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2024年4月 1日 (月)

犬を過大評価しすぎない

愛犬に日常生活のルールも含め、様々なことを教えるのはとても楽しいことです。
その過程も、教えた後も、コミュニケーションを取るためにはとても重要な時間になるからです。

しかし、教えたことがきちんと出来るかどうかを検証してあげなければ、犬は不完全な理解のままでいるかもしれないし、そのためにハンドラ―の出したキューにきちんと応えることが出来ず、結果褒められなかったり、場合によっては責められたりしてしまうことにもなりかねません。

よくあるのが「いつも家で出来ているから大丈夫」という過信。

家で出来ることを、いつでもどこでもできるようにサポートしてあれば問題ありませんが、限られた、慣れた場所限定の「出来る」であれば過信は禁物です。
「出来る」と信じてお願いしたのにできなかった時、恐らくハンドラ―は落胆したりイラついたりするかもしれません。
そして、そんなハンドラ―の気持ちが犬に伝われば、犬はストレスを感じてしまうでしょう。

「出来なくてもいい」と言ってしまうとなかなか先には進めないので、「出来るようにサポートをしてあげる」ことが大事です。


週末のラリーオビディエンストライアルにアシスタントとエントリーしたLevel 1Bと3B。
長年オビディエンス競技やドッグダンス、ラリーオビディエンスに参加しているアシスタントなので、Level 1の課題はなんなくこなせるスキルを持っていますが、そもそもメンタルが弱いので、あまり立て続けにキューを出すといっぱいになってしまうことがあります。

ラリーオビディエンスは課題によってはトリーツをあげることが出来ますが、あげたことでミスを引き起こすこともあるので、トリーツは出さずにやったところ、Finishラインを目前に吠えました。
完全にハンドラ―のミスです。
頭がいっぱいになる前に、トリーツをあげることで、気持ちを落ち着かせてあげなければいけなかったのです。

ということで、Level 3Bでは、アシスタントの頭がいっぱいになる前に、トリーツポイントでゆっくりトリーツをあげることにしたら、最後までなんとか踏ん張ってくれました。
愛犬を過信することなく、その時の状況を理解してあげることが大事ですね。

202404011

その時の動画はこちら👇

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