ドッグトレーニング:犬に考える機会を与える
ポジティブトレーニングにおいては、子犬でも成犬でも、何か新しい行動を教えるときは、その行動が出やすい状況を作っていきますが、場合によっては、正解を出すまで待つことも必要です。
つまり、ルアーリングで犬を誘導しながら行動を引き出すだけではなく、犬に考えてもらうこともあるわけです。
よくあるのは、嬉しくてピョンピョン跳びつく子犬に対して、跳びついても特にメリットが無いとわかると跳びつくのを止めるので、そこを褒めて「強化」することで、跳びつかない行動や座る行動の出現頻度が上がるというもの。
メリットが無いということは、叱られたり、怒られたりするというデメリットもありません。
子犬には何も起こらないだけです。
「何をしたら、いいことがあるんだろう。」
そこで子犬は考えるようになるというわけです。
この場合の「いいこと」とは、ケージから出る、人にかまってもらうといったライフリワードも含まれ、トリーツなどの食べ物だけとは限りません。
「痛い思いをしないためには、何もしないのが一番だ。」と言うのとは根本的に考え方が違います。
子犬の好奇心を満足させながら、上手に教えていくことが重要ですね。
さて、今日は若犬M君のプライベートレッスンがありました。
季節もよくなってきたので、お庭でウォーミングアップ。
今日はアシスタントたちのディスクを車に積んでいたので、それを使って遊んでもらうことにしました。
彼の場合、ディスクを使うのは、ジャンプして華麗にキャッチする練習ではありません。
オモチャを介して飼い主さんと遊ぶことの面白さをさらに知ってもらうため。
転がるディスクを追いかける楽しみを知ってくれたようですが、それを死守するのではなく、飼い主さんの元に持って戻ると、また楽しいことが繰り返されると伝えることが今回のポイント。
拾ったディスクを大事そうに死守しているM君に、次のディスクを取に行く気にさせるには、人もいろいろ工夫しなければいけませんが、上手に出来るようになってくると、それはそれでまた楽しいもの。
愛犬と一緒に成長していただくことが一番ですね。
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