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2024年3月26日 (火)

一般の家庭犬でもトレーニングが必要な理由

ドッグトレーニングと聞くと、警察犬や救助犬など、作業する犬にいろいろなことを厳しく教えることと思われがちで、特に愛犬に問題となるような行動が出ない限り、トレーニングを始めようと思う飼い主さんは多くはありません。

しかし、問題が出たときに、その行動を修正しようと思っても、そもそも愛犬とのコミュニケーションが上手に取れていなければ、犬に強要するだけになってしまい、犬にとっては全く楽しくないことになります。

どんなにちゃんとトレーニングをしていても、子犬は成長と共に多くのことを学ぶので、そのステージごとにいろいろ気になることが出始めるのは普通のことです。
その犬に問題があるわけではありません。

その都度よく話し合って、上手に折り合いを付けて行かれるのであれば、敢えて「トレーニング」をする必要はないかも知れませんが、どこかでボタンの掛け違いがあって、問題がどんどん大きくなってしまうような場合は、最初から犬との関係性を見なおさなければいけなくなることもあります。

ただ、そんな場合であっても、犬が悪いのではなく、犬が勘違いをしていることが多いので、「それは勘違いだ」と諭していけばいいだけの話しです。
しかし、コミュニケーションがちゃんと取れていない関係性であれば、それすらも耳に届かないこともあるでしょう。

「オスワリやマテなんて教えるのは簡単」ですが、教えたことをいつでもどこでも出来るようにさせてあげるにはきちんと最後まで「オスワリ」や「マテ」の意味を教えてあげなくてはいけません。
そのあたりの手を抜いてしまってから、「うちの子はオヤツが無いとやらない」とか、「うちの子は家の中でしかできない」と犬を責めるのはアンフェアです。

プロはちゃんと手順を知っているので、是非一度やり方を聞いて、ご自分でやられるといいでしょう。
そうすれば、愛犬とのコミュニケーションが取りやすくなります。
お互いの共通言語を理解するには時間がかかるので、その過程もコミュニケーションのいい機会になるわけです。


さて、今日は若いA君のプライベートレッスンがありました。
基礎はちゃんとお伝えしているので、レッスンの無い時もA君とちゃんと関わってくださっているおかげで、今日も成果を見ることが出来ました。

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ディストラクション(私やオヤツやおもちゃ)があっても、ママの声がちゃんと耳に届くようになってきましたね。

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