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2023年11月

2023年11月30日 (木)

ディストラクション練習の重要性

いつも書いている「ディストラクション」のはなし。

ドッグトレーニングにおける「ディストラクション」とは、犬の集中力をそぐもの。
ポジティブなものもあればネガティブなものもあるディストラクションですが、ポジティブなものは犬を引き寄せるために、犬の気持ちを持って行かれてしまうことがあります。

そうならないために、日々様々な状況(環境)で練習を重ねるわけですが、オモチャやトリーツなど、物のディストラクションはお一人様の練習でプラン通りに用意出来ても、人や犬、車などはうまい具合にはいかないので、人の助けが必要となったりします。

さて、我が家の見習い、子犬の頃から人や犬に興味津々で、楽しそうに遊んでいる犬や走っている犬を見ると、心を全部持って行かれます。

故アシスタントや現アシスタントは、小さいころから人は好きですが、特に犬には興味が無かったので、犬を見て興奮するということがほとんどありませんでした。
しかし見習いは全く違い、その行動にはとても驚かされました。

そこで、見習いが小さいころから、ディスクで遊ぶ犬たちの横で追いかけないことを強化し続け、最近では走っている犬を見ても、そうそう興奮しなくなっていましたが、場所が変わると状況も変わるようで、今朝の練習場所では、ロングリードで楽しそうに遊ぶ大型犬にロックしました。

幸い飛んでは行きませんでしたが、チラチラと視線が引っ張られます。

そんなときは、難しいことはせず、ヒールポジションが維持できただけでも褒め、すぐにおもちゃで遊ぶようにしました。

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要は、他犬よりも私と遊ぶことが楽しいと思ってもらえること。

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ドッグトレーニングは体力勝負ですね。

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2023年11月29日 (水)

ドッグダンスの基本はポジションとムーヴ

ドッグダンスには大きく二つのカテゴリーがあることはご存知の方も多いと思います。
フリースタイル(FS)とヒールワークトゥミュージック(HTM)ですが、FSにおいては、様々なムーヴ(トリックなどの動き)が基本となり、HTMではポジションが基本となります。

しかし、これらは別個のものではなく、それぞれを上手に組み合わせることで、犬たちの動きのバリエーションをスムースに増やしていくことが出来ます。

例えばセンターポジション(足の間)とバック(後退歩行)を知っている犬に、前々ポジションからセンターポジションへのキューを出せば、誘導することなく、犬はスムースに後ろに下がりながらセンターポジションに入って来ることが出来るわけです。

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もし、バックのキューを出す場合は、必ずセンターポジションのキューを出してあげないと、犬はハンドラ―の足の間を通り抜けてどんどん後ろに下がってしまうことになります。

ポジションは犬にいるべき場所を教えるために重要ですし、戻ってくる場所を伝えるときにとても便利なので、ポジションは是非教えてあげましょう。

ドッグダンスはオビディエンスよりも奥が深いドッグスポーツです。
犬にわかりやすいキューを出すことが重要になるので、キューを付けるときも、犬が混乱しないように考えましょう。

JKCの正式競技にもなったドッグダンス。
チャレンジしてみませんか?
トリックだけの一発芸だけでは、ルーティン(演目)の構成はなかなかできません。
ご興味がおありでしたら、是非お声掛けください。

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2023年11月28日 (火)

ドッグトレーニング:ターゲットの使い方

ドッグトレーニングにおいては「ターゲット」を使うことがよくありますが、「ターゲット」とはどういうものでしょうか。

ターゲットトレーニングと言われることもありますが、犬にやって欲しい行動を引き出すときに使うツールで、様々な物があります。

例えばターゲットマット、ターゲットスティックなどです。
手を使う場合は、ハンドターゲットと言われます。

ターゲットマットは、犬にいて欲しい場所として使うもので、犬の四足を乗せたり、あるいは前肢だけを乗せたりと、用途に合わせて使い方が変わってきます。
遠隔作業などで、犬に向かって欲しい場所として使うこともできます。

ターゲットスティックはその名の通り、棒状のもので、その先にボールのようなものが付いていて、犬が鼻を付けるときなどに使います。
つまり、犬の顔をどこに向けたいかを教えるときに使いうわけです。

これらのツールは一見高度な訓練のための道具に見えますが、実は一般家庭の犬たちにもとても便利なものです。
なぜなら、ドッグカフェなどに犬と行ったときも、「足元のこの辺にいてね」というあいまいな伝え方ではなく、ターゲットとなるマットを敷くことで、その上で休んでいて欲しいとわかりやすく伝えることが出来るからです。

ハウスやクレートの持ち運びは不便ですが、マットであれば折りたたんでカバンに入れることも出来るので、きちんと伝えてあげると、犬も居場所がわかりやすくて安心できます。

先日見習いの立ち位置とサイドステップの練習でターゲットを使いました。

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サイドステップの際、後肢と前肢を平行に動かして欲しいので、ターゲットから脚を下ろさないようにお願いしました。

体の使い方を教えるにも便利なターゲット。
是非活用してみて下さいね。

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2023年11月27日 (月)

ドッグトレーニング:行動を教えるときはステップを踏んで。

愛犬の安全を保つのはハンドラ―(飼い主)の義務です。
しかし、犬は足が4本、動きも速く、ついついハンドラーが後手後手になることもあります。

危険を感じて犬を止めたいとき、ついつい「マテ!」と言ってしまいますが、犬が「マテ」という言葉の意味をどう理解しているかによって、その場で動きを止められるかどうかのカギになります。

日常的に、ごはんを目の前にした犬に「マテ」と言い続けていれば、犬はごはんを食べるのを待つことがマテと認識してしまいます。
もちろん、ドアから出るときに「マテ」と言うこともあるでしょう。
そういう時の「マテ」は、勝手に出てはいけないと理解しているかもしれません。
さらに、留守番をさせるときに「マッテテネ」などと言えば、犬は家の中を自由に動いてもいいと理解し、動かないでいることとは結び付きません。

いずれにしても、「マテ」の意味をきちんと理解させることが重要なポイントになりますが、「マテ」を使うよりも、姿勢を教えた方がわかりやすかったりします。
例えば「フセ」や「オスワリ」の維持で、犬を動かさないでおくことができます。
「マテ」と言わなくても、「フセ」と言えば、犬は動かないで伏せていることができるわけです。
つまり、歩いたり走ったりしているイヌの動きを止めたいときは「フセ」と言う方が有効だったりするわけです。

特に動きの速い犬種を止めるには「フセ」を教えることをお奨めしています。

そして今日のプライベートレッスンのAくん。
動いているときに「フセ」と言うと、ママの傍まで来てから伏せるそうなので、言われたらすぐその場で伏せられるように教えてあげることにしました。

確かに最初はその場で伏せられなかったA君ですが、
①ハンドラーの傍で伏せる
②ハンドラーが動いても伏せている

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これらの練習で「フセ」という行動を強化してあげたところ、動いている最中でも伏せられるようになってきました。

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あとは、繰り返しの練習で行動を強化し、いろいろな場所でも出来るようにしていくだけですね。

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2023年11月26日 (日)

犬のストレスとは。

昨日の記事で、犬を混乱させないようにと書きました。

いろんな意味で犬が混乱するようなシチュエーションは少なくありません。
そもそも、異言語で会話をしているので、自分の思いが上手く伝わらないストレスは犬側にも人間側にもあるからです。

犬に何か新しいことを教えるとき、最初犬は何を言いたいのか理解できずストレスを感じることがありますが、ハンドラーの言いたいことを一生懸命考えながら行動し、その結果報酬が得られる場合、そのストレスはある意味期待感を持った緊張とも言えます。

人も、大きなイベントを前にすると、ある意味ストレスを感じますが、その先に達成感があることでそのストレスはポジティブなものとなります。
つまり、犬も報酬ベースのトレーニングを行う場合は、ストレスを感じてはいても、出来たときの報酬を期待しているので、ポジティブストレスと言うことができます。

一方犬は予測する動物なので、過去の経験から様々なことを予測し、その結果ハンドラーに対して予測通りの結果を求めることがあります。
例えば、一度でも美味しいものをテーブルからもらってしまった場合、当たり前のように要求しに来ますが、要求しても叶わないとなれば、そのストレスはネガティブなものになります。
そしてエスカレートすると要求吠えに繋がったりするわけです。

要求吠えが激しくなると、結果ハンドラーが根負けして、再びテーブルから食べ物を与えてしまい、要求吠えが強化されていくことになります。

犬のトレーニング自体に、「ストレスがかかって可哀そう」と思う人もいますが、そもそもポジティブトレーニングにおいてのストレスはいい緊張なので、犬の学習意欲をあげるためにも不可欠です。

もちろん、体罰方式の強制トレーニングにおいては、ストレスがネガティブになるので、基本おすすめしません。
愛犬がトレーニング教室に入るのを嫌がったら、嫌なことが起こると予測しているからなので、愛犬とよく話し合ってトレーニング方法を変えることも必要かもしれませんね。


さて、今日はDogLifeDesignさんで、ドッグダンスのグループレッスンがありました。

愛犬にわかりやすく伝えるには、人もたくさん動かなければいけないし、出来たときは見合った報酬をタイミングよく渡すことも重要です。
愛犬が上手く出来なかった時は、自分の動きがわかりづらくなかったかどうかを検証してみることも大事ですね。

今日のA君は、サイドステップの前に、ピボットターンで後肢の使い方をマスターしてもらったら、上手に後肢を動かせるようになりました。

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愛犬が理解の兆しを見せたら、その都度しっかり褒めていきます。
わかりやすく、繰り返し伝えることが重要なポイントですね。

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2023年11月25日 (土)

可愛いいからと犬を混乱させないで。

愛犬はみんな可愛いものです。
可愛いから家族に迎え、その可愛さに日々癒され、愛おしくて仕方がないのが愛犬です。

でも、ちょっと待ってください。

可愛い仕草についついほだされて、実は愛犬にとって酷なことをしていませんか?

まず第一に、愛犬と接するときは一貫性が大事です。
・昨日はよかったけど、今日はダメ。
・パンはいいけど、味付きの物はダメ。
・ママにはいいけど、他の人にはダメ。

こんなことを愛犬に強いてはいませんか?

犬は賢いので、多くの経験値を積めば、多少の弁別は可能になります。
つまり、「ママにはおねだりしてもダメだけど、パパは大丈夫」といった感じです。

しかし、若い犬の場合や、日常的に一貫していないことをお願いするのは無理です。

例えば、人間の食事時、傍に来てウルウルしたまなざしで欲しそうにしているのを見て、「かわいい!」と人間の食べ物をあげてしまったとします。
一度もらえた犬は、人間が食べ始めれば当然傍に来てねだります。
でも、犬が食べられないようなものの場合、人はフツウに「今日はダメよ~。」と言ってあげません。
これって酷じゃありませんか?
犬はもらえるまでそばを離れなかったり、よだれを垂らしたり、あるいは要求吠えをしたりするでしょう。
「いつもくれるのに、なんでくれないの?」
これはある意味犬にとってストレスですね。

愛犬が飼い主さんに向かって跳びついてくる場合。
当然「かまって~♪」や「抱っこ~♪」と言っているので、その仕草の可愛さに負けて、「まぁ、なんて可愛いのかしら。」と相手をしてしまえば、犬は「跳びつけばいいことがある!」と学習してしまいます。

ところが、雨上がりの散歩中、いつも犬をかわいがってくれる人と遭遇した犬が、同じように跳びついてしまった場合、その人は飼主と同じような接し方をしてくれるでしょうか。

経験値を積めば、この人は跳びついたらいけないかもしれないと学習するかもしれませんが、若い犬の場合はなかなか難しいものです。

我が家の犬たちは「跳びつき」は許可制にしていますが、見習いの場合、許可が無くても私の友人が相手をしてくれれば興奮して跳びつこうとするので、その都度「アーちゃん、Sitでご挨拶でしょう。」と声をかけて我に返ってもらったりしています。

要は犬に混乱させないこと。
わかりやすく伝えてあげることの方が、犬にとって優しいですね。


今日は9か月になるM君のプライベートレッスン。

お散歩も大分上手になりましたが、時々、ディストラクションに気持ちをもっていかれるので、
今日は遊びながら呼び戻しの強化練習。

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冷静に聞こえているときに声をかけるのがポイント。
そして戻ってきたら必ず褒めることで、呼び戻し自体が楽しいことになっていきます。

日々の繰り返しが重要ですね。

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2023年11月24日 (金)

JAPDTカンファレンス

今日からJAPDT(日本ペットドッグトレーナーズ協会)主催のカンファレンスが始まりました。

今回のカンファレンスのメインテーマは「犬の攻撃性」。

犬界における様々なプロが「犬の攻撃性」について分析し、対処法や解決策について話してくれます。
初日の今日は獣医行動診療科認定医やPet Grooming Specialist、そして弁護士による講義でした。

ライブ配信とアーカイブで受けることが出来るので、仕事や散歩の合間にライブ、聞き漏らしたところはアーカイブで聴講予定です。

ドッグトレーナー(ドッグトレーニングインストラクター)の立場においては、犬の攻撃性についてのご相談は珍しいことではありません。
特に、ご家族など限定された方に対しての噛みつき行動に悩まれる飼い主さんは少なくなく、それに対処するためのアドバイスやトレーニングの引き出しは多い方が有効です。

また、パピートレーニングにおいては、攻撃行動の兆候を見逃さないことも重要です。
そのためには、飼い主様にご愛犬の日々の変化を伺うことも不可欠です。

さらに、子犬の頃からなんの兆しもなかった子が、環境の変化によって、攻撃行動を取ってしまったという事例もあります。

「犬の攻撃行動」は単に犬が攻撃的だから起こるとは限りません。
その背景には様々な犬にとっての理由(原因)があるので、それを見逃さないことも大事ですね。

明日は世界中のプロに伝授しているマイケル・シカシオCDBCの講義です。
楽しみですね。

Michaelshikashio
JAPDTホームページより

アーカイブ配信のみの方は2023年12月22日(金)24:00までお申し込み出来ます。

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2023年11月23日 (木)

叱らないパピー生活

子犬を迎えると、ついつい「ダメ!」や「イケナイ!」を連発してしまう方が少なくないようです。

どんな時に子犬を叱ってしまうのでしょうか。

トイレの失敗?
いたずら?
甘噛み?

「ダメ!」や「イケナイ!」と言うことで、果たして犬は理解できるのでしょうか。

もし、一度でその行動が治っていないとすれば、子犬には伝わっていないということになります。
大きな声で圧をかけることで、犬は一瞬ひるみ、その行動が止まることはあっても、理解出来て二度としなくなることはありません。
もし二度としなくなることがあれば、その時子犬はトラウマに近いものを受けているに違いありません。

何度も何度も繰り返し犬を叱らなければいけない状況は、恐らく犬だけでなく、ハンドラー(飼い主)にとっても大きなストレスではないでしょうか?

そんなことでもし悶々としている方がいたら、一度、なんで子犬を叱ったのかよく考えてみましょう。

例えばトイレの失敗。
決まったところでなかなかできないのであれば、失敗しづらいような環境を作ってみてはいかがでしょうか。
場所だけでなく、トイレに行きたくなりそうなタイミングで、トイレスペースにいざなってみるというのもひとつです。

例えばいたずら。
噛んで欲しくないものを噛むのであれば、子犬が小さいころは、お口や手が届くところに、悪戯されては困るものを置かないという方法があります。
また、目が届かない時間は、クレートやケージを利用して、物理的に行動範囲を制限することもできます。

例えば甘噛み。
本当に遊んで欲しくて甘え噛みをしているのであれば許容し、興奮してエスカレートして噛みが強くなってきたときは、遊び自体を中止し、子犬が落ち着くまで一度距離を取る(ケージで休憩)ことも出来ます。

なんでも「ダメ!」や「イケナイ!」と言う前に、そういう状況を減らし、子犬が自然とやっている好ましい行動、例えば跳びつかないでオスワリをしたり、上手にトイレを成功させたり、噛まずに舐めてくれたりしていることをきちんと褒めてあげる方が犬にはわかりやすいものです。

さて、今日は生後6か月のAさんのプライベートレッスンがありました。
そもそも遊び好きな犬種でもあるボーダー・コリー。
何とかして飼い主さんの気を引こうといろいろ考えて行動しています。

活動的な犬種の場合、一緒に遊ぶことはとても重要です。
「人と遊ぶことが楽しい」と思ってもらえるよう、人間も頑張らなければいけません。

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さらに、繰り返し「放せ。」と伝えたところ、すぐに言葉の意味を理解してくれました。
もちろん、さらなる繰り返し練習は欠かせません。

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知らないうちに賢いAさんのペースに引き込まれないように、人間もいろいろ考えて行動しなければいけませんね。

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2023年11月22日 (水)

オビディエンス練習会

今日はオビディエンス競技を楽しんでいる仲間たちとの練習会でした。

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オビディエンスの中には、FCIオビディエンスやJKC家庭犬競技(CD)、オプデスのTTなどが含まれています。

愛犬にスキルを教えることは一人でも出来ますが、本番で遭遇するディストラクションに対峙する練習はなかなかできないので、グループ練習会はとてもいいチャンスです。

特に経験値が低い若い犬にとって、他犬や他のハンドラー、ジャッジやスチュワードなどの存在は大きなディストラクションになります。

半年前、初めてFCIオビディエンスIに出た見習いは、見習いを凝視するジャッジをガン見し、機材を持って動き回るスチュワードの動きに目を奪われていました。

集中力を欠いた場合どうなるのか。
ハンドラーのキューを聞き逃し、作業の精度を落としてしまいます。

今日もウォーミングアップの後は、集団休止から。

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隣のハンドラーの声に惑わされたり、そばを通るスチュワードに気持ちをそらされないように、みんな頑張っていました。

本番に沿った練習は、犬のメンタルサポートにもなります。
「出来る」を増やしてあげることが大事ですね。
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2023年11月21日 (火)

「バック」のキューを使わない方がいい場合

ドッグダンスのムーヴで使う「バック(後退)」はどういうときに使いますか?

愛犬に後退歩行をお願いするとき、私のキューは「バック」です。
犬たちは、「バック」と聞けば、今いる場所から一人で後ろに下がり始めます。
犬には次のキューが出るまで下がるように教えています。

犬がヒールポジションでハンドラ―と一緒に動く場合はポジションを維持することを犬に伝えているので、ハンドラーが後退する場合でも、「バック」のキューは使わず、ヒールポジションだけを言うようにしています。
もし左側のヒールポジションにいる犬に「バック」と言ってしまったら、アシスタントや見習いは、自分のペースで勝手に後ろに下がってしまうからです。
ハンドラーが前進しようが後退しようが、あるいはサイドステップを踏んだとしても、犬との距離と位置関係は変わらないので、私はヒールポジションのキューしか出しません。

同様に、ハンドラーと犬が向かい合わせのポジション「フロント」の状態にいるとき、ハンドラーが前に進めば犬は当然後ろにさがることになりますが、この場合も犬だけ勝手に後ろに下がってしまっては困るので、「フロント」というポジションのキューを伝えます。

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後ろに下がるのが苦手で、一歩一歩しか歩かない犬であれば、「バック」とその都度言うことも出来るでしょうが、様々なポジションからでも、単独でスムースに下がることを教えてある場合は、「フロント」ポジションを優先した方が犬にはわかりやすいと思います。


さて、今日はLさんのプライベートレッスンがありました。
若干犬や子供が苦手なLさんですが、今日は散歩中、視界に他犬や走り回る保育園児がいる中で、飼い主さんと楽しそうにおもちゃで遊ぶことが出来ました。

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周りに多少のディストラクションがあっても、ハンドラーへの集中力の方が強かったからです。
日ごろのトレーニングの成果が確実に出ていますね。

少しずついい経験を積んでもらいましょう。

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2023年11月20日 (月)

ドッグダンスイベント最終日

DDJP(ドッグダンスジャパン)さん主催イベントの最終日はHTM(ヒールワークトゥミュージック)のコンペでした。

前日のFS(フリースタイル)と比べると若干参加ペアが少な目でしたが、確実にHTMで踊るペアが増えています。

HTMはその名の通り、ヒールワークが基本です。
ルーティンのテーマに合わせたトリックを入れることは問題ありませんが、犬とハンドラーとの距離が制限されていたり、パフォーマンス全体に占めるヒールワークの割合が75%以上でなくてはならないという規定があります。

ともすれば短調になりがちなHTMですが、ヒールポジションの数や動きの方向性、速度などの変化によってバリエーションを加えることができます。

アシスタントと踊ったHTMのルーティンは今回初めてコンペクラスに挑戦したものでした。

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リンクイン前にウォーミングアップ等調整しましたが、ルーティン前半から吠えがでてしまい、ところどころの作業を飛ばしてしまいました。

今年の5月から作り始めたルーティン。
完成までにはまだまだ時間がかかりそうです。

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エンディングで私に抱きつくことなく、Sit Up出来たところは一歩前進でしょうか。

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2023年11月18日 (土)

ドッグダンスコンペ1日目

今日はDDJP(ドッグダンスジャパン)さん主催ドッグダンス3Daysイベントの2日目、フリースタイルのコンペがありました。

全国から集まったドッグダンスファンシャーたちによる、フリースタイルの競技会です。

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カテゴリーは、ビギナー、スターター、ノービス、インターメディエイト、ファンクラスです。

早朝から60ペア近いエントリーのパフォーマンスが続きました。

我が家は今日は見学のみなので、緊張もなく、ゆっくり皆様の演技を堪能することが出来ました。

今までは、ノービスクラスが一番初級者向けクラスでしたが、ビギナークラスとスタータークラスが出来たことで、ノービスの参加者のレベルが格段とあがりました。

さらに、今回はアドバンストクラスが無いため、インターメディエイトクラスにアドバンストレベルの参加者が混在するということで、インターメディエイトクラスのレベルも高いものでした。

最終日の明日はいよいよヒールワークトゥミュージック(HTM)です。

我が家はアシスタントと参加します。

参加クラス間違えたかも。です。

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2023年11月17日 (金)

ドッグダンスワークショップ見学してきました。

今日はDDJP(ドッグダンスジャパン)さん主催のワークショップを見学してきました。
講師はイギリスのKath Hardman氏。

Kathさんが初めて来日されたのは2008年。
当時は先代のボーダー・コリーたちとワークショップとコンペに参加しました。

あれから15年、その間にKathさんは何度も来日されて、日本のドッグダンスの発展に寄与してくださいました。

今日のワークショップのお題は「集中(Focus)」
参加されたペアはみんなとても上手に集中力を高めていらっしゃいましたが、若犬との作業は我が家の見習いとの作業とも重なる部分が沢山あって、とてもいい勉強になりました。

明日はフリースタイルのコンペ、明後日はヒールワークトゥミュージックのコンペです。
楽しみですね。

我が家の犬たちは、朝から雨でなかなかガス抜きが出来ませんでしたが、夕方ようやく雨もあがって、屋外ドッグランで思い切り走ることができました。

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2023年11月16日 (木)

呼んでいるのに、愛犬が来てくれない理由

愛犬の名前を呼んだとき、犬はすぐに来てくれますか?

家の中、道端、ドッグランなどなど、愛犬を呼ぶシチュエーションは様々ですが、どんな時でも、呼んだら来てくれますか?

1.顔はあげるけど、来ようとしない。
2.顔もあげず、知らん顔。
3.走ってくる。

1の場合、「なに?」とハンドラーの次のアクションを待っている場合があります。
名前だけでなく、「オイデ」などのやって欲しい行動をきちんと伝えることで、犬が理解していればやってくれるでしょう。

2の場合、自分の名前と「楽しいこと」がリンク付けされていないため、「どうせいいことはないだろう」と無視を決め込んでいる場合と、他に気持ちが集中してしまい、ハンドラーの声が耳に届いていない場合があるので、もう一度声をかけてあげてもいいでしょう。

それでも来なかった場合。
つまり、聞こえているのに来ないのであれば、ハンドラーの元に行くことに何のメリットも感じていないからかもしれません。

呼ばれて行ったら、爪切りだったとか、シャンプーだったとか、呼ばれて行くと嫌なことが起こると学習していると、犬は戻って来てはくれません。

まだまだ天真爛漫な頃から、名前に対してポジティブな印象付けをすることと、呼ばれて行くといいことがあると刷り込んでおくことが重要です。
そのためには、ハンドラーと一緒にいると楽しいと思えるように、ハンドラーが魅力的になることも重要です。

魅力的とは、甘やかすことではありません。
頑張ったことをちゃんと評価して、すぐに報酬(食べ物、遊び、散歩、撫でるなど)が得られることです。

呼ばれるたびに怒られていたら、人間の子供だって行きたくなくなってしまいます。

呼んでも来てくれない場合は、一度愛犬と話し合ってみるのもいいかもしれませんね。

先月の競技会での見習いの招呼。

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「招呼」は競技課目として教えていますが、見習いは呼ばれれば一目散に走って来るものと思っています。

呼ばれて行ったら絶対嫌なことは起きないし、もしかしたらいいことが起こると学習してもらうことが、呼び戻し成功の秘訣ですね。

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2023年11月15日 (水)

ドッグトレーニングに学習理論は不可欠です。

犬に何かを教えるときに必要なことはなんでしょうか。

力(力)?
リーダーシップ?
叱るタイミング?

いえいえ、犬が学ぶプロセスをきちんと知ることです。

いつも言っていることですが、リードを使って犬を引っ張ったり、身体を押したりしながら、やって欲しい行動を取らせることは犬の理解には繋がりません。

人間も、引いたり押したりすれば、それに反発する力が自然に働くものです。
相手にされるがままに動く人は恐らくいないでしょう。

では、どうするのか?

犬がハンドラーの求める行動をしやすくするように環境づくりをすることが必要です。

犬が行動しやすい環境づくりとは、適切なタイミングで犬が動けるように誘導し、出来たところでタイミングを逸することなく褒め、行動が身につく(定着する)まで、繰り返し行動を褒め、その行動がスムースに出るようになってきたら、行動にキュー(合図の言葉)を付けて、犬が理解を深められるようにサポートしていくことが重要です。
その根底にあるのが、学習理論です。

むか~し、ある人が、犬が上手く動けなかった時にどうするのかと尋ねたら、「目力です。」と言った人がいました。
当時は笑いましたが、よく考えてみると、犬に「目」で「圧」をかけていることになるわけですよね。

WCRL規定のラリーオビディエンスのペナルティには「追加のキュー(Additional Cue)」があります。
単純に言うと、「オスワリ」と愛犬に言ったとき、愛犬がすぐに行動に移さなかった時、続けて「オスワリ」ともう一度言った場合、「追加のキュー」とみなされます。
また、「ヒール」と言ったとき、犬がその行動を続けていれば、名前を呼んでも追加のキューには取られませんが、犬がよそ見をしてとまってしまったときに、犬の名前を呼ぶことで犬が「ヒール」を再開した場合は、この「名前」が追加のキューと判断されることがあります。
そしてもうひとつ、犬がキューを出されても、なかなか行動に移さなかった時、犬を凝視し続けることで犬が行動に移した場合も、ジャッジの裁量によっては「追加のキュー」とみなされることもあります。

犬はそもそもじっと見つめられるのが苦手な子の方が多いので、この辺りも注意したいところですね。

犬がどのくらい理解しているのか。
ちゃんと観察することも重要ですね。

アシスタントの前横ポジション。

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日常的にも、オビディエンスでも使わないので、練習量は少ないポジション。
時々、わからなくなるので、まだまだ繰り返し練習は欠かせませんね。

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2023年11月14日 (火)

愛犬をちゃんと褒めていますか?

ドッグスポーツや競技なども含め、愛犬に何かを教えるときに愛犬を褒めることは今では普通になっています。
「褒めるトレーニング」や「褒めるしつけ」などと言われています。

ここで大事なのは褒めるタイミングや頻度、褒めの度合いも含めた「褒め方」です。

褒めの度合いについては、先日「作業に対して見合った報酬をだしているか」という話で書きましたが、今日はタイミングと頻度の話し。

「ウチは褒めてます。」という方に敢えてお聞きしたいのが、「褒め方」です。

どのタイミングで、どれくらい褒めているでしょうか。

仕事柄、生徒さんの練習風景を見て、「そこで褒めて。」とか「今です。」なんてことを言っていますが、自分の場合はパーフェクトなタイミングかと言えば、動画を見て反省しきりです。

「あそこで褒めておけばよかった。」
「もっと、長く褒めてあげればよかった。」
などなど、反省することは沢山あります。

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ここで褒めておけばよかった。
でも、少し引っ張り過ぎてしまったので、そのあとのご褒美タイムは長めにとりました。

202311142

「褒める」とは「強化する」ということです。
「強化」の頻度が高ければ高いほど、行動は定着しやすくなります。
そのためには、褒めるタイミングや回数は重要。

また、褒めた時愛犬が喜んでいるかどうかをちゃんと確認しておくことも大事ですね。

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2023年11月13日 (月)

遊びの中にコミュニケーションのヒントが。

「愛犬とちゃんと遊べていますか?」という質問に対しては、みなさん普通に「はい!」とお答えになるでしょう。

愛犬との遊びには様々なものがあります。
おもちゃなどの道具を介した遊びもあれば、トリックを教えたりすること自体が遊びの一部だったりすることもあるでしょう。

いずれにしても、「遊び」一つとっても、きちんと話が通じていなければ「遊び」は成立しません。

犬同士の遊びにおいても同じです。
片方だけが遊びに夢中でも、もう片方がそうでなければ「遊び」は成立しません。
同じテンション(熱量)であることが重要ですね。

もし遊びの途中で犬が離脱してしまうようなことがあれば、犬は遊びを楽しんでいないか、あるいは集中力が持続せず疲れてしまったり、飽きてしまったりしているからです。

そうならないためには、犬が飽きる前に止めることも大事なポイントです。
要は押しつけにならないことです。

また、犬が何を楽しんでいるのかを見極めることも重要です。
特におもちゃで遊ぶときは、持ち逃げされないこともポイントです。

犬同士の場合は、追いかけっこが成立しますが、人と犬の場合、犬が追いかけるのはかまいませんが、人が犬を追いかけるのは無理があります。
犬は一度追いかけられる楽しさを知ってしまうと、なかなか捕まらなくなるからです。
持ち逃げされないためには、ロングリードを使って物理的に制御することも必要です。

遊び一つとっても、適当ではダメということですね。


今日はM君のプライベートレッスンがありました。

ディスクやプラーなど、興味のあるものはいろいろありますが、集中力が持続しないMくん。
とりあえず、ハンドラーさんとの距離を縮めるために、家の中で遊んでいるロープ遊びを外でもやって頂くことにしました。

家の中と同じテンションで付き合ってくれるMくん。

202311131

遊びの途中でハンドラ―の声もちゃんと耳に届いています。

202311132

もっとやってほしいという気持ちになってくれることが重要ですね。

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2023年11月12日 (日)

ラリオビトライアルの反省点

アシスタントと競技会に出たあとも、後から動画を見なおして反省することは沢山ありますが、見習いとの競技においてはほぼ反省点ばかりです。
いわゆる、まだ「息が合っていない」状態です。

まだまだ多くのことを教えきれていないので、スキル面での反省点は当然のことですが、やはり一番の問題点はメンタル面です。

幸い見習いは、新しい場所に行っても、ビビったり固まったりということはほぼありません。
どちらかと言うと突撃していくタイプです。
人、犬、様々なものに興味津々で、挨拶に行きたいタイプの犬です。
以前も書きましたが、「フレンドリー」は利点でもあり、欠点でもあります。
なぜなら、見習いの周囲全てがディストラクションになるからです。

今回エントリーしたのは、レベル1Bとレベル3Aでした。
レベル1はリード付きの競技なので、少なくともどこかにいなくなることはありませんが、リードが張ってしまえば全てペナルティを取られるので、逸走はなくとも競技が成立しない可能性もあるので要注意です。

リンクに入る前、スタートラインを超える前に集中力をあげて、なんとかコースをまわり切りましたが、その途中でペナルティのついたところは、回転系の動きで私から少し距離が離れてしまったことや、停座時のお尻の曲がり具合。

練習ではタイトに周るように教えていますが、回っているときに他の物が目に入ると、一瞬気持ちがそれてしまうわけです。
まだまだです。

202311121

コースを周った後、ジャッジに気づいたところがなかったかお聞きすると、丁寧にポイントを教えてくれました。
人の動きはよく観察出来ても、自分の動きは見えないこともあり気づかないこともたくさんあります。
言っていただけるのは嬉しい限り。

レベル3Aのスタート前に修正して臨みました。
レベル3はノーリードですので、当然逸走の可能性は大です。
春の競技の前例があるので、心して臨みました。

ラリーオビディエンスは競技中犬を褒めることが出来るので、出来るだけ気持ちがそれないように声をかけ、課題のキューも聞き漏らさないように、はっきり伝えていきました。

しかし、ここで大きな問題が。
課題のひとつにディストラクションが入るというものがありました。
ディストラクションとは「ジャッジ」です。
課題の途中で私が立止中の見習いから離れた時、ジャッジが私と見習いの間を歩きながら、見習いの周りを周るというもの。
人が好きな見習いにとって、自分に近づいてくる人は挨拶出来る人だと思っている見習い。
今の見習いにとってここを無事にクリアするのは至難の業です。

そこで、見分中も、見習いが待っていることを想定して、褒めながら練習をしたところ、競技でも、見習いは無事に動かないでいることが出来ました。
202311123
 
ラリーオビディエンスは体符や視符は声符との同時使用であれば問題ありませんが、我が家はオビディエンス競技にも出ているので、トリッキーな動き以外は体符や視符は使いません。
オビディエンス競技においては、招呼時犬を呼ぼうと息を吸うときに肩が動いただけでも体符のペナルティを取られるほどですので、自然体でいることが重要だからです。

見習いが勘違いすることのないよう余計な動きはせず、必要なキューと誉め言葉だけで、最後までなんとか逸走することなくやり切りました。

最後にジャッジから頂いたコメントでは、停座のとき、お尻がわずかに浮いていたとのこと。
もちろんペナルティとなりましたが、言われて初めて気づきました。
気を付けなければいけませんね。

少しずつ「出来る」を増やしていきましょう。

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2023年11月11日 (土)

ラリーオビディエンストライアルに参加してきました。

今日は見習いとオプデスさん主催のWCRL規定ラリーオビディエンストライアルに参加してきました。

見習いは去年の秋からラリーオビディエンスにトライして、レベル1A、レベル2Aと無事クォリファイ(合格)してきましたが、レベル3Aで足踏みが続いていました。
というのは、各レベルのAクラスを3回クォリファイするには2名以上のジャッジによる評価が必要だったのですが、春のオプデスさんのトライアルで、あろうことか集中力がまったくなくなり、結果棄権のような失格のような状態になってしまったからです。

それまで、それなりに作業が出来ていたのに、このころから、ラリーオビディエンスに限らず、FCIオビディエンスやCD競技などでも、集中出来ない状態が続いていました。
1歳半から始まったスランプ。
見習いにとってはスランプでもなんでもないのですが、とにかくいろいろ想定外のことが起きていたので、しばらくは基本練習のみに特化していました。

しかし、今回のオプデスさんのトライアルを逃すと、次はいつになるかわからないので、見習いとチャレンジすることにしました。

最初はレベル1Bのリード付きクラスでウォーミングアップ。
そのあと、リード無しのレベル3Aに臨んだところ、無事最後まで逸走することなく、クォリファイできました。
ちょっと肩の荷が下りた気分です。

しかしそれ以上に嬉しかったのは、いつも一緒に練習していらっしゃる生徒さんたちが、好成績で入賞されたこと。

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皆さんと一緒の競技会、緊張もしましたが、楽しい一日でした。

来月はWanByWan主催のWCRL規定ラリーオビディエンストライアルです。
現在参加者募集中です。
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2023/09/post-758267.html

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2023年11月10日 (金)

作業に見合った報酬を出していますか?

ドッグスポーツ競技のためのトレーニングは犬が楽しいと思わなければ続きません。
犬には参加することを選ぶか選ばないかの選択肢があるからです。

当然ハンドラ―としては参加して欲しいので、犬が楽しいと思えるトレーニングを提供します。
いわゆる「正の強化」を使った報酬ベースのトレーニングです。
しかし、この報酬ベースのトレーニングには落とし穴があります。

それはなにか。

ハンドラーが報酬のつもりで犬に渡したものが犬にとって報酬になっていない場合や、報酬が作業に見合ってなかったりする場合です。

犬にとって報酬になっていない報酬の話しは前にも書いています。

・トリーツ(食べ物)
・なでる
・言葉で褒める
・遊ぶ

これらは、犬にとって報酬になっていなければ、いくら目の前にちらつかせても、犬のモチベーションをあげることは出来ません。

もう一つは作業に見合っていない報酬。

犬がとても頑張ったのに、報酬が小さなトリーツ一粒だったような場合。

作業に見合った報酬かどうかを見極めるときは、犬の反応をよく観察することも大事ですね。


さて、今日の朝練でも、見習いにはとてもいいディストラクション環境が提供されていました。
ディストラクションとは、飼い主さんと楽しそうにボール遊びをする小型犬です。

練習場に後からやってきたこのペアの楽しそうな遊びは見習いにとっては大好物。

そこで、最初は脚側停座のみを褒めて、オヤツをあげてみましたが、やはり気持ちは小型犬の方にいってました。

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ご褒美をおもちゃに変えたところ、かなりモチベーションがあがってきました。

202311111

その時その時に合わせた対応が欠かせませんね

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2023年11月 9日 (木)

犬にどう伝えるのか。

漠然としたお題ですが、犬にやって欲しくない行動を教えるとき、どうしても人は「ダメ」と言いがちです。

しかし、「ダメ」が何を意味しているのか、ピンポイントで犬に伝えることは意外と難しいので、古いしつけ法においては、時に体罰を与え、犬が痛いから何か行動するのを止めようと思うまで続けなければいけなくなったりしてしまいます。

以前も書きましたが、拾い食いする犬にトラップを仕掛けて、拾い食いをやめさせようとするとき、犬への対処の仕方で、古い体罰方式なのか、犬の学習理論に基づいた手法なのかがわかります。

学習理論に基づいて伝えていくことは、すぐに結果は出ないかもしれませんが、強化し続けていくことで、犬が学ぶことが出来るはずです。

さて、今日は見習いの練習中に、見習いにとって大きなディストラクションとなる犬が視界に入りました。

当然見習いの耳は全部犬に向かい、尻尾もぶんぶんしています。

202311091

何もなければ飛んでいくところですが、一応「フセ」と言うだけでなく、リードを足で踏んでおきます。
突然引っ張られてまた指を折ってはいけないので、リスク管理は不可欠です。

飛んで行かなければ褒めます。
どんどん褒めて強化します。

自分から私に意識を向けてくれたら、ご褒美に遊んだりします。

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しかし、まだまだな見習いは、やはり動いてしまったので、刺激対象物から距離を取りました。
「ざんね~ん。」

少しずつ伝えていきましょう。

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2023年11月 8日 (水)

2024年3月WanByWan主催3Daysイベントのご案内

まだ寒さが残る3月末ですが、山中湖のWoofにおいてWanByWan 3Daysイベント開催します。

①3
29日(金)ワークショップ
②330日(土)第13回ドッグダンスリハーサルショウ
③331日(日)WCRL規定ラリーオビディエンストライアル

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①329日(金)ワークショップ

概要:犬とドッグスポーツを楽しむための基礎づくりと、ステップアップのためのヒント
オビディエンス、ドッグダンス、アジリティなどなど、ドッグスポーツに不可欠なハンドラーへのフォーカスと犬のモチベーションアップ、効率的な学習に欠かせない強化頻度や上手なオーバーワークの導入への取り組み方など。
対象:現在すでにドッグスポーツをされている方や、愛犬とのコミュニケーションを強化してレベルアップしたい方

参加定数:15ペア 
犬連れ参加費:11,000
見学:5,500円

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②330日(土)ドッグダンスリハーサルショウ
2タイプ(6分間・10分間)の持ち時間を自由に使って練習及び演技ができます。
時間内であればルーティンを踊られてもパーツの練習をされても構いません。
音楽をかけながら馴致したり遊んでいただいても構いません。
持ち時間を自由にお使いください。(持ち時間全てを利用される必要はありません。愛犬の状態を確認しながらご利用下さい)
お一人で多数枠にエントリーされても構いません。
※小道具の設置時間は持ち時間に含まれます。

定員:50ペア
コメントあり、表彰あり。
リンクスペース:20m(横)x20(奥行)m
ルーティンタイム:4分以内
ビデオコンペなどに利用されることも可能
モチベーターの利用可。
トリーツなどを落とした場合は出来るだけご自分で回収をお願いします。

参加費:6,000円(持ち時間6分)、10,000円(持ち時間10分)

コメンテイター:
WanByWan
代表:三井惇
CPDT-KA
ドッグトレーナー、JKC公認訓練士
2016
年ドッグダンスの解説本「ニコルとドッグダンス」を出版

202311082  

③3
31日(日)WCRL規定ラリーオビディエンストライアル
WCRL規定の正式競技です。
クラス:Level 1A1B2A2B3A3B、ベテランA、ベテランB

参加費:6,000
WCRL
登録費:6,500円(登録はご自身でWCRLのホームページから行うことも可能です。犬の登録が出来ていないと、競技結果が反映されません。)

ジャッジ:
川端千賀子氏(WCRL公認ジャッジ)
三井 惇 (WCRL 公認ジャッジ)

202311083

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ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンストライアルの参加費のほかに、woofの施設利用料金とお弁当代が別途かかります。(ドッグラン内に個人的に飲食物を持ち込むことはできませんので、ご参加の方はお弁当をご注文下さい)
参加人数が最低人数を超えた場合はwoofの施設利用料金が団体割引の対象となる場合もあります。
※woof
にご宿泊の場合はご自身でご予約ください。
--------------------------------

🍀
お申し込み方法
下記の内容をそれぞれご入力のうえ、メールでお申し込みください。

【件名】WBWイベント申し込み

お申込み開始:2023129日(土)20:00
お申込み締切:202439日(土) 
定員になった場合、締切日より早く締め切る可能性があります。 
※前回のリハーサルショウは早めに満席となりましたのでお早めに。

ワークショップ
1.
参加者のお名前(フリガナ)
2.
参加の場合のパートナーの名前(フリガナ)
3.
参加犬の犬種・性別・年齢
4.
メールアドレス(PCからのメールが受信できるアドレス)
5.
お弁当の数
6.woof
ご同伴者の数・・・大人名 子供名 犬
7.woof
ご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬
8.
参加者のご住所とお電話番号

リハーサルショウ
1.
エントリーのご希望
6分タイプ(FSHTM/その他)
10分タイプ(FSHTM/その他)
FS
あるいはHTMのカテゴリー分けをされている場合はFCI規定に沿ってコメントさせていただきます。
2.
ハンドラーのお名前(フリガナ)
3.
パートナーのお名前(フリガナ) 犬種 性別 年齢(開催時)
4.
メールアドレス(PCからのメールが受信できるアドレス) 
5.
曲名(フリガナ)および 曲の長さ (決まっている場合)
6.
お弁当の数
7.woof
ご同伴者様の数・・・大人名 子供名 犬
8.woof
ご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬
9.
参加者のご住所とご連絡先

◆WCRL規定ラリーオビディエンストライアル
WCRLあるいはUSDAA登録:
済んでいる(犬の登録番号:      )
済んでいない:同時登録を希望する(6,500円) / 自分でする
2.
ハンドラー名(アルファベット):
3.
パートナーの名前(アルファベット)
4.
犬種および性別:
5.
犬の生年月日:
6.
犬の体高(肩の位置で):
7.
参加クラス:
LEVEL1A
LEVEL1BLEVEL2ALEVEL2BLEVEL3ALEVEL3B、ベテランA、ベテランB
参加クラスについては詳細をご確認の上、対象クラスのみ残してください。
8.
参加者のご住所ご連絡先:
9.
課目修正申請がある場合は以下にお書きください。
例:ハードルの高さを〇〇センチにしてほしい。
10.
お弁当の数
11.woof
ご同伴者様の数・・・大人名 子供名 犬
12.woof
ご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬

<リハーサルショウのルール>
・リンクに入る際はパートナー自身が歩いてご入場ください。退場時も同様です。
・リンクに入りましたら音響チェックをお願いします。
・小道具の設置・撤去は持ち時間に含まれます(場合によって残り時間をご案内します)
・音楽のスタートは、手をあげて合図してください。
・パートナーは首輪(1つ)以外は禁止(皮膚トラブルや寒さ対策等の目的での衣類着用は可、受付時にお伝えください)
・リンク内での排泄を防止するため、出来る限り演技前に排泄を済ませるようにお願いします。万が一排泄してしまった場合は速やかに清掃いたしますが、清掃時間は持ち時間に含まれる場合があります。
・リハーサルショウは見学自由ですので、ご同伴者もインドアドッグランに入場可能です。ただし、団体割引の対象になるためには、お名前のお申し出が必要です。

<イベント中禁止事項>
・チョークチェーンやプロングカラー等の使用
・ドッグダンス演技中パートナーに振付以外で触ること。(演技以外で褒めたりするのは構いません)
・パートナーの動きを強制したり、パートナーを罵倒するなどの行為。

<一般注意事項>
ドッグダンスの曲は編集の上当日CDでご持参ください。必ず複数の音源で再生できるかどうかの確認をお願いします。
ヒート中の犬・または終了して2週間以内の犬はwoofの規定上ご参加ができません。
お申込み受付後にヒートや体調不良で該当犬が参加出来ない場合、犬を替えての参加は可能です。
お申込みメール受信後はキャンセルフィが発生しますが、ご都合が悪くなった場合はお早めにご連絡下さい。
キャンセル時のwoofの施設利用料金はかかりませんが、宿泊に関しましてはwoofの規定でキャンセルフィがかかる場合がありますのでご確認ください。
荒天等で開催が不可能となった場合は必要経費を除いて一部返金致します。
演技中の写真および動画の撮影は演技者の許可を得てから行ってください。
イベント中の写真はブログやSNSなどに掲載させて頂く場合があることをご了承ください。
他の参加者の演技中に過度の吠えなどがある場合はご退場頂く場合があります。
会場内での犬の待機はクレート内でお願いします。
会場内での、犬同士、参加者同士のトラブルは、当事者で話し合いのうえ、双方の責任のもと解決してください。主催者は責任を負いません。
当日の欠席連絡はmitsuiアットマークwanbywan.comまでお願いします。
ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンスは参加者が催行最低人数に達しない場合は、開催を中止する場合があります。その場合は事前にお知らせします。

ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンスのお申し込み先:
info
アットマークwanbywan.com(アットマークを@に変えてください)

皆様のお申込み心よりお待ちしております。
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2023年11月 7日 (火)

愛犬の居場所を作る

日常生活の中で、愛犬にハウスやクレートを用意することを私は日々お伝えしていますが、実際にそういったものを利用されていらっしゃらないおうちは沢山あります。
使わないからといって、大きな問題も無く過ごせている犬たちは沢山いますので、それはそれでいいと思いますが、中には、旅行先や出先で、飼い主さんが離れるたびに「行かないで!」と言わんばかりに泣いたり吠えたりする犬たちにはそれなりにストレスがかかっていることも事実です。

小型犬の場合は抱っこで解決出来てしまうことが多いのであまり切実な問題となっていないこともありますし、1頭飼いの場合は特に大きな問題にならないこともあります。

しかし、実際多頭飼いであったり、一頭飼いであっても、留守番をしなければいけない状況など、飼い主さんが犬から離れることにストレスを感じてしまう場合は、そうなる前にハウスやクレートに馴らしてあげることで、犬のストレスを軽減できることも事実です。

多頭飼いの場合、自分のスペースが無いことは犬にとっては落ち着かない状況になります。
ハウスやクレートなど、物理的に隔離できなくても、ドッグベッドなどが用意されていることで、犬の居場所を決めてあげることも有効ですが、その場から動かないでいて欲しい時は、物理的に隔離できるタイプのものの方が、犬に余計なストレスをかけずにいられることがあります。
例えば修理の人や来客などがあった場合、犬好きであればかまいませんが、そうでないとき、ベッドに行くように犬に行っても、やはり来客のチェックをせずにはいられな犬はいます。
そんなとき、「ベッド!ベッドに行きなさい」と何度も言わなければいけなかったり、犬から目を離せなくなるような状況になるより、ハウスのゲートを閉めておけば余計な気遣いもいりません。

我が家の犬たちなど、大の人好きですから、誰か来れば執拗に挨拶しようとしますし、その後もかまってもらおうと、作業中の方の傍に行ったりするので、オヤツと一緒にハウスに入っていてもらうのがお互いストレスが無くて助かります。

ただし、人が来るときや特別な時だけにハウスを使うのではなく、日常的に休む時間はハウスに入って寝てもらうなどの習慣をつけておくことが重要です。
つまり、ハウスを特別な場所にしないことですね。

我が家の犬たち、基本ごはんはハウスで食べていますし、散歩から帰ってくれば自分からハウスに入って休んでいます。

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犬にとって自分の居場所はいわば安全地帯。
誰にも邪魔されないことが必要最低条件です。

緊急事態が起こっても、ハウスにはいってもらったりすることで、お互いの安全が確保できるので、まだ使ったことが無い方は、是非ハウストレーニングに取り組んでみて欲しいですね。

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2023年11月 6日 (月)

ドッグトレーニング:後肢を上手に動かすには

ドッグダンスをマスターするには後肢の動きは欠かせません。
後肢の動きとはどういうことを言うのでしょうか。

ドッグダンスのHTM(ヒールワークトゥミュージック)カテゴリーにおいては、ヒールワーク(脚側)が基本なので、ハンドラーと犬は常に一体感を持って動かなければいけません。
ハンドラーと犬との距離感やハンドラーと犬が平行であることは重要なポイントになるからです。

しかし、この一体感はドッグダンスだけに限ったことではありません。
オビディエンス競技やラリーオビディエンス競技でも同様です。
回転系の動きにおいて、ハンドラーと犬が距離を変えずに動き続けるためには、犬の後肢が常にハンドラーにマグネティックについて動くことが不可欠だからです。

90度ターン、180度ターン、270度ターン、360度ターン、ピボットターン等々、ハンドラーと犬が一体(ユニゾン)となって動くには後肢からの動きが必要です。
出来れば招呼からの脚側停座も後肢が上手に使えるとスムースに停座に入れます。

先日ノルウェーから来日されたソルベイ氏のラリーオビディエンスセミナーでも後肢の動きについて詳しくお話しされていました。

ではその動きをマスターするにはどうすればいいのでしょうか。


今日はドッグダンスのプライベートレッスンのために、見習いにピボットの動きの練習を動画で見ていただきました。

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これは一つの方法ですが、どの方法も強制では教えません。

上手に動けるようになると、様々なドッグスポーツで有効ですね。

練習の動画はこちら👇


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2023年11月 5日 (日)

JKC訓練競技会に参加してきました。

一昨日のラリーオビディエンスセミナーに続き、昨日はJKC主催秋季訓練競技会にアシスタントと見習いと参加してきました。

春季と秋季の競技会は本部競技会とも言われ、全国からペアが参加される大きな競技会で、昨日は一般の部(プロも参加できるクラス)が行われました。
因みに今日はアマチュアの部ですので、人に教える立場以外の方たちのクラスです。

トレーニング方法は様々で、要は犬にとってわかりやすく、かつまた意欲を引き出しやすい方法が望ましいし、犬もトレーニング自体を楽しんでくれるので、長く続けていくことができます。
犬が不快と感じれば、犬にはその場から立ち去るという選択肢もあるわけで、リードが付いているからできないけれど、リードが無い競技中であれば、当然「やらない」という選択肢も出てきます。

競技自体は様々なディストラクションや緊張感があるので、いつも通りにやれるようになるにはある程度の経験値が不可欠ですが、そんな中でも、ハンドラーと一緒に作業したいと思える犬の気持ち作りが不可欠です。

昨日も多くのペアを拝見しながら、犬が本当に作業を楽しんでいたり、我が家の見習いのように、周りが気になって、ちょくちょく集中を切らしてしまう犬がいたりと、いろいろな場面を見ることが出来ました。

その中で印象的だったのが、リンクから離れた場所でまだ若い犬のトレーニングをしていたグループでした。
何が印象的かと言うと、クリッカーを使っていたことで、犬にとてもよく伝わっているなと感じたことです。
なぜなら、今から10年以上前、競技会場の場馴らしで我が家の犬にクリッカーを使っていたところ、通りかかった女性に、「クリッカーを使っている人を競技会場で見たのは初めてだわ。」と声をかけられたからです。
当時はまだまだ強制訓練が主流で、クリッカーなど使う人はほとんどいなかったから驚かれたのでしょう。

正の強化、ポジティブトレーニングが少しずつ浸透していて嬉しいですね。

さて、昨日はL君が初めてJKCの訓練競技会に参戦しました。
今までいろいろチャレンジしながら、環境馴致をしてくださり、今回初のCDI挑戦。
しかも、私が自分の犬の出陳が4日なので、同じ日にすれば?と半ば強制的にお願いしたことで、L君のママは全くのアマチュアながら、今回一般の部で初挑戦することとなったのです。

そして日々の練習の成果が出て、初トレーニングチャンピョンポイントもゲットされました。

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これからも、楽しいトレーニングを続けていきましょう。

FCIオビディエンスクラスIIIのアシスタントは久しぶりに後半安定していたので、235Pt(7席/17頭)。
一方クラスIの見習いは前回リンク際で遊んでいた犬を見て逸走したので、今回は最後まで作業することが目標という低いレベルでしたが、ハンドラーがミスをしてしまい、ポイントは伸びず。
合格は出来ているのに昇格出来ないという微妙な状況。
ハンドラーの責任ですね。
次回頑張りましょう。

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2023年11月 4日 (土)

JKC主催ラリーオビディエンスセミナー

11月3日は、JKC主催のラリーオビディエンスセミナーがあり、ノルウェーからFCIラリーオビディエンス委員のSolveig Zetterstrøm(ソルベイ・セッテルストレム)氏が講師として来日されました。

JKCは現在ローカルルールでラリーオビディエンス競技を開催していますが、FCIに導入されることで、新たな局面を迎える予定です。

今回はノルディックルールのお話を初め、ラリーオビディエンス競技の取り組み方や、オビディエンストレーニングのポイント等、様々なお話を伺うことができました。

午後からは、実際にラリーオビディエンスを楽しんでいらっしゃるペアたちのワークショップも見学出来て、とても実のある一日でした。

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個人的にはWCRLのラリーオビディエンスだけでなく、JKCのラリーオビディエンスも楽しんでいるので、今回のセミナーは、今後の練習にもとても有意義な内容でした。

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そして、今日行われたJKC秋季訓練競技大会においてもラリーオビディエンストライアルには多くのペアが参加されていました。

ハンドラーがサインカードを覚えてしまえば、きちんとトレーニングされた犬たちは、どの主催のラリーオビディエンスであっても、出来るようになります。

来週末は、WCRL規定のラリーオビディエンスに参加予定です。

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2023年11月 2日 (木)

ラリオビ定期レッスン

今日はWCRL規定のラリーオビディエンス定期レッスンでした。
参加ペアは常連さん5組。
どちらかというと若い犬の方が多いですが、ベテランペアも安定のパフォーマンスを見せてくれています。

前半は、ウォーミングアップしながらの課題確認。

全頭同時に動いても、きちんと集中がとれているのは、日ごろの練習の成果ですね。

後半はコース練習。
来週のオプデス競技に参加されるペアもいるので、最終調整とも言えます。

今日はレベル23のコース練習を行いました。

そのあとは、コースのパーツ練習を含めて、それぞれが課題に取り組みました。
ウォーミングアップの時と同じで、全頭同時に入っての練習をしました。

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お互いがとてもいいディストラクションになりましたが、みなさんよく集中が取れていました。
一番危なかったのは見習いでしょう。
まだまだ修行が足りませんね。

今月のオプデスの競技会に続き、来月はWanByWan主催のラリーオビディエンストライアルです。
前日は初心者向けセミナーも開催いたしますので、ご興味がおありの方は是非ご参加ください。
ただいまお申込み受付中です。
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2023年11月 1日 (水)

「大丈夫だから」を鵜呑みにしない。

初めて子犬を迎えて、犬との生活が始まり、外に出るようになると、諸先輩方からいろいろなアドバイスを受けることもあります。
犬飼いの先輩だと思うと、ついつい言われたようにやらなければと思ってしまうこともあるでしょう。
もちろん、先輩の意見は大事ですが、それはある意味、愛犬との暮らしの中の経験値から来る情報であって、あなたの愛犬に当てはまるとは限らないこともあります。

犬の性格や特性には個体差があることを覚えておかなければいけません。

先輩に言われると、その通りにしないと人間関係が悪くなりそうで、ついつい言われるがままにしてしまうこともあるでしょう。
でも、大事なのはあなたの愛犬の様子をよく観察することです。

同じ犬種と暮している先輩の意見はとてもためになることが多いですが、違う犬種の場合は全く役に立たないこともあります。
犬だからと十把一絡げにしないことが大事ですね。

先日、他犬が苦手な生徒さんと一緒に歩いていた時のこと。
苦手とは言っても、小さいころは全部の犬がダメだったのに、今では見ないようにスルーすることもできるようになり、お友達も出来て、彼女なりに考えながら日々送っているのですが、たまに息の荒い若いオス犬に向かって来られると、「それ以上こっちに来ないで。」と吠えて意思表示するので、飼い主さんは、相手との距離を取って、失礼にならないように挨拶をして通り過ぎるようにしているそうです。
ちゃんと愛犬のきもちを理解して対応されています。

それを見た相手の飼い主さんは、「大丈夫だから。」とおっしゃるそうです。

飼い主さんは犬飼い初心者ではありませんが、相手の方に気を遣われるので、スルーしづらいとおっしゃいます。

いいんです!
だって、愛犬が「嫌だ」って言ってるんですから。

例えば、最初「嫌よ。」と言ってはみても、その後時間が経つうちに、自分からこっそり近づいてチェックできる場合もあるので、ある程度様子をみてあげることが必要な場合もありますが、距離が縮まるにつれて吠えが酷くなっていく場合は、その犬にとってストレスがかかっていることは明らかです。

どうしてもお友達になろうというのであれば、時間をかけて相手の犬に馴らす方法もありますが、そこまでする必要が無いと飼い主が判断した場合は、すれ違い時に人間同士が軽く挨拶を交わして、そのまま離れて行くようにしてあげた方が、犬にとってのストレスも軽減されるでしょう。

要は無理をしないこと。
相手に強要しないこと。

犬が苦手な子でなくても、3秒ルールのご挨拶であれば、トラブルは起きづらくなります。

30年以上前の話ですが、当時仲良く遊んでいた我が家のオス犬と散歩でよく会う同じ犬種の男の子の間に、同じ犬種の若いメス犬が登場した途端に、若いオス犬が我が家のおじさん犬に飛び掛かってガブリ。
首の付け根に大きな穴があいたことがありました。
いつもは仲のいい2頭でしたが、女の子1頭の出現で、友達を解消したようです。
後日談ですが、我が家のおじさん犬は嚙まれて以来、気のいいおじさんから、警戒心の強いおじさんになってしまい、オス犬を敬遠するようになりました。

よくわかっていると思っても、何が起こるかわからないものです。

「大丈夫」を鵜呑みにしないことも大事ですね。

さて、我が家のアシスタントはあまり他犬と関わりたくないので、他犬を見ると早くその場を立ち去ろうと足早になります。
当然無理矢理他犬に近づけることはありません。
一方見習いの方は、誰彼構わず挨拶に行こうとしますが、相手が同じ気持ちとは限らないので、これまたスルーするように教えています。

犬はいて当たり前と認識してもらえるようになるまではまだまだ時間がかかりそうです。

202311011

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