パーソナルスペースの話し
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年早々ですが、今日はパーソナルスペースの話し。
先日クライアントさんに、日常的に愛犬たちを並べて集合写真を撮る人たちがいるという話を聞きました。
みんなよく見知った犬たちであれば、さほどストレスは無いでしょうが、よく知らない犬同士が体が密接するほどの距離で座って待っているという話を聞いて、嫌がる子もいるでしょうにとお話したら、動けないように高いところに乗せて撮るらしいというお話。
ちょっとびっくりでした。
集合写真が悪いわけではありません。
犬たちにストレスがかかっていなければ全く問題ないでしょうが、もし、「イヤ」という犬のサインが見えたら、無理する必要はないのではないでしょうか。
なぜなら、犬たちにもパーソナルスペースがあって、個体によってその広さは違うからです。
知らない犬の傍でも、普通に近寄れる犬もいれば、警戒心が先に出て、慣れるまでに時間のかかる犬もいます。
過去の我が家の犬たちは、そんなに楽しくはなくても、とりあえず我慢できるレベルでした。
しかし、現アシスタントのパーソナルスペースは広すぎて、知らない犬たちと並んでいられるようになるまでには、かなりの時間を要します。
これは一概に社会化不足のせいとは言えません。
なぜなら、アシスタントは小さいころから散歩中立ち寄った公園で、先輩犬や和解犬たちと上手に関われていたからです。
しかし、現見習いとは異なり、自分から他の犬に寄って行くタイプではなく、しつこくされることは嫌がります。
それは生後4か月の時にすでにはっきり主張していました。
たまたま撮影のお仕事で何頭かの子犬と一緒に写真を撮る機会があったのですが、並んでいるとき、自分から列を離れて、目の前のプール(小さい池のような)に飛び込みました。
泳ぎの経験も無い子犬が、自分から水の中に飛び込むんだのですから、よほど嫌だったのでしょう。
おかげで、彼はビショ濡れになって撮影から外されることになり、集団の撮影に加わる必要がなくなりました。
<撮影前>
<飛び込み後>
以後、彼を親しくない犬たちとの集合写真には入れることはありません。
もちろん、親しい子たちとの撮影はOKです。
でも、ちゃんとそれなりの距離感は取っています。
<故アシスタントとその親戚犬たちと>
<現アシスタントとその兄弟犬たちと故アシスタント>
なぜ、正月早々こんな話かと言えば、今朝の散歩で、親しい友達以外の犬もいたので、アシスタントは記念の集合写真に入ることができなかったからです。
見習いは気にせず写真におさまれました。
人間から見ると、「生きづらいヤツ」と言われそうですが、彼の言い分もわかるので、敢えて強要はしません。
犬同士の関係はなかなか理解しづらいものです。
いつも仲良く遊んでいるから大丈夫と思っていたら、急に喧嘩になるということは少なくありません。
かつて先住のハスキー(♂)が若いハスキー友達(♂)に噛まれたときもそうでした。
いつも楽しそうに時間を共有できていたのに、そこに一頭若いメス犬が入っただけで、状況が一変してしまったのです。
「いつも大丈夫」と油断しないことが大事ですね。
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