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2023年6月

2023年6月30日 (金)

ドッグダンスの規定と審査のセミナー

今日はJKC主催のドッグダンスの規定と審査のセミナーに参加してきました。

2003年、友人に声をかけてもらい始めたドッグダンス。
気が付けばもう20年経っていました。

今年JKC(ジャパンケネルクラブ)が、ドッグダンスを正式競技として採用し、明日から開催される第一回ドッグダンス競技会に先駆けて、FCIのドッグダンス委員長であるEmmy Marie Simonsen氏のセミナーが開かれました。
Emmyさんは3度目の来日。
競技者に向けて、競技規定と審査について、細かくお話ししていただきました。

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今回のセミナー参加者はすべて競技経験者でしたが、未経験の方にももっと参加していただきたかったと感じました。

明日からは競技会です。
見学は自由だそうですので、ドッグダンスにご興味がおありの方、お仕事としてドッグダンスを教えていかれる方は是非ご覧になることをおすすめします。

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2023年6月29日 (木)

トリーツ(ご褒美のオヤツ)のレベルについて

犬のトレーニングにおいて、言葉で褒めるだけでなく、ご褒美となるものを使う手法はかなり以前から使われています。

我が家の初代ボーダー・コリーにとってのご褒美はテニスボールでした。
私が草テニスをずっとやっていたこともあり、テニスボールは腐るほどあったので、ご褒美に困ることはありませんでした。

その後、ドッグトレーニングについて学び、さらに犬の学習理論を学ぶことによって、食べ物も有効であることを知り、積極的に使うようになりました。

幸い我が家の犬たちはどの子も食べ物に対する興味があるので、フードや嗜好性の高いものを取り混ぜて使っても、「フードならやらない。」と言われることはありませんが、個体によっては、一度美味しいものを口にしてしまうと、フードには見向きもしなくなるタイプの子がいます。

確かに、周囲の刺激が高くて、犬の気持ちが集中出来ない状況のときはレベルの高いトリーツを使って成功体験を増やしていくことは大事です。
しかし、いつもレベルの高いものばかりでは、当然犬はもっと美味しいものを欲するようになります。

そこで重要なのは、周囲の状況や、教えたい行動の難易度に合わせたトリーツの使い分けです。

ワンパターンにならないように、日々変化する犬に合わせた工夫が不可欠ですね。


さて、我が家もいろいろなトリーツを使っています。
教えたい内容によって、トリーツのレベルだけでなく、形状や大きさも変わります。
時間のあるときはレバークッキーなども手作りします。

日常的な練習には、扱いやすいものが便利です。
つまり、あまり手にべたつかず、犬が食べるときに時間がかからないものです。
トス(投げる)したときに、転がりやすいもの(転がり過ぎないもの)。
地面(床)の色とかぶらないもの。
等々、いろいろ考えるわけですが、それらをうまくクリアしているものが、以前友人に教えてもらったこれです。

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実はフードなのですが、味見をしたところ、シンプルに鳥の味がしました。
あげ過ぎると太ると忠告していただきましたが、トレーニングに使うにはとても使い勝手がいいので、愛用しています。

ところが、これ、置いてある店が限られていて、小袋はあってもこの大きさのものが無く、我が家の界隈、犬たちと散歩しながら5軒ぐらい周ったのですがどこにもありませんでした。

そこで、一番近い店舗に行って、取り扱って欲しい旨伝えたところ、二日後に店頭に並べてくれました。
言ってみるものですね。

これでトリーツ探しで歩かなくて済みそうです。

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2023年6月28日 (水)

犬の夏バテ

地球温暖化により、日本の夏も年々厳しくなっていく現状は誰でも気づいていることです。

かつては、風習として、外で飼われていた犬たちも、都会では現在ほぼ外飼いは見られなくなりました。

大きな理由のひとつは、「犬も家族の一員」という考え方が根付き、家の中で家族と一緒に生活するのがあたりまえになってきたからです。
もちろん、住宅事情も大きな一因です。
都会においては庭付き戸建ての入手はなかなか難しい。
そしてもうひとつ、最初に書いた夏の暑さの問題です。

日本の夏は湿度が高いため、毛皮を着た犬たちにとっては厳しい環境です。
そのうえ、温暖化によって「夕涼み」を期待するのも難しく、夏本番となれば、熱帯夜が続くことで、夜も眠れないといった日々もやってきます。
人間だけでなく、犬にも辛い時期ですね。

我が家の犬たちは、寒い地域の犬たちなので、やはり夏にはあまり強くありません。
「窓を開けて寝れば私は大丈夫」程度の夜風ではとても我慢できないようで、夏日が続くようになってくると、夜中に寝ている私の顔の上で「はぁはぁ」と熱い息をかけてきて、エアコンを要求してきます。

特に初めての夏を迎える若犬(子犬)にとってはきついので、健康状態はよく観察してあげましょう。

もともと体温は高めの犬たちですし、汗腺は足裏にしかないため、口を開けて体温を下げるぐらいしか涼しくなる方法がありません。
人間の体感温度とは違うということを念頭においておかなければいけませんね。

家の中と外の温度が違い過ぎても体調を崩してしまいますが、夏バテで食欲不振になったり、お腹を壊す可能性もあります。
人間同様、熱中症も考えなければいけないでしょう。

散歩も涼しい時間を選ぶだけでなく、散歩時間も体調を見ながら行ってあげましょう。
出かける前に手でアスファルトを触って熱くないかどうか確認することも大事ですね。

ご存知の方も多いと思いますが、サマーカットが有効とは限らない犬種もあるので、そういう場合はクールTシャツなどで、直射を避けるなどの方法も考えましょう。
特に見習いのように黒い犬は、日差しを吸収してしまうので、色の薄いタイプの犬よりも注意が必要です。

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※口を開けて、はぁはぁとパンティングをしているときは、体も熱いので、水分補給も重要ですね。

まだまだ始まったばかりの夏ですが、なんとか元気に乗り切ってもらいたいですね。
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2023年6月27日 (火)

犬には休む時間も必要です

犬は常に飼い主を観察しているものです。
どこに行くのか、何をするのか、毎日飼い主を観察しながら、次の行動を予測します。

飼い主が執拗にかまってしまう家庭で無い限り、犬はかまって欲しいので、飼い主の行動を見張るようになるのは当然です。
自然な行動なので、いいとか悪いとかの話しではありませんが、特に飼い主と関わりたい犬にとっては、ある意味休まらない状態とも言えます。

遊んだり、トレーニングをしたりしながら一緒に関わる時間が終わったら、「自由にしていいよ」と犬を解放しますが、実は犬は解放されていなかったりします。
つまり、いつでもかまってもらおうとスタンバイしている状態ということです。

そんな意欲的な犬たちにとっては、関わる時間が終わったら、ハウスやケージに入れて休ませてあげるのも愛情のひとつです。

ハウスやケージの扉が閉まることで、犬たちは本当に休憩していいのだと理解します。

飼い主を見張っているうちに寝落ちしてしまう犬もいるでしょうが、見張らなくてもいいという時間を作ってあげるのも大事ですね。

閉じ込めることを「可愛そう」と思うか、ゆっくり休む時間をあげるためと考えるかは飼い主次第ですが、「可愛そう」な場所と考えているのは飼い主側の気持ちの問題かもしれませんね。

我が家の見習いは、食後はしばらくハウスの中で休んでもらいます。
外に出しておくと、アシスタントを無理やり遊びに誘って、休憩しないからです。
食後は胃捻転等も考え、休息をとって欲しいので、強制的に休ませます。

そのあと、ハウスの扉を開けて自由にしてもいい時間を作っていますが、ひとしきり遊んで満足すると、自分からハウスに入って横になったりしています。

でも、扉が開いていると、やはり監視の目は緩めていないようです。

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閉めておくとのんびり寝ていられる見習いです。

特に多頭飼いの場合は、それぞれの安心できる場所としても、ハウスやクレートを用意してあげると、犬もゆっくり休めますね。

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2023年6月26日 (月)

吠えの対策について

最近よく耳にするのが、「無駄吠えをなんとかしたい。」というお困りごと。

犬にとって「無駄な」吠えは無いというのが個人的見解ですが、とは言え、吠えっぱなしの状態は、共に暮す人間にとっても、ご近所にとっても、当然のことながら本犬にとってもいいことではありません。
なぜなら「ストレス状態」が継続される上に、周囲にもストレスを与え続けるからです。

では、どうやって吠えないでいられるようにするのか。

まずは原因解明が先決です。

どんなシチュエーションで犬が吠えるのかを観察しなければいけません。

様々な吠えの原因としてよくあげられるのが以下のようなものです。

・要求吠え
・警戒吠え
・興奮(楽しい時や怖い時など)による吠え
・身体的な苦痛による吠え
・心理的な苦痛からくる吠え(分離不安など)

上記の吠えは原因が異なるために対処法も異なります。

例えば要求吠えにおいては、ハンドラーが一貫した態度を取って、吠えることで要求が叶うわけではないと伝えてあげる必要があります。
つまり、吠えても無駄だからやめた方がいいんじゃない?という提案です。

警戒吠えの場合、窓の外を通る見知らぬものや動物に対して吠えているのであれば、窓から外が見えないように、カーテンを閉めたり、犬の目線に合わせて、窓にフィルムを貼ったりすることで回避することができます。

インターホンの音が来客を連想させて吠えるのであれば、インターホンが鳴っても何も起こらないことを繰り返したり、インターホンと他の楽しいこと(ハウスでオヤツなど)を連携させて、吠える行動を出させないなどの対処法もあります。

身体的な苦痛は獣医さんに診断を依頼する必要があるでしょう。
急に始まったり、シニアになってで始めたら、認知症を疑うなども必要でしょう。

分離不安であれば、リラックスできる安全な場所を提供するといった環境設定も必要になるかもしれません。

いずれにせよ、ひとつの方法では解決できないので、原因を解明しながら、時間をかけて向き合っていくことが重要です。

くれぐれも、吠えるからとマズルを掴んで叱ったりしないように。
なぜか、「吠えたらマズルを掴めばいい。」という都市伝説がまだまことしやかに伝えられているようです。

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吠えている犬の画像がないので、いつも我が家の現アシスタントが、文句を言っているときの写真が出てしまいます(汗。

吠えの原因を排除しないまま口を押えたところで、果たして吠えることをやめるでしょうか。

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2023年6月25日 (日)

アイコンタクトのはなし

犬と暮らすようになると、出来れば愛犬と話が通じるようになりたいと思わない人はいないのではないでしょうか。

そのためには、愛犬にちゃんと声が届くようにしなくてはなりませんが、どうすれば声が届くのでしょうか。

その第一歩はアイコンタクトです。

愛犬に何かを伝えようとしても、目を合わせてもらえなければ、耳にも届きません。

子犬や、迎えたばかりの犬が目を合わせてくれるだけで褒めるという手順をおうことで、アイコンタクトは取りやすくなってきます。

アイコンタクトが取れると、言葉も耳に届きやすくなります。

大事なのは、アイコンタクトは犬から向けてくること。
ハンドラーがにらみつけるのとは違います。
犬が期待感を持ってハンドラーを見ることがポイントです。

愛犬とのアイコンタクトが自然なものとなれば、犬は常にハンドラーに注意を向けるようになります。
もちろん、これは愛犬に自由が無いと言うことではありませんし、愛犬がいつもハンドラーを見続けなければいけないということでもありません。
頭の隅に、ハンドラーの存在を意識していることが習慣になっていることが重要なポイントです。


さて、昨日ラリーオビディエンスのトライアルに参加したと書きました。

1歳8か月の見習いは、まだまだいろいろな刺激がディストラクションとなって、集中力は未熟です。
そんな見習との作業では、どうしてもちゃんとやっているか心配になり、ついつい見習いの方に顔を向けてしまいます。

見習いは、当然まだまだ完璧には程遠いのですが、私を見て集中する時間が少しずつ伸びています。
こんなペアの様子は、どうしてもハンドラーが犬を見てしまいます。

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一見、お互い見つめあって、とてもいい雰囲気に見えますが、一般的なオビディエンス競技では、ハンドラーは犬を見ないことが重要なポイントとなります。
つまり、見続けなくても、パートナーを信じて作業を行うことが重要ということです。

一方アシスタントの作業では、オビディエンス競技のヒールワークにおいてはほとんどパートナーを見ません。

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見ていなくても、ちゃんとやってくれると信頼しているからです。

先週金曜日からスペインで始まったFCIオビディエンスワールドチャンピョンシップをYoutubeのライブで観戦することが出来ます。
今日がファイナルで、上位20チームによる決勝戦が行われています。

参加のペアはお互いを信頼しあって、課題に向き合います。
その一体感は観ていてワクワクします。
並々ならぬ練習量なのでしょう。

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2023年6月24日 (土)

ラリオビトライアル開催しました。

昨日の練習会に続き、今日はWCRL規定ラリーオビディエンスの公式トライアル開催しました。
レベル1、2、3、ベテランクラスに28ペアがエントリーしました。

ラリーオビディエンスは課題(エクセサイズ)によっては、ご褒美のトリーツをあげることができますし、作業中もパートナーを褒めることが出来る競技なので、まだ経験の浅い犬や、シニア犬のアンチエイジングの刺激としてもとても有効なドッグスポーツです。

もちろん、課題が続けて出されていくので、そういった意味では、経験値の高い犬にとっても、楽しいドッグスポーツと言えるでしょう。

今回も我が家のアシスタントと見習いもレベル2と3に参戦しました。

見習いは先月のトライアルでは、匂いという大きなディストラクションに始終集中をそがれ、2クラス共々失格となったので、今回のトライアルで果たしてどんな行動を取るのかかなり心配でしたが、なんとかディストラクションを克服して、レベル2A、3A共に好成績で1席を取ることができました。

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まだまだ何をしでかすかわからない見習いですので、長い目でゆっくり育てていきましょう。

次回のラリオビトライアルは9月10日(日)の予定です。
お申込みの開始は7月8日20:00です。

詳細はこちら👇をご覧ください。
http://chn.air-nifty.com/dance_with_dogs/2023/06/post-ae2c13.html

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2023年6月23日 (金)

ラリオビセミナーとコース練習会を開催しました。

今日は山中湖のドッグリゾートワフインドアドッグラン内でWCRL規定ラリーオビディエンスのセミナーとコース練習会を開催しました。

WanByWanでは、年に4回ラリーオビディエンストライアルを開催していますが、そのうちの2回は規定等のセミナーも同時開催しています。
今回はセミナーと練習会併催でした。

本番競技とは違い、和気あいあいとした雰囲気で進められました。

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※練習会での見分風景

明日はいよいよトライアル本番です。

皆様の日ごろの成果が出ますように。

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2023年6月22日 (木)

犬にわかりやすく伝えるには。

愛犬にとって、名前はとても重要なものです。
特に多頭飼いの場合は、誰に伝えているかを明確にするためにも、きちんとした個体識別は必要です。

それなのに、名前を呼んでも愛犬が反応しないのはどういうときでしょうか。

何かに気を取られていれば、人間も聞き逃すことがあります。
よくあることですね。

でも、さほど気は取られていないのに、知らん顔をされることありませんか?

名前の価値が下がっていると、犬の反応はよくありません。
つまり、名前を呼ばれてもいいことが無いと、名前に対する期待感が薄れてしまうからです。

もう一つの理由は、名前を呼ばれているのはわかっていても、こちらにアテンションを向けようとしないときは、犬が何を要求されているかわかっていないのが原因の時もあります。

例えば、名前を呼ばれたら、何が何でもハンドラーの元に行くと教えられているのでなければ、名前を呼ばれても、何をすればいいのかわからないために反応しないことがあるからです。

名前を呼ばれて、傍に行くのか、あるいはその場で座るのか、あるいは伏せるのか、何をしたらいいのかをいつもきちんと伝えていなかったりすると、反応してくれないことがあります。

我が家の犬たちはオビディエンス競技をやっているので、課題に「招呼」(呼び戻し)があります。
グループ作業の場合、「オイデ」や「コイ」「カム」で呼び戻しを教えると、隣のハンドラーの声に犬が惑わされて動いてしまうことがあるので、名前を呼ぶようにしています。
これは、実際過去に隣のハンドラーの声で先々代のボーダーが動いてしまったからです。

日常的に2頭一緒に呼ぶときは、「コイ」です。
一人だけしか動かない時もあるので、そういうときはもう1頭の名前を追加で呼びます。

いずれにしても、何をして欲しいのかを分かりやすく伝えることが大事。

そして、やってくれたら、初めのうちは(トレーニングが未完成のうち)は、ひとつの行動に対して褒めるようにします。
一生懸命戻ってきた犬に、「オスワリ」と言う追加のキューを入れるのは、呼び戻しが完璧になった次のステージからにしましょう。

今日はMくんのプライベートレッスンがありました。
おうちの中では反応がとてもいいMくんですが、外に出れば刺激が沢山あるので、なかなか飼い主さんの声が届かないときもあります

ハードルを上げ過ぎず、少しずつ、成功体験を増やしていきましょう。

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2023年6月21日 (水)

「フセ」の有効性

犬と暮らし始めると、最初に教えるのは「オスワリ」が一般的です。
「オスワリ」が出来ると、「お手」「おかわり」、「マテ」と言った感じで教えられる方は少なくありません。

プロの立場から言うと、「オスワリ」は飛びつき防止になるので、名前の認識と同様、早くから教えていきます。
教えるときは、特に体に触ったりせず、犬が自発的に腰を下ろした瞬間を褒めていくことで、犬は自ら座る行動を頻繁に取るようになり、比較的早くに教えることができます。

「マテ」も当然大事なのですが、「オスワリ」同様に「フセ」を教えておくことをお奨めします。

「フセ」の方が「オスワリ」より犬は動きづらくなりますし、中・大型犬の場合、「オスワリ」より姿勢を低くすることが出来るからです。
姿勢を低くすることのメリットはなんでしょうか。

答えは、人に威圧感を与えないと言うことです。

小さいお子さんの場合はもちろんのこと、犬があまり得意ではない方にとっても、伏せている方が安心感を与えることができます。
特に跳びつき癖があるような場合は、伏せていてくれる方が安心できますね。

我が家の犬たちはボーダー・コリーですが、ボーダー・コリーは動きが速く、すぐ何かを追いかけようとしたり、回り込んだりする特性があるので、動きを止めなければいけないシチュエーションは少なくありません。

そんなとき、「マテ」と言うより、「フセ」と言った方が、犬が姿勢を低くして止まってくれるので安心です。

見習いの場合は、小さいころから動かないでいることを強化するために「セトル」というキューを教えました。
「セトル」は特に「フセ」の姿勢をきちんと取らなくても、体を低くしてじっとしていてくれれば構わないので「フセ」とは少し意味が違いますが、「マテ」と言わなくても、じっとしているという意味では有効です。

どこに行っても、じっとしていて欲しい時は「セトル」で解決できますね。

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今日は若いAくんのプライベートレッスンがありました。
そこで、Aくんも「フセ」の強化練習することに。
動きが速いボーダー・コリーの動きを止めるには有効ですよ。

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2023年6月20日 (火)

じっとしていることを教えるのは大事

子犬は寝ているとき以外は常に動き回っているものなので、あまり動かない子犬を見ると、大丈夫?と心配してしまうものです。

しかし、犬も人間同様、個体によって様々な気質があるので、落ち着かない子もいれば、じっと落ち着いていられる犬もいます。

様々なドッグスポーツをやるにあたっては、ついつい「動きのいい子」「素早い子」「反応がいい子」などを求めがちですが、動きのいい犬が、ハンドラーのキューをきちんと聞いて動けるかと言えばそうではありません。

もちろん、タイムを競うようなものであれば、スピードはあった方がいいのですが、だからと言って、かつて現アシスタントが言われたように、「意欲の空回り」になってしまっては、せっかくの協働作業も成功には繋がりにくくなります。

参加することに意義があると、楽しむことが出来れば問題ありませんが、人間はやはり高みを目指したくなるもの。
少しずつでも進歩していく愛犬の姿が見たいと思えば、やはりちゃんとハンドラーの声が耳に届いて欲しいものです。

故アシスタントは、スピード感は若干欠けるものの、安定感を持っていたので、ある意味信頼できるパートナーと言えました。

速くても正確性があればそれに越したことはありませんが、そうでない場合は、「落ち着いて!」とついつい声をかけたくなってしまいます。

「子犬の頃はバタバタしていても、時間が経てば落ち着くから大丈夫。」
というアドバイスはあまり信じてはいけません。
なぜなら、落ち着くことを教えていない犬は、いくつになってもバタバタしているからです。
恐らく、「やっとこの子も落ち着いたわね。」と言える時は、シニアになっているかもしれません。

子犬の頃から、必要なことはちゃんと教えておきましょう。

もちろん、教えたことがちゃんと身につくかどうかはハンドラー次第。

楽しいドッグライフを目指すには、じっとしていることや、考えることをきちんと教えてあげることも大事ですね。

さて、見習いはアシスタントに比べると若干落ち着いて見えますが、まだまだ頭の中は繋がっていません。
じっと立っていることから丁寧に教えていきます。

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2023年6月19日 (月)

大丈夫かどうかを決めるのは犬

子犬は社会化の過程で様々なものと遭遇しますが、感受期(好奇心旺盛で、いろいろなものを受け入れやすい時期)を過ぎて、警戒心や恐怖心が出るようになってくると、今までは好奇心から突っ込んで行かれたような場面でも、後ずさりをしたりして、躊躇するようになります。

躊躇は当たり前のことなので、無理に対象物に近づけようとはしないで、子犬が自分から近づいていく時間を取ってあげると過剰反応が出づらくなります。

以前も書きましたが、現アシスタントが子犬の頃、ある朝散歩コースに突然カバーのかかった大型バイクが登場して、びっくりしてフリーズしたことがありました。
毎日通る道に急に出現したことで、驚いたのでしょう。

そこで、リードを緩めて「チェックしてくれば?」と言いながら様子を見ていたら、初め腰が引けていましたが、最後は自分から傍まで行って匂いを嗅ぎ、問題ないと判断して戻ってきました。
翌日からは知らん顔で通るようになりました。

こんな時、「大丈夫よ。」とか、「大丈夫だから。」と無理に子犬を近づけようとすれば、子犬はさらに怖くて固まってしまいます。
さらに、子犬にとっては全然大丈夫ではないので、「大丈夫」と言われると、なんか怖いものが現われるとリンク付けされてしまう可能性もあります。
何も言わずに子犬の行動を見守ってあげるのが一番です。

もちろん、対象物が生き物だったり、本当に危険な物の時は、「オイデ~♪」と美味しいオヤツでその場から離れることも必要です。

大丈夫かどうかの判断は犬次第。
犬にとって世の中にあるものの大半が「大丈夫」と判断されると、人間社会でも生きやすくなるはずです。

怖がったり、吠えたりする日々は犬にとってもストレス。

出来る限り、ストレスをかけないサポートをしてあげられるといいですね。


さて、今日はLさんのプライベートレッスンがありました。

Lさんは初対面の犬が苦手です。
特に自分の方に向かって来られると吠えてしまいます。
我が家の見習いなんかは一番ダメなパターンです。
私だって、知らない人が息せき切って向かって来たら怖いですから。

散歩中、飼い主さん同士がお知り合いの方に遭いました。
飼い主さん同士が知り合いだからと言って、犬同士の仲がいいかどうかは別の話し。

そこで、飼い主さん同士がご挨拶されている間、私がLさんのリードを持ってLさんの様子を見ていました。

ママの方には行きたいけれど、向こうの犬がママに挨拶をしているので行かれない。
Lさんとしては、吠えたいところですが、距離があるので吠えませんでした。

しばらくママたちの様子を見ていたLさん、意を決して自分からママの方に行きながら、相手の子がよそ見をしているときに、ちょっぴり匂いをかがせてもらいましたが、近寄って来そうになると、やっぱり少し吠えが出てしまいました。

一度呼び戻して落ち着いてもらった後は、ママの後ろに隠れたりしましたが、相手の犬がしつこいタイプではなかったので、お話ししている間に少しずつオヤツが食べられるほどになりました。

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その後途中まで一緒にお散歩をしましたが、途中で別の方向に別れると、Lさんの足取りが軽くなりました。
少し緊張していたのでしょうね。

後半は楽しくママとお散歩ができたLさんでした。

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2023年6月18日 (日)

人間の接し方が変わると、犬の行動も変わる。

今日はドッグダンスのグループレッスンがありました。

参加犬の中で、ママとの作業にあまり魅力を感じていない生徒さんが一人(一頭)いて、気が乗ると動いてくれるのですが、乗らないとまったく動かないマイペースな男の子です。

そんなA君が、今日のレッスンでは、ヒールウォークに参加し、トリックもやってくれました。
一体どうしたのでしょう。

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お話をお聞きすると、最近おうちの諸事情でママがなかなかかまってあげられなかったそうです。
つまり、いつでも自由にアクセス出来ていたママが、急に手が届きにくいところにいってしまい、A君としては、少し寂しい思いをしたというわけです。
ママの価値がちょっと上がったとも言えるでしょう。

いつも目の前にあるとありがたみが湧きませんが、たまにしか手に入らないものは貴重ですよね。

いつも愛犬とべったり一緒だと、ついつい愛犬もお腹がいっぱいになりがちなので、一人でいる時間や、クレートやハウスを使った、物理的に離れている時間を作ると言うのも、ある意味お互いの価値を高める時間になるのかもしれませんね。

さて、午後からはS君のプライベートレッスンがありました。
今日はレッスン一日目です。

カウンセリングでお伺いした時、なぜかパパが散歩に誘うと逃げ回り、呼んでも絶対来ないと言うお話を聞きました。
可愛がっていらっしゃるのになぜ。

A君にとって、「Come」はあんまり嬉しくないことが起こるときらしいので、この際「Come」と言ったら、いいことしか起こらないというように、ちょっと接し方を変えていただくようにお願いしました。

すると、「Come♪」に対する反応が良くなって、ダッシュしていく場面も見られました。

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人が接し方を変えることで、犬の行動を変えることも可能です。

犬が何かネガティブなことと関連付けをしてしまったときは、いいことと関連付けをして、人とのコミュニケーションを取りやすくしてあげることは重要ですね。

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2023年6月17日 (土)

マットトレーニング

恐らく前にも書いていますが、愛犬が安心してじっとしていられる場所として「マット」を教えるマットトレーニングはとても有効です。

かつて、小型犬の飼い主さんが、愛犬をカフェなどに同伴する際、愛犬用にマットを椅子の上や足元に直接敷いたりして、犬がじっとしていやすくするための「カフェマット」なるものが流行りました。

なぜ小型犬かと言うと、マットの大きさがさほど必要ないので持ち運びやすいのと、人が座る席に、地面を素足で歩いて来た犬が土足で上がるのはいかがなものかという観点からも広まったようです。

犬飼いは、時に、犬を飼っていない人の気持ちを推し量れなくなることがあるため、「犬可」の飲食店が「犬不可」になったなんて言う話もよく聞いたこともあります。
カフェマットはある意味必需品だったように思います。


我が家の犬たちは小型犬ではありませんが、レッスンに同伴する際、ウロウロしないために「マット」を持参することがあります。
もちろんクレートが持参できる場所であればクレートを使用しますが、そうでない場合は「マット」で代用します。

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特にじっとしていられない見習いには「マットトレーニング」は沢山やりました。

参考動画はこちら👇
https://youtu.be/7iozhuunLdQ


さて、今日のプライベートレッスンでは、パピーのMくんに「マット」を教えてあげることになりました。
将来的なお出かけにも有効ですが、現在のMくんには、社会化も大事なので、「マット」を使うことで、外でも安心していられる場所を提供するためです。

外でもリラックスできるようになるためには、サポートが欠かせませんね。

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2023年6月16日 (金)

犬も楽な方がいい

先月から、見習いの停座の姿勢を修正しています。
どう修正しているかと言えば、座っているときに後肢が外に開くという現象です。
簡単に言えば「ガニ股」ですね。

膝も外に開くので、いわゆる崩した状態で座っているとも言えるでしょう。

子犬の頃は体が柔らかいので、多少ぐにゃっとなっても問題有りませんが、少しずつ体が出来て来たら、きちんとした座り方を教えてあげることで、体幹もよくなります。

腰を崩してオスワリをする子がいますが、崩していると立つときに一度姿勢を戻さないと立てません。

競技をやる場合は、その辺りのチェックも必要ですが、競技をやらなくても、斜めに座っていたり、腰を崩しているのは、体のバランス上あまりよくありません。

かつて「オスワリ」をお願いすると、どうしても片足を開いて、片側に体重をかけるように、斜め座りをする生徒さんがいました。
飼い主さんにお話を聞くと、いつも家でソファの片側に寄りかかって座りながらテレビを見ていると言うのです。

寄りかかっているのが楽なのは人も犬も同じですね。

しかし、そういう座り方に馴れてしまうと、まっすぐ座れなくなってしまいます。

ということで、見習いは後ろ足を、あぐらをかくのではなく、正座するように畳んで座ってもらうために練習しています。

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まだまだターゲットが無いと開き気味ですが、少しずつ後肢に意識を持って座ってもらいましょう。

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2023年6月15日 (木)

散歩中のアイコンタクトはなんのため?

訓練競技と違い、通常の愛犬とのお散歩では、犬はハンドラ―の横にピッタリついて歩く必要はないし、ずっと顔をあげてハンドラー(飼い主)を見ている必要もありません。
そんなに集中していたら、犬も疲れてしまいますね。

では、どうしてアイコンタクトを取ってくれた愛犬を褒めてあげるのでしょうか。

子犬にとってお家の外はあまりに刺激的で、気が付くとハンドラーのことは忘れて、どんどん前方に引っ張りながら小走りしたりしています。

そんな時は、いくら後ろから声をかけても、まったく耳には入りません。

ハンドラーがリードの反対側にいることを頭の隅においておいてもらうために、とりあえず小さいころから、ハンドラーを見るといいことがあるよと教えてあげることで、自分からハンドラーのことを意識する習慣をつけてあげることが大事なのです。

教えていないことは出来ません。
教えたこともすぐに出来るようになるとは限りません。

根気よく、伝えていくことが大事ですね。

今日はパピーさんたちのお散歩レッスン。

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日々の練習のおかげで、少しずつ成果が出てきています。

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2023年6月14日 (水)

バランスは大事

普段のお散歩で、愛犬はハンドラーのどちら側を歩いていますか?

ドッグトレーニングでは、犬は左側を歩くというのが一般的で、訓練競技においても、「左側の脚側停座で始まり脚側停座で終わる」と言う規定が書かれているものもあります。

そこで、競技犬では無い一般的な家庭犬のトレーニングにおいても、初めは左側に犬を付けて歩く方法からお教えしていきます。

犬は一度その場所を覚えると、安心できるので、いつもそちらにいようとするようになります。
別に悪いことではありません。

ただ、日常生活においては、居住エリアの環境によって、歩道が無いような道を歩くような場合、車を避けるために、犬を車道と反対側につけて歩く方が安全なので、左右どちらでも歩けるようにしておいてあげるといいでしょう。

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ドッグダンスをやっていると、脚側の位置(ヒールポジション)は左だけではないので、当然右側も教えていくため、犬は左右どちらでも違和感なくいることができるようになりますが、一般家庭では、いつも同じ側だけ歩かせていると、反対側に行ってもらいたくても、なかなか犬が動いてくれないことがあります。

また、安全面からだけでなく、左右ある動きに関しては、両方教えておいてあげると、体のバランスがよくなるのでおすすめです。

つまり、いつもハンドラーの左側にいて、ハンドラーの顔を見上げようと右上ばかり向いていると、重心が左の方へ偏ってしまうからです。

因みに我が家のアシスタントは、ラージサークルの動きをするとき、何も言わなければ勝手に左回りで走ります。
多分その動きに馴れているのでしょうが、たまに私が右回りのキューを出すと、ちょっと走りづらそうです。

陸上競技のトラックが左回りなのは、心臓の位置と関係があるとずっと昔聞いたことがありますが、恐らくアシスタントにとっても、左回りの方が走りやすいのでしょう。
でも、たまにバランスをとってもらうために、少しだけ右回りをお願いするようにしています。

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2023年6月13日 (火)

子犬の生活リズムは大事

子犬との暮らしはとても楽しいものです。
もちろん、いろいろ教えなければいけないこともあり、手間もかかって、肉体的にも精神的にも大変ですが、それ以上に子犬と関わる時間はとても楽しいものです。

あまりの楽しさに、ついつい時間を忘れてかまいすぎていると、子犬がトイレに行きそびれてしまったり、睡眠時間が足りなくなったりします。
いわゆるトイレの失敗だったり、生活リズムが不規則になったりという弊害が出てきます。

子犬は人間の赤ちゃんと同じですから、沢山寝ることも大事な仕事です。
そのためには、寝られるような時間を取ってあげることも飼主の重要な義務と言えます。

沢山寝て、沢山遊べばお腹も空くので、ごはんを残すことも少なくなります。

例えば夜更かしの家庭の場合、子犬も同じ部屋で過ごせば当然同じ生活リズムになってしまい、朝散歩に出ようとしても、覚醒していないので動かないということが出てきます。
動かなければお腹も空かない。
食べなければパワーも出ない。
負のスパイラルですね。

また、日中ずっと一緒にいることで、子犬が常に飼い主にかまってもらうことを期待し続けていると、常にオンの状態になってしまい、オフの時間が無くなると共に、日中いつも一緒にいる人が急にいなくなれば、不安を感じて吠えたりするようになります。

お互い依存することなく、適度な距離感を持って生活していくことが、長い犬生を人間と共に暮す犬にとってもストレスが軽減されます。


さて、今日はシッティングを兼ねてMくんのお家に行ってきました。

お留守番中のMくんは、ハウスとトイレが設置されたケージで過ごしていますが、吠えることも無く、くつろいでいるようです。
インターホンにも反応しません。
今日も伺ってから、しばらく放っておいても鳴きません。

準備が出来て、ケージから出せばちゃんと歓迎してくれますし、一緒にトレーニングにも付き合ってくれます。
しばらく遊んでから、飽きないうちにケージに戻ってもらい、水を飲んだりしたあとに、さりげなくトイレのキュー出しをしてあげれば、ちゃんと自分でトイレに行って済ませることができます。

その後また遊んで欲しそうにしていましたが、私が知らん顔して本を読んでいると、自分からハウスに顔を突っ込んで、コングを齧ったりしていましたが、そのうち寝てしまいました。

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いつもは部屋のドアを閉めて視界から消えているのですが、今回は敢えて視界に入ってもかまわない時間を作ってみたところ、要求吠えも無く、自分の時間を楽しんでいました。

子犬と関わるときは真剣にしっかり遊び、休む時間をきちんととってあげることで、メリハリのある生活リズムが作られます。

ある程度体が出来るまでは、しっかり寝かしてあげましょう。

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2023年6月12日 (月)

トレーニングは犬のストレスを軽減する

犬にも人間と同じように様々な要求があります。
それは、眠ることや食べることのような生理的な要求もありますが、「守りたい」「死守したい」という要求もあります。
「リソースガーディング(Resource Guarding)」や「所有欲」などと言われています。

何を守ろうとしているのかと言えば、食べ物やおもちゃ、飼い主などの特定の人間や場所だったりします。

では、なぜそのような行動を取るのでしょうか。
理由は遺伝的に受け継がれた気質である場合や、過去の経験だったりしますが、ある程度は犬が元々持っている自然な行動とも言えます。
しかし、それが過激になってくると、相手を傷つける行動にまで発展することがあるので注意が必要です。

犬が自分にとって大切なものを守ろうとするときとる行動の第一は「唸る」あるいは「吠える」です。
細かく観察していると、体が硬直していたり、歯を見せていたりという行動が出ているはずですが、見落とされることが多いものです。
そうやって相手に警告を発し、それでもやめてくれない場合は「噛む」とい最終手段に訴えることとなります。

人間で言えば、口で言ってわからなければ、殴ってしまえ。というような感じでしょうか。

そうならないために、うまく折り合いを使えていかなければいけないのですが、先ほど書いたように、どんな犬もある程度の所有欲は持っています。
だからと言って、すぐに死守しようとするわけではないので、小さいうちから、あまりひとつの物やことにこだわらないようなトレーニングをしていくことで、死守しようという気持ちを軽減することが出来るようになります。

例えば、食べ物の場合は、取り上げるのではなく、食べている傍から人間の手で食べ物を追加したりしながら、人間の手が大事なものを取り去る手ではないと学習してもらいます。
同様に、おもちゃであれば、犬が持っているのと同じくらいのレベル(あるいはまったく同じもの)を見せて、「交換」を教えることで、犬は取られてもまた別の物で遊ぶことが出来ると学習することが出来ます。

場所の場合、犬が安心できる場所を侵害するのはよくありませんが、家族共有のエリアに関しては、キューでいつでもその場から移動できるように教えておくと、犬は快く明け渡してくれるようになります。

例えば、ソファであれば、「下りて」というキューを教えることで、お客さんが来たり、家族がみんなでソファに座ろうとしたとき、ソファの上で歯を向いて唸られることもなくなりますし、夜寝ようと思ってベッドに行ったら、愛犬に吠えられたり、噛まれたりということもなくなります。

要は、「それはダメ!」と言うより、代替品を提供したり、やって欲しいことをお願いして、出来たことを褒めてご褒美を出すトレーニングを重ねることで、目の前にご褒美が無くても、快く応じてくれるようにコミュニケーションが取れるようになることが大事です。

問題行動一つ一つに対して対処するというより、生活全体を見直してみると、解決策が簡単にみつかるかもしれませんよ。

ちなみに、我が家のアシスタントは私と一緒にベッドで寝ていますが、ベッドが狭いこともあり、見習いに乗ってもいいと伝えると新たな問題が起こりそうなので、最初から見習いには許可を出していません。
その代わり、ドッグベッドやハウスを提供し、どちらかを使っている時に褒めていたら、ベッドに乗せろとは言ってきません。

出来ればこのままずっと平和に眠れるといいですね。

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ちなみに、ソファはOK。
もちろん私が座るときはズレてもらったり、横になるときは下りてもらってます。

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2023年6月11日 (日)

犬の行動は環境で変わる

「あたりまえ!」と言われそうな今日のお題。
犬だけでなく、どんな生き物も環境で変わります。

環境が変わることで、一体どのようなことが起こるのでしょうか。

初代のボーダー・コリー親子は、母犬が2歳、子犬たち(2頭)が生後10か月の頃引っ越しをしたのですが、引っ越し当時は新しい家の場所の認識も出来ず、特に子犬たちは散歩エリアが変わったことで、散歩中の緊張がひどくなりました。

思春期とも重なった子犬たちは、散歩中他犬が視界に入るたびに突然吠えるようになったのです。

姉弟2頭が一斉に吠えるので、周囲の方々には、なんとも申し訳ない状況でしたが、半年経つとまったく吠えなくなりました。
かつて我が家の犬が吠え立てた相手の方は覚えているので、逆にウチの犬を見ると吠えるようになりましたが、姉弟は全く反応しません。

環境の変化によって吠えるという行動が一時的に出たものの、慣れてきたら吠えなくなったというわけです。

引っ越しや家族構成の変化などは犬に大きく影響を及ぼすイベント。
人間は理由がわかっているので、変化によるストレスをなんとか克服していくことが出来ますが、犬には理由がわかりません。
ストレスがどんな影響を及ぼすかは予想できません。

環境の変化は犬の行動に変化を及ぼしますが、慣れることで、ストレスが軽減され、日常行動を取り戻すことも可能です。

愛犬の行動が変わった時は、何か身近に変化があったからかもしれませんね。

様子を見ながらサポートしていかれるといいですね。

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半年経ったらケロッと普通に散歩を始めた初代の犬たち。でした。

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2023年6月10日 (土)

ロケットダッシュで戻って来て欲しくありませんか?

パピーレッスンでは、子犬の月齢が少ないころは、まず家の中のルールを教えることから始めるとともに、名前に対する反応をよくするために飼主さんにはいろいろやって頂きます。
つまり、名前を呼ばれたら必ずいいことがあると刷り込むことです。

子犬は成長と共に世界が広がり、気が付くと周りにばかり目がいってしまうようになり、気が付けば呼んでも全く戻ってこなくなっていたりします。

そうならないためには、名前を聞いたら反射的に体が動くくらい、名前に対してポジティブな印象付けをすることが重要です。

時に、来てくれない犬を追いかけたくなる気持ちも起こるでしょうが、そこはぐっと我慢してください。
追いかけ始めると、犬はそれをゲームにして楽しむようになることもあります。

家の中など、ディストラクションが少ない場所でダッシュで来てくれるようになったら、家の外でも同じように練習していきます。
家の中で出来たからと安心していると、外では戻ってこない犬になってしまったりします。

根気よく、繰り返し練習して行きましょう。

さて、今日はパピーのM君のプライベートレッスンがありました。

ワクチンの関係で、ご近所散歩のみですが、それでも彼にとっては刺激満載。
呼んでもすぐには飛んできません。
でも、そのままにしていたら、本当に戻ってこなくなるかも。

今日は飼主さんに頑張っていただきました。
※M君の前で飼い主さんが楽しそうに呼んで下さっています。
ロングリードを持っているのは私です。

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ちなみに、いいこととはオヤツなどの食べ物だけではありません。

我が家の犬たちは、おもちゃを持ってくると、また一緒に遊んでくれるとわかっているので、呼ばなくてもダッシュで戻ってきます。

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要は、犬にとって楽しいことは食べ物に限らないということですね。

愛犬が戻って来たくなるようなシチュエーションを作ってあげましょう。

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2023年6月 9日 (金)

ドッグトレーニング:臭気選別の導入 その2

小枝探しで嗅覚を使う作業だと少し分かってきた見習いに、今日は別の角度からアプローチしてみました。

競技で使う木片と同じ形状の物に私の手の匂いを付けてオブジェクトの中に隠すというもの。

一見しただけでは目視出来ない木片を探すには、嗅覚も使わなければなりません。
特に動体視力がいい犬たちにとって、地面に置かれた物の弁別は目視だけでは難しいので、嗅覚を使わざるを得ません。

レベルはかなり低めでしたが、それでも鼻を使って木片を見つけてきました。

202306091

「臭気選別」の入り口に立てたというところでしょうか。

木片の噛み返しはまだ治らないので、それは別に練習して行きます。
木製ダンベルの噛み返しは無いので、その行動が般化出来ればいいのですが、それまでは、木片を長く保持させないようにします。

先は長いので、ゆっくり伝えていきましょう。

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2023年6月 8日 (木)

ドッグトレーニング:臭気選別の導入

訓練競技の課目の中には「臭気選別」があります。
つまり、犬に嗅覚を屈指してもらい、正解を出してもらう課題です。
こればかりは、犬の能力に頼るしかないのが現実。
ハンドラーが答えを教えることができません。

臭気選別には、「他臭」と「自臭」がありますが、我が家の犬たちはFCIルールのオビディエンス競技に出ているので、「自臭」というカテゴリーで作業を行っています。
これはどういう課目かと言うと、1辺が2cm角、10cmの長さの木片のひとつにハンドラーの手の匂いを付けたあと、匂いのついていない木片(数本)と一緒に地面に並べられた匂いのついた木片のみを探して持来してくるというものです。

一度ルールを理解すれば、基本的に犬は大きなミスをしませんが、ロボットではないので、時にミスをします。
理由は、木片から立ち上がる匂いが風で少し流れて、隣の木片と混ざってしまったり、犬がメンタル面で自信が持てていないと、一度正解をみつけても、戻って再度確認するといった行動を取ったりすることがあるからです。
ルール上、リミットタイムがあるため、あまり悩み過ぎると正解を持って帰ってもポイントになりません。

しかし、何と言っても、ルールをきちんと伝えることが簡単ではないということです。

例えば、家の中でおもちゃなどを使った探し物ゲームをする場合、犬は鼻も使いますが、目視で対象物を確認することができます。
しかし、同じサイズの木片が数個並んでいれば、当然目視は出来ないので、嗅覚のみで見つけ出さなければいけません。
何を探してこなければいけないのかきちんと伝えることが重要なのです。

さて、見習いは現在オビディエンスクラスIなので、臭気選別は課目には入っていませんが、昇格してクラスIIになると臭気選別が入ってくるので、少しずつ鼻を使う練習も始めました。
しかし木片を使った練習では、まったくルールの意味がわかっていません。

そこで、今日はいつもアシスタントと遊びでやっている「小枝探し」を目の前で見せながら、見習いにも探してくるように言ってみたところ、とりあえず鼻を使って正解の小枝を探して来ました。

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見つけてきたのはいいのですが、ガッツリ齧って口の中で転がし、一向に手渡しする気はまったくないようでした。

ダンベルの持来同様、木片も「噛み返し」はNGです。

目標に向けて、少しずつ見習いにもルールを伝えていきましょう。

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2023年6月 7日 (水)

ドッグトレーニングは楽しく

「正の強化」で行うドッグトレーニングにおいては、必ず犬にご褒美が出ます。
ご褒美はその犬にとって楽しいものでなければご褒美とは言えません。
つまり、犬によってご褒美は変わるということですね。

一般的には食べ物(フードやオヤツ)やおもちゃ、あるいはライフリワードを言われる、日常生活の中で、犬にとって楽しいこと、例えばお散歩や遊びだったりします。

いずれにしても、ご褒美がもらえると理解すると、犬はハンドラーがお願いしたことを快くやってくれるようになるわけです。

ここで心配になるのが、食べ物を持っていないとやってくれないのでは?ということですが、楽しいトレーニングが繰り返されることで、犬の行動は習慣化していきますし、トレーニングの過程でも、手の中に食べ物を握っていなくても、頑張ったらご褒美がもらえると伝えていくことで、犬の行動は強固なものになっていくので、手順をしっかり踏めば大丈夫です。

しかし、以前も書いたように、そもそもドッグトレーニングは犬にとって楽しいものでなければ続きません。
なぜなら、犬には「やらない」という選択肢もあるからです。
やりたくない犬にトレーニングを無理強いしたところで成果はあがりません。

ということで、まずは犬に楽しんでもらうことからトレーニングを始めていくといいでしょう。
子犬の場合は、一緒に遊べるようになるといいですね。

さて、今日は若犬Aくんのプライベートレッスンがありました。
まだレッスンは始めたばかりですが、少しずつハンドラーと関わることの楽しさを知り始めたので、ハンドラーの声掛けに対する反応がとてもよくなってきました。
ハンドラーさんもその変化を楽しんで下さっているので、トレーニングがとても順調に進んでいます。

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これからが楽しみですね。

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2023年6月 6日 (火)

ドッグトレーニング:ちゃんと解除していますか?

「解除」とは何のことを言うのでしょうか。

「解除」とは、今お願いしたことをもうやめてもいいよ。という意味のキューです。

例えば、「オスワリ」と言われたとき、犬はいつまでオスワリをしていればいいのかわかりません。
そこで、用が済んだら「もういいよ。」と言う意味のキューを言ってあげないと、犬はじっと待ち続けることになります。

「ウチの犬は、待たないですぐどこかに行きます。」
とおっしゃる方は、そもそも犬に解除のキューを伝えていないか、犬が解除の意味を知らないからで、犬は自主的に解除していいと理解していると思われます。

大勢に影響がないことであればいいのですが、交差点で信号待ちをしているとき、犬が飛び出さないようにオスワリをしていてもらおうとしているのに、犬が勝手に解除して歩き出したら轢かれてしまうかもしれません。

青信号になったとき、「さぁ、行くよ。」や「青だね。」というような次のキューが出されるか、あるいは「もういいよ。」という解除のキューが出されるまで座っていてもらうためには、解除のキューをきちんと伝えておく必要があります。

ドッグスポーツにおいても、姿勢(停座・伏臥・立止)のキューを出したとき、解除されるまではじっとしていることや、「マテ」と言われたら、解除されるまでは待っていることなどをきちんと教えておかなければ競技課目の作業はできません。

ごはんのときだけ「マテ!マテ!マテ!」と言って、犬をむやみに待たせる人がいますが、ごはんに飛びついてひっくり返すレベルの犬でなければ、普通に「どうぞ」と与えてあげることは問題ないと個人的には思いますし、我が家の犬たちもごはんで待たせたことはありません。
そうでないと、ごはんのように魅力的なご褒美が目の前に無い時は待てない犬になってしまうからです。

いずれにしても、「解除」を教えることは犬にとってわかりやすいので、是非やって欲しいと思います。

ドッグダンスのムーヴには遠隔作業があって、犬を前進や後退で送り出すことがあります。
それぞれのキューを犬に伝えますが、途中まで行って勝手に戻って来ては困ります。
ちゃんとお願いしたところまで行ってもらって、次のキューを出すか、解除のキューで戻ってもらうか、わかりやすく伝えることが重要です。

そこでひとつ注意しなければいけないのが、「解除」のキューは日常的に使っている言葉でない方が犬が混乱しないということです。

よく聞くのが、「よし」や「よーし」という言葉です。
褒めているのか、解除しているのか、どちらのシチュエーションでも使ってしまう方がいらっしゃいます。
上手に出来た愛犬に「よし!いい子だ!」と褒めた途端に犬が動いてしまうことありませんか?

そんな紛らわしいことがないように、わかりやすい言葉で伝えてあげると、意思の疎通がしやすくなります。

さて、今日見習いに姿勢変更の体の使い方を教えていたところ、「オスワリ」が上手に出来たので褒めたあと、メッセンジャーが入ったので対応して、終わって振り返ったら、まだ座ってました。
あれ?解除してなかったっけ?

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ハンドラーのミスですね。
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2023年6月 5日 (月)

2023年9月WanByWan主催3Daysイベントのご案内

例年通り、2023年9月8日(金)から10日(土)までWanByWan 3Daysイベント開催します。
詳細は以下の通りです。

①9月8
日(金)ワークショップ
②9月9日(土)第12回ドッグダンスリハーサルショウ
③9月10日(日)WCRL規定ラリーオビディエンストライアル

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①9月8日(金)ワークショップ

概要:ドッグスポーツの基礎となるドッグトレーニングメソッド
愛犬とドッグスポーツを楽しむためには、愛犬にハンドラー(飼い主)との作業を楽しんでもらうための関係性づくりから、愛犬に行動を伝える技術、愛犬のメンタルをサポートしていくためのスキルが不可欠です。
様々な課題の中で、今後のレベルアップのためのヒントをお持ち帰りください。
・犬の集中力
・犬のセルフコントロール
・ポジティブディストラクション
etc

募集組数:15ペア(定員に達しましたので締め切りました)
参加費:11,000
見学:5,000円

②99日(土)ドッグダンスリハーサルショウ
2タイプ(6分間・10分間)の持ち時間を自由に使って練習及び演技ができます。
時間内であればルーティンを踊られてもパーツの練習をされても構いません。
音楽をかけながら馴致したり遊んでいただいても構いません。
持ち時間をご自由にお使いください。(持ち時間全てを利用される必要はありません。愛犬の状態を確認しながらご利用下さい)
お一人で多数枠にエントリーされても構いません。
※ドッグダンスのカテゴリーは、FS(フリースタイル)・HTM(ヒールワークトゥミュージック)・その他です。

定員:50ペア(定員に達しましたのでキャンセル待ち受付中)
コメントあり、表彰あり。
リンクスペース:約20m(横)x約15(奥行)m
ルーティンタイム:4分以内
ビデオコンペなどに利用されることも可能
モチベーターの利用可。
トリーツなどを落とした場合は出来るだけご自分で回収をお願いします。

参加費:6,000円(持ち時間6分)、10,000円(持ち時間10分)

コメンテイター:
WanByWan
代表:三井惇
CPDT-KA
ドッグトレーナー、JKC公認訓練士
2016
年ドッグダンスの解説本「ニコルとドッグダンス」を出版


③9
10日(日)WCRL規定ラリーオビディエンストライアル
WCRL規定の正式競技です。
クラス:Level 1A1B2A2B3A3B、ベテランA、ベテランB

参加費:5,500
WCRL
登録費:6,000円(登録はご自身でWCRLのホームページから行うことも可能です。犬の登録が出来ていないと、競技結果が反映されません。)

ジャッジ:
川端千賀子氏(WCRL公認ジャッジ)
三井 惇 (WCRL 公認ジャッジ)

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ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンストライアルの参加費のほかに、woofの施設利用料金と弁当代が別途かかります。(ドッグラン内に個人的に飲食物を持ち込むことはできませんので、ご参加の方はお弁当をご注文下さい)
参加人数が最低人数を超えた場合はwoofの施設利用料金が団体割引の対象となる場合もあります。
※woof
にご宿泊の場合はご自身でご予約ください。
--------------------------------

🍀
お申し込み方法
下記の内容をそれぞれご入力のうえ、メールでお申し込みください。

【件名】WBWイベント申し込み

お申込み開始:202378日(土)20:00
お申込み締切:2023819日(土)
※2023年7月31日現在
 ワークショップおよびリハーサルショウは定員に達しましたので締切ました。
ラリーオビディエンストライアルはお申込み受付中です。 


リハーサルショウ(キャンセル待ちのみ受付中)
1.
エントリーのご希望
6分タイプ(FSHTM/その他)
10分タイプ(FSHTM/その他)
FS
あるいはHTMのカテゴリー分けをされている場合はFCI規定に沿ってコメントさせていただきます。
2.
ハンドラーのお名前(フリガナ)
3.
パートナーのお名前(フリガナ) 犬種 性別 年齢(開催時)
4.
メールアドレス(PCからのメールが受信できるアドレス) 
5.
曲名(フリガナ)および 曲の長さ (決まっている場合)
6.
お弁当の数
7.woof
ご同伴者様の数・・・大人名 子供名 犬
8.woof
ご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬
9.
参加者のご住所とご連絡先

◆WCRL規定ラリーオビディエンストライアル
WCRLあるいはUSDAA登録:
済んでいる(犬の登録番号:      )
済んでいない:同時登録を希望する(6,000円) / 自分でする
2.
ハンドラー名(漢字/アルファベット):
3.
パートナーの名前(アルファベット)
4.
犬種および性別:
5.
犬の生年月日:
6.
犬の体高(肩の位置で):
7.
参加クラス:
LEVEL1A
LEVEL1BLEVEL2ALEVEL2BLEVEL3ALEVEL3B、ベテランA、ベテランB
参加クラスについては詳細をご確認の上、対象クラスのみ残してください。
8.
参加者のご住所ご連絡先:
9.
課目修正申請がある場合は以下にお書きください。
例:ハードルの高さを〇〇センチにしてほしい。
10.
お弁当の数
11.woof
ご同伴者様の数・・・大人名 子供名 犬
12.woof
ご宿泊の方の数(ご本人も含めます)・・・大人名 子供名 犬

<リハーサルショウのルール>
・リンクに入りましたら音響チェックをお願いします。
・小道具の設置・撤去は持ち時間に含まれます(場合によって残り時間をご案内します)
・音楽のスタートは、手をあげて合図してください。
・パートナーは首輪(1つ)以外は禁止(皮膚トラブルや寒さ対策等の目的での衣類着用は可、受付時にお伝えください)
・リンク内での排泄を防止するため、出来る限り演技前に排泄を済ませるようにお願いします。万が一排泄してしまった場合は速やかに清掃いたしますが、清掃時間は持ち時間に含まれる場合があります。
・リハーサルショウの見学は自由ですので、ご同伴者もインドアドッグランに入場可能です。ただし、お弁当や団体割引のためにはお名前等のお申し出が必要です。

<イベント中禁止事項>
・チョークチェーン、スパイクチェーンの使用
・ドッグダンス演技中パートナーに振付以外で触ること。(演技以外で褒めたりするのは構いません)
・パートナーの動きを強制したり、パートナーを罵倒するなどの行為。

<一般注意事項>
ドッグダンスの曲は編集の上当日CDでご持参ください。必ず複数の音源で再生できるかどうかの確認をお願いします。
ヒート中の犬・または終了して2週間以内の犬はwoofの規定上ご参加ができません。
お申込み受付後にヒートや体調不良で該当犬が参加出来ない場合、犬を替えての参加は可能です。
お申込みメール受信後はキャンセルフィが発生しますが、ご都合が悪くなった場合はお早めにご連絡下さい。
キャンセル時のwoofの施設利用料金はかかりませんが、宿泊に関しましてはwoofの規定でキャンセルフィがかかる場合がありますのでご確認ください。
荒天等で開催が不可能となった場合は必要経費を除いて一部返金できる場合があります。
演技中の写真および動画の撮影は演技者の許可を得てから行ってください。
イベント中の写真はブログやSNSなどに掲載させて頂く場合があることをご了承ください。
他の参加者の演技中に過度の吠えなどがある場合はご退場頂く場合があります。
会場内での犬の待機はクレート内でお願いします。
会場内での、犬同士、参加者同士のトラブルは、当事者で話し合いのうえ、双方の責任のもと解決してください。主催者は責任を負いません。
当日の欠席連絡はmitsuiアットマークwanbywan.comまでお願いします。
ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンスは参加者が催行最低人数に達しない場合は、開催を中止する場合があります。その場合は事前にお知らせします。

ワークショップ、リハーサルショウおよびラリーオビディエンスのお申し込み先:
info
アットマークwanbywan.com(アットマークを@に変えてください)

皆様のご参加心よりお待ちしております。

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2023年6月 4日 (日)

ドッグダンスファンマッチに参加してきました。

今日はWSS(ワンダフルステップスタジオ)さん主催の、ドッグダンスファンマッチに参加してきました。

アシスタントと見習い、共に先月から作り始めたルーティン(演目)で、まだまだ踊りこんでいないので、出来る部分を福岡からコメンテイターとして来てくださっている島田先生(アンディシマダドッグスクール代表)に観ていただくことにしました。

見習いはノービスクラス、アシスタントは今回はインターメディエイトを目標に作って行こうと思っているので、第三者の客観的なアドバイスはとても貴重です。

衣装や小道具も含め、全体的なアドバイスを頂くことが出来ました。
また、ルーティンだけでなく、犬の状態なども含めていろいろお話していただき、とても有意義な時間でした。

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他の参加者のアドバイスもとても良い勉強になりました。

来月開催予定のJKC第一回ドッグダンス競技会に向けて、課題が少し見えてきたようです。

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2023年6月 3日 (土)

ハウストレーニングを成功させるには。

犬はとても正直で賢い動物です。
特に若い犬たちに忖度は無いので、自分にとってメリットになることを優先していきます。

昨日も書きましたが、自由を奪われることは犬にとってデメリットでしかありません。
それでも、好き勝手にいなくなったりしないことや、状況によってはハウスで静かに休むことなどを学習してもらうためには、根気よく犬にとってメリットがあることを伝えていかなくてはいけません。

ハウスの中はいい場所だよ。と実感してもらうためには様々な工夫が必要です。
自分から入りたい場所として認識してもらうことが重要ですね。

最初は美味しいものを入れてみたり、中でご飯をたべてもらったり、楽しいおもちゃと一緒にはいってもらったりと、入ることもまんざら悪くはないと犬たちに思ってもらえれば、毎回取引のための物品を用意していなくても、入ってくれるようになります。

悪いことをしたから「罰」として閉じ込めたりすることなく、自分から進んで入って寝てくれるようになれるといいですね。

ちなみに我が家の犬たちは、食事はハウスで取っていますし、眠くなると自分からハウスに入ります。
しかし、出先では、アシスタントだけが外に出ているとまだまだ大騒ぎする見習いです。
「大人になれば静かになる」と放置しておいても、恐らくなおることはないでしょう。

やって欲しい行動が出やすいように、日々の努力は欠かせませんね。

さて、見習いは現在オスワリの再調整中。

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たかがオスワリ、されどオスワリ。
体がある程度成長したら、きちっと座ることも教えていかなければいけませんね。

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2023年6月 2日 (金)

ドッグトレーニング:犬の気持ちになってみる

「あなたの犬は呼んだらすぐ来てくれますか?」

ドッグトレーニングの経験があったり、競技に出たことがある人にとっては、当然YESと回答される質問ですが、先日も書いたように、そもそも呼び戻す必要性を感じていない人にとっては、来てくれても来てくれなくても、日常生活上困らない方も多いようです。

では、戻ってこない犬をドッグランで放したらどうなるのでしょうか。

犬が遊びに飽きて疲れて戻ってきたところを捕まえれば家に帰れますが、まったく戻ってこようとしない愛犬を放ってしまったら、ハンドラーが戻って欲しいタイミングで帰ってくるかどうかはギャンブルとしか言いようがありません。

そうなると、ハンドラーは犬が戻ってきたらすぐにリードを着けて捕獲しようとするので、犬はますます逃げようとするでしょう。

自由を奪われるのは誰だって嫌なものです。
自由に走り回っている方が絶対楽しいに違いない。

ハンドラーの元に帰ってくることにメリットを感じない犬は、恐らく飽きるまで戻ってくることはないのではないでしょうか。

家の中と違い、外には楽しいことや興味をそそるようなものが沢山あります。
そっちに行くべきか戻るべきかの選択の中で、犬が迷うのはある意味当然のことです。

それでも、ハンドラー(飼い主)を選んで戻ってくるのは、すでに信頼関係が出来ているか、戻った方がメリットがあるに違いないと知っているか、あるいは戻ることが習慣になっているかのどれかでしょう。

最初は、犬が戻りたいと思う気持ちにしてあげることがハンドラーの仕事と言えます。
そのためには、戻った時に嫌なことが起こらないと伝えることが不可欠です。

しかし、人はついつい、戻ってきた犬をすぐに捕まえようとしてしまいます。

そんなことを学習している犬は、とりあえず戻ってはきても、ハンドラーから距離を取ったところからハンドラーの様子を観察し、捕まりそうになると、踵を返して走り去っていきます。

そうならないように、小さいころから、ハンドラーと一緒にいることの楽しさをしっかり教えてあげることが一番ですね。

さて、今日は若い犬たちのプライベートレッスンがありました。

ちょっと自由になると、ついついハンドラーそっちのけで好奇心のままに動きたくなるお年頃。
少しずつ、ハンドラーとの関わり方も教えていきます。

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まずは、犬にとって楽しいことを共有することから始めましょう。

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2023年6月 1日 (木)

ドッグトレーニング:ポジションかムーヴか。

一見わかりづらいタイトルですが、ひとつの行動を犬に伝えるとき、ポジションとしてキューを出すか、ムーヴとしてキューを出すかの選択です。

例を挙げると、パートナー(犬)と向かい合わせでハンドラーが前進をしようとすると、犬は当然後退することになります。
そこでハンドラーはつい「バック」と言ってしまいますが、犬によっては「バック」と言われたら、次のキューが出るまでバックし続けると理解しているため、ハンドラーの歩調に合わせることなく後退してしまいます。

では、ハンドラーと歩調を合わせて動いてもらうためには何と言ったらいいのでしょう。

この場合、例えば「バック」と言われても、犬が落ち着いて一歩一歩後退するタイプであれば、ハンドラーと歩調を合わせることも可能ですが、自分のペースでササっと後退する犬の場合、ハンドラーとの位置関係が崩れてしまいます。

そもそも、ドッグダンスなどでよく使われる遠隔作業には犬の単独バックがあるので、犬たちは「バック(後退)」のキューを聴けば、どの位置にいても、その場から後退するものと理解しています。

そこで、ムーヴとしての「バック」のキューを使うよりも、ハンドラーとの向かい合わせの位置関係を意味するキュー(「フロント」)を使った方が犬には伝わりやすくなります。

犬の立場になって、どのキューがわかりやすいか考えてみると伝えやすくなるでしょう。

さて、今日はラリーオビディエンスの定期レッスンがありました。

それぞれの課題について強化練習を行った後、コース練習を行いました。

今回は見習いも参加しました。
前回の競技会で、ディストラクションに負けて集中力をどこかに忘れてきてしまったので、果たして人の話はちゃんと聴こえるようになったのか検証してみることに。

多少フラフラはしていましたが、とりあえず声は耳に届いていました。

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焦らずゆっくり育てていきましょう。

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