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2024年2月18日 (日)

「ダメ!」ばかり言わない犬生活

子犬との生活が始まると、ついつい「ダメ!」を連発してしまいそうな場面に遭遇してしまいます。
もちろん、それは子犬の安全を確保するために必要なことかもしれませんし、ハンドラ―の安全確保に必要なことかもしれません。

いずれにしても、やって欲しくない行動に対してネガティブな言葉を発してしまいがちですが、果たしてそれは犬に届いているのでしょうか。

以前も書きましたが、我が家の犬たちには跳びついてもいい「キュー」(合図の言葉)があります。
アシスタントと見習いそれぞれに教えてあるので、ドッグダンスのトリックとして使うときなどは必ずそのキューを出します。

一方、犬たちが挨拶をしたい人の前で興奮して跳びつきそうになるときは、「Sit(オスワリ)でご挨拶ね。」と声をかけます。
当然オスワリは教えてあるので、跳びつきたくてモゾモゾしながらも、我慢して座っています。
興奮が高まり過ぎると、ちょっと前足が上がってしまうこともありますが、基本的に「ダメ!」は使わないようにしています。

しかし、先日家人が私の部屋に入ってきたとき、歓迎して跳びつきそうになった見習いに「ダメ!」と大きな声で言っているのを見ました。
家人は犬とはほぼ接触しないので、当然犬のトレーニングにも全く関わっていません。
やって欲しくない行動を見ると「ダメ」を連発します。

やって欲しくない行動に対してネガティブな言葉をかけても、犬がハッとして意味を理解し、その行動を取らなくなれば大きな問題はありません。
犬は何がいけないことなのか理解出来たからです。
しかし、何度も同じことを繰り返しているのであれば、犬は何を制止されているのか理解していないと言えるでしょう。

さすがに、ふた昔前のように、「ダメ!」と言いながら体罰を与える人は少なくなったので、犬が痛みを感じることはありませんが、出来ることなら、犬がわかる言葉を使って、好ましい行動を強化してあげる方がお互いのストレスは少ないような気がします。

人や犬が好き過ぎてじっとしていられない見習い、2歳4ヵ月になっても変わらないので、ひたすら「Sit」強化中。
何も言われなくても一生懸命座っているときは思い切り褒める。
少しずつ分かってくるはずと、諦めないことが肝心ですね。

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