ドッグダンスとコスチューム
ドッグダンスは競技を目指す場合、音楽をダンスのBGMとして使うだけではいけません。
つまり、曲のイメージをダンスの中で表現しなくてはいけないからです。
HTM(ヒールワークトゥミュージック)の場合は、ヒールポジションでパートナーと動くことが基本になるため、振り付けやトリックはあまり利用できませんが、曲のテンポやフレーズに合わせたムーヴと、曲が観客に与えるイメージにあわせてコスチュームを考えることは重要です。
一方FS(フリースタイル)は様々なトリックを盛り込みながら、曲のイメージを具現化していくドッグダンスなので、コスチュームもとても重要になります。
特に映画など、誰が聞いてもわかるような曲を使った場合は、コスチュームがイメージに合わないと観客を楽しませられないというところもあります。
さて、今まで全くイメージが湧かなかった見習い用の曲がみつかったので、FSのルーティンを作り始めました。
今回の曲はアップテンポで可愛らしい感じなので、コスチュームにスカートを選択したのですが、実はこのスカートが曲者で、ヒラヒラしているだけでも、犬にとってハンドラーの景色が変わってしまう上に、スカートの丈が顔にあたったり、視界が遮られたりすると、犬の動きを妨げてしまうという問題が出ることもあります。
最初に用意したスカートは裾が膨らみ過ぎて、見習いが立ち位置を見失ってしまいました。
そこで、別の形のスカートを用意してみましたが、今度はウィーブやセンターポジションで迷子になってしまいました。
年齢もあるので、あまり丈は短くしたくないハンドラー。
慣れるまでは、スカートを着て練習し続けるしかなさそうですね。
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