ドッグトレーニングはどれくらいやればいいの?
ドッグスポーツの競技会に出る出ないに関わらず、愛犬に何かを教えようとする方は沢山いらっしゃいます。
「オスワリ」「マテ」などの日常的な行動から、ドッグダンスのトリックのような「スピン」や「ウィーヴ」といったものまで様々です。
犬の学習能力はとても秀でているので、個体差はありますが、きちんと教えてあげればどの子でも出来るようになる可能性があります。
もちろん、身体の使い方や体幹に起因するものは、持って生まれた特性のある犬の方が速く覚えることができますが、体幹を鍛えてあげることで、いずれは出来るようになる犬もいます。
いずれにしても、犬に何かを伝えようとするとき、時間はかかりますが、犬がわかりやすいように伝えてあげれば、必ず理解できるようになります。
そこでよく聞かれるのが、「どれくらいの時間トレーニングすればいいのですか?」というもの。
簡単に言うと、たまにしかやらないことはなかなか覚えられないということ。
人間でも、週一回の習い事だと、始めた頃はなかなか身につきづらいものです。
もちろん、自宅で練習出来ていれば問題ありませんですが、週一回しかやらないものは、身につくまでに時間がかかりますよね。
なので、昔は週末ドライバーはよく敬遠されたました。
同様に、犬もたまにしか練習しないことはなかなか身につきません。
ここで重要なのは、犬の1日は人間の1週間程度に匹敵するというもの。
つまり、犬にとって1日1回しかやらないことは、週一と変わらないという理論が成り立ちます。
しかし、実際人間は忙しく、なかなかトレーニングに時間を割けないのも事実です。
では、そういう場合はどうすればいいのでしょう。
5分10分の短い時間でも、一日2回やってあげることで、リマインドしやすくなるので、長く時間をかけなくても、集中して向き合ってあげれば効果はあるということです。
特に新しいことを教えているときは、短い時間にいろいろなことを盛りだくさんにいれるのではなく、ピンポイントで何度も繰り返してあげることが大事。
逆に、犬の学習能力の素晴らしさを知ってしまうと、ついつい度を越してやり過ぎてしまうパターンもあります。
特に子犬の場合、脳はスポンジのように多くのことをどんどん吸収してくれるので、ついつい時間を忘れてやってしまうと、疲弊した子犬は、初めはゲームのように感じていたのに、だんだんマストのタスクのようになって飽きてしまいます。
そこでエラー(ミス)が出るようになると、なんとか正解を出させようとハンドラーが躍起になって悪循環に陥ります。
そうなると、また一緒に遊んでくれるようになるまで時間がかかってしまうことも。
要は、短い時間でも、わかりやすいところから成功体験を繰り返して、毎日コンスタントに続けながら、少しずつステップアップ出来るようにサポートしてあげることが重要ということです。
焦らず、ゆっくりいきましょう。
もちろん、目標を持って、競技会を目指している場合などは、人一倍の練習量が必要になるかもしれませんが、その間にも、犬にはリフレッシュする時間や休憩して頭を冷やす時間を取ってあげることが大事です。
アシスタントは頭がいっぱいになると声が出てしまうのでわかりやすいのですが、中には黙々と作業を続けてしまう子もいます。
状態をよく観察しながら、楽しいトレーニングが出来るといいですね。
今日は見習いと、昨日お話しした「アイコンタクトを取らない作業」の練習をやってみました。
当然、最初はキューが出されるたびに回り込んできたので、動きづらいようにプラットフォームを用意したところ、プラットフォームから下りることなく作業をやってくれました。
以前教えた「おじぎ」もフセから出来るようになっていました。
根を詰め過ぎないのも大事ですね。
アシスタントの練習動画はこちら👇
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