子犬はいつからフリーに出来る?
パピーレッスンにお伺いするときは、必ず「ハウストレーニング」をお願いしていますが、大半の飼い主さんは、「かわいそうだから」と言って、なかなかハウストレーニングの必要性を感じて下さいません。
パピーのきもちだけでなく、飼い主側のきもちとしても、いつも一緒にいたい気持ちなのは当然のことです。
だって、可愛いんですから。
しかし、頭のいい犬たちは、一緒にいることに慣れてしまえば、一緒にいられない状況に対してストレスを感じるようになります。
また、ストレスだけでなく、フリーにしておくことで、様々な悪戯を始めてしまい、飼い主さんに叱られたり、あるいは、誤飲などのリスクを招いたりと、子犬の安全が確保できなくなる可能性があるので、おすすめできません。
じゃぁ、いつになったらフリーに出来るのでしょうか。
トイレのミスがなくなり、家の中に危険なもの(誤飲するもの)が無い状況であれば、短時間からのフリータイムを作ってあげることが出来るようになります。
しかし、フリーに出来るようになったとしても、寝床や安心できる場所として「ハウス」はあった方が安全です。
例えば犬が苦手な来客や、修理などで訪れる人達の邪魔をしないようにするには、ハウス待機をお願いすることが、人にとっても犬にとっても一番ストレスフリーだからです。
今日は生後6か月のC君のカウンセリングがありました。
C君はとても賢く、ちょっとお話ししている間に、跳びつくより座った方がいいらしいと学んでくれました。
しかし、6か月はまだまだパピー。
ちゃんと出来るように見えても、様々なディストラクションがあれば、出来ないこともあります。
長い目で見てあげることが重要ですね。
我が家の見習い2歳半も、家の中でフリーに出来るかどうかは、設置したカメラを見ながら考えて、2歳3ヵ月になって、ようやく留守中もフリーに出来るようになりました。
フリーになっていても、家の中で走り回ったりすることなく、ソファ(ドッグベッド)やハウスで寝てくれるようになれば大丈夫。
一方、アシスタントの方は、実は生後4ヵ月からフリーでした。
なぜなら、ハウスで寝ていても自分でトイレをしに出てきてシーツの上で済ませたら、またハウスに帰って行く子犬で、ハウスにあがれるようになったら、ちゃっかり当時のアシスタント犬の横で寝るという、意外と楽な子犬だったのです。
子犬によって性格や特性は様々。
早くにハウスやトイレの認識が出来て、悪戯をしない子もいれば、2歳過ぎても悪戯がおさまらない子もいます。
やはり、長い目で見てあげることが大事ですね。
最近のアシスタントと見習い。
ソファを分け合えるようになったようです。
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