ドッグトレーニング:一貫性は犬のため
パピーレッスンに限らず、さまざまなドッグスポーツでスキルアップするために犬に多くの行動を教えていきますが、その際「これぐらいでいいか。」という適当さは、ある意味犬の混乱を招いていしまい、犬にとってはわかりづらく、優しくないという状況になります。
一番わかりやすいのは、家で食事をしているとき、愛犬が欲しがるからかわいそうと、何か食べ物を与えてしまったとします。
犬は飼主がダイニングテーブルに座ると、美味しいものをくれると学習します。
こういう楽しいことはたった一回でも学習してしまうのが犬です。
翌日ダイニングテーブルに座った時も、くれるに違いないと欲しそうにしていたら、食材が犬の健康い悪いものだからともらえなかったとします。
犬は、昨日もらえたのだからと、前足を飼い主の膝にかけてみたり、二足で立ち上がって直接食べようとしたり、果ては吠えて要求したりと、どんどんエスカレートしていくでしょう。
それを叱ると言うのはフェアではありませんね。
最初の一口が命取りということです。
同様に、脚側(ヒールポジション)を教えている時、ちょっとぐらい前に出ても気にせず褒めてしまえば、犬はズレていてもかまわないと学習していきます。
それから脚側行進に移行する際、犬はちょっと前に出ても大丈夫と思って、ハンドラーにかぶり気味に歩いていたら、「違う」と言われてしまった。
最初は「このあたり」程度でいいと言われたのに、なぜ?
いずれにしても、犬は飼主の意図と関係なく日々学習しているので、思わぬ行動が強化されていることもあります。
「こんなはずじゃなかった」とならないように、細かいかも知れませんが、許容範囲をあまり広げ過ぎないことが肝心。
きちんと、時間をかけて、丁寧に教えていきましょう。
さて、見習いに「おじぎ」を教え始めて二日目(2セッション目)、相変らず言葉のキューは理解していませんが、トリーツ誘導後の姿勢の維持が少しできるようになってきました。
次はハンドシグナルと言葉のキューで、「おじぎ」の姿勢が取れるように頑張っていきましょう。
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