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2023年5月 1日 (月)

ポジションの重要性

訓練競技やオビディエンス競技において左脚側はとても重要です。
ハンドラーと一定の距離を保ちながら、前進、後退、サイドステップなども行います。
この場合、犬がポジションを理解していなければ、作業は遂行できません。
そのために、ポジションはしっかり伝えておく必要があります。

ドッグダンスも同様で、かつまたポジションが増えるために、各ポジションをわかりやすく伝えておかなければいけません。
つまり、ポジションの意識を高める練習です。

アシスタントは現在ドッグダンスもやっているので、ヒールポジションは左側だけでなく、右側や前横、足の間(センター)、入れ子などが必要となります。

ポジションをきちんと伝えるために、プラットフォームなどのツールを使います。
ポジションをが理解できると、犬は戻ってくるべきところがわかるので、素早く移動できるようになります。

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上の画像は、アシスタントに左側の入れ子のポジションを教えています。

先日、見習いにバックアラウンドを教えましたが、前半はトリーツを使いながら、体の動きに馴らす練習をおこないましたが、後半は左側のヒールポジションのキューを出しただけで、自分から後退しながらポジションに戻ってくることができました。
つまり、後半の動きは、多くの練習を重ねなくても、自発的にポジションに戻ってこられたので、一周まわれたということです。

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※半周回ったところで、左脚側を意味する「ヒール」というキューを言うことで、見習いは、ハンドシグナルを見せなくても、自分で下がりながらヒールポジションに戻ってくることが出来ました。


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オビディエンスにおける後退歩行やサイドステップも、ヒールポジションが理解できていれば、ヒールポジションのキューを伝えることで、犬はポジションを維持し続けようと一緒に動いてくれるので、学習は速くなります。

当然ドッグダンスにおいても、様々なトリックとトリックを繋げるときにはヒールポジションが重要になるので、ポジションの意識づけ練習は不可欠です。

それぞれのポジションは、リードでコントロールすることなく、犬が自らその場所に入れるように誘導してあげることで、ストレスも軽減できます。

ヒールワークトゥミュージック(HTM)のカテゴリーをやらない人でも、ヒールポジションはちゃんと教えておいてあげると、次にどこに向かって動けばいいのかわからないといった犬の混乱も少なくなりますね。

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