トラップは犬を罰するためではありません。
出来れば、愛犬にはやって欲しくないことは沢山あります。
特にドッグスポーツの競技に参加していれば、愛犬の集中力をそいでしまうもの、つまりディストラクションとなるものはスルーして欲しいと思っています。
例えば、アシスタントにとってのディストラクションは、競技に使うダンベルやコーンなど、目視できるオブジェクトであり、見習いにとってのディストラクションは、人や犬です。
ディストラクションに吸い寄せられてしまえば、当然集中力がなくなってハンドラーの声が耳に届かなくなるので、ハンドラーとしてはディストラクション対策は不可欠です。
これは競技に参加するとかしないとか以前に、一般の家庭犬においても同様で、散歩中他の犬が視界に入って大興奮するとか、落ちている物が気になって、なんでも口に入れようとするなども同じです。
そういったものに気持ちをもって行かれないようにする練習を、あえてトラップとなるようなものを置いて、パピートレーニングでもやりますし、競技犬のトレーニングでも行いますが、それは、そういったものに犬がいったら痛い思いをするからやめた方がいいと教える練習ではありません。
トラップに犬が引きずられないように、ハンドラーが先手を打ってサポートをしていくことが大事なのだということを是非忘れないでほしいと思います。
間違っても、トラップに引っかかった犬を叱ったり、脅かしたり、体罰を与えたりしないように。
さて、今日はオビディエンスの練習会があったので、見習いもディストラクション練習に参加しました。
競技中の見習いにとってのディストラクションは人です。
ジャッジやスチュワードなど、あるいは見知った人など、とにかく挨拶に行きたい見習いなので、ハンドラーに集中することを繰り返し教えていきます。
秋の競技会までに、理解が深まってくれるといいのですが。
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