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2024年2月26日 (月)

ドッグトレーニング:ルアーリングの目的は?

「ルアーリング」とは釣りのルアーと同じで、「何かで釣る」という意味ですが、ドッグトレーニングでは犬の鼻先に美味しいものを見せたり、犬が好きなオモチャを見せて、行動を引き出すときに使います。

「オヤツで釣る」と聞くと、ネガティブな印象を受ける方が多いようですが、最初はオヤツに釣られても、最終的に言葉のキュー(合図)を理解して、オヤツが目の前にぶら下がっていなくても行動するようになるのがドッグトレーニングのゴールですから、ルアーリング自体は通過点でしかありません。
最後までオヤツがはずせないとゴールまで辿りつけていないことになりますが、原因はどちらかというとハンドラ―の自信の無さから来ることが多いものです。

さて、今日は10歳のR君のプライベートレッスンがありました。
R君はラリーオビディエンスを楽しんでいますが、飼い主様曰く、オビディエンスの基礎をやっていないということで、ところどころ不安な箇所があるそうです。
しかし、R君はオヤツも好きですし意欲もあるので、きちんと伝えてあげれば理解できます。

脚側停座もきちんと分かっているR君ですが、ハンドラ―が歩き始めるとき、いつ自分が歩き出せばいいのかのタイミングがつかめずにいました。

そこで、ルアーリングでR君が一歩を踏み出すタイミングに合わせて大好きなトリーツを鼻先から前方に動かしてあげると、ちゃんと付いて来ることが出来ました。

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ルアーリングの時点では、犬はまだ何をやるべきかはわかっていませんが、ルアーリングがハンドターゲットやハンドシグナルに移行し、行動を促すキューとリンク付けされて行くことで、犬はキューに対してきちんと反応出来るようになっていきます。


昨日のラリーオビディエンストライアルでジャッジから見習いへのアドバイスのもうひとつは、回転系の動きで見習いが大回りをしているとのこと。
雨で動画が撮れなかったため、見なおして反省することは出来ませんが、少しでもタイトに周れるように見習いもルアーリングで今朝練習しました。

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体の動きが慣れてくると、ルアーが無くても上手に周れるようになるはずです。

来月の競技会までに調整していきましょう。

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