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2024年3月27日 (水)

パピートレーニング:長期的な視点で考える

子犬や若い犬は、家のルールをきちんと身につけるまではいろいろ予想外のことをやってくれるものです。
特に初めて犬と暮すような場合は、人間が後手後手になってしまうことも沢山ありますが、およそ15年以上になるかもしれない愛犬との暮らしを考えて、初めからきちんと伝えてあげなければいけないことは少なくありません。

かわいいからと、ついつい見過ごしていると、後になって「こんなはずじゃなかった。」と思うようなこともあります。

子犬の頃は、いつも後ろをくっついて歩いてくる姿が可愛くて、ついつい自由にすることが多くなりがちです。
それによって、トイレが間に合わないという弊害があることもありますが、ある意味子犬の自由行動を大目に見てしまいがちです。
しかし、ずっと自由にしていていいと言われたのに、あるとき突然ハウスに入れられてしまったら、その方が犬にとっては大きなストレスになって、場合によっては分離不安症というメンタルの病気になってしまわないとも限りません。

留守中吠えっぱなしになったり、ちょっと目を離すたびにキュウキュウ鳴いたり、不安からトイレを失敗してしまったり、破壊活動をするようになったりと、逆に犬にとってはとても可哀そうな状態になる可能性もあります。

小さいころから、一人でも安心していられるようにサポートしてあげることが重要です。

実際、コロナの時期に在宅ワークを経験してしまった犬たちが、再び飼い主が出勤するようになって分離不安症を発症した例もあります。

「一度教えたことだから大丈夫」ではなく、毎日が日曜日になってしまわないよう、一人でいる時間をちゃんと作ってあげましょう。

さて、今日は若いAさんのプライベートレッスンがありました。
散歩中いろいろ怖いものがあって、落ち着かなかったAさんも、ひとつひとつ「大丈夫」が増えて、自分の対処法もわかってきたようです。

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嫌いな台車が目に入ると、「オヤツいただいてもいいですか?」と吠えずにこちらに視線を送ってくれるようになったAさん。
もう大丈夫ですね。

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