他犬に過剰反応しないようになるには。
若いオス犬だけでなく、我が家の見習い(女子)もそうですが、よその犬を全く気にしない若い犬はあまり見たことがありません。
「好き」か「嫌い」かのどちらかで興奮する若い犬たちに、どうやって「犬がいる社会が当たり前だからいちいち気にしなくていい」と教えればいいのかは、子犬と暮らし始めた人にとっては永遠の課題とも言えるでしょう。
しかし、根気よく伝え続けていけば、思春期を上手にやり過ごして、早ければ2歳から4歳ぐらいまでの間に、他犬への過剰反応は大分減らすことができるようになります。
この場合の過剰反応と言うのは、視野内に犬が入っただけで吠えてしまったり、あるいは、遠くから相手が近づいてくるのを待って動かなくなったりするというレベルのことです。
ドッグランを上手に使って、他犬に馴らす方法もありますが、場合によってはトラウマを作ってしまうこともあるので、よく犬を観察する必要があります。
いじめっ子にも、いじめられっ子にもなって欲しくないですね。
今日は午前中若い男の子たちのプライベートレッスンがありました。
この男の子たちは御近所同士なのでよく遊びますが、道端でよその犬と遭遇すると、どう接していいのかわからないケースがあるため、今日は見習いを同伴して、ディストラクション役をやってもらうことにしました。
まだまだ未熟な見習いですが、とりあえず私の声は大分耳に届くレベルになってきたので、初仕事です。
A君は体も大きいので、相手によっては怖がられたりしますから、飼い主さんのマネージメントは必須です。
「行ったらダメよ。」ではなく、「一緒に歩いた方がいいんじゃない。」というスタンスで根気よく続けていくことが大事です。
見習いはじっとしていられるだけで沢山褒められました。
次のレッスンでは、若い男の子にちょっと無作法な挨拶をされ、見習いは、自分より年下とすぐに認識して、「それは違うでしょ!」と一喝。
いつもは体当たりで友達と遊んでいるM君、同じように接すればいいとは限らないことを学習し、こっそり後ろからチェックに行きました。
嫌なことはされていないので、伏せて匂いをかがせている見習いはそれだけで沢山褒められました。
犬同士のコミュニケーションは、犬同士に任せたいところですが、双方マナーがわかっていないと喧嘩になることも少なくありません。
犬同士だから大丈夫と放任していると、いじめっ子やいじめられっ子ができてしまうこともあるので、よく観察してサポートしてあげられるといいですね。
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