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2023年8月18日 (金)

犬と水遊び

「犬かき」というくらいだから、犬は泳げて当たり前と思っている人は少なくありません。
しかし、実際犬を飼っている人は、そうとは限らないことを知っていらっしゃいます。

まだまだ暑い日が続いている日本列島。
こらから愛犬と水遊びに出かける人もいらっしゃるでしょうから、今日はちょっと「泳ぎ」の話し。

我が家は初代ハスキー犬スコットとよく川遊びに行きました。
と言っても、当時の目的はスコットの川遊びではなく、川で人間の子供たちが遊ぶのに、スコットも一緒に連れて行っただけでした。
30年以上前の日本はそんなに暑くなかったので、基本スコットは泳ぎませんでした。
中州に渡るときも最初は躊躇し、先に入って呼んだときも、足が着くのを確認できるまではなかなか入ってくれませんでした。

しかし、あるとても暑い日、スコットはとうとう我慢できずに自ら川に飛び込みました。
その年は川が増水していたこともあり、スコットは足がつかなかったので初めはびっくりしたようでしたが、すぐに自分から泳ぎ始めました。

「犬だから、泳げて当たり前」と思っていましたが、その後我が家に迎えたボーダー・コリーたちは、最初は全く水に入ろうとせず、母犬と娘犬は、とりあえず川にいざなえても、さっさと陸にあがってしまいました。
息子犬の方も、最初はあまり楽しそうではありませんでしたが、湖に連れて行ったときは投げ込まれたオモチャにつられて自ら飛び込み、その後はスイスイ気持ちよさそうに泳いでいました。

その後迎えたニコルは、泳げるのですが、こちらも水はあまりお気に召さず、自分からは決して入ろうとしませんでした。
理由は、初めてプールに連れて行ったとき、大型犬たちに追いかけられて足を滑らせプールに落ちたからでした。
かなりのトラウマになってしまったのでしょう。

現アシスタントは生後半年ぐらいに、自分から浅いプールに飛び込んだくらいで、水に対しての恐怖心がなかったことから、川遊びに連れて行ったところ、諸先輩犬たちが楽しそうに遊んでいるのを見て、自分から飛び込み、唇が紫色になってもなかなかあがってこないので、強制休憩が必要なほどでした。

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現見習いは、昨年初川遊びに行ったときは、自分から飛び込んだものの、足がつかなかったことで恐怖心を持ってしまい、その後はアシスタントがどんなに気持ちよさそうに泳いでいても、プールサイドを走り回る程度で、まったく足を突っこもうとしません。

泳げるのと、泳ぎが好きなのとは違うということですね。

かつて、初めての水練に愛犬を連れて行った人を見て、「こうすれば簡単だよ」と、その人の犬を抱きかかえてプールに投げ込んだ人がいたそうです。

その犬が、水泳好きになったかどうかは容易に想像できますね。

「犬だから泳ぎが好き」とは限りません。
これから先、愛犬と一緒に水遊びを楽しもうと思ったら、根気よく、愛犬が泳ぎ好きになれるようなサポートも必要ですね。

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水遊びの際の注意事項👇もお忘れなく。
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2023/05/post-8c04b7.html
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