ドッグスポーツ:ターゲットを使って体の使い方を教える
人間のアスリートの動きには無駄がないことは誰もが知っていることですが、同様にドッグスポーツをする犬たちも、動きに無駄があれば当然タイムに関わって来たり、あるいは見た目にも差が出てきます。
スピードに関しては、犬種による特性などある程度個体の差は否めませんが、四肢の使い方はトレーニングによって改善することが出来ます。
特に後肢の使い方は、日常的にあまり意識を持っていない犬たちにとって、教えてあげることで大きく改善されることがわかっています。
前肢の動きは、ある程度ルアーリング(トリーツなどを使った誘導)によって教えることもできますが、後肢に至ってはルアーリングでは教えづらいので、ターゲットを使って教えるのが有効です。
前肢をターゲットに乗せた状態でのピボットターンなどは、後肢を動かす手助けになりますし、ターゲットに後肢を乗せることを教えれば、曲がらないで立つことを教えることも可能です。
ヒールポジションにいるとき、前肢をターゲットに乗せるように設定して、ハンドラ―がその場で旋回すると、犬はいちいち前肢をターゲットから下ろしてハンドラ―のヒールポジションに入ろうとすることなく、後肢を旋回させるように動かして、ヒールポジションを維持するようになります。
またオビディエンスなどでは、姿勢(立止・停座・伏臥)変更の際、前肢を基軸にするか後肢を基軸にするかで動きは大きく変わります。
そんな時は、前肢あるいは後肢、あるいは両方をターゲットに乗せることで、身体の動き方を教えるサポートをすることもできます。
重要なのは、犬を押したり引いたりすることなく、犬が自ら動くことで、身体の動きを方をマスターできるということ。
リードを使って犬を動かそうとしていた人は、是非この方法を試してみて下さい。
ターゲットトレーニングは正の強化を使うことで、犬のストレスを軽減させることが出来るだけでなく、犬にもわかりやすい方法です。
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