、ミスを減らすことが出来ます。
子犬は赤ちゃんなので、ミスは想定内。
出来るだけ成功できるように人間がサポートをしてあげれば、子犬を叱る必要はありません。

子犬が自分からハウスに入ったり、自分からトイレエリアに行ったり、あるいは勝手にオスワリをしているところをキャッチして褒めてあげることで、子犬はその行動が好ましい結果を生むと学習していくので、それらの行動の出現頻度は確実に上がって行くでしょう。

そうすることで、人も犬もストレスが減るのであれば一石二鳥。

子犬がやってきて、イライラしてしまうようなときは、子犬の居場所全体を見直してみることも大事ですね。


さて、今日は生後2か月半のMさんのカウンセリングがありました。

会ったその時からとてもフレンドリーに接してくれて、飼い主様とお話しているときは爆睡。

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大物になる予感がしてきました。

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2024年5月 3日 (金)

社会化は犬に納得してもらうこと

犬の社会化とは、子犬の時に様々なものに接する機会を与えて馴らすことと一般的に言われています。
ただ、馴らし方を間違えてしまうと、馴れるどころか鋭敏化してしまい、ネガティブな感情を持つようになってしまうので注意が必要です。

例えば、小さいころに「沢山の人に会わせる」ということを、「沢山の人に抱っこしてもらう」と勘違いしてしまった人がいました。
元々保護犬で、人が苦手だったその犬は、お隣の奥さんに毎日抱っこされ続け、最後は奥さんを見ると吠えるようになってしまったそうです。

抱っこは犬にとっては逃げ場のない状況です。
抱っこ好きな犬であったとしても、家族に抱っこされるのは大好きでも、家族以外の人や、初対面の人に急に抱っこされて喜んでくれるかどうかは未知数です。

子犬には、あらゆる物を受容出来る時期と警戒心が募る時期があります。
この時期を無視して乱暴な社会化をしようとすると、弊害が出ることがあります。

さらに、社会化は子犬の時期だけではなく、成犬になっても日々続くものなので、時間をかけて、犬に納得してもらうことが重要です。

例えば、ご近所で新築工事が始まったとしたら、「大丈夫、大丈夫!」と言いながら、その音に驚く犬のリードを引っ張って、無理矢理近づけていくのではなく、犬が自分からチェックしに行かれるように待ってあげることが重要です。
自分から近づいてチェックして「大丈夫」と納得できれば次回からは驚かなくなります。

今日の夕方の散歩で246沿いを歩いていたら、ちょうど飲食店が開店のために、店の前のベンチを用意して大きな音を立てたので、犬たちがびっくりして飛びのき、その動きに私がびっくりしました。
お店の人はそれを見てびっくり。
みんながびっくりしましたが、お店の人が「すみません」と言うと、犬たちはすかさず挨拶に行きました。
すぐに「大丈夫」だと理解したのでしょう。

いくつになっても日々社会化ですね。

さて、今日は若いT君のプライベートレッスンがありました。
今まではお家の中限定だった引っ張りっこ遊び。
今日は外でやってもらうことにしました。

T君楽しそうに引っ張ってくれ、

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パパが手を離すと、自分から持って走って来てくれました。

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家の中も外も同じように楽しく遊べるようになると、周りの刺激も気にならなくなってきますね。

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2024年5月 2日 (木)

ラリオビ定期レッスン

今日は月に一度のWCRL規定ラリーオビディエンスの定期レッスンでした。

今回は脚側位置に入る方法の見直しから始めました。

脚側位置、いわゆるヒールポジションですが、ラリーオビディエンスでは、ハンドラ―の正面から脚側に入る場合や、後ろから脚側に入る場合、レベルによっては右左折後に犬がハンドラ―の脚側に入ってくるなど、様々な入り方があります。
そこで大事なのは最短ルートでスムースに入って来ること。

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最初から上手に入れるわけではないので、初めはルアーリングやハンドターゲット、プラットフォームなどを使いながらわかりやすく伝えてあげます。

後半はコース練習。

見習いも参加しましたが、レベル2で気持ちがそれたので撤収。
レベル3で再度集中を取り直してチャレンジ。

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真面目にやればちゃんと出来るのですが、まだまだ周りの刺激が気になるお年頃のようです。

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2024年5月 1日 (水)

愛犬の姿勢は大事

一般的に犬を観察するときは見た目の体形に目がいくものです。
それは、大きいとか小さいとか、太っているとか痩せているといったことですが、それ以上に犬の姿勢も観察する必要があります。

当然のことながら犬種の違いで、足の長さや胴の長さが違うのは当たり前ですが、同じ犬種であっても個体による違いは大きいものです。
しかし大事なのは、以前も書きましたが「きちんと立っていられるか」ということ。
つまり、四肢に均等に体重がかけられているかということ。
そこには当然体幹も必要ということです。

さらに、座った時や伏せたときの脚の使い方も重要なポイントになってきます。

オスワリやフセで身体を崩す癖がついていると、背骨の歪みの元にもなります。
人も犬も楽な形に流れるのはよくありますが、そもそも体幹にも関わり、筋力とも大きく関係してきます。

きちんと座ることや伏せることは、ある程度の月齢が来たら確認してみることが必要です。
子犬の頃は体がグニャグニャしていても仕方がありませんが、成長と共に、骨格や筋肉もきちんと育ってほしいところ。

さて、我が家の見習い、小さいころは当然体がコンパクトなので、オスワリも上手に出来ていました。

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見習い:生後4ヵ月

ところが、後肢が伸びて来るにしたがって、持て余しているのか、座り方に緊張感がありません。
するとどうなるかと言うと、

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後肢がカエルのように広がっていることがよくあります。
前足も前後になっていますね。

ということで、またまたこれでリマインド。

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頭だけでなく、身体もリマインドしてくれるといいのですけど。

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