オヤツ(食べ物)を使うのはよくない?
先日お問合せに、「オヤツを使わないしつけ」をしたいというご要望を頂きました。
オヤツを使いたくない理由をお伺いしたところ、
1.オヤツを食べ過ぎて肥満になる
2.オヤツが無いと何もしてくれなくなる
といったことをあげられました。
確かに、どちらも望ましいことではありませんが、オヤツを使ったトレーニングを行うと、みんなこんな風になるのでしょうか。
答えはNOです。
まず、肥満に関して言えば、愛犬に食べ物をあげるのは人間なので、容易にコントロール(管理)出来るということです。
一日の適正量を超えないように、あらかじめトレーニングをするときは、ごはんの量を少し減らすことが出来ます。
オヤツだけでなく、フードもトレーニングに使うことも出来るので、一日のフード量から、トレーニング量を別にしておくことも出来るはずです。
「欲しがるから可哀そう。」という人間側の甘さが、愛犬の健康を害してしまう可能性があることを常に念頭においておかなければいけませんね。
私も含め、人間も体重オーバーになってしまってから減らすのは大変です。
また、食餌量を減らしても体重が落ちなければ、代謝をあげるために、運動させてあげるというのも一つの方法です。
そして、よくある、「オヤツが無いと何もしてくれない犬」にしてしまわないためには、きちんとプロにそのコツを聞いてください。
ドッグトレーナーは犬にトレーニングを施すことだけが仕事ではありません。
どうやってオヤツを外していくかということも、きちんと段階を踏んで飼い主様にお伝えします。
オヤツは犬にとってはご褒美のひとつです。
「ご褒美がもらえるなら頑張ろう」という気持ちは、犬だけではなく人間もおなじですよね。
オヤツに限らず、愛犬にとって様々なご褒美を愛犬にあげることで、愛犬が気持ちよく学習していくことができるので、ご褒美を使うこと自体が悪いのではありません。
さて、今日は生後6か月のM君のプライベートレッスンがありました。
家の中では、呼び戻しもバッチリなM君です。
呼ばれると、まっすぐにハンドラ―の元に来て、言われなくてもオスワリができるM君。
今日は並んで座る練習をしてみました。
当然リードコントロールはしませんので、M君の好きなフードを使って、左側に誘導してあげるとストレスなく、上手に座ってくれました。
少しずつ、出来ることを増やしていきましょう。
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