作業に見合った報酬を出していますか?
ドッグスポーツ競技のためのトレーニングは犬が楽しいと思わなければ続きません。
犬には参加することを選ぶか選ばないかの選択肢があるからです。
当然ハンドラ―としては参加して欲しいので、犬が楽しいと思えるトレーニングを提供します。
いわゆる「正の強化」を使った報酬ベースのトレーニングです。
しかし、この報酬ベースのトレーニングには落とし穴があります。
それはなにか。
ハンドラーが報酬のつもりで犬に渡したものが犬にとって報酬になっていない場合や、報酬が作業に見合ってなかったりする場合です。
犬にとって報酬になっていない報酬の話しは前にも書いています。
・トリーツ(食べ物)
・なでる
・言葉で褒める
・遊ぶ
これらは、犬にとって報酬になっていなければ、いくら目の前にちらつかせても、犬のモチベーションをあげることは出来ません。
もう一つは作業に見合っていない報酬。
犬がとても頑張ったのに、報酬が小さなトリーツ一粒だったような場合。
作業に見合った報酬かどうかを見極めるときは、犬の反応をよく観察することも大事ですね。
さて、今日の朝練でも、見習いにはとてもいいディストラクション環境が提供されていました。
ディストラクションとは、飼い主さんと楽しそうにボール遊びをする小型犬です。
練習場に後からやってきたこのペアの楽しそうな遊びは見習いにとっては大好物。
そこで、最初は脚側停座のみを褒めて、オヤツをあげてみましたが、やはり気持ちは小型犬の方にいってました。
ご褒美をおもちゃに変えたところ、かなりモチベーションがあがってきました。
その時その時に合わせた対応が欠かせませんね
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