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2023年8月 7日 (月)

食欲は大事

正の強化を使ったトレーニングでは、食べ物(トリーツ)を使います。
ルアーリング(誘導)であったり、報酬(リワード)として食べ物を使うのですが、食べ物に興味が無い犬にとっては全く報酬にならないため、トレーニングが進みづらくなります。

もちろん、おもちゃや遊び、撫でるなど、犬にとってご褒美となることも報酬として使うことが出来ますが、ある意味、限られてしまうのも事実です。

犬にも個体差があるので、どこの子も食べることに興味があるとは限りませんし、成長と共に食欲が減ってしまう時期もあるので、乗り越えていくことも大変です。

しかし、人間もそうですが、「食べること」は全ての基本なので、いかに食べられるようにサポートするかということも重要なポイントになってきます。

食が進まないからと、食べ終わるまでフードを置きっぱなしにしておくと、犬はいつでも食べられると学習し、食べることへの要求が低くなり、食べ物の価値自体が下がってしまいます。

特に夏場は放置しておくと不衛生ですので、一定の時間が過ぎたら下げ、次回は食べられる量を提供することで、完食する習慣をつけてあげることが大事です。

かつて知人宅では、常にフードボウルにフードが入った状態していたことで、犬に何か教えようとするとき報酬としてオヤツを見せても、犬が全く興味を示さず、好きなところに行ってしまうということが起きていました。

別にトレーニングなど必要ないから、犬が好きな時に食べ物を食べられるようにしておくというポリシーをお持ちであったとしても、愛犬に何も教えない家庭はほぼないと思います。
特に跳びつきが激しい犬の場合、家族は気にしなかったとしても、道端で遭った人に跳びついたり、小さいお子さんに跳びつくことは避けたいはずです。

跳びつかない方が「いいこと」があると教えてあげれば、犬はすぐ跳びつかない行動を学習することが出来ます。

このような場合、「いいこと」として利用するには一口で食べられる食べ物が一番わかりやすいご褒美になります。
食べ物以外のご褒美として使える「遊び」などをご褒美にすると、逆に興奮してまた跳びついてしまったりするからです。

いずれにしても、食べることは基本なので、食べたい気持ちになるような環境づくりが大事です。

食べないごはんを置きっぱなしにするのではなく、お腹を空かせてあげるための環境づくりも大事です。
それは、きちんと寝ることだったり、ごはんの前の運動だったりです。
不規則な生活は食欲不振にも繋がります。

一緒に体を動かして、沢山遊んであげましょう。

幸い我が家の犬たち、誰一人食欲不振で悩んだことがありませんでした。
ラッキーです。
っが、ごはん前の遊び(トレーニングも含む)も重要です。

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