犬の行動は環境で変わる
愛犬の好ましい行動を引き出すために、いろいろと環境を工夫することが有効だということはいつも書いています。
例えば、トイレの失敗を無くすために、子犬の頃はトイレの場所を多くして、「遊びに気を取られていて間に合わない」ということにならないようにする工夫をします。
また、ケージの中にトイレを設置することで、寝起きでもすぐトイレに行かれるようにするといったことも同様ですね。
また、家の周りの環境が賑やかで、行きかう人や犬、バイクなどが常に目に入る環境にいる場合、犬は動くものに反応しやすいので、自然にそれらを追いかけて興奮するようになることもあります。
そういう場合は、愛犬のケージやハウスなどを落ち着ける場所に設置したり、あるいは愛犬の目線からは見えないように、窓ガラスに目隠しシートを貼るなどの工夫も必要です。
どの子もそうなるとは限りませんが、窓から外を見ながら興奮して吠える犬は少なくありません。
つまり、ある程度犬の行動を予測しながら、環境を整えておくことで、今後出るかもしれない、人間にとって好ましくない行動を予防することができるわけです。
万が一、今まで出ていなかった行動が出てしまった場合は、原因を考えながら、対処していくことも重要です。
そのままにしておいて、自然に行動が治るとは限らないからです。
子犬の行動も人間の子供の行動と同様、個体差があります。
まったくやらない子もいれば、率先してやるような子もいます。
インターホンに対する吠えも同様です。
吠えない子のメンタルは羨ましい限りですが、環境が変わると吠えるようになることもあります。
持って生まれた長所は大事に見守ってあげたいですね。
我が家のアシスタント、以前はインターホンに反応しなかったのですが、ニコルがいなくなってから、私がいるときに反応するようになってしまいました。
家人が対応しているときは吠えませんが、私が対応しに行こうとするとバタバタするので、トリーツをひとつかみして、ハウスに投げ込んで気を紛らわせてあげています。
食べている間に部屋を出れば、その後は吠えないので、これは私の動きが原因と言うことです。
かと言って、来客に対応しないわけにはいかないので、興奮させないようにサポートしてあげるだけですね。
来月8歳になろうというアシスタント、メンタルもいろいろ変化しています。
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