ディストラクション対策
ドッグトレーニングにおける「ディストラクション」とは犬の集中をそぐものです。
つまり、ハンドラーが何かお願いしても、犬は全然聞ける状態にない原因となるものがディストラクションです。
犬の集中をそぐディストラクションには2つの種類があります。
一つは犬が好き過ぎて、そちらに行きたくて仕方ないため、傍にいるハンドラーの声など全く聴く耳を持たない状況にある場合です。
例えば、大好きなワンコ友達や、大好きな人、美味しいものや大好きなオモチャなどで、それらはポジティブディストラクションと言われます。
もう一つは、犬にとって苦手なもので、その存在によって心が不安な状態になったりすると、これまた集中できないので、ハンドラーの声は耳に届きません。
こちらはネガティブディストラクションといいます。
例えば、嫌いなバイクの爆音や、犬に苦手な子にとっての他犬の存在です。
どちらも、平常心を欠く状態と言えるでしょう。
以前、我が家の見習いがパピーの頃、大好きなオモチャを持って遊びに誘っても、周りで楽しそうに走り回っている犬たちが気になって、まったく私のことなど眼中に無くなったことがあったと書きました。
一緒に走りたい見習いにとって、走る犬たちは大好物だったので、放しておけば当然そちらに走って行く状況でした。
そこで、対策としては、最初は犬たちが走っている場所から距離を取って、見習いの気持ちがこちらに向くのを待って、遊んだり褒めたりしながら、犬を追いかけるより私と遊ぶ方が楽しいと日々刷り込みました。
もし、自由に他犬を追いかけさせていたら、私のところに戻ってくるのは、疲れ果てて動けなくなるころだったでしょう。
ちなみにアシスタントの方は、他犬は全く大好物では無かったので、こんな練習は全く必要ありませんでした。
つまり、個体によってディストラクションは違うということですね。
では、ネガティブディストラクションの対策はどうすればいいのでしょうか。
苦手な物を好きにするのはなかなか難しいですし、時間もかかるので、この場合は、苦手意識を少しずつ減らしていくサポートをすることが大事です。
それは、蛇が苦手なインディジョーンズが蛇の穴に落ちるようなことではありません。
少しずつ、平常心を保てるように、距離や時間を考えながら馴らしていくことです。
ドッグスポーツの競技会場にも様々なディストラクションは存在するので、普段からの練習は欠かせませんね。
今日は自主練中のアシスタントが、部屋を出入りする人に気持ちを持って行かれそうになりました。
エクソシストではないんですから、ちゃんとハンドラーの方を向いていて欲しいですね。
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