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2023年8月 4日 (金)

ドッグスポーツ(競技会)は犬のストレス?

犬に関わる仕事をしている人は沢山いて、そのポリシーも様々です。

私は、犬と一緒に何かをすることが楽しくて、オビディエンスやドッグダンスをやりながら、競技にも参加しています。

競技に出るには犬のスキルを上げるだけでなく、ハンドラーもきちんと競技ルールを勉強し、「参加することに意義がある」だけでなく、高みを目指して努力していくことも楽しいと感じていなければできません。

また、人間だけの競技と異なり、ドッグスポーツは犬もスキルアップしなければできません。
犬をスキルアップするためには、繰り返しの練習は不可欠です。

その練習を、犬への負荷と考えて、競技自体を否定する人もいます。
つまり、犬のありのままを受け入れることが犬にとって幸せなことだと。
よって、犬を変えようとトレーニングするのはよろしくないと。

果たして、犬をトレーニングすることは犬にストレスを与えることなのでしょうか。

私はトレーニングが好きなのでワーキング系の犬たちと暮していますが、ワーキング系ではないクライアントさんの犬たちを見ていても、犬たちはトレーニングを楽しんでいるように見えます。
つまり、飼い主さんと一緒に行う作業をゲームのように楽しんでいるのです。

そもそも、犬にとって楽しいものでなければトレーニングは進みません。
「やれ!」と無理矢理リードを引っ張ってみても、嫌がる犬は付いてきません。
やりたがりの犬たちは、リードが付いていなくても、ハンドラーの傍に来て、次は何をやるのか期待のまなざしを向けてくれます。

ドッグスポーツや競技にはいろいろな種類があります。
精度にこだわり、厳しい規定のある競技もあれば、犬がもともと楽しいと思えることを競技にしているドッグスポーツもあります。

どんな競技(ドッグスポーツ)であっても、ルールに合わせて行うために練習は欠かせません。
その練習を楽しくやれるかどうかは、ハンドラー側のサポート次第。

ハンドラーといることが楽しい。
ハンドラーと一緒に何かすることが楽しい。
と思える犬であれば、競技に出ることを否定しなくてもいいのでは?

要は、ハンドラーが犬の状態を把握し、成功体験を得られるようにサポートしていくことができれば、犬は一緒に楽しんでくれるのではないでしょうか。

さて、先週避妊手術を受けた見習い。
抜糸が済むまでは、いろいろ制限があって、いろいろため込んでいます。
かろうじて朝の練習は参加しているので、自分に番が来るのを楽しみにしています。

202308041

やらされている感がないのが素晴らしい。
このテンションがずっと続くといいのですけど。

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