ドッグトレーニング:ちゃんと解除していますか?
「解除」とは何のことを言うのでしょうか。
「解除」とは、今お願いしたことをもうやめてもいいよ。という意味のキューです。
例えば、「オスワリ」と言われたとき、犬はいつまでオスワリをしていればいいのかわかりません。
そこで、用が済んだら「もういいよ。」と言う意味のキューを言ってあげないと、犬はじっと待ち続けることになります。
「ウチの犬は、待たないですぐどこかに行きます。」
とおっしゃる方は、そもそも犬に解除のキューを伝えていないか、犬が解除の意味を知らないからで、犬は自主的に解除していいと理解していると思われます。
大勢に影響がないことであればいいのですが、交差点で信号待ちをしているとき、犬が飛び出さないようにオスワリをしていてもらおうとしているのに、犬が勝手に解除して歩き出したら轢かれてしまうかもしれません。
青信号になったとき、「さぁ、行くよ。」や「青だね。」というような次のキューが出されるか、あるいは「もういいよ。」という解除のキューが出されるまで座っていてもらうためには、解除のキューをきちんと伝えておく必要があります。
ドッグスポーツにおいても、姿勢(停座・伏臥・立止)のキューを出したとき、解除されるまではじっとしていることや、「マテ」と言われたら、解除されるまでは待っていることなどをきちんと教えておかなければ競技課目の作業はできません。
ごはんのときだけ「マテ!マテ!マテ!」と言って、犬をむやみに待たせる人がいますが、ごはんに飛びついてひっくり返すレベルの犬でなければ、普通に「どうぞ」と与えてあげることは問題ないと個人的には思いますし、我が家の犬たちもごはんで待たせたことはありません。
そうでないと、ごはんのように魅力的なご褒美が目の前に無い時は待てない犬になってしまうからです。
いずれにしても、「解除」を教えることは犬にとってわかりやすいので、是非やって欲しいと思います。
ドッグダンスのムーヴには遠隔作業があって、犬を前進や後退で送り出すことがあります。
それぞれのキューを犬に伝えますが、途中まで行って勝手に戻って来ては困ります。
ちゃんとお願いしたところまで行ってもらって、次のキューを出すか、解除のキューで戻ってもらうか、わかりやすく伝えることが重要です。
そこでひとつ注意しなければいけないのが、「解除」のキューは日常的に使っている言葉でない方が犬が混乱しないということです。
よく聞くのが、「よし」や「よーし」という言葉です。
褒めているのか、解除しているのか、どちらのシチュエーションでも使ってしまう方がいらっしゃいます。
上手に出来た愛犬に「よし!いい子だ!」と褒めた途端に犬が動いてしまうことありませんか?
そんな紛らわしいことがないように、わかりやすい言葉で伝えてあげると、意思の疎通がしやすくなります。
さて、今日見習いに姿勢変更の体の使い方を教えていたところ、「オスワリ」が上手に出来たので褒めたあと、メッセンジャーが入ったので対応して、終わって振り返ったら、まだ座ってました。
あれ?解除してなかったっけ?
ハンドラーのミスですね。
----------------------
トレーニングブログに参加しています。
ワンクリック👇が更新の励みになりますのでポチっとお願いします!![]()
にほんブログ村
| 固定リンク
「ドッグトレーニング」カテゴリの記事
- 訓練競技会に参加してきました。(2026.03.08)
- 家で出来ることを外でも出来るようにする(2026.03.07)
- 行動を教えるときは「持続」も教えます。(2026.03.06)
- キューを連呼していませんか?(2026.03.05)
- 方法は一つではありません。(2026.03.04)
「犬との生活」カテゴリの記事
- 家で出来ることを外でも出来るようにする(2026.03.07)
- 行動を教えるときは「持続」も教えます。(2026.03.06)
- うまく行かないときは、初心に戻って(2026.02.27)
- ダメ!を教えるのは難しい。(2026.02.26)
- トレーニングのご褒美は?(2026.02.25)
「ドッグライフアドバイス」カテゴリの記事
- 家で出来ることを外でも出来るようにする(2026.03.07)
- 行動を教えるときは「持続」も教えます。(2026.03.06)
- 食べることはすべての基本(2026.03.03)
- 遊びのルール(2026.03.02)
- 仔犬は天才(2026.03.01)
「犬のデイリートレーニング」カテゴリの記事
- 家で出来ることを外でも出来るようにする(2026.03.07)
- キューを連呼していませんか?(2026.03.05)
- 遊びのルール(2026.03.02)
- 仔犬の選択肢と思春期の犬の選択肢は違います。(2026.02.28)
- ダメ!を教えるのは難しい。(2026.02.26)



コメント