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2023年6月28日 (水)

犬の夏バテ

地球温暖化により、日本の夏も年々厳しくなっていく現状は誰でも気づいていることです。

かつては、風習として、外で飼われていた犬たちも、都会では現在ほぼ外飼いは見られなくなりました。

大きな理由のひとつは、「犬も家族の一員」という考え方が根付き、家の中で家族と一緒に生活するのがあたりまえになってきたからです。
もちろん、住宅事情も大きな一因です。
都会においては庭付き戸建ての入手はなかなか難しい。
そしてもうひとつ、最初に書いた夏の暑さの問題です。

日本の夏は湿度が高いため、毛皮を着た犬たちにとっては厳しい環境です。
そのうえ、温暖化によって「夕涼み」を期待するのも難しく、夏本番となれば、熱帯夜が続くことで、夜も眠れないといった日々もやってきます。
人間だけでなく、犬にも辛い時期ですね。

我が家の犬たちは、寒い地域の犬たちなので、やはり夏にはあまり強くありません。
「窓を開けて寝れば私は大丈夫」程度の夜風ではとても我慢できないようで、夏日が続くようになってくると、夜中に寝ている私の顔の上で「はぁはぁ」と熱い息をかけてきて、エアコンを要求してきます。

特に初めての夏を迎える若犬(子犬)にとってはきついので、健康状態はよく観察してあげましょう。

もともと体温は高めの犬たちですし、汗腺は足裏にしかないため、口を開けて体温を下げるぐらいしか涼しくなる方法がありません。
人間の体感温度とは違うということを念頭においておかなければいけませんね。

家の中と外の温度が違い過ぎても体調を崩してしまいますが、夏バテで食欲不振になったり、お腹を壊す可能性もあります。
人間同様、熱中症も考えなければいけないでしょう。

散歩も涼しい時間を選ぶだけでなく、散歩時間も体調を見ながら行ってあげましょう。
出かける前に手でアスファルトを触って熱くないかどうか確認することも大事ですね。

ご存知の方も多いと思いますが、サマーカットが有効とは限らない犬種もあるので、そういう場合はクールTシャツなどで、直射を避けるなどの方法も考えましょう。
特に見習いのように黒い犬は、日差しを吸収してしまうので、色の薄いタイプの犬よりも注意が必要です。

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※口を開けて、はぁはぁとパンティングをしているときは、体も熱いので、水分補給も重要ですね。

まだまだ始まったばかりの夏ですが、なんとか元気に乗り切ってもらいたいですね。
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