若い犬はミスをする
犬に新しい行動を教えるときは、周りの刺激が低い環境を選ぶというのは自明の理です。
なぜなら、刺激があれば集中を欠き、例え作業できたとしても、集中力が持続できないなどの弊害が出るからです。
いつもの場所、慣れ親しんだ場所でやることで、犬の成功体験を増やし、いわば「強化の歴史」をきちんと作ることが出来ます。
「強化の歴史」とは、犬が取る正しい行動を正しいと伝えて繰り返し褒めることで犬はその行動を頻繁に取るようになるということです。
「強化の歴史」が浅ければ、行動は定着せず、時に犬はミスをしてしまいます。
犬が悪いわけではありません。
ミスをすることを理解していれば問題ありません。
ミスを減らすためには「強化の歴史」は必須です。
これは完全なポジティブトレーニングなので、犬にはストレスはかかりませんが、犬は学習と言う行動を能動的に行う必要があります。
それをストレスと言われてしまえば仕方がありませんが、強制によるトレーニングと比べれば、格段とストレスは軽減されるはずです。
ある訓練士は「急いで教えるなら『強制』だね。」とかつて言ったことがありました。
急いで「持来」を教えるために強制方法を使ったことで、オモチャを咥えなくなった犬がいました。
今まで飼い主さんと楽しんで「持ってこい」遊びをしていたのに。
あなたは急いで教えたいですか?
それとも、犬と楽しくトレーニングしたいですか?
さて、我が家の見習いはもうすぐ2歳。
オビディエンストレーニングを地道に行っていますが、メンタルがまだ追いついていません。
普段練習している場所では成功率が高いですが、場所が変わると環境刺激に影響されます。
今日のラリオビコース練習では、普段問題なく出来ている「常歩行進中の立止」でミスをしました。
何回か繰り返しても座ってしまうので、視符を使って成功させました。
ミスをしたら、一度レベルを下げて、成功させることが大事。
様々な場所での練習が欠かせませんね。
WanByWan主催のWCRL規定ラリーオビディエンストライアルは12月23日、山中湖のドッグリゾートワフインドアドッグラン内で開催予定です。
詳細はこちら👇をご覧ください。
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2023/09/post-758267.html
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