「ちょうだい(出せ)」を教える
訓練競技会では、「ダンベル持来」と言う課目があります。
ダンベルは主に木製ですが、競技によってはダンベルの形状であれば、木製でなくてもいいとされています。
競技内容は、投げたダンベルを咥えて戻ってハンドラーに手渡すタイプや、置いてあるダンベルを取りに行ったり、あるいはダンベルを咥えて障害を跳び越えたりと、いくつかバリエーションがあります。
以前「ダンベル持来」の教え方には細かいステップがあると書きましたが、いずれにしても、床の上にあるものを咥えて、最後はハンドラ―のキューでハンドラ―に手渡すので、この最後の「手渡し」の意味がきちんと理解できていれば、犬は咥えている物をハンドラーに手渡すことが出来るというわけです。
つまり、散歩の途中で咥えて欲しくないものを咥えてしまった場合でも、手渡しをお願いする「ちょうだい。」や「出せ。」といったキューを使うことで、口から放すということが可能になるわけです。
落ちている枝や死んだふりをしているセミなどを咥えてしまった場合、無理矢理取り上げようとすると、犬は大事なものだから死守しようと頑張るので、キューで出してもらえるようになると、誤食を防ぐことが出来るようになるでしょう。
まぁ、セミを手渡しされても困りますが・・・。
さて、今日はMくんのプライベートレッスンがありました。
お散歩も大分落ち着いて出来るようになってきたMくん。
今日は、お散歩の途中でもちゃんとハンドラーの隣で座れるように脚側停座をお伝えしました。
お散歩の途中で、ちょっと待ってもらいたいときなど、「オスワリ」してもらうことは少なくありません。
そんなときは、出来ればハンドラーの真横にいて欲しいもの。
自転車を避けたり、信号待ちをしたりするときも、人通りの多い都会暮らしでは、ハンドラーの横にいることが一番安全です。
最初はちょっと後ろ気味に座っていたMくん。
正しい位置から見上げる飼い主さんの景色をきちんとインプットすることで、正しい位置に入りやすくします。
繰り返して、少しずつ出来るようになりましょう。
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