ついついやりたくなるけどやってはいけないこと。
なんともわかりづらいお題ですが、簡単に言うと、おもしろそうだからと犬の好奇心を逆手に取って行動を容認してしまうと、あとあとその行動が繰り返されて困ることになりかねないということです。
犬には好奇心があって、自分から能動的に動くことが少なくありません。
特に動体視力のいい犬たちにとって、動いている物への反応は日常的なので、放っておくといろいろ困ることが出てきます。
例えば、鳥。
スズメやハト、カラスなど、街中に普通にいる鳥が目の前で飛び立つのを見て興奮したり、追いかけようとする様子をおもしろがっていると、その行動が助長されてしまうからです。
例えば、レーザーポインターや懐中電灯など。
夜の散歩で排せつ物を拾うつもりで持って行った懐中電灯の動く明かりを追いかける犬は見ていて面白いかも知れませんが、これを続けると、犬はチラチラ動く光に固執するようになり、最悪の場合、日中家の中に入る日差しのちらつきを、日がかげるまで追い続けるようになったりします。
最初は遊びのつもりでやったことが、後々問題行動となることもあるので注意が必要ですね。
さて、今朝の練習中、一羽のカラスが飛び込んできました。
脚側停座中の見習いの横間近まで、姫リンゴを咥えたカラスが挑発しにきました。
見習いには脚側停座をお願いして、動かないように伝えましたが、さらなる挑発でカラスに飛び掛かりそうになったので、一度そこから離れました。
しかし、しつこいカラスは追いかけてきて、犬たちを係留しているすぐ傍まで大きな声で鳴きながら近づいてきて、排泄袋を見つけて、咥えていこうとしています。
犬のトレーニングでは、気になるものに執着する犬に、さりげなくトリーツをこぼして気が紛れたときに、執着しているものを回収するのが王道ですが、カラスにトリーツを投げたら、一生ついてきそうなので出来ません。
そこで、話し合いで解決。
それでも執拗にかまって欲しそうにやってくるので、仕方なく撤収しました。
家人に伝えると、「犬に追い払わせればよかったのに」と言いますが、NO!NO!
そんなことをしたら、カラスを見るたびに、見習いがさらに興奮して追いかけるようになり、落ち着いて散歩が出来ないだけでなく、競技中にカラスを見たら最悪の事態になりかねません。
明日はいないといいのですが。
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