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2024年1月26日 (金)

成犬のトイレマナー

賛否両論ある日本の犬のトイレ事情ですが、お住まいの住居環境によって、外ではさせられないケースも当然あるので、家の中のトイレはある意味仕方のないことと思っています。

我が家も3頭のボーダー・コリーたちと一時仮住まいをしていたことがありますが、庭がなかったために、外の他人様に迷惑がかからない場所まで連れて行かなければいけませんでした。
しかし、あいにく家の周りは住宅街で、街路樹一本なく、公園も少し歩かなくてはいけない状況だったので、一時的に室内トイレを復活させることになりました。

母犬はすぐに思い出してくれたのですが、娘の方が頑としてやってくれず、かなり根気がいりました。

その後今の家に移ってからは、公園も近いので、外でも中でも出来るように教えてました。


トイレトレーニングとは、排泄行為と、排泄を意味するキューを関連付けて犬に教えることで、トイレシーツの上でトイレをさせることが目的ではありません。

もちろん子犬の頃は、家の中での生活が主流ですし、当然トイレの回数も多いので、トイレシーツにいざなう頻度も高くなり、トレイを教える強化にはちょうどいい状況とも言えるでしょう。

子犬がトイレの場所まで辿りつけなかったり、若犬が緊張や興奮から排泄してしまうというのはよくあることです。
マネージメントできるようになるまでには、多少の時間はかかります。

ちなみに我が家の見習いは子犬の頃、トイレシーツの上で排泄することはすぐ覚えました。
1歳半ぐらいでトイレの間隔も大分伸び、声をかけることで外でも排泄が出来る、家の中でも出来るようになっていましたが、避妊手術後一時的にサイクルが崩れてしまったのか、急に変なところでしゃがんでしまうということもありました。

それも1~2ヵ月でおさまり、今は自分でコントロールが出来ています。

都会は過密なので、どうしても他人の家の前になってしまうこともあるので、お互い嫌な気持ちにならないような配慮は不可欠です。
小型犬ならまだしも、中・大型犬の排泄量は半端では無いので、気を付けたいところですね。

きちんとマネージメントが出来ていれば、所かまわず排泄することもなくなりますし、ましてやオムツを装着する必要もなくなるでしょう。

先日来、犬を飛行機に乗せるにはオムツ着用が原則のような話も聞きました。
犬たちは、本来であれば自分の居場所を汚したくないので、健康上問題なければ、多少長時間であっても排泄をコントロールすることが出来ます。
それをアニマルウェルフェアに鑑みてどうかと言われれば、そもそも論になってしまうのでなんとも申し上げられませんが、コントロール出来ている犬にオムツをしたところで、恐らく犬は排泄することはないでしょう。

我が家も高齢になってからオムツをつけていた犬はいますが、若い健康な犬にオムツをつけたことはありません。
ヘルニアでステロイドが効いてくるまで動けなかった大型犬も、丸48時間排泄をがまんしました。
解除しながら庭に連れ出してやったのですが、彼は頑として拒み、自分の足で歩けるようになるまではしませんでした。

愛犬の管理も度が過ぎてしまうと、可笑しなことになってしまいますね。
ただ、「犬なんだから好きにさせたい。」のと、「愛犬が人間社会で生きやすくするためのサポートを怠ること」は同じではないということも念頭においておきたいですね。

さて、我が家の見習いはすばしっこく良く動くので、「招呼(コイ)」の次に教えたのは「フセ」。
近い距離ならすぐに伏せられますが、距離が空くとまだまだです。
日々地味な練習が続きます。

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