ドッグダンス
ドッグダンスの競技は大きく分けると、FS(フリースタイル)とHTM(ヒールワークトゥミュージック)の2つのカテゴリーがあります。
FSは、犬にとって危険でない動きであれば、どんな動きやトリックを入れても構いませんが、HTMにおいては、ハンドラーのすぐ傍、すなわちヒールポジションで作業するヒールワークが基本となっています。
オビディエンスや服従訓練で見られる、ハンドラーの左側にいる状態もヒールポジションのひとつです。
ヒールポジションについては、競技会の主催団体によって数や位置などが若干異なっているので、出陳する競技団体の規定をきちんと読んでおくことがとても重要です。
つまり、ドッグダンスの競技やファンショーなどに出陳する場合は、出陳する競技団体によって、ルーティン(演目)の構成を変えなければいけなくなるということです。
服従訓練競技の場合、例えばFCIオビディエンス、JKCのCD競技、あるいはオプデスのTT、さらにはラリーオビディエンスなど、様々なオビディエンス競技がありますが、どれも規定が異なるため、出陳前には必ず規定書に目を通さなければ作業出来ません。
ある意味当然のことと言えますが、ドッグダンスの場合は、個々のルーティンがオリジナルなため、構成を考えるときに、ついついルールを見落としてしまうということもあるので注意が必要です。
特に、私がドッグダンスを始めた頃は、一年に一回あるか無いかの競技会が、今では年に数十回開催されるほどになりました。
ドッグダンスファンシャーには嬉しいことですが、各団体によって規定が異なっていることを忘れていると、評価されないということも出てくるので、構成を考えるときは、どこの団体に出すかということも合わせて考えないといけなくなります。
例えば、先代アシスタントと3年前に踊ったルーティン。
FSのカテゴリーでエントリーしているので、コンテンツとして、遠隔作業やトリック、ムーヴのバリエーションが必須となります。
しかし、HTMでエントリーする場合は、トリックやムーヴのバリエーションではなく、ヒールポジションのバリエーションや精度が評価対象となります。
ルールをちゃんと読んでいないと、せっかく作ったルーティンが評価してもらえないということにもなりかねませんよ。
しかし、共通してい言えることは、ドッグダンスに限らず、どんなドッグスポーツも主役は犬であること。
つまり犬の技量と、犬とハンドラーの一体感を審査する競技であるということです。
そんなことを考えていて、ひとつ思い出したのが、かつてのセミナーで聞いた海外講師の言葉です。
HTMは様々なヒールポジションで犬と一緒に動くのですが、ポジションチェンジの際、必ず犬が自らそのポジションに向かって行かなければいけないということ。
つまり、ハンドラーがくるくる回りながら、犬にポジションを提供してはダメと言う話。
究極のオビディエンスと言われるドッグダンスで、愛犬との一体感を感じさせるルーティンが作れると素晴らしいですね。
さて、WanByWan主催のドッグダンスリハーサルショウのご参加お申し込みは、明日(土)20:00からです。
詳細はこちら👇でご確認下さい。
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2023/06/post-ae2c13.html
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