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2023年11月25日 (土)

可愛いいからと犬を混乱させないで。

愛犬はみんな可愛いものです。
可愛いから家族に迎え、その可愛さに日々癒され、愛おしくて仕方がないのが愛犬です。

でも、ちょっと待ってください。

可愛い仕草についついほだされて、実は愛犬にとって酷なことをしていませんか?

まず第一に、愛犬と接するときは一貫性が大事です。
・昨日はよかったけど、今日はダメ。
・パンはいいけど、味付きの物はダメ。
・ママにはいいけど、他の人にはダメ。

こんなことを愛犬に強いてはいませんか?

犬は賢いので、多くの経験値を積めば、多少の弁別は可能になります。
つまり、「ママにはおねだりしてもダメだけど、パパは大丈夫」といった感じです。

しかし、若い犬の場合や、日常的に一貫していないことをお願いするのは無理です。

例えば、人間の食事時、傍に来てウルウルしたまなざしで欲しそうにしているのを見て、「かわいい!」と人間の食べ物をあげてしまったとします。
一度もらえた犬は、人間が食べ始めれば当然傍に来てねだります。
でも、犬が食べられないようなものの場合、人はフツウに「今日はダメよ~。」と言ってあげません。
これって酷じゃありませんか?
犬はもらえるまでそばを離れなかったり、よだれを垂らしたり、あるいは要求吠えをしたりするでしょう。
「いつもくれるのに、なんでくれないの?」
これはある意味犬にとってストレスですね。

愛犬が飼い主さんに向かって跳びついてくる場合。
当然「かまって~♪」や「抱っこ~♪」と言っているので、その仕草の可愛さに負けて、「まぁ、なんて可愛いのかしら。」と相手をしてしまえば、犬は「跳びつけばいいことがある!」と学習してしまいます。

ところが、雨上がりの散歩中、いつも犬をかわいがってくれる人と遭遇した犬が、同じように跳びついてしまった場合、その人は飼主と同じような接し方をしてくれるでしょうか。

経験値を積めば、この人は跳びついたらいけないかもしれないと学習するかもしれませんが、若い犬の場合はなかなか難しいものです。

我が家の犬たちは「跳びつき」は許可制にしていますが、見習いの場合、許可が無くても私の友人が相手をしてくれれば興奮して跳びつこうとするので、その都度「アーちゃん、Sitでご挨拶でしょう。」と声をかけて我に返ってもらったりしています。

要は犬に混乱させないこと。
わかりやすく伝えてあげることの方が、犬にとって優しいですね。


今日は9か月になるM君のプライベートレッスン。

お散歩も大分上手になりましたが、時々、ディストラクションに気持ちをもっていかれるので、
今日は遊びながら呼び戻しの強化練習。

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冷静に聞こえているときに声をかけるのがポイント。
そして戻ってきたら必ず褒めることで、呼び戻し自体が楽しいことになっていきます。

日々の繰り返しが重要ですね。

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