ドッグトレーニング:犬の平常心を保つ
犬たちは楽しいことが大好きで、楽しいことを前にするとみんな前のめりになります。
小型犬の前のめりは、「かわいい。」で済みますが、アクティブな中・大型犬の前のめりはちょっと困ります。
男性ならなんとかなっても、女性や子供ではコントロールしづらいからです。
犬たちの前のめりはどんな時に起きるでしょうか?
散歩に出かけるとき。
散歩で歩いているとき。
公園に行くとき。
ドッグランを前にしたとき。
好きな子(人)を見たとき。
そんな状況の愛犬の気持ちはとてもよくわかりますが、好きにしていいよと言えば、ダッシュで走り出してしまうでしょう。
「かわいい。」と傍観してはいられませんね。
では、どうするのか。
一度頭を冷やしてもらうことも大事です。
例えば、玄関ドアの飛び出しであれば、前のめりの時はドアが絶対開かないと何回か繰り返してあげると、飛び出さなくなります。
家の前が道路のお宅では必須のトレーニングと言えるでしょう。
※ドアから飛び出さなければいいので、無理にオスワリをさせる必要はありません。
座った方が落ち着けるのであれば、犬が理解しているオスワリと言ってあげてもいいでしょう。
目の前に欲しいものがあって、引っ張り目で前を歩くのであれば、その勢いでは前に進めないと伝えていくことが重要です。
正の罰を与えるわけではないので、犬が理解できるまでには多少時間はかかりますが、犬の興奮を鎮めることはある意味とても大事なことです。
「平常心」がここでもキーになります。
さて、今日は若いオス犬たちのプライベートレッスンがありました。
この2頭は小さいころからの仲良しで、毎日のように庭で遊んでいます。
彼らの溢れんばかりのエネルギーを発散させてあげるにはとてもいい環境で、うらやましい限りです。
しかし、若いからこそ、楽しいことに自分のペースで猛進するだけでなく、ハンドラーの声に耳を傾けることも教えてあげることが重要です。
そのためには、ディストラクションが少ない場所での「出来ること」を鉄板にしてから、少しずつディストラクションのハードルをあげて、楽しい時間を過ごしているときでも、平常心に戻ることを教えてあげることが必要です。
なぜなら、ドッグランで楽しく遊んでいる愛犬を呼んでも戻ってこないという状況になりかねないからです。
オスワリやフセなども、一瞬芸ではなく、持続することを教えてあげることも重要ですね。
トレーニングを楽しく続けていくことで、目標達成も可能になります。
----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!
にほんブログ村
| 固定リンク
「ドッグトレーニング」カテゴリの記事
- ドッグトレーニングワークショップ開催しました。(2025.03.21)
- リソースガーディングの予防(2025.03.18)
- ヒールポジションへの入り方を教える(2025.03.17)
- 境界線の意識(2025.03.15)
- チャンスは有効に。(2025.03.14)
「犬との生活」カテゴリの記事
- 愛犬の飛びつき、すべてを禁止する必要はありません。(2025.03.20)
- 犬を勘違いさせないために(2025.03.19)
- リソースガーディングの予防(2025.03.18)
- 犬は予測できる動物です。(2025.03.16)
- チャンスは有効に。(2025.03.14)
「ドッグライフアドバイス」カテゴリの記事
- 愛犬の飛びつき、すべてを禁止する必要はありません。(2025.03.20)
- 犬を勘違いさせないために(2025.03.19)
- リソースガーディングの予防(2025.03.18)
- 犬は予測できる動物です。(2025.03.16)
- チャンスは有効に。(2025.03.14)
「犬のデイリートレーニング」カテゴリの記事
- 愛犬の飛びつき、すべてを禁止する必要はありません。(2025.03.20)
- 犬を勘違いさせないために(2025.03.19)
- リソースガーディングの予防(2025.03.18)
- 犬は予測できる動物です。(2025.03.16)
- チャンスは有効に。(2025.03.14)
「パピートレーニング」カテゴリの記事
- ドッグトレーニングワークショップ開催しました。(2025.03.21)
- 愛犬の飛びつき、すべてを禁止する必要はありません。(2025.03.20)
- 人が変わると犬も変わる(2025.03.07)
- 愛犬のトイレは、外?中?(2025.03.03)
- 刺激への対処法は?(2025.03.02)
コメント