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2024年2月27日 (火)

「持続」の概念を教える

服従訓練やオビディエンス競技などでは当然のように教える「持続」ですが、ドッグダンスをトリックから始めた人はなかなか「持続」を教えようとは考えません。
そもそも「持続」とはどういうことでしょうか。

例えば愛犬に「オスワリ」をお願いした時、愛犬はいつまで「オスワリ」していればいいと理解しているでしょうか。

「フセ」や「タッテ」も同様です。

「マテ」と言われなくても、「オスワリ」等の姿勢のキューを出せば、次のキューを出されるか、あるいは解除されるまでは「オスワリ」を続けるようにオビディエンスでは教えます。
一般的には「常歩行進中の作業」などの課題がそれにあたります。

競技会などでは、犬を待たせて犬から離れるとき、あえて「マテ」と声をかけることも許可されているので、姿勢のキューだけでなく、「マテ」を使うこともありますが、こういったトレーニングをしていない一般家庭犬の場合、日常生活の中でちょっと犬を待たせるときなど「マッテ」という言葉を使っていないでしょうか。

日常生活での「マテ」は、「ちょっと買い物に行ってくるから『待って』てね。」だったり、玄関から出るときに飛び出さないようにするための一瞬の「マテ」だったりと、長い持続を要求しない「マテ」の時があったりします。

しかし、オビディエンス競技や、ドッグダンスの遠隔作業で出される「マテ」のキューはその場から動かないでい続けることを要求する「マテ」なので、きちんと弁別して教えてあげないと犬が混乱してしまいます。

犬に何を伝えたいのか、明確にして「キュー」を統一することも重要ですね。

ということで、今日のドッグダンスグループレッスンでは、ちょっと基本の見直しも含めて、「マテ(持続)」の練習。

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姿勢はなんでもかまいません。
次のキューや解除されるまでじっと動かないことがポイントです。

遠隔での作業では、ハンドラ―の元に勝手に戻ってこないためにも、その場での作業が続けられるように、落ち着いて待っていることを教えることが不可欠ですね。

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