ドッグトレーニング:複合作業を教える
犬に教える行動は、単体で成り立っているものと、組み合わせる複合作業があります。
単体で成り立っているものは、「オスワリ」や「フセ」、「ヒール」などです。
組み合わせる作業は、一見そうは見えない「持来(持ってこい)」だったり、あるいは、ドッグダンスの遠隔作業だったりします。
例えば、犬を5メートルバッグ(後退)させて、そのあとスピン、ベッグでポーズを取ったら、招呼でハンドラ―の元に戻って来て、ハンドラーの腕の輪を跳ぶ。というようなことを犬にお願いする場合、犬に教えなければいけないことは、
1.単独バック
2.遠隔でのスピン
3.遠隔でのベッグ
4.招呼
5.腕の輪跳び
これらのパーツが出来るようになって、初めて流れるような一連の動きになるわけです。
どれが欠けても繋がりません。
まずは、各パーツを鉄板にしていくことで、犬は自信をもって次の動きに向かうことができるというわけです。
つまりパーツの練習は大事。
特に遠隔作業の動きは、まず目の前で出来るようになってから距離を伸ばしていかなければいけません。
FCIオビディエンス競技においても、クラス1の姿勢変更は5メートル離れた場所で行われますが、クラス2になると10メートル離れ、クラス3になると15メートル離れるというように、難度があがっていきます。
つまり、少しずつステップアップしていかないと、犬にはうまく伝えられないということですね。
難しいトリックを教えるときも、単体でできるものと、少しずつハードルを上げていかなければいけないものがあります。
犬に自信を付けることが早道かもしれませんね。
さて、我が家の見習いは、まだまだヒールワークが安定しないので、強化中です。
直線コースだけでなく、Uターンや右左折時の動きも重要です。
ヒールの意味がわかるまで、まだまだかかりそうですね。
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