« 2023年11月 | トップページ | 2024年1月 »

2023年12月

2023年12月31日 (日)

今年も一年お世話になりました。

早いもので、2023年もあと数時間で終わります。

今年も多くのクライアントさんとワンコさんとの出会いがあり、楽しくお仕事をさせていただくことが出来ました。
感謝です。

我が家は一昨年迎えた見習いが日々私を驚かせてくれるので、子犬を迎えたクライアントさんの気持ちをタイムリーに実感することができました。

今年も犬たちには、沢山のことを学ばせてもらった一年でした。
皆様の楽しいドッグライフの一助になっていれば幸いです。

また、年4回開催しているWanByWanイベントにも多くの方にご参加いただき、本当にありがとうございました。

来年も犬たちと共に駆け抜けていきたいと思います。
ご指導ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願いいたします。

202312311

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月30日 (土)

お留守番のストレス軽減に。

今日は今年最後のお仕事でした。
お留守番中のワンコさんたちのシッティングです。
以前はお散歩にも行っていましたが、年齢を重ねたこともあり、今はお家の中でのケアのみです。

お散歩の代りに、負担の無い程度に一緒に遊んだりします。

202312303

多頭飼いや、シニア犬の場合は、安心できるおうちでのケアの方がストレスが少ないので、御自宅にお伺いするようにしています。

この子たちはシニアになってもちゃんと言葉が通じるので、お互いストレスレスです。


さて、今日の見習いはダンベル持来時の停座の入り方を練習しました。

元々「招呼」でも勢い余って行き過ぎてから戻るので、ペナルティを取られてしまいます。
出来れば、脚側位置に前肢や肩を合わせて、旋回しながら座って欲しいのです。

当然リードで強制するわけではないので、入りやすいように誘導してあげなければいけません。

スピードが無ければ上手に入れる見習いです。

202312301

202312302

少しずつ遠隔からの招呼の練習重ねていきましょう。

来年はFCIオビディエンスIIに挑戦する見習い。
精度を上げないと、合格できませんね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月29日 (金)

卒業おめでとう!

今日はLさんのプライベートレッスンでした。

生後半年から見させていただいたLさん。
当初いろいろあった問題をひとつずつ解決していき、飼い主さんの希望であった「Lさんとの楽しい生活」を実現していただくことが出来ました。
これはひとえに飼い主さんの努力の賜物です。
カフェでは足元のマットの上で、まったり休んでいられるそうです。

愛犬との生活に求めるものは様々です。
愛犬と一緒に、あんなこと、こんなこと、一緒に出来たらいいなと思う方ばかりでしょう。

しかし、犬がストレスと感じていることを強いてしまっては、楽しいとお互いが感じていることにはなりません。

苦手なものを少しずつ克服するサポートをすることで、犬が楽しいと感じてくれる、あるいは、楽しいとまでは行かなくても、我慢できるレベルにしてあげることが大切ですね。

プライベートレッスンやグループレッスンの中で、少しずつ飼主さんとの関係性を深めていったLさん。
本日無事プライベートレッスンを卒業しました。

今日のお散歩レッスンで遭遇した、同じく生徒のKくんとも、冷静に会うことが出来、飼い主さんの対応も素晴らしいものでしたのでもう安心です。

202312291

202312292

トリックなども含め、いろいろなことが出来るLさんの動画をご覧になる方は、Lさんが元々全く問題の無かった犬だと思ってメッセを下さるそうですが、Lさんはいろいろな意味で賢く、繊細であるが故に、いろいろ生きづらいことがある部分を、飼い主さんの努力でここまでこられたということをわかって欲しいと思います。

何のサポートも無く、良い子に育てばそれはラッキーな犬と出遭えたからです。
みんながみんなラッキーではありません。
でも、飼い主さんが一緒に頑張ってくださるので、よきパートナーとなって行くわけです。

犬の行動は人の接し方で変わります。
愛犬を「バカだ」という前に、自分の接し方を客観的に観てみることも大事ですね。

飼い主さんはトレーニング大好きな方なので、これからもグループレッスンや、ドッグダンストリックの練習は続けて行かれます。
Lさんの次のステップが楽しみですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月28日 (木)

愛犬は犬友達を欲しがってる?

ヨーロッパの街の風景を見ていると、ハンドラ―と犬が落ち着いて散歩していたり、カフェやパブでくつろいでいる姿が見られます。
時にはノーリードであったりもしますが、犬たちは他犬と遭遇しても、まるで空気のように、相手に関わることなく、ハンドラーの傍を静かに歩いて通り過ぎます。
「お友達になりましょうよ」と、他犬に向かって飛んでい行くような犬はほとんど見ません。
それはまるでお互いのパーソナルスペースを尊重しているかのようです。

ドッグトレーニングのお困りごとのひとつに、「他犬と仲良く出来ません。」と言うのがあります。
他の犬が近づいてくると、吠えて興奮したり、最初は静かに挨拶していても、急にスイッチが入って喧嘩になったりするというのです。

そもそも、愛犬はほんとうに他犬と仲良くしたいのでしょうか。

かつて、公園で犬友達とまったりおしゃべりをしていたときのこと。
小型犬のパピーを連れた飼い主さんが、私たちの犬の傍にその子のリードを引っ張るように連れてきて、「お友達だから仲良くするんだよ。社会化しないとね。」と言っていたことがありました。

ボーダー・コリーやバーニーズ・マウンテンドッグがワサワサいるなかに、バーニーズの頭ぐらいしかない子犬を無理やり連れてくるのは無理があります。
そこで「リードを緩めて、子犬の自由意思に任せて下さいね。」とアドバイスさせていただいたことがありました。
まぁ、大きなお世話ですが。

「社会化=犬と仲良くする」と思っている方は少なくありませんが、もし愛犬とカフェに行って、テラス席でまったりコーヒーを楽しみたいのであれば、犬を見て興奮する犬ではなく、犬を見ても知らん顔出来る犬に育ててあげる方が犬にとっても人にとってもストレスレスではないでしょうか。

これは犬同士の遊びを否定しているのではありません。
無理矢理友達を作る必要は無いということです。

犬も成長と共に世界が変わります。
思春期を迎えれば、子犬の頃のように、いつまでもフレンドリーに挨拶出来るとは限りません。

愛犬の様子をよく観察しながら、愛犬にストレスがかからないようにしてあげることも重要ですね。


さて、今日はご近所の公園で朝練が終わってから落ち葉掃きをしていました。
今年最後のゴミの日に合わせてのお掃除でしたが、その間アシスタントと見習いはポールに繋がれて、伏せて待っていました。

そこへ、愛犬を連れた男性がやってきて、狭い公園なので、我が家の犬たちよりも奥には何もないのですが、ぐんぐん犬たちに近づいてきたので、彼らが吠えてしまいました。

相手の犬は落ち着いていましたが、向かって来られるのは苦手な我が家の犬たちです。
しかも、相手の犬は元々尻尾がピンと立っている犬種なので、我が家の犬たちにすると警戒モードが全開になった感じです。

そもそも、繋がれている逃げ場のない犬の傍に、人であっても、正面から向かって行くことは危険です。
ましてや吠えているにもかかわらず、もちろん我が家の犬たちのメンタルの弱さの問題ですが、引き返すことなく、ぐんぐん近づいて来られたのには、私もちょっとびっくりしました。

繋がれている犬にむやみに近づいてはいけない。とか、犬の前で走ってはいけない。というのは子供の頃に親から教わったことです。

202312281

また、黒い顔の犬は敬遠されます。
なぜなら表情が見えづらいからです。
写真映りがよくないことで飼い主さんたちは苦労されていると思いますが、表情が見えづらい犬は犬にとっても警戒対象になります。
たとえフレンドリーに近づいて行ったとしても嫌がられるので、我が家の見習いには、無作法はいけないと日々言い続けています。

自分の犬が大丈夫(フレンドリー)だから、よその犬も大丈夫と思わないことがお互いを思いやる気持ちにも繋がります。

愛犬にとって、知らない犬と接触することが楽しいのかどうか、一度愛犬と話し合ってみるのもいいでしょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月27日 (水)

ラリーオビディエンストライアルの感想

先週末開催したラリーオビディエンストライアル。
ジャッジもしながら、アシスタントや見習いも参加しました。
もちろん、アシスタントたちのジャッジは協働ジャッジの川端ジャッジにお願いしました。

今回の参加犬たちは、基礎トレーニングに加え、オビディエンスやドッグダンスの経験のある犬たちでした。

ラリーオビディエンス自体は、競技中に犬を褒めたり、課題によってはトリーツをあげることもできるということもあり、一見通常のオビディエンスよりも簡単と思われがちですが、審査ポイントはハンドラ―とのユニゾン(一体感)ですので、実は細かいペナルティポイントが定められていて、規定書にもきちんと載っています。

例えばタイトリーシュ(TL)、オンリーシュで行うレベル1では、リードが張ったように見えてしまえばペナルティを取られます。
よって、リードさばきも重要なポイントになるわけです。

また、回転系の動きや、コーンを周る作業で、犬がハンドラ―から離れて膨らんで見えてしまえば、ワイド(W)のペナルティが付きますし、ハンドラ―の動き出しに同調できなければ、それもペナルティ(-1)となります。

また、通常のオビディエンス競技同様、一度のキュー(合図)で犬が動かず、キューをかけなおせば、アディショナルキュー(AC)として-2のペナルティとなります。

作業中褒めたり、課題によってトリーツを渡せることは、犬の緊張を緩和させることに有効ですが、ひとつひとつの課題の精度は通常のオビディエンス競技同様、きちんとやらなければいけないのは同じですね。

今回、生徒さんが210点満点を取られました。
素晴らしいです。

202312272

我が家のアシスタント、作業はちゃんと出来ても、作業中吠えることがあるので、これもペナルティ(BK)でとられてしまいます。
つまり、精度はよくても、お口が緩んで満点を逃すということですね。

故アシスタントは安定の210点満点を出していました。
ミスがあるときは、ハンドラ―の動きの問題でした。

ハンドラ―とパートナーがお互いのやるべきことをきちんとやると、結果が付いてくるということですね。

202312271

毎回コースデザインが変わる、双六のようなラリーオビディエンスは、ゲーム感覚の高いオビディエンス競技です。
是非チャレンジしてみて下さい。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月26日 (火)

ドッグダンス:アイコンタクトを取らない練習

ドッグダンスの動きの中には、ハンドラ―と犬がアイコンタクトを取らない位置関係で作業することがあります。

ヒールポジションにおいても、ハンドラ―と犬の視線が合わせられないポジションがあるので、犬はある程度ハンドラ―の顔を見なくても作業を行うことが出来ますが、遠隔作業においても、ハンドラ―と視線が合わない状況で、犬がきちんと出されたキューに反応出来るようになるには練習は不可欠です。

一般的なドッグトレーニングでも、目の前にいればオスワリがすぐ出来るのに、1メートル離れると言われてもすぐ出来ず、ハンドラ―の元に戻って来てから座る犬は少なくありません。
それは、オスワリという行動が、ハンドラ―との位置関係とも紐づいてしまっていて、位置関係が変わるとオスワリではないと認識している場合が多いからです。

そうならないために、ハンドラ―は犬が目の前にいるときだけでなく、ヒールポジションにいるときや、ちょっと離れた位置関係にあったとしても座れるように丁寧に教えていく必要があります。

以前どこかに動画をあげていますが、アイコンタクトが無くても犬が指示のキューに反応できるようになるには。という記事で、私が机に向かって座っていても、後ろにいるアシスタントに簡単な姿勢変更をお願いしながら、アイコンタクトが無い状況に馴れるように練習すると書きました。

202312261

いつもハンドラ―の前に回り込んで、顔を見なくても出来るように自信をつけてあげましょう。

さて、今日のドッグダンスグループレッスンでは、ハンドラ―のセンターポジションからバックし、ハンドラ―の背中を見ながら、ハンドラ―のキューに反応するための練習を行いました。

最初はハードルは低くしてあげると、エラーが出づらくなりますよ。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月25日 (月)

子犬は正直

子犬は自分にとってプライオリティの高いことを優先するものです。
敢えて「子犬」と書いたのは、長年ハンドラ―と暮しを共にしていると、プライオリティが高くてもそちらを優先せず、ハンドラ―のお願いもちゃんと忖度(笑)してくれるようになるからです。

プライオリティの高いこととは、美味しいものや楽しいことです。
場合によっては、寝ることや排泄などの生理的要求も入ります。

犬にやって欲しいことをちゃんとやってもらうためには、まずそれをやることが犬にとってメリットがあるように環境設定する必要があります。

例えばハウスに入って欲しいとトレーニングを始める場合、力づくで中に押し込むのではなく、子犬が自分からハウスに入る気持ちになるようにハウスの価値をあげる必要があります。

跳びついて欲しくない場合は、跳びつく犬を力で抑え込むのではなく、跳びつかない方が犬にとってメリットがあると学習してもらうことが、犬にとってはストレスレスです。
敢えて「オスワリ」という必要もありません。
オスワリの頻度があがったら、「オスワリ」のキューをのせながら褒めていくだけです。

さて、今日は多少リソースガーディングが見られるYさんのプライベートレッスンがありました。

物理的に犬との距離を取ることは、リスク回避にとってはとても重要です。
そこで、リソースガーディングへの対応方法だけでなく、ハウストレーニングも行ったところ、後半は、ハウスの中でオスワリが出来るほどになりました。
因みに、どちらのトレーニングにも、ネガティブワードは一切ありません。

202312251

少しずついい経験値をあげていかれるといいですね。
----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月24日 (日)

子犬生活は褒めるだけ

子犬を初めて迎えたご家庭では、子犬の行動についつい「あ~!ダメ!」と言いたくなる場面が沢山あるはずです。
「ダメ」は行動を制止する意味があるので、「ダメ」を連発された子犬は行動することを止めてしまうことがあります。

好奇心旺盛な子犬が行動することを止めてしまうということは、学習することを止めてしまうことです。

そうならないためには、子犬の好ましい行動を褒めていくことが重要ですが、ほうっておいても、子犬はなかなか好ましい行動はとってくれません。

本来ならば、クレートやケージの中にいても、上手に一人遊びをしていたり、静かに休んでいられること自体を褒めたいところですが、なかなかそれに気づく人はいません。
目につくのは、トイレの失敗や悪戯ばかり。

子犬の好ましい行動を見つけて褒めてあげることが、子犬の好奇心を満足させながら、人と関わることを楽しいと思ってくれるようにります。

さて、今日は生後3か月のパピーさんのカウンセリングに行ってきました。

ケージの中で、吠えることなく静かに待っていられるMさん。
もちろん、日常的にはケージに入ることに少しネガティブな印象があって吠える場面や、甘噛み、トイレの失敗等々いろいろあるそうですが、トイレの失敗にはサポートを、甘噛みには程度に合わせた対応等々お話ししたあと、ケージを楽しい場所にしながら、呼び戻し練習をしたところ、楽しそうに動いてくれました。

かわいいからと、子犬のペースになってしまうと、あとで現実とのギャップで子犬がストレスを感じないとも限りません。
子犬を迎えたら、その先の生活を予測しながら、伝えるべきことをわかりやすく伝えてあげることが大事ですね。

今日は見習いのうちの子記念日でした。

202312241

トイレを覚えるまでは、サークルはトイレシーツ全面敷。
トイレトレーをちゃんと覚えるまでには、数日かかりました。

子犬育ては焦らず、根気よく。
----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村


| | コメント (0)

2023年12月23日 (土)

ラリオビトライアル、無事終了しました。

今日はWanByWan主催、第17回WCRL規定ラリーオビディエンストライアルを開催しました。

今回はレベル1、レベル2、レベル3,ベテランクラスのカテゴリーで、31ペアが参加しました。

参加ペアは、ずっと以前からラリオビを楽しんでいらっしゃる方、ラリオビの定期レッスンをとられている方、オビディエンスのレッスンを受けていらっしゃる方、ドッグダンスのレッスンの方など、様々なドッグスポーツを楽しんでいらっしゃる方々ですが、作業中に褒めたり、課題によってトリーツをあげられるラリーオビディエンスにも興味を持たれて、トライアルに参加してくださっています。

今回も多くの方がクォリファイをされ、高得点で入賞されました。
特に生徒さんお二方が210点満点で1席に入賞されました。
日々の練習の成果が出ていましたね。
嬉しい限りです。

我が家のアシスタントと見習いも参加しました。
レベル3Bでは、アシスタントと見習いが同じクラスの参加となり、ハンドラ―としてはアシスタントの方が高得点になって欲しいと願っていましたが、以前から問題となっていた吠えが出てしまい、1ポイント差で見習いの方に軍配があがり、1席が見習い、2席がアシスタントということになってしまいました。

202312231

まだまだ修行が必要ですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月22日 (金)

ラリーオビディエンスセミナーと練習会開催しました

今日はドッグリゾートワフのインドアドッグラン内でWCRL規定のラリーオビディエンスのセミナーと練習会・体験会を開催しました。

セミナーではラリーオビディエンスのルールと楽しみ方、攻略法などをお話させていただき、午後からの練習会には明日のトライアルに参加される方々が参加され、総勢15ペアがレベル1からレベル3までの練習を行いました。

レベル1はリード付きで、課題は14個から16個ですが、レベル2になると遠隔作業が入ってくるのでオフリーシュで行い、課題も16個から18個に増えます。
レベル3ではさらに各課題にトリッキーな動きも入ってきて、ゲーム感が増すと同時に、課題も18個から20個に増えます。

今回の練習会では行いませんでしたが、ベテランクラスもあるので、シニアになっても取り組みやすい課題になります。

明日のトライアルに向けて良い予行演習になれば幸いです。

アシスタントも練習会に参加しました。
課題は吠えないこと。
っが、やはりハードル障害で声が出ました。

202312221

障害は好きですが、距離が通常のオビディエンスより短いことがストレス吠えの要因です。
もう少し器用に動けるといいのですけど。

明日はトライアルが開催されます。

------------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックが励みになります!
88_31_20231222213001
にほんブログ村

--------------------------------

| | コメント (0)

2023年12月21日 (木)

きちんと解除していますか?

日常生活でよく使う「オスワリ」や「マテ」ですが、愛犬はちゃんと出来ますか?

「ちゃんと」とは、
1.言われたときにすぐに動作に入る。
2.解除されるまで持続出来る。

どうでしょうか。

「オスワリ」や「マテ」が一瞬芸で終わったりしていませんか?

「オスワリ」にしても「マテ」にしても、じっとしていることを強化しなければいけない作業なので、動かないことばかりに目がいってしまい、動いていい「キュー」を伝えていないことが多いものです。

つまり、いつまで続ければいいのかを伝えきれていないので、犬が勝手に解除してしまい、勝手に動きだして叱られるということになるわけです。

持続することを教えた後は、必ず褒めてから「解除」することが重要です。

「解除」のキューを教えることで、犬はそのキューを聞くまでは作業を続ければいいと理解できるようになります。

今日は明日からのラリーオビディエンスイベントに向けて前日から会場入りしていますが、家ではクリスマスツリーを出しそこなってしまったので、ツリーの前で一枚。

202312211

解除されるまで動かないでいてくれないと、ピンボケになってしまいますね。

------------------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
88_31_20231221200001
にほんブログ村
--------------------------------

| | コメント (0)

2023年12月20日 (水)

最優先はだれ?

若い犬が周囲のディストラクションに負けてしまうのはよくあることです。
経験値が低いのと、ハンドラーとの関係性が確立されていない時期であれば、当然他の楽しいことに気持ちをもっていかれてしまうからです。

見習いとのディストラクション練習は、もともと好奇心旺盛で、犬や人が大好きな見習いだからこそ欠かせないものですが、出来れば一般家庭の犬たちにもやって欲しいものです。

例えば、道端で他犬に遭遇した時、相手が来るまで伏せて待ってしまい、まったくハンドラの声が耳に届かないというのは困りますね。
特に都会の街中の散歩においては、自転車、高齢者、子供など、様々な物や人と遭遇するので、その都度気持ちをそがれてしまうのも困ります。

つまり、様々な物が周囲にあったとしても、平常心で、ハンドラ―の声を聴きながら散歩してもらうのが、とても平和で、犬にとっても穏やかな散歩と言えるでしょう。
もちろん、大きな公園やドッグランなど、犬にとってエキサイトな場所に行けば、当然犬も興奮することもあるでしょう。
ハンドラ―と一緒に遊んだり、他の犬と遊ぶことも楽しいでしょう。
しかし、一番大事なのは、ハンドラの言葉をきちんと理解し行動することです。
ハンドラ―は愛犬の安全を確保する義務があるので、聴く耳を持たない犬に育ってしまっては、愛犬を守り切れませんね。

そのためには、普段から様々な状況を想定した練習が不可欠です。
たかがオスワリでも、大事な時に座ってくれないのでは、「オスワリが出来る」とは言えません。

何があっても、ハンドラ―が最優先になってもらえるよう、ハンドラ―も努力が必要ですね。

さて、今日は若いM君のプライベートレッスンがありました。

おうちの中では、マットの上で落ち着いて伏せていることができるので、今日は外でもやって頂きました。

202312201

マットトレーニングは何のためにやるのかと言えば、家の中だけでなく、外出先でも、マットがあれば犬が自分の居場所として落ち着いて伏せていられるようにするためです。

居場所が明確でないと、犬は周りでウロウロしたり、通りがかりの人に跳びついたりと、落ち着かない状況になってしまいます。
マットが無くてもじっとしていられれば問題ありませんが、若くて落ち着かない犬たちには、「マット」や「クレート」を使うことで、居場所を明確に示すことが出来ます。
是非やってみてくださいね。

---------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村


| | コメント (0)

2023年12月19日 (火)

「出来る」を増やしてあげるには。

よく聞くお話が、「うちの子『マテ』が出来ないんです。」というもの。

「マテ」にはいろいろな意味があるので、果たして犬が何を理解しているかによって、実は犬にうまく伝わっていなかったということがあります。
日常生活で使っている「マテ」とドッグスポーツなどの「マテ」は全く違います。

動かないでいて欲しい時には、「じっとしていること」を強化して教えてあげないと犬には伝わりません。

そんなときは、「動いちゃダメだよ」というネガティブなワードより。
「ステイ」や「マテ」などの動かないでいることのキューや、「オスワリ」や「フセ」などのその時の姿勢のキューを言いながら、じっとしていることを褒めてあげることが大事です。

昨日、ディストラクションの中で練習した見習い。
普段できていることでも、あれだけ多くのディストラクションに晒されていると、ついつい体がむずむずしてしまうので、短い距離と短い時間で、じっとしていることを褒めていきます。

202312191

様々な場所で練習を重ねることで、日常生活でも、ドッグスポーツ競技の課題や、競技開始前の「マテ」などにも繋げていかれるので、細かいステップで、丁寧に伝えてあげましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月18日 (月)

ディストラクションを侮ってはいけません。

3日間イベントに参加させていただき、特に最終日のコンペでは、自分も参加しましたが、他の参加者の演技も拝見しながら、人も犬も平常心でいることの大切さを改めて感じさせられました。

「いつもは出来るのに。」
「屋外では出来るのに。」
「いつも練習している場所なら出来るのに。」

そんな声が聞こえてくる中、いつも通りにやることの難しさを痛感しました。

なぜなら、競技会場はいつもとは違い、周囲で自分を見ている人たちがいます。
ジャッジともなれば、ずっと見られ続けていることになります。
特にコンペともなれば、人のメンタル面も大きく影響してくるからです。
私はあがり症なので、絶対いつも通りには行かないことはわかっていますが、それでも出来るだけ平常心を保つには、数をこなしていくことと、犬を信じるしかありません。

犬も同様で、いい経験値は重要な要因です。
いろいろなディストラクションがあっても平常心でいるためには、様々な状況を想定した練習は欠かせません。

特に見習いは、競技中リンクの外で遊んでいる犬に向かってリンクアウトして失格した前歴があるので、周囲のディストラクション対策は必須課題です。

さて、今日は久しぶりの朝練場所におなじみの方々が遊びに来ました。
おなじみと言っても、犬同士はまったく遊ばせていないので、見習いは興味深々ですが、練習中に入ってこられたので、練習は続行します。

202312182

とてもいいディストラクションなので、飼い主さんにはこちらを気にせずどんどん遊んで下さいと伝えます。

さらに、小さいお子さん連れの方々までいらして、ディストラクション満載です。

202312181

ハンドラ―へのフォーカスは、ハンドラ―との作業を義務感で行うのではなく、ハンドラ―との作業が楽しくなければ続きません。

頑張ったあとはおもちゃで遊びます。

202312183

少しずつ成長してくれるといいですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリックが更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月17日 (日)

イベント最終日はドッグダンスコンペでした。

WSS(ワンダフルステップ)さん主催のドッグダンスイベントの最終日はドッグダンスのコンペでした。

我が家はアシスタントがHTM(ヒールワークトゥミュージック)のインターメディエイトクラスで参加しました。

前回のDDJP(ドッグダンスジャパン)さん主催のコンペでは中盤から吠えてまともな作業にならなかったアシスタント。
出来ないことを頼んでいるわけではないのに、なぜか口が出てしまうアシスタント。
今回はまったく吠えませんでしたが、大事な3つもコンテンツを飛ばしてしまい、高評価には繋がりませんでした。

オビディエンス競技と比べると、キューが次から次へと出されるドッグダンス。
まだまだドッグダンスが出来るほど器用では無いということですね。

202312171

もう少し話し合ってみましょうか。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリックが更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月16日 (土)

見習いがドッグダンスで特別賞を頂きました。

昨日に引き続き、今日はドッグダンスのファンマッチでした。

我が家は見習いが初めてフリースタイルの要素を入れたルーティンで参加しました。

先週の日曜日までオビディエンスの昇格がかかった競技の練習が続いていた見習いは、まったくドッグダンスの練習をしていませんでした。
っが、ファンマッチの申し込みは結構早かったので、夏頃作ったHTMで踊るつもりで申し込んだのですが、どうも曲がしっくりこなかったので、曲を変えてしまったのです。

当然構成は間に合いませんでしたが、少しずつ練習していたトリックを組み込んで、昨日の練習会の様子を参考に昨夜ラフな構成をし、トリック間のトランジットは簡単なポジションチェンジと回転系の動きでつなぐことにしました。

幸い見習いのテンションは下がらず、最後までトリーツをあげることなく、短いですが、一曲踊ってくれました。
見習いにしては快挙です。

お蔭様でコメンテイター特別賞とWSS主催者賞をダブルで頂戴しました。

202312161_20231216205101  

最初で最後とならないよう、精進していきましょう。

------------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックが励みになります!
88_31_20231216205101
にほんブログ村
--------------------------------

| | コメント (0)

2023年12月15日 (金)

ドッグダンス練習会に参加しました。

今日はWSS(ワンダフルステップ)さん主催の練習会に参加しました。
持ち時間内で、ルーティンの構成を再確認したり、リンク馴致を行ったり、パーツを練習したりと、参加者それぞれが自分の課題に合わせて持ち時間を有効に使いました。

我が家はアシスタントが明後日のコンペに参加するので最終調整。
見習いは、先週までFCIオビディエンスクラスIIに昇格するためにオビに特化した練習をしてきたため、ようやく来春の競技会に向けてルーティンを作り始めたばかり。

構成は全然出来ていないのですが、ようやく曲が決まったので、コスチュームだけ決めました。

ということで、本番レベルではないので、今回は練習会とファンマッチでコスチュームとリンク馴らし。

オビモードからドッグダンスモードにハンドラーも犬も切り替え中です。

202312151

待機も見習いにとっては重要なお勉強です。

------------------------------
ブログ村に登録しています!ワンクリックが励みになります!
88_31_20231215215801
にほんブログ村
--------------------------------

| | コメント (0)

2023年12月14日 (木)

ディストラクション練習

よくある愛犬のお悩み事に、他犬に反応してしまう。というのがあります。

他犬反応とは、他犬を見て興奮して吠えたり、向かって行こうとするもの。

実は我が家の見習い、小さいころから他の犬を見ると挨拶しようとスライディングしていくタイプの犬です。
2歳を過ぎた今でも、その気持ちは変わっていません。

そして生後7か月を過ぎたころから、挨拶に行こうと興奮すると「吠える」という面倒くさい行動がプラスされました。

もともとアグレッシブ(攻撃的)なタイプでは無いので、いわゆる一般的な飼い主さんであれば、「うちの子は大丈夫です。」というタイプですが、実は全く大丈夫ではありません。

なぜなら、相手の犬が犬嫌いならプレッシャーをかけてしまいますし、相手の犬がアグレッシブであれば反撃されかねません。

さらに、もともと犬が嫌いな犬であれば、他犬を見るだけでも心穏やかではいられません。
そんな犬にとって、毎日の散歩は苦痛でしかないでしょう。

その苦痛を少しでも減らしてあげるためには、少しずつ馴らしていくしかありません。
他犬が自分に何も影響を与えるものでは無いと納得してもらうまで、気長に、根気よ就く続けていくサポートが重要です。

昨日、ドッグスポーツや競技会のことを書きましたが、基本的に、他犬反応が強い犬にとって、犬が集まるドッグスポーツや競技会はストレスフルになります。

そうならないためには、先ほどのように日々のサポートを続けていくことが重要ですし、同時にトレーニングをしてあげることで、ハンドラ―に集中するようになり、他犬への意識も少しずつ減ってきます。

あきらめずに、根気よくやり続けることが大事ですね。

今日はプライベートレッスン中、見習いがディストラクションとして参加しましたが、実は見習いにとっても、レッスンに参加することで、少しずつ他の犬がいても、遊び相手ではないということを教えていく重要な機会になります。

202312141

競技中にも我を忘れた見習いですから、人一倍時間をかけて教えていかなければいけませんね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月13日 (水)

ドッグトレーニングは楽しい

今日はオビディエンスの練習会でした。
オビディエンスは主催団体によって様々な競技があるので、参加される競技に合わせた練習をしています。

我が家は現在アシスタントがFCIオビディエンスIII、見習いが先日ようやくオビディエンスIIに昇格出来たので、これからゆっくりIIの課題を練習していきます。

202312131

今日の参加メンバーはオビディエンス競技の練習。
時にはJKCのCDやOPDESのTTなどの練習も行っていますが、主催が変わっても、トレーニングの基本は変わりません。
ひとつひとつ丁寧に行動を教えてあげることが不可欠です。

競技会と聞くと、「ウチには関係ない」と思われるでしょうが、何事も目標があるとやる気に繋がるので、どんなドッグスポーツも発表の場所があるといいですね。

目標を持って犬に伝えていくことで、犬の成長を実感することもできます。
犬は年齢に関わらず学習することが出来るので、共に達成感を得ることが出来るわけです。

どんなカテゴリーであっても、ドッグトレーニングは楽しいということですね。

わが家が犬のトレーニングにはまったのが1997年。
様々なことを伝えていく中で、犬とのコミュニケーションも深まり、特に何も教えていなかった先住犬にももっとトレーニングをやっていればよかったと後悔したほどです。

1997年当初は、JKC主催のCD(コンパニオンドッグ)の競技会に参加し、2頭のボーダー・コリーをグランドトレーニングチャンピョンにしましたが、2003年知人にドッグダンスを紹介されてからは、CDの競技会とドッグダンスの競技会と両方に出るようになりました。

欧米では、ドッグダンスを究極のオビディエンスというほど沢山のことを教えていかなければいけませんが、それがまたおもしろいのでやめられません。

一方、すべてのドッグスポーツの基礎がオビディエンスであるとも言われていることもあり、その後迎えたボーダー・コリーたちとは、CD競技だけでなく、FCIオビディエンス競技と一緒にドッグダンスやラリーオビディエンスを楽しんでいます。

もちろん、犬にも(犬種や個体によって)得手不得手があるので、どの犬もすんなりと競技会でいい結果を得られるとは限りませんが、そこに向かって行く過程がハンドラーと犬(ペア)との関係性作りに重要な時間を与えてくれます。

少しずつ進化していくことを愛犬と一緒に楽しみたいですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月12日 (火)

体をバランスよく使うためには

「犬は運動神経がいいから、ミスなどするはずがない。」と小さいころから思っていましたが、犬たちの生活が長くなると、犬も普通にバランスを崩したり、躓いたりするものだということに気づきました。

かつては、階段の上からフラッと降ってきた犬を抱きとめたこともあったので、犬も目算を誤ることがあるのだと知りました。

もともと犬は前肢の動きは意識していますが、後肢に関してはあまり意識していません。
猫のように障害物の間を上手に避けて歩くということはしづらいものです。

ドッグダンスの場合は、バックステップやサイドステップがあるので、後肢の意識づけを早いうちから行いますが、一般の家庭犬の場合敢えてそんなことを教える人はあまりいません。

しかし、身体をバランスよく使うためには後肢への意識づけも重要になって来るので、時間があったら、バックステップを教えてみるのもいいでしょう。

さて、今日は若いA君のプライベートレッスンがありました。
あいにくのお天気で、お家の中でのレッスンになったので、今回はキャバレッティを体験してもらうことにしました。

キャバレッティとは馬術のトレーニングの一種で、等間隔に並んでいる横木を軽速歩で通り抜けることですが、犬のバランス練習にも取り入れられています。

初めは後肢がピノキオ状態になってしまったA君ですが、慣れてきたら上手に通過できるようになりました。

202312121

そのあとは、飼い主さんと一緒のスラローム練習。
一定の間隔に置かれたコーンの周りをヒールワークで移動していただきました。

202312122

キャバレッティでウォーミングアップ出来たA君は、上手に後肢をスライドさせながら、スラロームすることが出来ました。

しなやかな体使いを覚えてもらえるといいですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月11日 (月)

愛犬に教えたこと、ちゃんと伝わっていますか?

愛犬との生活が長くなってくると、阿吽の呼吸とは言わなくても、お互い考えていることがわかるようになるものですが、まだ若い犬の場合は、共通言語を作り上げるまではなかなかうまく伝わらないこともあります。

ドッグトレーニングにおいては、そもそもお願いしたいことを明確に伝えないと、犬は混乱してしまうので、それぞれの言葉(キュー)が持つ意味を分かりやすく伝えることが不可欠ですが、ともすると、まったく伝わらず、お互いイライラすることも少なくありません。
どうして伝わらないのでしょうか。

ひとつには、いろいろ言い過ぎてしまって、犬は何を聞き取ればいいのかわからない場合です。

例えば、「今は〇〇さんとお話ししているんだから、あなたは大人しく座っていてちょうだい。」と言った場合、長年の付き合いであれば、「ママの立ち話は長くなるから、座って待って居よう。」と犬は考えて行動することができます。
しかし、若い犬であれば、この長い文章のどこを読み取ればいいのかわからず、ハンドラ―の周りでウロウロしながら、「早く行こうよ。」と跳びついたり吠えたりすることになります。
「オスワリって言ってるでしょ。」とハンドラーがイライラしたところで、犬に伝えきれていなければ、犬は何でハンドラ―が怖い顔をしているのかわからないでしょう。

例えば、興奮して甘噛みの力が強くなってしまったとき、「ダメでしょ!」と言いながら犬を押し返した場合、犬は押されたことで、遊んでくれるのかと勘違いし、さらに興奮して甘噛みがエスカレートしたり、跳びついて来たりすることがあります。
「ダメだって言ってるのに、なんでわからないの?」とハンドラーはイライラするかもしれません。
犬の歯が当たって「痛い」と言うことは伝えても、それに対する罰は必要ありません。
「痛い」とはっきり伝えて、いったん犬との関りを止めることが大事です。
人が動けば動くほど犬は興奮するので、まずはハンドラ―の動きを止めることも重要です。
そのあとで、ハウスにいざなうなどして一時的に距離をとることで、犬をクールダウンさせることが出来ます。

ドッグスポーツ競技においては、もっとキューに対する明確さが必要になってきますが、一般家庭犬であっても、犬にわかりやすく伝えることで、お互いのコミュニケーションが取りやすくなることは事実です。

犬に座っていて欲しいと思って、「オスワリ」と言って犬が座らなかったとしたら、あなたはどうしますか?

イラっとする前に、
今言った言葉を犬がちゃんと聞いていたのか。他に気はいってなかったか。
「オスワリ」というキュー(言葉)の意味を犬がちゃんと理解しているのか。もしかしたら、家の中で、向かい合って、人差し指を立てていないと座れないんじゃないだろうか。などなど、いろいろ原因を考えて、犬が故意に座らなかったのか、座れなかったのかを検証してみるといいでしょう。

さて、今日は若いM君のプライベートレッスンがありました。

外でも飼い主さんと一緒に本気で遊んでくれるM君ですが、ディストラクションが入ったら、意識が飛んでしまいました。

202312111

少しずつ、ディストラクションに負けないような練習も必要ですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月10日 (日)

訓練競技会に参加してきました。

今日はJKC神奈川訓練ブロック訓練士協議会主催の訓練競技会に参加してきました。
今回の参加犬は見習いのみ。

今まではアシスタントと二頭参加していましたが、参加カテゴリーがバラバラで時間調整が難しかったため、見習い一本にしたのです。

おかげでハンドラ―の集中が切れなかったため、ヒールワークは散々でしたが、その他の部分を頑張った見習いがようやくFCIオビディエンス競技のクラスIからIIに昇格することが出来ました。

もちろん、いろいろ課題も見つかったので、これからの練習のフォーカスもわかりました。

202312101

こんなことを書くと、ドッグトレーナー(訓練士)だからと言われそうですが、一般の飼主さんもトレーニングを通して犬たちとの成長を楽しんでいらっしゃいます。

今日は競技会場で8年前、子犬の頃にサポートさせていただいた大型犬の飼い主さんとばったり。
今でもその子と競技を楽しんでいらっしゃる上に、新たな家族も迎え、犬とのコミュニケーションが楽しくて仕方ないそうです。
こんなお話を聞くと、ほんとうに嬉しくなります。

いろいろやらかしてくれる見習いが、信頼できるパートナーになるのはいつの日か。
努力なしには得られませんね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月 9日 (土)

パピートレーニングはタイミングが大事

犬のトレーニングは、きちんと形を教えていく時期は生後6か月以降でもかまいませんが、メンタル面で、ハンドラー(飼い主)との関係性を作り上げていくためには、おうちに来た時から始まっていると言えます。

トイレを教えたり、寝場所を教えたり、様々なおうちのルールを教えていく過程で、少しずつコミュニケーションが取りやすくなっていきます。

中でも一番教えやすいのが「オイデ」。
なぜなら、子犬は好奇心満載でハンドラ―の後をついて歩くほど、ハンドラーのことが気になって仕方が無いからです。

いつもくっついているから、「オイデ」はいらないと思われがちですが、子犬も人間の子供同様、外部の刺激や、成長の過程で思春期を迎えると、ハンドラ―よりもほかのものが気になり始めてくるので、いつもハンドラーにくっついているわけではなくなってくるのです。
そうなってからあわてて「オイデ」を教えても、なかなか戻って来てはくれません。

ハンドラーが気になる時期に、ハンドラ―の元に戻ってくるといいことが沢山あると刷り込んで、習慣化していくことが重要なのです。

さて、今日は生後6か月のAさんのプライベートレッスン。

前回はお家の中でのハウス練習でしたが、飼い主さんがとてもよく練習してくださったので、Aさん、自分からハウスで待つほどハウス好きになっていました。
嬉しいですね。

そこで今日はお外のお散歩の様子を見せていただきました。
お話にあったように、気持ちは全て外に持って行かれて、リードも引っ張り気味。

そこで、ロングリードを使った呼び戻しゲームをやって頂いたところ、声をかけなくても、飼い主さんの存在をちょっと気にしてくれるようになりました。

202312091
202312092

最後は大好きなオモチャを使って引っ張りっこと持来。

202312093

楽しければ、犬はどんどん吸収していきますね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月 8日 (金)

犬種の特性と個体差

今日はオビディエンスのお仲間と練習会。
明後日の競技会に出るペアもいる中で、それぞれの課題を練習しました。

202312081

ドッグスポーツは様々なので、犬種の特性を生かした競技もありますが、犬種によって「出来ない」ということはほぼありません。
また、大人しいと言われる犬種でも、活発に走り回る子もいれば、活動的と言われる犬種でも、まったりしている犬もいます。
つまり、犬種だけでなく、個体の持っている特性にも大きく影響されるということですね。

もちろん、環境設定として小型犬には難しいとか、大型犬はやりづらいとか、向き不向きはありますが、出来ないことはありません。

競技会でトップを狙うのは難しかったとしても、一緒に楽しむことはできます。
犬に伝える時間が、ハンドラーと犬との関係性をより深いものにしていくこともできるので、いろいろチャレンジしてほしいと思います。

そういった意味でも、新しい家族として迎え入れる場合は、その子との生活をいろいろ予測しながら、犬種選びや個体選びをすることが大事ですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月 7日 (木)

ドッグトレーニング:キューの意味を明確にする

愛犬とのコミュニケーションには共通言語が必要です。
そこで、人間は、行動と言葉のキューを関連付けて犬に教えていくわけです。
これは何も、競技をするからということではありません。

「オスワリ」や「マッテ」もキューですし、様々なポジションや「バックステップ」や「サイドステップ」などの高度なムーヴも同様です。

さて、今日は月に一度のWCRL規定ラリーオビディエンス定期レッスンでした。

202312071

ラリーオビディエンスは通常のオビディエンス競技同様、左脚側停座、左脚側行進に加え、正面停座、正面立止など複雑な動きが入ります。
さらに、ドッグダンスの要素である、右脚側や脚側立止なども含まれています。

これらのキューを上手に使い分けていかないと、犬が混乱してしまうので、キューを付けるときは細心の注意が必要です。

例えば我が家の場合、脚側停座は「アトヘ」、その場での脚側立止や脚側で一緒に歩くときなどは「ヒール」のキューを使います。
当然右脚側は別のキューになります。

同様に、正面のポジションは立止で「フロント」、座って欲しい時は、追加で「スィット(Sit)」のキューを出しています。

ハンドラーの意向と犬側の理解がマッチしないと、お願いした行動はなかなかやってもらえません。

今出したキューは何を意味しているのか。
もし犬が違ったことをしているときは、キューがちゃんと伝わっているかどうか確認してみることも重要ですね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月 6日 (水)

アイコンタクトに頼らない練習

特にトレーニングを受けていない犬は常にハンドラーの顔を見ながら行動しようとするものです。
逆に言うと、ハンドラーの顔を見ていないと行動できない犬は少なくありません。

オビディエンスの競技においては、ハンドラーとアイコンタクトが取れていない状況での作業が求められるので、常にそのような状況を想定した練習が欠かせません。

ドッグダンスにおいても、アイコンタクトが取れていない作業は難度が高くなるので評価が高くなります。

オビディエンス競技においては、ハンドラーが視界から消えても、じっと待って待つ課目や、ハンドラーが背中を向けながら出すキューに反応するなど、アイコンタクトが無い中での作業が不可欠です。

我が家も当然アシスタントや見習いにアイコンタクトが取れない作業を教えていますが、見習いはまだ始めたばかりなので安定しません。

それが如実に出たのが今朝。
散歩の途中で店の前で座って待つように犬たちに伝えてからパン店に入ったところ、ガラス越しに私のことが見えるにもかかわらず、停座の姿勢をさっさとやめてクンクン。
停座で待つように言って1分も経っていないのに。

ということで、自宅にて練習。

202312061

ハンドラーは背を向けたまま、見習いに簡単なキューを出します。

見習は初め一瞬戸惑っていましたが、落ち着ければ、きちんと話を聞いてくれました。

いつでもどこでも出来るようになるまで、続けていきましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月 5日 (火)

ドッグダンスとコスチューム

ドッグダンスは競技を目指す場合、音楽をダンスのBGMとして使うだけではいけません。
つまり、曲のイメージをダンスの中で表現しなくてはいけないからです。

HTM(ヒールワークトゥミュージック)の場合は、ヒールポジションでパートナーと動くことが基本になるため、振り付けやトリックはあまり利用できませんが、曲のテンポやフレーズに合わせたムーヴと、曲が観客に与えるイメージにあわせてコスチュームを考えることは重要です。

一方FS(フリースタイル)は様々なトリックを盛り込みながら、曲のイメージを具現化していくドッグダンスなので、コスチュームもとても重要になります。
特に映画など、誰が聞いてもわかるような曲を使った場合は、コスチュームがイメージに合わないと観客を楽しませられないというところもあります。

さて、今まで全くイメージが湧かなかった見習い用の曲がみつかったので、FSのルーティンを作り始めました。

202312051

今回の曲はアップテンポで可愛らしい感じなので、コスチュームにスカートを選択したのですが、実はこのスカートが曲者で、ヒラヒラしているだけでも、犬にとってハンドラーの景色が変わってしまう上に、スカートの丈が顔にあたったり、視界が遮られたりすると、犬の動きを妨げてしまうという問題が出ることもあります。

最初に用意したスカートは裾が膨らみ過ぎて、見習いが立ち位置を見失ってしまいました。
そこで、別の形のスカートを用意してみましたが、今度はウィーブやセンターポジションで迷子になってしまいました。

年齢もあるので、あまり丈は短くしたくないハンドラー。
慣れるまでは、スカートを着て練習し続けるしかなさそうですね。
----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月 4日 (月)

ドッグトレーニング:景色が変わると出来ない話

犬に行動を教えるとき、いつもと違う状況で言われてもできないことがあることはいつもお伝えしています。
家の中では出来ても外では出来ない「オスワリ」や、ハンドラーと向き合っているときは「オスワリ」出来るけど、ハンドラーと3メートル離れていると出来ないなどがそれにあたります。

さて、我が家の見習いは、私との向かい合わせの単独バックは普通に下がることができます。
距離はまだ5メートル程度ですが、単独後退歩行は出来ます。
しかし、私の足の間のポジション(センター)に立っている見習いに「バック」というと、戸惑って「おじぎ」をしたり、足踏みをしたりと、なかなか下がれませんでした。

そこで、先日お話ししたように、犬がわかりやすいように、プラットフォームを置いて、見習いが下がりやすいように、足の間のポジションで前後の動きを繰り返した後、「バック」のキューを出し、見習いにプラットフォームを意識させたところ、「バック」は私との位置関係が変わっても、後ろに下がることだと少し理解しました。

202312041
202312042
202312043

※このときハンドラーは振り向かないことが大事。
私は横にあるガラスを見ながら、犬の動きをチェックしています。

まだまだ先が長い話ですが、少しずつ理解を深めてもらいましょう。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月 3日 (日)

訓練競技会における「速歩」のはなし

様々な訓練競技会がありますが、どの競技会にも「歩度変換」があります。
「歩度」とは、歩く速度のことです。

通常の速さを「常歩」、少しスピードを上げた状態を「速歩」(駆け足よりゆっくりで、トロットとも言われます)、ゆっくり歩くことを「緩歩」と言います。

我が家が参加しているFCIオビディエンス競技においても、「常歩」「速歩」「緩歩」の歩度変換がありますし、ドッグダンスにおいても、ヒールワークのスピードに変化がある方が評価が高くなります。
つまり、歩度変換は難しいということです。

オビディエンスにおいても、ドッグダンスにおいても、ヒールワークを持続しながら歩度変換を行うことは簡単ではありません。
なぜなら、ハンドラーと犬との位置関係を犬がきちんと理解していないと、歩度変換は出来ないからです。

ヒールポジションを維持しながらスピードを変えていかれるようになるには、見た目、犬がハンドラーに吸い付いているようになっていることが必要です。

犬がハンドラーと離れることなく、またつきすぎて押すことも無く、お互いが独立しながら一体感を醸し出すことが重要になるわけです。


さて、2歳になった見習いと日々練習しているヒールワーク。
脚側停座は理解しましたが、そこからハンドラーと一緒に動くことはなかなかハードルが高く、今でもまだ少しハンドラ―より前に出がちなところがあります。

なぜ前に出るかと言えば、ハンドラーの顔が見たいから。
しかし、出来れば顔を見ずとも、自信をもって動いて欲しい。

さらに、速歩となれば、当然前に飛び出してしまいます。

なぜそうなるのか。

動画を撮りながらいろいろ確認してみると、速歩に入るときに私の上体が前にのめっていることに気づきました。
それを見た見習いが、前に飛び出すのは当然のことかも知れません。

オビディエンス競技においては、ハンドラーは常にニュートラルであることが求められます。
いわゆるハンドシグナル(視符)やボディシグナル(体符)はペナルティです。

ドッグダンスにおいては、そのような規定はありませんが、ルアーのように犬を誘導しつづけていると、評価は低くなります。

振り付けのようにハンドラーが動くことは問題ありませんが、ハンドラーの動きが犬を混乱させてしまうことも少なくありません。
手を大きく動かしたら、犬が勝手にスピンしてしまったというのはよくある話です。

犬を混乱させないためには、言葉のキューをきちんと犬に伝えること。
犬が混乱するような動きは極力さけることがポイントです。

無意識だったり、何気ないハンドラーの動きが愛犬を混乱させていないか、自分の動きをよく検証してみることが重要ですね。

202312031

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月 2日 (土)

パピーレッスンは褒めるだけ

「褒めるしつけ」と言われて久しいですが、「褒めるしつけ」は間違っていることをしている犬を褒めることではなく、好ましい行動を取っているときに褒めることを言います。

では、好ましくない行動のときはどうするのか。
子犬にとって、何も報酬が得られないだけです。

子犬の生死にかかわる重大な事象においては、大きな声で制止することもありますが、通常の行動に関して言えば、大きな声を出す必要もありません。

そのためには当然のことながら、子犬が好ましい行動を取りやすい環境設定が不可欠です。

環境設定が出来ていれば、子犬の行動にはある程度制限がかかっているので、キッチンに入ってゴミ箱を漁るという行動は出てきません。
※悪戯する可能性があれば、ゴミ箱を子犬の口や手が届かない場所に移動するか、ゴミ箱にしっかり蓋をする、あるいは、キッチンへの出入りをゲートなどで制限することが「環境設定」です。

そういった中で、跳びついてきたときは特に構わず(別に背中を向けたり無視する必要はありません。撫でたり、興奮させたりしないだけです)にこやかに待っていれば、そのうち子犬は跳びつくのを止めたり、勝手に座ったりするので、その時褒めてあげるだけです。
ハンドラ―に必要なのは忍耐だけです。

ハウスを教えてあげるときも、子犬の好きな食べ物をハウスに投げ入れて、子犬が入ったら褒めて、もっと食べ物をあげるようにすれば、子犬はハウスの中にいることが楽しいと学習していきます。

子犬が何か悪戯をしようとしていたら、楽しそうに名前を呼んで、来てくれた時に沢山褒めて、美味しいものをあげれば、子犬は呼ばれることを楽しみに待つようになります。

どれをとっても、子犬を叱る状況は見当たりません。

甘噛みも然り。
甘えてきたら優しく接し、歯が強く当たった時だけ、「痛い」と伝えるだけです。
「あっ、痛い。」と言うだけでも、子犬の行動は一瞬止まります。
それでも興奮してきそうになったら、「ハウスでクールダウンしようか~。」とハウスにオヤツを入れてあげれば、子犬はハウスに飛び込むので、少しの間扉を閉めて、落ち着いたらまた出してあげるだけです。

こういった行動を繰り返すと、子犬は自分の欲しいものを得るためには何をすればいいのか一生懸命考えるようになります。

子犬の頭はスポンジに例えられるほど、多くのことをどんどん吸収していきます。
いい経験を沢山してもらうことが大事ですね。

ということで、今日のパピーレッスンのAさんも、特に叱られることも無く、美味しいものを食べ、沢山遊んで、終わりました。
また次回お会いするのが楽しみですね。

202312021

写真は、昨日のオビ連で頑張った見習い。
沢山考えて、頭の中がいっぱいになったようですが、楽しそうに最後まで作業に付き合ってくれました。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

2023年12月 1日 (金)

やっぱり大事なディストラクション練習

昨日、我が家の見習いが朝練のときにいいタイミングでディストラクション練習が出来たと書きましたが、今日はお仲間とのオビ練習会があったので、まさに様々なディストラクションを入れたグループ練習を行いました。

ハンドラーがそばにいても、ディストラクションレベルを上げると、なかなかハンドラーへの集中を持続できなくなるのが経験値の少ない犬たちです。

それを、少しずつ集中できるように経験値のレベルを上げていくことが、ドッグスポーツや競技を楽しむためには必須となります。

今日の練習会の後半は、ひとつのリンクの中で、様々なパーツの練習を各々行ってもらいましたが、後ろを走る犬を見ても、とりあえず動かず待っていられることが出来た見習いです。

202312011

202312012
っが、ハンドラーの声はなかなか届きませんでした。
まだまだ修行が足りませんね。

----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

| | コメント (0)

« 2023年11月 | トップページ | 2024年1月 »