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2024年4月 8日 (月)

刺激との距離のはなし

先日のワークショップでお話しした内容の中に、何かに集中している、ハンドラ―から少し離れたところにいる犬に、遠くからハンドラ―が何かお願いしても、ちゃんと出来ないことがある。というものがありました。
つまり、犬が集中している物が犬の目と鼻の先ぐらいの距離にあれば、そちらの刺激がハンドラ―から出されるキュー(刺激)に勝ってしまうので、ハンドラ―の声が耳まで届きにくくなるというものです。

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そういう時はどうすればいいのか。

犬が集中している外的刺激よりも犬との距離を縮めてから伝えることが重要です。

例えば、地面の匂い嗅ぎに忙しい犬に対して、5メートル離れた場所から匂い嗅ぎを止めるように言っても、犬はなかなかやめられませんが、
すぐ犬の横に行って同じことを伝えると、犬の耳に声が届きやすいということです。

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リビングでゲームにいそしむ子供に、キッチンから「もうやめなさい。」と言っても、子供は目の前のゲームに集中して、親の声が届きませんが、リビングの子供のすぐ隣に座って同じことを言えば、子供の耳に届きやすいのと同じです。
止めるか止めないかはもちろん本人次第ですが。

何度も何度も言って、ようやくやってもらえるレベルであれば、犬は一度でやらなくてもいいと学習してしまいます。

犬と刺激とハンドラ―の距離はとても重要なので、大事なことが右から左へ流れてしまわないよう、確実に伝えるよう、ハンドラ―も工夫が必要ですね。


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