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2024年3月11日 (月)

どの犬も賢い

「犬は悪くない」ということはよく書いています。
どんなに悪戯をしようと、どんなに飼い主を引っ張ろうと、基本犬は悪くない。
犬はただ自分のやりたいこと、やって得することをやっているだけで、なんの悪気もないからです。

よく聞くのは、「ウチの犬は〇〇さんちの犬ほど頭がよくない。」とか「ウチの犬はバカだ。」と言った言葉です。

例えば、人間も学習速度に個人差があるように、犬にも個体差があります。
犬種によっては、本来持っている遺伝子の影響で得手不得手があります。
体格の問題も当然あるでしょう。
しかしながら、「考える」という部分では大きな差はありません。

もちろん、育った環境によって、「考えること」を止めてしまった犬は別の話しです。

一般家庭で育てられた犬たちであれば、家族の愛情を受け、人との関係を築いて行く中で多くのことを学ぶので、その結果がどう出るかは犬の問題と言うより、育てている人間側の問題とも言えるでしょう。


さて、今日は若いA君のプライベートレッスンがありました。
A君の態度はご家族のメンバーによって上手に変えられています。
それは、今までA君がこのご家庭の中で、ご家族一人一人をよく観察して学んでいるからです。

犬は自分にメリットがあるように行動します。
メリットは、犬が自ら獲得するものから、人によってもたらされるものなど様々です。

人間からしてみればメリットには思えないものも、犬にとってはメリットだったりするので、人間は自分の物差しで犬を計ってはいけません。

お散歩の途中、リードを持つ人が変わると、A君の行動も変わりました。
みなさんが同じように接することがポイント。

202403111

ここでひとつ大事なことは、誰一人としてA君には「罰(苦痛)」は与えていないということです。

愛犬とのお散歩で悩んでいる場合、どうやったら自分の気持ちが伝わるのか、いろいろ考えてみるのも大事ですね。

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