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2024年4月

2024年4月30日 (火)

クライテリア(基準)はシンプルに

犬に新しいことを教えることは少なくありませんが、犬がすぐにこちらの要求する行動を理解できるかどうかは教え方によります。
つまり教え手のスキルが大きく影響するというわけです。
なんでも、教えるのが上手な人と下手な人がいますから、当然ですね。

このスキルに加えて重要なのは、犬に何を求めているのかを分かりやすく伝えることです。
ある意味スキルの一部とも言えますが、単純に言えば、犬に伝えたいことは一つに絞るのが一番と言うことです。

一般的に言えばクライテリア(基準)を明確にすることが大事というお話です。

例えば、招呼(呼び戻し)を犬に教えようとしているとき、よくある人間側の行動は、「オイデ」と犬を呼んだ後に「オスワリ」と追加でキューを出すことです。

犬にとっては、「オスワリ」を求められているのか「オイデ」を求められているのかがわかりづらく、すでに学んでいる「オスワリ」に頭がいってしまい、ハンドラ―のすぐ傍までダッシュで戻ってくることよりも、座ることに気を取られ、確実に教えたい「オイデ」が適当になってしまうというお話です。

この場合、ハンドラ―はまず犬が走って来てくれたことをすぐに褒め、どうしてもオスワリをして欲しければ、そのあとに「オスワリ」を追加して、個別に褒めなければいけません。

クライテリアを決めるのはハンドラ―ですから、何を一番に考えるかはハンドラ―次第。
早く覚えて欲しいと思ったら、クライテリアは一つに絞って強化練習することが重要ですね。


さて、今日は見習いのヒールウォーク見直し練習。

練習ではそこそこ(ここが問題)出来ていたので、安心とまではいかなくても、それなりのヒールウォークをやってくれるだろうと思っていたら見事に裏切られてしまいました。
今度こそ本腰を入れて見直しをすることにしました。

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見習いにきちんと伝わるかどうか。
秋の競技会までになんとかしなければいけませんね。

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2024年4月29日 (月)

行動を変えるには時間がかかるんです。

仕事柄、ご愛犬の様々な行動の問題の対処に伺うことが多いのですが、人間側が「問題」と思っていても、当然犬側に問題意識は無いので、通常その行動を習慣的に取っていることが多いのが現状です。
つまりその行動を取ることが犬にとって何がしかの報酬となっているために、その行動は繰り返されているわけで、行動の歴史は短くは無いと言えます。

習慣になっている行動を変えることは簡単ではありません。
人間でも同様ですよね。
車を買い替えれば、ギヤや操作パネルの違いに慣れるのに時間がかかるのと同じです。

しかしながら、問題となっている行動は、プロが犬を扱えばすぐに変わると勘違いされている方が少なくないようです。

ずっと昔、問題解決するドッグトレーナーが出てくるテレビ番組があったように記憶していますが、その中で、インターフォンに吠える犬に対して、アルミの灰皿を何枚か重ねてガチャガチャと音をさせて、床に投げつけるというシーンを見ました。
犬はびっくりして吠え止み、その後もインターフォンが鳴るたびに同様のことを繰り返せば吠え止むようになると言う内容でした。

大きな音がすればびっくりして体がすくむのは人間も同じです。
毎回繰り返されれば、音が鳴るたびに音に過敏になってくる可能性もあります。

東日本の震災の時、スマホのアラームが鳴るたびにドキドキしたのを覚えています。

大きな音が鳴るたびに不快な気持ちになれば、「音響シャイ」になる可能性も出てくるでしょう。
「音響シャイ」は我が家の初代ボーダー・コリーも3歳で突然発症し、耳が遠くなるまで続きました。
その間、雷・花火・金属バットの音など、家の中にいても外にいても、彼女の不安は収まらず、とても辛そうだったのを覚えています。

特に大きな音による不快な経験をしたわけではない犬であっても発症する「音響シャイ」の発症確率が上がる可能性がある方法を行動変容に使うのはおすすめできません。

新しい行動を教えるよりも、修正や変容に時間がかかることは明らかです。
日々の地道なアプローチで変えてあげることが大事ですね。


さて、今日はドッグダンスのグループレッスンがありました。
L君は、前進の練習を始めましたが、ルアーリングで最初の一歩はすんなり出られるようになりました。

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あとは「前を向いて立つ」ことや、「キューを聴いて一人で前進していく」ことを細かいステップに分けて教えていきます。

新しい行動を教えるときも時間はかかります。
焦らず、犬が理解しやすい方法で教えていきましょう。

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2024年4月28日 (日)

予防策は必要

子犬と暮し始めたときは、とにかく今目の前にある様々な問題(人にとって)をどうするかせいいっぱいで、今後出て来るであろう不安材料を考える余裕がないのはよくあることです。

しかし、同じ犬種を飼い続けていると、今までの経験値を踏まえていろいろな可能性を想像することが出来るので、ある程度予防策を考えることもできます。

逆に、最初の犬がとてもよく出来た子だったりすると、まったく対策を考えることなく、予想していなかった方向に進んでしまうということもあり得ます。

じゃぁ、どうするんだ。と言われそうですが、同じ犬種飼いの先輩方の話を聞くことも有効です。
一人ではなく、沢山の人の話を聞きましょう。
そうすると、あんなことやこんなことの可能性を知ることが出来るからです。

以前書いた子犬を迎える前にお願いしたいことの中でも、犬種を選ぶときは公園に行って、同じ犬種を飼っている人に声をかけて、沢山質問してみることをお奨めしています。

お迎えしてから「こんなはずじゃなかった」となる前の予防策もきっと教えてもらえるはずです。

万が一、「あれ?」と思ったら、早めにプロに相談することも必要です。

すでに身につけてしまった習慣を変えるためには、その習慣を身につけた歳月よりも何倍か時間がかかるということもわかっています。
転ばぬ先の杖は大事ですね。


さて、今日はリソースガーディングがあるYさんのプライベートレッスンがありました。

Yさんの居住エリアを制限したり、Yさんの目の前でYさんから物を取り上げないことなども含め、いろいろお願いしている中に、キャッチボールがあります。
テニスボールを投げて取ってきてもらう遊びですが、お伺いするまでは、Yさんが口から落としたボールを飼い主様が拾ってなげていたました。
そこで、Yさんが自発的にボールを飼い主様に渡すような練習に変えていただくことにしたところ、Yさんは自分からボールを投げてもらいたければ飼い主様に手渡しするところまで出来るようになりました。

人が勝手におもちゃをとりあげるのではなく、自分から持ってくる気持ちにさせてあげることが第一歩。

人は何かを取り上げるのではなく、足してくれるものと学んでもらうことが重要ですね。

今日も楽しそうにキャッチボールをしているYさんでした。

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2024年4月27日 (土)

訓練競技会に参加してきました。

今日はJKC主催の訓練競技会に参加してきました。
カテゴリーはFCIオビディエンスのクラス2とクラス3。

以前もやりましたが、違うクラスの複数エントリーは出陳時間の調整が難しく、いつもバタバタして準備万端と行きません。
今回も集団休止の時間が重なりそうになり右往左往。

結果なんとか休止は無事に終わりましたが、クラス2に出た見習いは、リンクの外から聞こえた「オイデ!」の声に反応して私が呼ぶ前に走り出してしまうし、相変らずリンクに入ると脚側が成立しない。
まだまだですね。

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見習いの初臭気選別。
真面目に嗅いで、正解を持って来ました。
練習した甲斐がありました。
っが、油断は禁物。まだまだ分かりません

一方、クラス3のアシスタントは脚側はとても頑張ってくれたのですが、得意の遠隔をことごとく失敗してしまい、久々に散々な結果となりました。
前回がとても良かったばかりに、今回の不調は年齢のせいなのかと不安がよぎりました。

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愛犬とのドッグスポーツ、ピークはいつなのか。
ピークが過ぎてしまった後のフォローをどうするか。
様々なことがよぎりました。

ずっと昔ディスクの大会に出ていた頃、我が家は遊び程度にたまにしか参加していませんでしたが、本腰を入れていた方たちも多く、ある程度の年齢に来てスピードが落ちたり、キャッチが出来なくなってくると、次の犬を迎えて、頑張ってきた犬たちとの時間がどんどん削られていく様子を目のあたりにしました。

犬たちへのケアも含め、短い犬生の後半をどう有意義に過ごさせてあげるのか、まじめに考えて行かなければいけませんね。

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2024年4月26日 (金)

なんでオモチャを離してくれないの?

愛犬との遊び方は様々です。
そして、それは愛犬にとって楽しくなければ続きません。

しかし、ときに犬たちはハンドラ―と一緒に引っ張りっこしながら遊んでいるオモチャをなかなか離してくれない時があります。
「出せ」や「アウト」などキューを教えてあっても、興奮するとなかなか出してくれなかったりします。

もちろん、まだ教えていないときは、丁寧に教えてあげる必要があります。
おもちゃと同等の物を与えたり、あるいはオヤツと交換するなどです。

それでもなかなか離してくれないのはなぜでしょうか。

それは、一度離してしまうと、取り上げられてしまうと学習しているからです。

今日はD君のプライベートレッスンがありました。
引っ張りっこ遊びも上手なD君。

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でも、なかなか返してくれなかったので、返してもらったらすぐにまた引っ張りっこを始めるようにしたら、すんなり口から離してくれるようになってきました。

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犬たちは人が意図しているいないに関わらず、日々いろいろなことから学習しています。

上手に教えていきたいですね。

WCRLから珍しい郵便が届きました。
2023年度のラリーオビディエンス年間ランキングアワードでした。
国別ランキングです。

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見習いは2番でした。

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2024年4月25日 (木)

ドッグスポーツを始める前に

ドッグスポーツを始める場合は、当然種目ごとにスキルを犬に教えなくてはいけません。

オビディエンス、ドッグダンス、アジリティ、フライングディスク、ノーズワーク、フライボールなどなど、様々なドッグスポーツにはそれぞれスキルが必要となりますが、それ以前に必要なことがあります。

「あぁ、あれね。」と思った方。
そうです、基本のトレーニング(招呼やマテなど)はとても重要です。

しかし、もっと大事なことは、トイレトレーニングや、クレート待機などの、日常生活にも不可欠な基本マナーだったりします。

ドッグスポーツの中には、競技中の排泄が失格になることもあります。
また、静かにクレートで待機が出来なければ、自分のパフォーマンスも落ちてしまいますし、競技中の犬に不利益をもたらす可能性もあるので、場合によっては退場になることもあります。

楽しそうだからとドッグスポーツを始めようと思ったら、そんなことも念頭に入れておくといいでしょう。

よくわかっている指導手は、そういう部分も含めてサポートしてくれるはずです。
プロは競技のスキルを教えるだけでなく、日常生活にも欠かせないマナーのアドバイスもしてくれます。

例えば、外でトイレが出来ないという場合は、単にトイレをしないという事実だけでなく、犬のメンタル面でのフォローが必要になることもあるでしょう。
なぜ外で出来ないのか。
外が安全な場所と認識出来ていないとすれば、当然競技会場で普段の練習の成果が発揮できないかもしれません。

一つ一つの犬の行動を個別に考えるのではなく、その犬全体を観てあげることも必要ですね。

さて、今日はドッグダンスの練習かに参加させてもらいました。

見習いはクレート待機も大分静かに出来るようになりましたが、途中でクレートの中が汚れてしまったため、一時的にクレートの外に敷いたマットで待機をお願いしたところ、刺激対象物が間近に来なければ静かに待っていられるようになりました。

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日々の練習は欠かせませんね。
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2024年4月24日 (水)

愛犬とドライブ

間もなくゴールデンウィークが始まろうとしています。
例年よりも早く暑い日々が続いている日本列島ですが、愛犬と一緒にドライブをされる方は少なくないので、今日はドライブに際して気を付けて欲しいことをいくつか見なおしてみたいと思います。

🍀犬の居場所は?
開けた窓から気持ちよさそうに顔を出して風に毛が揺れている愛犬を見るのは楽しいものです。
隣に並んだ車から顔を出す犬を見るのも可愛いものですが、止まっている車ならまだしも、走行中は絶対避けて欲しいものです。

「大丈夫!私はずっと無事故だから。」と自負していらっしゃる方は少なくないでしょう。
しかし、最近多いのがもらい事故。
後ろから、あるいは横から追突されたときに、車や座席に固定されたクレートに入っていない犬たちはどうなるかと言えば、当然車内を飛んで、フロントガラスに激突したり、場合によっては開いている窓から転落する可能性があります。
抱っこしている人間はシートベルトで固定されていても、犬が手から離れてしまったり、あるいはエアバッグとの間に挟まる可能性もゼロではありません。
開いている窓から飛び出したり、あるいは、運転者の膝の上などにいて、運転操作の邪魔になってしまう場合もあります。
安全なドライブのためにも、クレートの利用などを考えてみませんか。

🍀車内でのお留守番大丈夫?
愛犬と一緒に食事しようと思っても犬連れNGのお店だったりすると、当然愛犬は車でお留守番という可能性も出てきます。
この時期は、風はすがすがしいものの、陽が当たる場所はかなり気温が上がります。
車内も同様です。
「ちょっとの間」と思っても、エアコンをかけたり、あるいは交替で行くなどして、熱中症予防を心がけましょう。

🍀犬の様子をよく観察しましょう。
長時間の車移動は犬にとっても負担が大きいので、渋滞にはまることも考えながら、休憩を取りながら移動することも大事です。
特に車酔いをする犬の場合は、車に乗る前は飲食を避け、場合酔っては酔い止めを獣医師から処方してもらうことも考えましょう。

愛犬とのドライブを楽しむためにも、準備を怠らないことが重要ですね。

以前書いた記事がこちら👇でも見られます。
https://www.fiat-jp.com/ciao/dog-training/
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2024年4月23日 (火)

優先順位をどう考えるか

犬の社会化についてはいろいろな受け取り方があるようですが、個人的には、目標として犬の平常心を保つためのサポートと考えています。

つまり、人間社会で生きていくためには、犬にとっては理解出来ない様々なものに遭遇することになるので、それらのことや物に対して、一喜一憂することなく、自然体でいられるようになって欲しいと思うからです。

もちろん個体によって性格や気質は様々なので、それらに合わせたサポートも重要になります。

例えば人一倍警戒心が強い犬であれば、人一倍いろいろなものに馴らす工程が必要になりますし、場合によっては(犬にとって)見知らぬ人からオヤツをもらったりしながら、犬が「大丈夫!」と納得できる状況を沢山作ってあげなければいけないでしょう。

我が家の犬たちも、同じボーダー・コリーでありながら、それぞれの性格は全く違うので、当然対応は変わってきます。

故アシスタントは、人にも犬にも優しく接してくれる犬でした。
特に過剰反応することもなく、受け入れてくれるタイプでしたので、いろいろな意味で信頼できるパートナーでした。

一方現アシスタントは、日常的に私しか見ていない犬なので、他犬の存在自体も気にしませんが、自分のパーソナルスペースに急に入ってくると警戒します。
人には特に過剰反応なく、相手がフレンドリーに接してくれると甘えに行きます。

しかし、現見習いは、人に対して過剰に大興奮して挨拶しようとするので、平常心でいてもらうためにとても苦労しています。
目が合う人はみんな自分のことをかわいがりたいと大きな勘違いをしているようで、尻尾だけでなく腰まで振りながら向かって行こうとするので、落ち着かせるのに時間がかかります。

今朝もご近所の奥様達の立ち話に加わろうと向かって行くので、2メートル離れた場所で落ち着くのを待ってから挨拶をさせることにしました。
人に対して不信感を持っていないのはいいことなのですが、フレンドリー過ぎるのも問題です。
特にドッグスポーツの競技においての協働作業では、刺激に負けて気が散りやすいというマイナス面に繋がります。

パートナーとしてドッグスポーツを楽しむのであれば、当然アシスタントの方が信頼できますが、家庭犬としては見習いの方が安心できるというわけですね。

今日はレッスン中に生徒さんのママに挨拶に行った見習い。
必死で伏せている見習い。
少し大人になったかもしれません。

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家庭によって犬に求める優先順位はそれぞれです。
犬のお友達が沢山出来て、母と遊ぶよりそっちの方が楽しくなってしまっても困るので、その犬の社会化にとって、何が一番優先順位が高いかを見極めることも大事ですね。

今日はママが一番になるための練習を頑張ったSくん

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これからが楽しみですね。

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2024年4月22日 (月)

姿勢をおろそかにしない

訓練競技などでは、姿勢(立止・停座・伏臥)は重要です。
特に、きちんと座ることと伏せることは明らかに目視でわかってしまうので、横座りや腰を崩した伏臥などはペナルティになるため、競技に出る場合はとても気を付けて教えていきます。

しかし、競技には出なくても、いつも横座りや腰を崩す姿勢ばかりしていると、骨が歪んだり、筋力が落ちてしまったりするので、基本の形はある程度骨格がしっかりしてきたらちゃんと教えてあげる方がいいでしょう。
人間も気を抜くと背中が丸くなっていたり、片方に傾いていたりということもあります。
バランスのいい姿勢を取ることで、筋力がついて、体幹もよくなりますね。

犬の場合、先ほども書いたように、停座や伏臥は明らかに崩していることがわかりますが、立止に関しては、なかなか気づかないことが多いものです。

因みに我が家の見習いは右の後肢の向きが若干ズレています。
そもそも、停座の時に後肢が外に向くことから修正を始めましたが、立止の状態でも足先が外に向くと気づいたのが最近だったので、今日はバランスエクセサイズで修正方法を確認させていただきました。

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ドッグショウでは犬の立ち姿がとても重要です。
きれいに4本の足に均等に体重を乗せて立っている姿をジャッジに見せるために、ショウに出る子は小さいころから立止(スタック)の練習をします。

ショウに出なくても、きれいに立てるようになることが、全ての動作の基本ですね。

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2024年4月21日 (日)

犬の警戒心のはなし

子犬の頃は全てを受け入れることができたのに、成長と共に、ややこしいというか面倒くさくなってくることがよくあります。
今まで大丈夫だったのに、急に過剰反応が始まったなども同様です。
これはいわゆる犬の思春期で、ホルモンのバランスも含め、様々な物が作用して、犬の気持ちが自分でコントロールしづらくなる時期でもあります。

いつも書いていますが、「子犬の頃に社会化したから大丈夫。」というわけにはいかないので、犬の成長と共に社会化はずっと続くと言ってもいいでしょう。
なぜなら、犬にとっては日々新しいものとの遭遇があるからです。

特に生後5~6か月頃から、思春期への突入と共に警戒心も出てくるので、様々なものに馴らしてあげることが飼い主側の重要なサポートとなります。

警戒心は様々な形で現れますが、それに対して「ダメ!」とか「イケナイ!」と言われても犬にはわかりません。
なぜなら気持ちの問題だからです。

以前、見習いが強風の吹いている日の散歩中、突然はためいた自転車のカバーにびっくりして飛びのいたことがありました。
これに対して「自転車のカバーじゃないの。大丈夫よ。」と言ったところで、見習いには伝わりません。

「怖いものかどうか自分で確認してくれば?」ぐらいのスタンスが犬に納得してもらうためには有効です。

リードを緩めて、犬の行動を見守っていればいいだけです。
「大丈夫だから」とリードを引っ張って無理矢理確認させる必要はありません。
大丈夫かどうかは本犬が納得しなければ大丈夫では無いからです。

そんな犬の警戒心を少しクールダウンさせてあげるには、「待ってあげる」ことの他に「食べる」という行動も有効です。
食べるときは当然鼻を使いますし、口を動かし味わうという五感を使ってもらうことで、あがった緊張を緩和させてあげることが出来ます。

ただし、音響シャイなどで、本当に怖がっている犬には食べ物すらも役には立ちません。
食べ物も万能ではないということです。

愛犬の状況をよく観たサポートが不可欠ですね。

さて、今日は生後7か月のLさんのカウンセリングがありました。

初対面だし、訪問者だしで、Lさん的には私は早く帰って欲しい人だったと思います。
実際そう言ってました。
しかし、帰るわけにはいかないので、Lさんが落ち着けるように、トリーツを使ったり、目線を合わせないようにしながら、時間をかけて匂いを嗅いでもらって、なんとか受け入れてもらえました。

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帰るころには、「ワタシ、オスワリもフセも出来るのよ」と得意げに見せてくれました。


トレーニングと違って、犬の気持ちを変えるのは簡単ではありません。
怖い思いをさせないような工夫が必要ですね。

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2024年4月20日 (土)

「持来」のはなし

「持来」とは、「持ってこい」のことです。
オビディエンスや服従訓練では、木製のダンベルを持ってくる課題があり、投げる「投擲」と言われるものと、元から地面に置く「置き持来」というものがあります。

「持来」自体がいくつかの動作の組み合わせで出来ていることはずっと以前から書いていますが、ここで再度確認のために書いてみます。

①ダンベル(対象物)の元に走って行く。
②ダンベルを咥える
③ハンドラ―の元に咥えて戻る
④ハンドラ―の合図のキューでハンドラ―に手渡す

犬が何かを口に咥えようとすることは自然な動きですが、初めから興味の無いものを口に突っ込まれて、じっと咥えているように強制することは犬にとってはあまり楽しくありません。
楽しくないということは、そもそも「持来」自体が好きではなくなってしまう可能性もあり、その後も、何かを咥えたり、ハンドラ―と引っ張りっこを楽しむことが出来なくなってしまう可能性があるのでお奨めしません。

我が家の犬たちは「持来」の意味を楽しく教えてからは、落ちている物を拾ってくれたり、日常的にも持来を楽しんでくれますし、ドッグダンスのトリックでも、指輪を咥えて持ってきてくれたりと、楽しそうに持来をやってくれています。

今朝の練習では、見習いがダンベルを咥えるときに慌てているせいか雑になってしまい、咥えそこなったり、落としたりすることもあることから、落ち着いて正しい方向から咥えることを再確認しました。

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オビディエンスの競技においては、「精度」もとても重要なポイントになります。
きちんと教えてあげることが大事ですね。

因みに、我が家の持来の教え方は「シェーピング」という方法を使います。
目標(ゴール)に向かって、少しずつ行動を引き出して形作って行く方法なので、犬へのストレスもほとんどありません。

持来導入の参考動画はこちらから


2年前ですので、当時生後6か月の見習いです。

クリッカーを使った「正の強化」によるトレーニングは犬のストレスを最小に抑えて犬の学習意欲を高めながら様々な行動を教えるのに有効です。
やってみたいという方はWanByWanのホームページよりお気軽にお問合せ下さい。

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2024年4月19日 (金)

子犬はいつからフリーに出来る?

パピーレッスンにお伺いするときは、必ず「ハウストレーニング」をお願いしていますが、大半の飼い主さんは、「かわいそうだから」と言って、なかなかハウストレーニングの必要性を感じて下さいません。

パピーのきもちだけでなく、飼い主側のきもちとしても、いつも一緒にいたい気持ちなのは当然のことです。
だって、可愛いんですから。

しかし、頭のいい犬たちは、一緒にいることに慣れてしまえば、一緒にいられない状況に対してストレスを感じるようになります。

また、ストレスだけでなく、フリーにしておくことで、様々な悪戯を始めてしまい、飼い主さんに叱られたり、あるいは、誤飲などのリスクを招いたりと、子犬の安全が確保できなくなる可能性があるので、おすすめできません。

じゃぁ、いつになったらフリーに出来るのでしょうか。

トイレのミスがなくなり、家の中に危険なもの(誤飲するもの)が無い状況であれば、短時間からのフリータイムを作ってあげることが出来るようになります。

しかし、フリーに出来るようになったとしても、寝床や安心できる場所として「ハウス」はあった方が安全です。
例えば犬が苦手な来客や、修理などで訪れる人達の邪魔をしないようにするには、ハウス待機をお願いすることが、人にとっても犬にとっても一番ストレスフリーだからです。

今日は生後6か月のC君のカウンセリングがありました。
C君はとても賢く、ちょっとお話ししている間に、跳びつくより座った方がいいらしいと学んでくれました。

しかし、6か月はまだまだパピー。
ちゃんと出来るように見えても、様々なディストラクションがあれば、出来ないこともあります。
長い目で見てあげることが重要ですね。

我が家の見習い2歳半も、家の中でフリーに出来るかどうかは、設置したカメラを見ながら考えて、2歳3ヵ月になって、ようやく留守中もフリーに出来るようになりました。

フリーになっていても、家の中で走り回ったりすることなく、ソファ(ドッグベッド)やハウスで寝てくれるようになれば大丈夫。

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一方、アシスタントの方は、実は生後4ヵ月からフリーでした。
なぜなら、ハウスで寝ていても自分でトイレをしに出てきてシーツの上で済ませたら、またハウスに帰って行く子犬で、ハウスにあがれるようになったら、ちゃっかり当時のアシスタント犬の横で寝るという、意外と楽な子犬だったのです。

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子犬によって性格や特性は様々。
早くにハウスやトイレの認識が出来て、悪戯をしない子もいれば、2歳過ぎても悪戯がおさまらない子もいます。

やはり、長い目で見てあげることが大事ですね。

最近のアシスタントと見習い。

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ソファを分け合えるようになったようです。

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2024年4月18日 (木)

専門学校のオンライン授業

今日は6年前からお世話になっている岡山の専門学校の生徒さんへオンライン授業を行いました。

私がドッグダンスのインストラクターをしていることもあり、インストラクターのビジネスについてと、応用トレーニングについてをお話しさせていただきました。

ドッグダンスのインストラクターだからと言って、ドッグダンスだけを教えられればいいということではないことや、犬のトレーニング全般的な知識が不可欠なこと、トレーニングは犬にとって楽しいものでなければいけないことや、教える側のメソッドは引き出しが多くなくては出来ないことなど、全般をお話ししました。
うまく伝わっていればいいのですが。

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そのあとは自分の犬たちのトレーニング。

いかにして伝えるか。
いかにして理解してもらうか。

トレーナーとして、一飼い主として、日々考えることは尽きません。
「わかったよ。」と目を輝かせてくれる瞬間を楽しみにすればこそ、続けられるものですね。

オンライン授業中、部屋の中やクレートで静かに待っていてくれたアシスタントや見習いに感謝。
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2024年4月17日 (水)

ラリーオビディエンスの話し

ラリーオビディエンスは一般のオビディエンス競技と同様の基本スキルが必要となりますが、競技中に褒めたり、ご褒美としてオヤツなどのトリーツを与えることが許されているドッグスポーツです。

ラリーオビディエンス競技自体は、他のオビディエンス競技同様、主催団体によってルールは異なりますが、基本の動きを犬がマスターしていれば、競技団体が異なっていても競技でパフォーマンスは十分できます。

現在日本では、WCRL規定のラリーオビディエンス競技とJKC規定のラリーオビディエンス競技がメインに行われています。

WCRLは米国が主催団体、JKCは欧州の競技をベースにローカライズした競技を主催していますが、今後はFCI(国際畜犬連盟)に準じた規定に改定されていくようです。

さて、今日はアシスタントが初めてJKCルールのラリーオビディエンスの課題練習をしました。

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見習いはすでにJKCルールの競技に参加しており、クラス1は合格して、クラス2への昇格資格も持っていますが、アシスタントは初チャレンジでした。
しかし、WCRL規定のラリーに出ているので、ハンドラ―がサインカードを読み違えなければ出来ない作業はありません。
今日の練習でも、ストレスなくゴールまで辿りつくことが出来ました。

ラリーオビディエンスは経験の浅い若い犬やシニア犬なども気軽に始められるドッグスポーツです。
トリーツが使えないオビディエンス競技の敷居が高いと思ったら、ラリーオビディエンスから始めてみませんか?

WanByWanでは、6月22日(土)にドッグリゾートワフのインドアドッグラン内でWCRL規定のラリーオビディエンストライアルを開催します。
前日は希望者がいらっしゃれば、セミナーを予定しています。
詳細はこちら👇からご覧下さい。
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2024/04/post-4b3a05.html
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2024年4月16日 (火)

気持ちづくりには時間がかかる

愛犬の行動は時として、人にとって「問題」とされる行動は少なくありません。
当然犬自身は問題とは思っていません。

それは何気ない行動かも知れないし、犬にとって切羽詰まった状況かもしれません。

犬の、人にとって好ましくない行動をコントロールするのは、人間社会で共に暮していくためには仕方がないことも沢山ありますが、それを教えるために犬に圧をかけたり、強制することはおすすめできません。

犬の行動を変えるだけではなく、そこには「犬のきもち」が付随しているからです。

犬の好ましい行動をキャッチして、その都度褒めながら強化していく手法は、犬にとっての負担はほとんどありません。
叱られるような行動が出づらいように、それと相反する行動を強化していくだけだからです。


犬にいい意味で自信をもってもらうことはとても大事です。
いわゆる「出来る!」と思ってもらうことですが、それも強化の積み重ねで犬は学習していきます。

週末のドッグダンスイベントでパニックになったアシスタント。
落ち着けば出来ることなのに、ちょっとキューが続いて出てしまうと焦ってしまいます。

少しハードルを下げて、ひとつひとつの完成度と自信をアップさせていきましょう。

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因みに、これは後退歩行中のアシスタント。
後退歩行はダンスだけでなくオビディエンスにも不可欠です。

「やればできる」と思ってもらうためには、日々のサポートは欠かせませんね。

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2024年4月15日 (月)

3日間の遠征を終えて

先週末からドッグダンスのイベントに参加していましたが、今回もいろいろな面でとても勉強になりました。

初日のワークショップから、二日目のフリースタイルコンペ。
三日目のHTMのコンペ。
多くの参加者の演技を拝見しながら、日々の練習の成果が出たペアや思い通りに行かなかったペア、我が家も含め、様々なことがよぎったり、次に向けてのスタートになった人もいたでしょう。

ドッグスポーツは当然人間だけのスキルではどうにもなりません。
犬というパートナーのスキルとメンタルが加味されてくるのは仕方のないことですし、それがうまく行ったときは犬と共に喜びを分かち合える至極の時間と言えるでしょう。

犬にスキルを教えることはさほど難しいことではありませんが、犬のメンタル(きもち)を操作することは難しいと、日常のドッグトレーニングにおいて私はよく書いています。

競技となると、さらに犬のメンタルをサポートするのは難しくなります。
しかし、サポート無しに協働作業を行うのはとてもリスキーです。

競技などの本番で、犬の集中が途切れることがあります。
何が原因で集中が途切れるのか。
何に対しての集中が途切れるのか。

原因は物理的なディストラクションなのか。
状況に対するストレスなのか。
日々愛犬を観察していても見極めることが難しいことがあります。
時には客観的な観察眼が必要になることもあります。

今回見習いは、遠隔作業で失敗してしまいましたが、3日間の待機態度は大分良くなりました。
一方アシスタントは、中盤から大パニック状況。
パニック過ぎたのか、いつも問題になっている「吠え」が一切なかったことが笑えます。

練習の時は、落ち着いてできているアシスタントです。

202404152

成功体験を増やしてあげられるようにサポートしていくことが重要ですね。

犬たちが日々課題をくれるので、ボーッとしている暇はないようです。

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ドッグダンス競技会

DDJP(ドッグダンスジャパン)さんのイベント最終日はHTM(ヒールワークトゥミュージック)のコンペでした。

我が家はアシスタントが競技クラスではなくファンクラスで参加しました。
アシスタントのルーティン(演目)は、今年の春から作り始めたもので構成が未完成なうえ、エンディングポーズが数日前に決まったばかりで、あまり練習が出きていない状況だったので、到底コンペクラスには参加できません。

ファンクラスではモチベーター(オヤツ)を持つことが出来ますが、ルアーリングではなく、出来たことへの報酬として渡しました。

ところが、前回の練習会で衣装がアシスタントの動きを妨げているところがあったため、衣装に少し手を加えたのですが、今日通しで踊ってみたら、またまた別の部分に不具合があったようで、アシスタントのストレスサインが出てしまいました。
完全にハンドラ―のミスです。

選曲や動きはジャッジに評価していただけたので、次回までに衣装を少し改良して、アシスタントの気持ちがネガティブにならないようにしなければいけませんね。

早朝の練習ではよくできていただけにちょっと残念でした。

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いつもいつも沢山課題をくれる我が家の犬たち、飽きることがありません。

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2024年4月13日 (土)

ドッグダンスコンペに参加しました。

昨日から始まったDDJP(ドッグダンスジャパン)さん二日目のイベントはFS(フリースタイル)のコンペでした。

我が家は見習いとノービスクラスに参加しました。
ビギナークラスと言うには遠隔作業が入っているために、一つ上のノービスクラスを選択しました。

見習いは今回コンペデビュー。
前回までは、トリーツを持ってもいいファンクラスに2回出ていました。
ファンクラスは順位は付きませんが、見習いが構成通りに動いてくれたので、今回はコンペクラスに挑戦することにしたのです。

しかし、2回目のファンクラスで、見習いはジャンプパーツで吠えてしまったり、フロントポジションでの移動で跳びついたこともあり、その後はその修正に重きを置いて練習してきました。
また、前回と違ったムーヴを組み込んで、今回のコンペに臨みましたが、吠えは修正できたものの、遠隔作業の精度が落ちたことと、フリップジャンプの着地で滑ったことがペナルティになって、成果は出せませんでした。
またまた課題をくれた見習いです。

幸い、本犬の集中力はジャッジに褒められたので、やる気を落とさずに精度を上げていきましょう。

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2024年4月12日 (金)

ドッグダンスのワークショップ見学してきました。

今日はDDJP(ドッグダンスジャパン)さん主催のワークショップが開催されました。
講師はスイスからClaudia Moser氏。

お題は「振付の移行と流れ(Transition and Flow in Choreography)」でした。

我が家は明日コンペに出陳するので、参加ではなく見学させていただきましたが、細かいステップで教えていくことの重要性を初めとして、日常的にお伝えしていることが間違っていないということを再確認することが出来た上に、ルーティンを作るにあたっての様々な工夫などのヒントが満載で、とても楽しく、ためになるセミナーでした。

202404122

ドッグダンスは、トリックが出来るだけでは踊れません。
その背景には、犬に伝えなくてはいけない細かい工程が必要です。
その手間を省いてしまうと、本番のリンクに入ったとき、「こんなはずじゃなかった」ということにもなりかねません。

日常マナーのトレーニングも然り。
細かくわかりやすく犬たちに伝えられるといいですね。

さて待機の見習い、いつもはクレートの中から周囲の様子をうかがって吠えが出ることも少なくありませんでしたが、今回はクレートの中で寝ることができました。
少しずつ進化しているようです。

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2024年4月11日 (木)

犬との遊び方

愛犬とどんな風に遊んでいますか?

時々耳にするのが、「どうやって遊んでいいのかわからない。」とか。
「うちの子は引っ張りっこが嫌い」とか。

犬種によって、本来持っている本能が異なることもあり、全ての犬が同じように遊ぶわけではありませんが、ある意味ハンドラ―が「こんな遊びはいかが?」と提案してあげないと、ハンドラ―の好む遊びを犬が自分でみつけてくることはあまりありません。

例えば、家具を齧ったり、壁をはがしたり、トイレシーツをボロボロにしたり、ケージから脱出したりと、ゴミ箱をあさったり。と犬たちは放っておけばいろいろなことをやります。
人間から見れば、全て悪戯にしか見えませんが、犬にとっては楽しい遊び。
やればやるだけ報酬を得られているので、なかなかやめられません。

そうならないために、人間としては、なるべくやって欲しくない遊びを見つけないように環境をマネジメントし、やってもいい遊びを提供することで、犬たちのエンリッチメントを保障してあげなければいけません。

しかし、引っ張りっこでさえ、楽しくないと思う犬もいますし、持ってこい(持来)にも興味を示さない犬もいます。
最初から犬が引っ張りっこロープを咥えて私たちの前に持ってきて、「引っ張って」という犬はいないので、「こうやるとおもしろいんじゃない。」と犬を挑発しながら、一緒に遊べるようにもって行くことが重要です。

何度も書いていますが、「引っ張りっこ」遊びは、犬と人の勝ち負けを決めるものでは無いので、犬に渡してしまってもかまいません。
引っ張って欲しい犬は、自分から押し付けてくるはずです。

しかし、子犬の頃「甘噛み」を矯正しすぎて、「噛む」行為自体をネガティブなことと関連付けてしまうと、なかなか咥えたり、噛んだりしてくれなくなります。
噛んでいいものと、噛んでは困るものをちゃんと教えておくことが大事ですね。

今日は若いT君のプライベートレッスンで、引っ張りっこ遊びはどの程度のテンションまで許容できるのかというご質問を頂き、遊んでいる様子を拝見させていただきました。

202404111

T君、楽しそうにロープを引っ張っていますし、飼い主さんのキューで、ロープをすぐに離してくれます。
「ガウガウ」言っても全く問題ありません。

先日も、とあるクライアントさんから、以前習ったトレーナーに「ガウガウ」言うほど犬を興奮させてはいけないと言われたと聞きました。

犬同士の遊びの中でも、真剣に遊んでいる犬は声が出ることもあります。
要は、オンとオフがちゃんと伝えられれば、遊びは思い切り楽しくても構わないと個人的に思っています。
我が家の犬たちも、引っ張りっこで声が出ることはよくありますが、私を噛むことはありません。

良い関係を築くためにも、上手に愛犬と遊べるようになるといいですね。

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2024年4月10日 (水)

ディストラクション練習

今日はオビディエンスの練習会でした。

月末の競技会に向けての追い込みやリマインドをやりたいと思いつつも、我が家の犬たちいろいろミスを重ねてしまい、日々の繰り返し練習の大切さを改めて思い知らされた次第です。

最後は、お互いをディストラクションにした、個人課題練習にしました。

ご存知の通り、2歳5か月の見習いは、周りの刺激にとても弱く、競技会中にリンク脇で遊んでいる犬を見てリンクアウトした汚点があります。

休止の練習だけでなく、様々な課題中にも、他犬が視界に入る状況での練習を重ねて、ようやく勝手に走って行かなくなってきたようです。

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そのあと、見習い自身も他犬の作業中に自分の課題を遂行するために集中する練習。

202404102

キューは耳に届き、コーンを周って戻ってくることが出来ました。

もちろん、状況が変わればわからないので、様々なシチュエーションで引き続き練習は続けて行かなければいけません。

ドッグスポーツにおいては、当然他犬の存在があるので、いちいち気にしていては集中を取ることは出来ません。
それはある意味日常生活とも密接に関わっています。
なぜなら、散歩中、出会う犬と必ず挨拶をしたり、遊んだりすることを習慣にしていれば、犬は他犬を見れば必ず気持ちをそがれ、興奮して傍に行こうとします。
そうなれば、当然ハンドラ―(飼い主)の声は耳には届かないでしょう。

犬も人も、世の中にはいて当たり前。
いちいち気にしなくていいんだよ。
と教えてあげることは、犬の平常心を保ってあげるためにはとても重要です。
それは同時に、他の犬のスペースや安全を尊重してあげることにも繋がります。

無駄に興奮させることなく、ハンドラ―との時間を楽しく共有できるようになるといいですね。

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2024年4月 9日 (火)

犬のきもちをゆっくり変えてあげる

犬も人間同様様々な感情があります。

楽しい。
怖い。
悲しい。
イヤ。
などなど。

「怖い」や「イヤ」という気持ちを無視してしまうと、犬はどんどんネガティブな反応をするようになるので、犬のきもちをわかった上でサポートしていくことが重要です。

以前にも書きましたが、「大丈夫」と言う言葉は、逆に犬にとって「大丈夫じゃない」状況とリンク付けされていくので、あまり言わない方がいいかもしれません。
「大丈夫」かどうかを決めるのは人ではなく犬なので、出来るだけ普段通りに接することが犬にとって安心できるかもしれません。


さて、今日はSさんのカウンセリングがありました。
Sさんは、日常生活においてはまったく問題の無い女の子です。
しかし、数か月後に海外渡航の予定があるため、今日は手続き以外でSさんにとって必要なことなどをお話しすることになりました。

最優先事項はクレートトレーニングです。
飛行機での輸送においてクレート待機は不可欠です。

Sさん、クレートが嫌いなわけではありませんが、ドアが閉まるのが嫌い。
それを克服してもらうには、クレートが楽しい場所であることを知ってもらう必要があります。

そこで、今日はクレートをリビングに移していただいてから、中にSさんの好きなオヤツを何個か入れてみました。
当然傍まで来て中を覗きますが、入りません。
私がそばにいると、閉められるのではないかと予測しているので、敢えて知らん顔してダイニングで皆様とお話ししていると、こっそり食べに行きました。

その後もお話の合間にオヤツを数個投げ入れて、放っておいたところ、自分からこっそり入って、慌てて飛び出してくる様子が見られました。

こんなことを繰り返していたら、クレートの中のオヤツをしばらくのぞき込んでいたSさんでしたが、

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最後は中まで入って、滞在する時間が少し増えました。

202404092

まずは、自分から入りたい気持ちになることが大事ですね。
その後は滞在時間が増えるように工夫していきます。

飼い主様も渡航に向けて、根気よく頑張ってくださるそうなので安心です。

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2024年4月 8日 (月)

刺激との距離のはなし

先日のワークショップでお話しした内容の中に、何かに集中している、ハンドラ―から少し離れたところにいる犬に、遠くからハンドラ―が何かお願いしても、ちゃんと出来ないことがある。というものがありました。
つまり、犬が集中している物が犬の目と鼻の先ぐらいの距離にあれば、そちらの刺激がハンドラ―から出されるキュー(刺激)に勝ってしまうので、ハンドラ―の声が耳まで届きにくくなるというものです。

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そういう時はどうすればいいのか。

犬が集中している外的刺激よりも犬との距離を縮めてから伝えることが重要です。

例えば、地面の匂い嗅ぎに忙しい犬に対して、5メートル離れた場所から匂い嗅ぎを止めるように言っても、犬はなかなかやめられませんが、
すぐ犬の横に行って同じことを伝えると、犬の耳に声が届きやすいということです。

202404082

リビングでゲームにいそしむ子供に、キッチンから「もうやめなさい。」と言っても、子供は目の前のゲームに集中して、親の声が届きませんが、リビングの子供のすぐ隣に座って同じことを言えば、子供の耳に届きやすいのと同じです。
止めるか止めないかはもちろん本人次第ですが。

何度も何度も言って、ようやくやってもらえるレベルであれば、犬は一度でやらなくてもいいと学習してしまいます。

犬と刺激とハンドラ―の距離はとても重要なので、大事なことが右から左へ流れてしまわないよう、確実に伝えるよう、ハンドラ―も工夫が必要ですね。


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2024年4月 7日 (日)

グループカウンセリング行いました

今日は都内のトリミングサロンApseyさんで、第二回「犬と暮すグループカウンセリング」を開催しました。

前回に引き続き、犬とのコミュニケーションに重要な考え方のポイントをお伝えしました。
「犬にやらせる」のではなく、「犬が出来るようにサポートする」こと。
犬の選択肢のはなし。
個体による性質や性格の違いなども含めてお話しさせていただきました。

また、今回はアシスタントも同行し、遊び方のデモに参加してもらいました。

202404071

ご参加の方々の個別のご相談も承りましたが、嬉しかったのは、前回参加してくださったLさんの飼主さまが、前回のアドバイスを参考にLさんに接してくださったところ、Lさんの行動に変化が出てきたとのこと。
そして、飼い主様もそれを楽しんでいらっしゃる様子を拝見したことでした。

愛犬との接し方は、飼い主さまと犬の数ほどありますが、基本は同じです。
「圧」をかけるのではなく、「犬が自分からその行動を取りやすい環境を作って行くこと」

少しずつ広まって行くといいですね。

次回もご要望いただければ開催の予定です。
日程が決まりましたら、ご案内します。

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2024年4月 6日 (土)

社会化は子犬だけではありません。

今日はビッグサイトで行われたJKCのドッグショウの見学に行ってきました。
25年ほど前は、初代のボーダー・コリーたちとショウリンクを走ったこともありましたが、その後はすっかり足が遠のいていました。

今回見学に行ったのは、友人たちの出陳の応援と、ドッグダンス仲間のデモ見学でしたが、同時に我が家の見習いの社会化も兼ねていました。

見習いは2歳5か月。
「今さら社会化?」と言われそうですが、犬の社会化は一生続くと言っても過言ではありません。
なぜなら、犬は一生のうちにいろいろなものに遭遇することが予想されるので、犬のストレスを軽減させながら、「大丈夫」を増やしていく必要があるからです。

見習いはもともと犬に対してフレンドリーですが、突然視界に犬が入ると一声吠えます。
理由は急な遭遇に驚いたり、あるいは、犬に近寄っていきたい興奮だったりします。
しかし、いちいち他犬を見て興奮することは、競技犬としてだけではなく、日常的にも家庭犬として好ましくない行動のひとつとも言えます。

そこで、今日は様々な犬種が集まるドッグショウに同伴したわけですが、最初から犬だらけの会場に入るのはリスクが高いので、まずは早朝、まだ犬たちがさほど通路を歩いていない時間帯に連れて入り、落ち着いていられることを褒めて強化していき、一度車に戻って休憩してから、午後再度一緒に会場を歩きました。
この時間の会場内は犬だらけです。
午前中の馴致のおかげで、午後は犬とすれ違っても過剰反応することなく、落ち着いていることが出来ました。

ドッグショウには不似合いなワーキング系ボーダー・コリーでしたが、学べる場所は多い方がいい。

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まだまだですが、少しずつ伝えていきたいですね。

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2024年4月 5日 (金)

ラリーオビディエンスイベントのご案内

20246月に、山中湖のドッグリゾートワフ、インドアドッグラン内にて、WCRL規定ラリーオビディエンスのセミナー・コース練習会、およびラリーオビディエンストライアル(競技)を行います。

202404051

WCRL
規定のラリーオビディエンストライアルは、アニマルファンスィアーズクラブさん、OPDESさんでも開催しているラリーオビディエンスと同じ団体の競技なので、どの主催競技に参加されても、結果はWCRL本部で集計され、ポイントを貯めることが出来ます。

また、前日の午前には、WCRL規定のセミナー、午後はコース練習会を行いますので、初めてトライされる方でも、トライアルに参加することは可能です。
結果をWCRLに反映させるためには、WCRLへの犬の登録は事前に行う必要があります)

JKC
OPDESでの訓練競技経験のある方、ドッグダンスなどのドッグスポーツの経験がある方など、愛犬と楽しくオビディエンス競技に参加されたい方は是非ご検討下さい。

<イベント詳細>

①621日(金)午前:WCRL規定ラリーオビディエンスセミナー
WCRL規定のラリーオビディエンスの概要及びルールについてのセミナーです。
ラリーオビディエンスにご興味のある方、トライアルに出たいので詳細を知りたい方におすすめです。
※参加者が最低催行人数に達しない場合は開催しない可能性があります。
参加費:6,000

-----------------------------
②6
21日(金)午後:WCRL規定ラリーオビディエンス練習会
コースを体験してみたい方、翌日のトライアルのための練習をしたい方におすすめです。
練習コース:レベル1、レベル2、レベル3
全コース参加可能・定員15ペア
参加費:5,000

-----------------------------
③6
21日(金)終日参加の方
参加費:10,000

-----------------------------
④6
22日(土)WCRL規定ラリーオビディエンストライアル
WCRL規定の正式競技です。
クラス:Level 1A1B2A2B3A3B、ベテランA、ベテランB
参加費:6,0001エントリー)
WCRL
登録費:6,5001頭)
(登録はご自身でWCRLあるいはUSDAAのホームページから行うことも可能です。犬の登録が出来ていないと、競技結果が反映されません。)

-----------------------------
🍀
ジャッジ
川端千賀子氏(WCRL公認ジャッジ)
三井 惇 (WCRL 公認ジャッジ)

🍀
お申し込み方法
下記の内容をそれぞれご入力のうえ、メールでお申し込みください。

【件名】ラリーオビディエンスイベント申し込み

お申込み開始:202446日(土)20:00
お申込み締切:202261日(土)24:00
定員になった場合、締切日より早く締め切る可能性があります。 

セミナー/練習会
1.
参加カテゴリー:①②③(当てはまるものを残してください)
2.
参加者のお名前(フリガナ)
3.
練習会参加の場合のパートナーの名前(フリガナ)
4.
参加犬の犬種・性別・年齢
5.参加者のご住所とお電話番号
6.
メールアドレス(PCからのメールが受信できるアドレス)
7.woofご来場者様
の数・・・大人名 子供名 犬
8.woof
ご宿泊の方の数・・・大人名 子供名 犬


◆WCRL
規定ラリーオビディエンストライアル
1.WCRLあるいはUSDAA登録:
済んでいる(犬の登録番号:      )
済んでいない:同時登録を希望する(6,500円) / 自分でする
2.
ハンドラー名(アルファベット):
3.
パートナーの名前(アルファベット)
4.
犬種および性別:
5.
犬の生年月日:
6.
犬の体高(肩の位置で):
7.
参加クラス:
LEVEL1A
LEVEL1BLEVEL2ALEVEL2BLEVEL3ALEVEL3B、ベテランA、ベテランB
参加クラスについては詳細をご確認の上、対象クラスのみ残してください。
※Aクラスは2名以上のジャッジによる審査で3回以上クォリファイすると上位クラスのクォリファイが有効となり、Bクラスに参加できます。
8.
参加者のご住所・ご連絡先:
9.
課目修正申請がある場合は以下にお書きください。
例:ハードルの高さを〇〇センチにしてほしい。
10.
お弁当の数
11.woof
ご来場者様の数・・・大人名 子供名 犬
12.woof
ご宿泊の方の数・・・大人名 子供名 犬

<イベント中禁止事項>
・チョークチェーン、スパイクチェーンの使用
・パートナーの動きを強制したり、パートナーを罵倒するなどの行為

<一般注意事項>
ヒート中の犬・または終了して2週間以内の犬はwoofの規定上woofに入館できません。
お申込み受付後にヒートや体調不良で該当犬が参加出来ない場合、犬を替えての参加は可能です。
お申込みメール受信後はキャンセルフィが発生しますが、ご都合が悪くなった場合はお早めにご連絡下さい。
キャンセル時のwoofの施設利用料金はかかりませんが、宿泊に関しましてはwoofの規定でキャンセルフィがかかる場合がありますのでご確認ください。
荒天等で開催が不可能となった場合は必要経費を除いて一部返金できる場合もあります。
競技中の写真および動画の撮影は演技者の許可を得てから行ってください。
イベント中の写真はブログやSNSなどに掲載させて頂く場合があることをご了承ください。
他の参加者の競技中に過度の吠えなどがある場合はご退場頂く場合があります。
会場内での犬の待機はクレート内でお願いします。
ハンドラーさんはご自身で椅子等ご持参ください。
会場内での、犬同士、参加者同士のトラブルは、当事者で話し合いのうえ、双方の責任のもと解決してください。主催者は責任を負いません。
当日の欠席連絡はmitsuiアットマークwanbywan.comまでお願いします。
セミナーおよびラリーオビディエンスは参加者が催行最低人数に達しない場合は、開催を中止する場合があります。その場合は事前にお知らせします。

お申し込み先:
infoアットマークwanbywan.com(アットマークを@に変えてください)

皆様のご参加心よりお待ちしております。
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2024年4月 4日 (木)

ラリオビ定期クラス

今日は月に一度のWCRL規定ラリーオビディエンスのレッスン日でした。

202404041

先週末にトライアルに参加された人もいらっしゃるので、まずは反省会からスタートしました。

ラリオビの課題はレベルが上がってくれば当然難度もあがってきますが、レベル1においては、基本のトレーニングが出来ていれば、問題無くクリアできる内容です。
しかし、ハンドラ―のちょっとしたミスが原因でペナルティになってしまう場合もあるので注意が必要です。
特にレベル1はリード付きのクラスですので、ハンドラ―が気付いていなくても、犬が膨らんだときにリードが張ったように見えてしまえば当然ペナルティになってしまいます。

我が家の見習いは、招呼の際スピードが調節できずに、正面停座に入ろうとして私にぶつかってしまいました。
これもペナルティです。
大したことではありませんが、ぶつからないで止まる練習もしていなかなくてはいけませんね。


さて、今日のレッスンは若い男の子や、他犬がちょっと気になる女子などがいたので、まずはこの環境で落ち着くことから始めました。

202404042

当然我が家の見習いも、急な犬の動きや、アシスタントの動きに触発されて吠えることもあるので、一緒に練習します。

いつもは少々賑やかなスタジオですが、今日はどの子も集中していたのか、ほとんど吠えることなく3時間近くのレッスンを終えることができました。

日々の強化練習の成果に犬たちの成長を感じました。

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2024年4月 3日 (水)

犬の嫌悪感を無視しない

犬にも人間同様、個体によって苦手なものが違います。
子犬の頃から、あまり頓着しない性格の犬もいれば、石橋を叩くような犬もいますし、とても繊細なメンタルの犬もいます。

頓着しない子は、何をされても気にしないかもしれませんが、繊細な子はいちいち気にするかもしれません。
頓着しない子犬を育てるのは楽ですが、繊細な子を育てるのは時間がかかります。
人間の子供と同じです。
「弱い子は厳しく躾けて強くすればいい。」といった二世代前の考え方を押し付けても解決できません。

それは「やわな考え方」ではなく、逆に言えば「メンタルを強くするため」の大事なステップと考えましょう。

犬は苦手なことを強いられれば、「嫌だ」という意思表示をします。
それは時に「小さな唸り」かもしれませんし、逃避行動かもしれませんが、とりあえず犬が嫌がっているということをハンドラ―は認識しなければいけません。

それを無理にやり続けていれば、犬のストレスは限界となり、「唸り」の次のステップ「空噛み行動」に出ます。
「飼い主に向かって何をする!」とまだ関係性も出来ていない子犬を力で押さえつけて続ければ、最後は「本気噛み」に移行する可能性があります。
いつも書いていますが、全ての犬がそうなるわけではありません。
しかし個体の性格によっては、そうなる犬もいるというのが事実です。

そうならないためにはどうすればいいのか。

犬の「嫌だ」という気持ちを理解したうえで、少しでも「我慢」出来るレベルにもっていくことです。
場合によってはそれが楽しいことに転じられることもあります。

ではどうやって「嫌だ」を減らしていけばいいのでしょうか。

例えば爪切り。
そもそも、足を触られることがあまり好きではない犬にとって、前肢を握られたり、ましてや爪切りでミスをしたりすれば、その次は絶対前肢を預けてはくれません。

そこで、犬の足に触るときは、「楽しいこと」や「いいこと」が同時に起こるような条件付けをしていくわけです。
いつものオヤツよりもレベルが高い美味しいものが食べられるとなれば、犬のストレス度を下げることが出来ます。
そして、「嫌なこと」の時間を短く抑えること。
当然犬には4本足があるわけですから、一度に4本の足の爪切りをしようとしないこと。
さらに言えば、爪切りの音だけさせて、犬の足を触るだけにとどめておくなどして、爪切りのシチュエーションの予行演習から始めることも有効です。

おうちシャワーなども同じで、最初から全身を洗うのではなく、初めは足だけにするなど、「嫌(イヤ)」という気持ちになる前に止めてしまうことも大事です。

我が家の見習いの場合、特に前足に触られるのが嫌なので、爪切りは美味しいものとセットにすることにしました。
つまり、目の前に美味しいクリーム状のオヤツを塗ったマットを置いて、ペロペロ舐めている間4本の足に触ることから始めたのです。

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これを繰り返すことで、多少嫌でも、美味しいものがあれば我慢が出来るレベルになりました。

子犬の頃は力で組み伏せられても、成犬になれば難しいサイズの犬もいます。
小さいころにちゃんと時間をかけてあげると、あとが楽ですね。

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2024年4月 2日 (火)

リソースガーディングについて

何度もお題になっている「リソースガーディング」について今日は改めてお伝えしましょう。

「リソースガーディング」とは何かという話も何度も書いていますが、簡単に言うと、「犬が自分の物だと思っている物を守ろうとすることにより、傍に近づく人や犬に対して攻撃行動を取る」ということです。

小さいころから、目の前の物をいろいろ取り上げられているとそうなる場合もありますが、そもそも、犬が「自分の物」と主張する元にあるのは「テリトリー」です。
小さいころから行動制限をかけず、家の中で自由に出来る環境であれば、元々警戒心を持つ犬の場合、テリトリー内をガードしようとするようになります。
さらに、ケージやハウスの場所が家の中心部やなど家族の動きが一望できる場所にある場合は、全てのチェックをしてしまうようになります。
誰かが出入りする度に吠えてしまうようなこともあります。

もちろん、個体の性格の違いはあるので、同じ環境にあっても、全ての犬がそうなるわけではありませんが、可能性はゼロでは無いので、小さいころからハウスやケージを使って居場所をはっきりさせてあげることで、ガードマンのような仕事はしなくていいと伝えてあげておく必要があります。

窓から外の様子がよく見える場所にいるときも、いちいち通りを通る人や車、バイクに反応して吠えると言うことも起きやすくなります。

いずれにしても、これは犬が悪いわけではなく、単なる勘違いから起こっているので、少しずつ環境や接し方を変えることで、勘違いに気づかせてあげればいいことです。

ただし、すぐには治らないので、その間は注意が必要です。

例えば、ハウスの掃除をするときなどは、犬が他の場所にいるときにする。
犬の目の前では、何かを拾ったり、犬から取り上げない。
どうしても必要があるときは、ハウスなどの制限された場所に移動してもらう。
などなど、犬がイラっとしない状況を作らないことが重要なポイントになります。

前にも書きましたが、リソース(資源)は食べ物だけではありません。
その犬のテリトリー内にあるものすべてが対象になります。
家全体がテリトリーであれば、住んでいる家族も対象です。

愛犬が変な勘違いをしていると思ったら、ちょっと環境を見なおしてみるといいかも知れませんね。

さて、今日は若いYさんのプライベートレッスンがありました。
Yさんは、人も犬も好きなので、我が家の見習い同様大興奮してしまいます。
そこで、いちいち飛んで行かないことを伝えて来たら、最近は少し落ち着いてスルー出来るようになってきました。

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当然ご褒美が出ます。
前回は外部刺激に負けて、ハンドラ―の存在価値が全く無かったので、今日はササミをお願いしたところ、考えて天秤にかけて、ハンドラ―を選択する確率が高くなりました。

環境刺激のレベルに合わせたご褒美も大事ですね。

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2024年4月 1日 (月)

犬を過大評価しすぎない

愛犬に日常生活のルールも含め、様々なことを教えるのはとても楽しいことです。
その過程も、教えた後も、コミュニケーションを取るためにはとても重要な時間になるからです。

しかし、教えたことがきちんと出来るかどうかを検証してあげなければ、犬は不完全な理解のままでいるかもしれないし、そのためにハンドラ―の出したキューにきちんと応えることが出来ず、結果褒められなかったり、場合によっては責められたりしてしまうことにもなりかねません。

よくあるのが「いつも家で出来ているから大丈夫」という過信。

家で出来ることを、いつでもどこでもできるようにサポートしてあれば問題ありませんが、限られた、慣れた場所限定の「出来る」であれば過信は禁物です。
「出来る」と信じてお願いしたのにできなかった時、恐らくハンドラ―は落胆したりイラついたりするかもしれません。
そして、そんなハンドラ―の気持ちが犬に伝われば、犬はストレスを感じてしまうでしょう。

「出来なくてもいい」と言ってしまうとなかなか先には進めないので、「出来るようにサポートをしてあげる」ことが大事です。


週末のラリーオビディエンストライアルにアシスタントとエントリーしたLevel 1Bと3B。
長年オビディエンス競技やドッグダンス、ラリーオビディエンスに参加しているアシスタントなので、Level 1の課題はなんなくこなせるスキルを持っていますが、そもそもメンタルが弱いので、あまり立て続けにキューを出すといっぱいになってしまうことがあります。

ラリーオビディエンスは課題によってはトリーツをあげることが出来ますが、あげたことでミスを引き起こすこともあるので、トリーツは出さずにやったところ、Finishラインを目前に吠えました。
完全にハンドラ―のミスです。
頭がいっぱいになる前に、トリーツをあげることで、気持ちを落ち着かせてあげなければいけなかったのです。

ということで、Level 3Bでは、アシスタントの頭がいっぱいになる前に、トリーツポイントでゆっくりトリーツをあげることにしたら、最後までなんとか踏ん張ってくれました。
愛犬を過信することなく、その時の状況を理解してあげることが大事ですね。

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その時の動画はこちら👇

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3Daysイベント終了しました。

先週金曜日から始まった、WanByWan主催3Daysイベント、今回も無事開催できました。

初日のドッグスポーツの基礎のワークショップから始まり、2日目はドッグダンスのリハーサルショウ、3日目はWCRL規定のラリーオビディエンストライアルと続きました。

3日間通しの方や、リハーサルショウやラリーオビディエンストライアルだけの方など、様々な方々にご参加いただき、無事開催することが出来ました。
ご参加の皆様、本当にありがとうございました。

ワークショップでは、まだまだ皆様に伝えきれていない部分が沢山あると感じたので、次回はもっと踏み込んでお伝えしていこうと考えています。

リハーサルショウでは、4月から本格的にスタートするドッグダンスイベントに向けて、完成度の高い演技を拝見することが出来て楽しかったです。

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最終日のラリーオビディエンストライアルは、川端ジャッジと共同でジャッジをさせていただきましたが、初めてトライアルに参加される方から、大分慣れてきた方、ベテランの方など、様々な方々にエントリーいただき41組のペアの競技を拝見することが出来ました。
特にレベル3Bの高難度クラスでは、高得点が続出し、熾烈な戦いとなりました。

我が家のアシスタントや見習いも2クラスずつ参加しましたが、またしてもアシスタントが一声出したり、見習いが招呼で止まり切れず私にぶつかったりと、なんとも情けないペナルティをもらってしまい満点を逃すという大失態。

かろうじてレベル3Bに出たアシスタントがなんとかこらえて210点満点で1席を取ることが出来ました。
同じクラスに出た見習いは、集中力にかけて、散々な結果となりました。
まだまだ修行が足りません。

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次回のラリーオビディエンストライアルは6月22日を予定しています。
詳細は後日改めてご案内させていただきます。

次回の3Daysイベントは9月20日~9月22日です。

尚5月18日(土)はOPDESさん主催でラリーオビディエンストライアルが開催されます。
屋外競技が得意な方は、是非チャレンジしてみて下さい。

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