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2023年4月 1日 (土)

肉体的かつ精神的に十分な活動は犬に落ち着きを与える。

「疲れた犬はいい犬。」これはイギリスのことわざ「A tired dog is a good dog」からきている言葉で、よく遊びよく学んで疲れた犬は、自分から休息をとるので、家の中でエネルギーを溜めすぎて悪戯をしたり、暴れたりすることが無いということです。

子犬は思ってもみない行動をとったり、家の中の物をいろいろ破壊するので、ついついケージやサークルなどに入れておいた方が安全と考えられますが、人間がきちんと管理出来ているのであれば、家の中でも十分遊ばせてあげることが重要です。

たまにスイッチが入って、勝手に家じゅう走り回る行動をとる子犬もいますが、普通は飼主の後ろを付いて歩いたり、おもちゃをガジガジ一人遊びをするくらいなので、ケージの外にいるときは、積極的に犬と関わって遊んであげないと、自分で楽しいゲーム(洗濯かごから靴下を持って来たり、ダイニングテーブルの脚を噛んだり)を作ってしまい、結局またケージに入れられてしまうようになります。

犬は動体視力がいいので、何かを追いかけるというのも刺激的ですし、良い運動にもなります。
押しつけにならないよう、子犬を刺激しながら遊びに誘うのがおすすめです。

「ケージに入れっぱなしにするのがかわいそうだから」という理由ではなく、人と一緒に遊ぶために出してあげましょう。

トイレのタイミングでトイレに誘導したり、お昼寝のタイミングでハウスにいざなったりしながら、メリハリのある生活習慣をつけてあげることが大事ですね。

お散歩に出られるようになると、当然外の刺激で脳も活性化しますし、いろいろなところに出向いたり、ロングリードで走らせたりすれば、お腹も空いて、ごはんもしっかり食べられるようになるので、休息時間は落ち着いていられるようになります。

犬のサイズとは関係なく、犬は生き物であることを忘れないで、肉体的にも精神的にも満たしてあげられれば、家の中でのトラブルも減ってくるでしょう。

くれぐれも、「この犬種はお散歩はいらないですよ。」という言葉に騙されないようにしましょう。

さて、今日は若いB君のプライベートレッスンがありました。
体も大きく、悪戯好きなB君は、目が離せない時はどうしてもケージ暮らしになってしまいますが、パワーが余って、いつも誰かにかまって欲しいとケージの中から訴えていました。

しかし、散歩とお勉強をしっかりやって頂くようになったら、ケージの中でも大分落ち着ける時間が増えて来たそうです。

悪戯をするからケージから出さない。
ケージから出られないからエネルギーが消費できない。
エネルギーが溜まると、人に対して激しく構って欲しいと要求するようになったり、悪戯が増える。

というような悪循環に陥らないように、B君の運動量を増やしたり、頭をつかってもらったりすることで、いいサイクルができるようになるといいですね。

お散歩中、引っ張らせて疲れさせようと考えると、引っ張りをどんどん強化してしまうので、別の方法でエネルギーを発散させていただくようにお願いしました。

202304011

大型犬は力が強いので、力で制御しようとすると無理があります。
上手に伝えていかれるといいですね。
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