アイコンタクトのはなし
犬と暮らすようになると、出来れば愛犬と話が通じるようになりたいと思わない人はいないのではないでしょうか。
そのためには、愛犬にちゃんと声が届くようにしなくてはなりませんが、どうすれば声が届くのでしょうか。
その第一歩はアイコンタクトです。
愛犬に何かを伝えようとしても、目を合わせてもらえなければ、耳にも届きません。
子犬や、迎えたばかりの犬が目を合わせてくれるだけで褒めるという手順をおうことで、アイコンタクトは取りやすくなってきます。
アイコンタクトが取れると、言葉も耳に届きやすくなります。
大事なのは、アイコンタクトは犬から向けてくること。
ハンドラーがにらみつけるのとは違います。
犬が期待感を持ってハンドラーを見ることがポイントです。
愛犬とのアイコンタクトが自然なものとなれば、犬は常にハンドラーに注意を向けるようになります。
もちろん、これは愛犬に自由が無いと言うことではありませんし、愛犬がいつもハンドラーを見続けなければいけないということでもありません。
頭の隅に、ハンドラーの存在を意識していることが習慣になっていることが重要なポイントです。
さて、昨日ラリーオビディエンスのトライアルに参加したと書きました。
1歳8か月の見習いは、まだまだいろいろな刺激がディストラクションとなって、集中力は未熟です。
そんな見習との作業では、どうしてもちゃんとやっているか心配になり、ついつい見習いの方に顔を向けてしまいます。
見習いは、当然まだまだ完璧には程遠いのですが、私を見て集中する時間が少しずつ伸びています。
こんなペアの様子は、どうしてもハンドラーが犬を見てしまいます。
一見、お互い見つめあって、とてもいい雰囲気に見えますが、一般的なオビディエンス競技では、ハンドラーは犬を見ないことが重要なポイントとなります。
つまり、見続けなくても、パートナーを信じて作業を行うことが重要ということです。
一方アシスタントの作業では、オビディエンス競技のヒールワークにおいてはほとんどパートナーを見ません。
見ていなくても、ちゃんとやってくれると信頼しているからです。
先週金曜日からスペインで始まったFCIオビディエンスワールドチャンピョンシップをYoutubeのライブで観戦することが出来ます。
今日がファイナルで、上位20チームによる決勝戦が行われています。
参加のペアはお互いを信頼しあって、課題に向き合います。
その一体感は観ていてワクワクします。
並々ならぬ練習量なのでしょう。
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