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2023年11月16日 (木)

呼んでいるのに、愛犬が来てくれない理由

愛犬の名前を呼んだとき、犬はすぐに来てくれますか?

家の中、道端、ドッグランなどなど、愛犬を呼ぶシチュエーションは様々ですが、どんな時でも、呼んだら来てくれますか?

1.顔はあげるけど、来ようとしない。
2.顔もあげず、知らん顔。
3.走ってくる。

1の場合、「なに?」とハンドラーの次のアクションを待っている場合があります。
名前だけでなく、「オイデ」などのやって欲しい行動をきちんと伝えることで、犬が理解していればやってくれるでしょう。

2の場合、自分の名前と「楽しいこと」がリンク付けされていないため、「どうせいいことはないだろう」と無視を決め込んでいる場合と、他に気持ちが集中してしまい、ハンドラーの声が耳に届いていない場合があるので、もう一度声をかけてあげてもいいでしょう。

それでも来なかった場合。
つまり、聞こえているのに来ないのであれば、ハンドラーの元に行くことに何のメリットも感じていないからかもしれません。

呼ばれて行ったら、爪切りだったとか、シャンプーだったとか、呼ばれて行くと嫌なことが起こると学習していると、犬は戻って来てはくれません。

まだまだ天真爛漫な頃から、名前に対してポジティブな印象付けをすることと、呼ばれて行くといいことがあると刷り込んでおくことが重要です。
そのためには、ハンドラーと一緒にいると楽しいと思えるように、ハンドラーが魅力的になることも重要です。

魅力的とは、甘やかすことではありません。
頑張ったことをちゃんと評価して、すぐに報酬(食べ物、遊び、散歩、撫でるなど)が得られることです。

呼ばれるたびに怒られていたら、人間の子供だって行きたくなくなってしまいます。

呼んでも来てくれない場合は、一度愛犬と話し合ってみるのもいいかもしれませんね。

先月の競技会での見習いの招呼。

202311161

「招呼」は競技課目として教えていますが、見習いは呼ばれれば一目散に走って来るものと思っています。

呼ばれて行ったら絶対嫌なことは起きないし、もしかしたらいいことが起こると学習してもらうことが、呼び戻し成功の秘訣ですね。

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