あきらめたら終わり
愛犬に、「こうして欲しいなぁ」と思ったらどうしますか?
愛犬にとってわかりやすいのは、やって欲しい行動がとりやすいようにサポートしていくことです。
口で言うのは簡単ですが、実際はなかなかうまくいかないので、ついつい諦めてしまいそうになるわけです。
しかし、行動を変えるには時間がかかります。
人間も同様です。
車が変わった時、操作ボタンの位置が変わると、なかなか覚えられないことありませんか?
犬に今までとは違う行動を取ってもらうためには、新しい行動の「強化」を「頻繁」に行わなければ効率が悪くなります。
つまり、頻繁に繰り返されると速く覚えられますが、たまにしか起こらなければなかなか覚えられないということです。
例えば、犬に過剰反応する犬の場合、散歩中どれだけの犬に遭遇するかによって、いい行動を学習する時間が変わってきます。
ではどうすればいいのでしょうか。
敢えて犬と遭遇するシチュエーションを設定して、吠えない行動を強化する練習を繰り返すことが不可欠と言うことです。
例えば犬がよく集まるような公園やフェンスで囲まれたドッグランなどを活用して、犬の中に入って行くのではなく、犬が視界に入っていも平静でいられるように練習していくことが重要です。
面倒くさいと思われがちですが、日々のお散歩頼みではなかなか思うような結果が早く得られないこともあるので、マネジメントされた環境での練習は必要ですね。
さて、今日は若いH君のお散歩レッスンがありました。
刺激が無ければなんの問題もないH君ですが、他犬が視界に入ると興奮してしまいます。
飼い主さんは毎日のことなので、心折れそうになることもあります。
しかし、諦めてしまったら、そこで終わってしまいます。
いい例が我が家の見習いです。
犬も人も大好きな見習いですので、狭い住宅街の前方から犬が来ると、ウナギ踊りをしながら歓迎する子でしたが、いろいろなシチュエーションでの練習を普段の散歩に加えて行ってきたことで、最近では、吠えずにスルー出来るようになってきました。
今日はご近所散歩だったので、たまたま同じ多頭飼いの小型犬と2度もすれ違うことになってしまいましたが、相手は唸ったり吠えたりしている中を、私から褒められたりトリーツをもらったりしながら、静かにスルーすることが出来ました。
かなりの進歩です。
相手の飼い主さんは唸る愛犬に「お友達だから吠えないのよ。」と声をかけながら、止まって見習いを見させていましたが、お友達では無いので、さらっと歩いて行った方がその子のストレスにならなくていいような気がしました。
万が一にも見習いが誘われてしまったら、遊ぼう!の体当たりで、小型犬が骨折しないとも限りません。
サイズが違う犬との遭遇は注意が必要ですね。
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